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◆0歳0か月0日で殺される赤ん坊。「赤ちゃんポスト」も悲劇を救うための手段

2023年11月1日。岡山市で自宅で産んだばかりの新生児を殺害したとして38歳の女性が逮捕されている。彼女は独身で68歳の母親とふたり暮らしだったのだが、その母親がへその緒がついたまま死んでいる赤ん坊の遺体を見て仰天して、119に連絡させて事件が発覚した。 68歳の母親は娘の妊娠に気づいていなかった。同じ屋根の下に暮らして毎日自分の娘を見ているのに、妊娠に気づかないということがあるのだろうかといぶ […]

◆未完成のレディーボーイとレディーボーイの受付嬢を受け入れる社会がくるか?

タイのレディーボーイの美しさは際立っていて、レディーボーイたちのミスコンテストである「ミスティファニー」などは世界中で放映されるほど人気コンテンツであったりする。 このミスティファニーはタイ女性が中心になっているのだが、国籍を問わないコンテストは「ミスインターナショナル・クイーン」で、今年はオランダ出身のトランスジェンダーが優勝したりしている。 こういうのを見ても分かるとおり、タイは「異質な性」に […]

◆映画『To Leslie トゥ・レスリー』深刻なアルコール依存の女性を描いた物語

元々うまくいかない人生を送っていたテキサス州西部に住むシングルマザーの女性が、宝くじで19万ドル(約2800万円)を当てるのだが、6年後にはそれを完全に使い果たしてモーテルの代金すらも払えなくなって叩き出される。 しかたなく彼女は縁を切られていた二十歳の息子のアパートに転がり込むのだが、そこでも「酒だけは飲むな」と言われているのに、連日のように隠れて酒を飲み、さらにカネがなくなったので息子のカネや […]

◆「逃げたいけれど逃げたら生活が破綻する」と追い込まれる人が助かる唯一の道

「私、本当はこのビジネスをしたくないし、田舎に帰りたいけど、子供を育てるにはお金がいるのでやめられない」 「セックスワークは好きじゃない。でも、私は借金があるのでやめられない。やめたら死ぬしかない」 東南アジアのあちこちの歓楽街で、知り合った女性の多くがそのように言って、落ち込んだり、泣いたり、ふさぎ込んだりする姿を今でも思い出す。 そういう話を聞いたとき、私はいつも「そうだな……。子供を育てるた […]

◆歌舞伎町でホストを切りつけた女とゴジラビルから飛び降り自殺した男の世界

新宿・歌舞伎町で立て続けに事件が起きている。ひとつはホスト絡みで女性がホストを切りつけた事件。もうひとつは若い男性の飛び降り自殺である。興味深いことにどちらも通行人にすべて記録されてしまっていることである。飛び降りに関してはライブカメラにも映っていた。 女性がカッターナイフでホストを切りつけた事件は、すでにあちこちで報道されているのだが、「クソガキよ! なめてんなよ、こら!」「お前、人生なめんなよ […]

◆鋼のメンタルを持っていない人でも、無理やりメンタルを強くする方法がある?

誰かに騙された。裏切られた。金を奪われた。面と向かって嫌いだと言われた……。こうした出来事は、ありふれた出来事であったとしても、本人にとっては激しいショックを覚える人生経験でもある。 ある人は知り合った女性と3年ほど付き合ったが、彼女は急に邪険な態度を取るようになり、「あなたのことは最初から好きじゃなかった」みたいなことを言うようになったと私に話したことがある。 心をえぐるような刺々しい言葉も投げ […]

◆顔面を包丁で突き刺されてしまったブラジル女性を日本人女性が知るべき理由

閲覧注意沖縄で自営業をやっていた30代の男が、自分の妻の首を絞めて顔面を殴るようなDV(家庭内暴力)を加えて逮捕されている。京都市では市役所に勤務する男が妻に暴力を振るって突き飛ばし、肋骨を折るような重傷を与えて逮捕された。 新潟県糸魚川市の40代の男が妻に暴行して逮捕されている。福島県会津若松市でも、28歳の男が妻の顔面を平手で叩くなどの暴行を加えて妻を怪我させて逮捕されている。 静岡県でも公務 […]

◆毒親の影響は考えている以上に大きい。悪影響から脱するために何をすべきか?

『病み、闇。ゾンビになる若者、ジョーカーになる若者』を書く中で、何人もの若者と話をしたのだが、そこで私がずっと引っかかったのは彼らが言う「毒親」という言葉だった。 「うちの親は毒親だった」「親ガチャに失敗して毒親だった」 彼らの少なからずが、そのように吐き捨てた。毒親というのは、子供を罵倒したり、DV(家庭内暴力)を振るったり、子供が何をしようがまったく無視(ネグレクト)したり、逆に子供の一挙一動 […]

◆「エナジー・バンパイア」が群れになって襲いかかってくるのが風俗の仕事?

