本日より、新著『亡国トラップ─多文化共生─』を発売します。すでにペーパーバック(書籍)、電子書籍ともに発売中です。 『亡国トラップ ─多文化共生─ 隠れ移民政策が引き起こす地獄の未来』 日本政府・経団連・官僚たちは今、隠れ移民政策を粛々と進め、「多文化共生」を日本人に押しつけている。「多文化を認め合って仲良く共に生きよう。多文化共生しよう」と提案されて「嫌だ」と言う人はいない。しかし、美しい花 […]
ブラックアジアのルーツと言えば、東南アジアの売春地帯です。この東南アジアの売春地帯を描いて、カルト的な人気を得てアンダーグラウンドで読み継がれてきたのが『ブラックアジア 売春地帯をさまよい歩いた日々』です。 書籍化されていた一部のブラックアジアのコンテンツですが、2018年に出版元が事業停止したことから電子書籍化の企画がスタートし、カンボジア編からフィリピン編まですべてを網羅し、さらに本編に収録で […]
かつて、東京・町田には異国の女たちが集う特殊な売春地帯がありました。「ちょんの間」と呼ばれるスタイルで行われていた置屋売春なのですが、この売春地帯は2000年代の前半まで存在しておりました。 ここに異国の女性が大勢いたのですが、この小さな売春地帯を描いたのが、ブラックアジア的小説『グッドナイト・アイリーン』です。 本日、この小説に『町田・青線地帯』という短編をひとつ付け足して、同時にペーパーバック […]
『絶対貧困の光景』は、書き下ろしの内容が多かった。物乞いで生きる女性たち、あるいはソナガチのアビーとの出来事はこの書籍だけで書いた内容である。ここでも売春の世界を扱っていることは扱っているのだが、それだけでなく、物乞いの女性たちや、スラムの村の子供たちの話なども書いている。だから、何とかこの書籍を復刻させたいとずっと思っていた。
我が友、市来豊《いちき・ゆたか》氏は、昔のカンボジアを知る「カンボジア友だち」である。1990年代のカンボジアに強烈に憧憬を持っている人間なんてそうそういない。市来氏はそんな稀少な人間のひとりだ。 私は1990年代の後半からカンボジアに入ったのだが、市来氏は前半から中盤にかけてカンボジアにいた。この頃、彼は私生活でいろいろゴタゴタがあって悩み多く、気がつけばフリーのカメラマンとしてカンボジアに入っ […]
本日は、『ブラックアジア外伝2 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化しております。『売春地帯をさまよい歩いた日々』は、これでほぼすべてコンテンツ化が終わり、これにてシリーズが完結したと考えて頂いて構いません。たくさんの書籍化に付き合って頂き感謝致します。
本日は、『ブラックアジア外伝1 売春地帯をさまよい歩いた日々』電子書籍化しております。『売春地帯をさまよい歩いた日々』は、タイ編〜カンボジア編〜インドネシア編〜インド・バングラデシュ編〜フィリピン編と刊行してきましたが、諸般の事情でこれに漏れたコンテンツを「ブラックアジア外伝」としてまとめました。
本日は『ブラックアジア:フィリピン編 売春地帯をさまよい歩いた日々』を電子書籍しております。インド圏の売春地帯から再び東南アジアの売春地帯に戻り、私が目指したのは今までまったく関わりのなかったフィリピンでした。多くの男たちを売春地帯に引きずり込んだコンテンツの数々です。どうぞ、お読み下さい。
本日は『ブラックアジア:インド・バングラデシュ編 売春地帯をさまよい歩いた日々』を電子書籍しております。インド編は一部が『絶対貧困の光景 夢見ることを許されない女たち』に掲載されておりますが、インド編の全体は、この『インド・バングラデシュ編』で読むことができます。(鈴木傾城)
本日は『ブラックアジア・インドネシア編』を電子書籍しております。これはラピュタ出版から出ていた『ブラックアジア 堕ちた女が棲む孤島』に未掲載だった5編を加えて電子書籍化したものです。ご関心のある方はどうぞお読み下さい。(鈴木傾城) 『ブラックアジア・インドネシ編』を電子書籍化 本日は『ブラックアジア・インドネシア編』を電子書籍しております。これはラピュタ出版から出ていた『ブラックアジア 堕ちた女が […]
本日は『タイ編』の方を電子書籍しております。これによってラピュタ出版から出ていた『ブラックアジア第一部タイ・カンボジア編』に含まれていた内容は、すべて電子書籍として復刻したことになります。ご関心のある方はどうぞお読み下さい。(鈴木傾城)
2021年5月28日、『ブラックアジア・カンボジア編 売春地帯をさまよい歩いた日々』をアマゾン・Kindle にて電子書籍化しました。これは、ラピュータ出版の『ブラックアジア 売春地帯をさまよい歩いた日々 タイ・カンボジア編』のうち、カンボジアのコンテンツを抽出したものです。ご関心のある方、アマゾンにて購読して頂ければ幸いです。(鈴木傾城)
出版社『ラピュータ』が力尽きて、鈴木傾城の書籍4冊も不可抗力で手に入らなくなってしまうのだが(ブラックアジア:ブラックアジアの出版元である「ラピュータ」が力尽きてしまったこと)、これを受けて電子辞書による『復刻』を行っている。 先日は、『絶対貧困の光景: 夢見ることを許されない女たち』を復刻した。アビーの話や、物乞いをする女性たちの話は、ずっとずっと残しておきたい。(ブラックアジア:『絶対貧困の光 […]
タイ・バンコクのヤワラー地区には、今も夜になったら女たちが立つ。 かつては大陸から来た中国人女性が立っていたことがあるのだが、久しぶりに行くと彼女たちはひとりもいなくなっていた。 タイには諸外国から女性が売春ビジネスのために流れ込んでくる国であり、ロシアが経済的な危機にあった二〇〇〇年代の初頭は多くのロシア女性がやって来ていた。ソイ3のホテル『マイクズ・プレイス』にはそうした女性たちが監禁されてい […]
タイの首都バンコク「アラブ人街」から、人の波に揺られながらスクンビット通りを渡ってしばらく歩くと、ファランたちで混雑しているオープンバーがあって、NEP(ナナ・エンターテーメント・プラザ)がある。 ここはゴーゴーバーが集積した特別な一角だ。中に入ろうと思ったら、警察官が入口で関所みたいなものを作っていた。いつの間にこんなものができたのだろう。 私にしがみついてきたレディーボーイに「なぜ警察官《ポリ […]
二〇一九年。真夜中のスクンビット通りはストリート売春をするタイの女たちで溢れているのだが、アラブ人街から歩いてそうした女たちを見つめながらスカイトレインのナナ駅近くまでぶらぶらと歩く。 私の前にでっぷりと太ったアラブ人女性とその家族が歩いていて道をふさいでいるのだが、その歩みがゆっくりなので私もそれに合わせてゆっくりとまわりを見ながら歩いていた。 スクンビット通りは以前とそれほど変わりはない。 し […]
私は売春地帯や夜の女たちや風俗に生きる女たちしか興味がない。 そうした世界ばかりに沈没し、スラムを渡り歩き、貧困の世界ばかりをのぞき、アンダーグラウンドに横たわる暴力やドラッグやセックスを取り上げて生きている。 このサイト『ブラックアジア』はまさに、そんな私のライフワークとして存在するサイトである。 そんなわけで、いろんな人から「鈴木傾城はいったいどれだけ荒廃した子供時代を送ったのか?」と、よく質 […]
二十歳《はたち》の頃、私は売春地帯パッポンで同じ二十歳のタイ女性に出会い、恋した。