死ぬほどストレスを抱えながら風俗の仕事で働いている女性はかなり多い。無理解な男、犯罪気質な男、暴力的な男、変質的な男、不潔な男……と、ありとあらゆる危険な男が姿を現すのがこの世界なのだ。 いくつかのSNSを見ても、そこはまるで呪詛のように客としてやってきた男たちの悪口が書き綴られている。そうやって吐き出さないと女性たちは精神的に持たないのだ。しかし、それでもストレスが溜まり続け、ある臨界点を超えた […]

◆アメリカのどん底。そこで起きていることは日本でも起こり得ることを忘れるな

アメリカが世界最大の覇権国家であるのは誰もが知っている。しかし、そこに住む国民の全員が映画のセレブたちのように派手に暮らしているわけではない。 2023年になってからアメリカはホームレスの数が前年比で11%も増えているのだが、フードスタンプに頼る人たちは4000万人以上、さらにラテン系や黒人たちの貧困層も拡大しており、成功者や勝ち組と言われる層はほんの少ししかいない。 フードスタンプとは、アメリカ […]

◆ハマスの無差別テロに激怒したイスラエルと徹底的に破壊されていくパレスチナ

閲覧注意イスラエルのガザ攻撃が激化し続けている。すでに死者は6000人を超えている。イスラエル側はハマス拠点を重点的に空爆していると報告しているのだが、その拠点は市街地にあるので、状況はほぼ無差別攻撃に近い形となっている。 今回の戦争は、ハマスが仕掛けてきたものである。この攻撃を受けて、全世界はパレスチナを批判し、「ハマスの攻撃は無差別テロであり許しがたい」と述べ、イスラエルとの連携を強調した。 […]

◆理解されない苦しさを抱えている人は、放置したり耐え忍ぶ以外の方法がある

世の中には遺伝的に性的に普通から外れてしまった人たちがいる。LGBT(レズ・ゲイ・バイ・トランス)などは、まさにそうだ。 「普通と違うのは個性」と開き直る人は多いし、社会もそうした個性を許容する方向にあるのだが、そうは言っても「違う」というのは往々にして無理解と直面するので「理解されない苦しさ」を抱えることになる。 LGBTの人々の自殺率が普通の人たちの自殺率よりも高いことは、NPOの調査でも分か […]

◆「性的虐待やレイプされた女性は、なぜセックスワーカーになるのか?」の答え

統計があるわけでもないし、こうした調査が行われた形跡もないのだが、欧米では性的虐待やレイプされた女性がセックスワーカーになるケースは経験則としてかなり多いことが知られている。 ポルノ女優、ヌードモデルも、インタビューでの告白などを読むと、決まって性的虐待の過去があることが記されている。 父親に性的虐待された、兄弟に性的虐待された、ボーイフレンドに性的虐待された、近所の知り合いに性的虐待された……と […]

◆サディスティックな犯罪者も逮捕されるまでは問題を起こしながら表社会にいる

閲覧注意アメリカでは行方不明者が年間50万人を超えており、2022年は54万6568人であったとFBI当局は発表している。これでも少なくなったほうで、10年ほど前は70万人とか80万人超えていた。しかも、行方不明者の40万人近くは未成年の子供である。 子供がひとりで消えるはずがない。誰かが誘拐したのだ。夫婦の離婚に起因する行方不明事件などもあるのだが、そうでない事件のほうが多い。誰が何のために誘拐 […]

◆国外永住者の増加。日本を見捨てるのは難しいがそれでも見捨てる人が増えている

2022年頃から円安が定着していき、日本円の価値の低下がひしひしと感じるようになってきた。これによって、ドルを握りしめた多くの外国人が日本に「来襲」してきているのだが、もうひとつ考えなければならない動きがある。 それは、日本人も「高い賃金」を求めて海外に出ていく流れである。 オーストラリアなどで働きに出る日本人も大勢いるし、アメリカに行ってしまう日本人も増えた。とくにIT技術系などのホワイトワーカ […]

◆ドラッグとアルコールで自滅。元ポルノスター「キティ・ベラ」の転落人生

アメリカのポルノ女優は、ドラッグとアルコールで身を持ち崩している女性が多いのはよく知られている事実だ。「キティ・ベラ」として活躍していたキャサリン・コラベラもまた、例によってそのひとりであった。 人気女優となってポルノ界で長く活躍して、SNSではしばしば高級車や高級バッグなどを見せびらかせてセレブ生活を誇示していた。しかし、彼女は若い頃からドラッグやアルコールに染まっており、完全に依存状態と化して […]

◆自分の精神を破壊してしまうほどの「嫌な記憶」も努力して消すことができる?

セックス産業で生きる女性たちの話を聞いていると、かならず気づくことがある。それは、どの女性も凄まじく強烈な過去のトラウマを引きずっていて、それが忘れられなくて苦しんでいることだ。 ある女性は自分にDVをふるっていた親を忘れられずに自傷していたし、ある女性はボーイフレンドにひどい言葉で罵倒されたことが忘れられずに整形に走っていた。大勢にレイプされたことが激しいPTSDになっている女性もいる。 アンダ […]

◆風俗や売春の現場では、誰の子供かわからない子供を妊娠する可能性は常にある

先日、千葉の栄町で働く現役のソープ嬢と話していると、彼女の知り合いのソープ嬢が「客の子を妊娠して大騒ぎしてる」と言った。 「客の子」と言っても、どの客の子なのかはわからない。予想外の妊娠で、相手もわからないのだから、もう堕ろすしかない。しかし、ソープで働いているにもかかわらず、買い物依存症でまったくカネがない。 「それで、病院行かないといけないし、しばらく働けないし、あれこれ借金もあるから、私にも […]

◆これから日本のアンダーグラウンドで主流になっていくのが「ギャング」である

「多文化共生」みたいな美辞麗句を言っていたら、文化も宗教も伝統も考え方も生活習慣も何もかも違う民族同士が対立し、衝突し、殺し合いになるのは「誰でもわかっている結末」である。 しかし、世界中で「多文化共生」みたいな美辞麗句が謳われて移民を大歓迎した結果、どうなったのかというと、社会がぐちゃぐちゃになって治安が悪化してしまうことになった。 他にもある。「稼ぐが勝ち、稼げない奴はクズ」みたいなことを言っ […]

◆ロサンゼルス23歳のセックスワーカーに顔面タトゥーが入った衝撃の理由とは

アメリカの西海岸にある大都市のひとつロサンゼルスでは映画産業・テレビ産業の中心地となっているのだが、ここには多くのセックスワーカーがいることで知られている。その事情についてはブラックアジアでも以前に触れた。(シェリー・ラベン。元ポルノ女優が憂慮するポルノの暴走) この街は物価も高く、ビバリーヒルズを中心とした超富裕層の世界ばかりが喧伝されている。しかし、その陰で貧困層も大量にいる街であり、失業者、 […]

◆自殺念慮。下手なことをしていると「アレ」で自殺したい気分に誘導される?

一般人はほとんど使わないし知らない言葉に「自殺念慮《じさつねんりょ》」がある。「自殺を想像する」ことや、「自殺について真剣に考える」こと、あるいは「自殺を計画する」ような感情をまとめた精神医学専門の言葉である。 この言葉を知っている一般人は、精神科でそのような言葉を知った当事者なのかもしれない。自殺というよりも、「死」そのものについて真剣に考え、想像し、計画するのを「希死念慮《きしねんりょ》」と言 […]

◆確実に会えないことが確定した段階で、甘い思い出は甘酸っぱい思い出になる

真夜中にひとりで寝ていると、いつも私は若い頃に知り合った女性たちのことを思い出したり、忘れてしまった彼女たちの顔を思い出そうとしたり、何気ない会話なんかを思い出そうとしたりしている。 最近はひとつ収穫があった。タイの首都バンコクにある歓楽街パッポンに近いホテルで一緒に過ごした女性のことを思い出したのだ。何十年も忘れていた女性だ。一度、思い出してしまうと、今度は「なんでこんな特徴的な女性を忘れていた […]

◆爆発的に増える梅毒。しかし対策は取られないので日本は性病汚染地区と化す

2023年は、梅毒の感染者数が「統計を取り始めてから、もっとも速いペースで1万人を超えた」と国立感染症研究所が報道している。2023年の3日までに梅毒の感染者は1万0110人で、昨年と比べて1.24倍であった。 梅毒の感染者はさらに増えていくのは100%避けられない。今年がこのペースで感染者が増えるのであれば、3年連続で過去最多となる。さらに言えば、来年も再来年も梅毒の感染者は増え続ける一方となる […]

◆持続化給付金2000万円詐取してタイに高飛びし、警察車両で逃走した日本人の逮捕

タイ・パタヤで35歳の日本人が逮捕されている。この男はタイの首都バンコクで収容先の入管施設から警察車両を奪って逃走するという前代未聞の事件を起こしていた。 逮捕時にふてぶてしく笑っている映像が報道されていて「大きな事件で逮捕されているのに、何をニヤニヤ笑っているのか」とSNSでちょっとした話題になった。 この男の名前は八木佑樹(やぎ・ゆうき)と言う。この男は日本で新型コロナウイルス対策の持続化給付 […]

◆坂口杏里も睡眠薬のオーバードーズ。睡眠薬の依存によって精神不安定になる?

書籍『野良犬の女たち ジャパン・ディープナイト』で、「倒れる寸前の女性がやってくるとは」という内容を書いたことがある。最近、場末のデリヘルに所属していたあの女性のことを、再び思い返す機会があった。 理由は2つある。 1つは、先日、歌舞伎町を歩いていたときに、彼女とよく似た女性が虚ろな目をして歌舞伎町を歩いていたからだ。その彼女が「あのとき」の彼女だったのかどうかは分からない。 しかし、雰囲気がよく […]

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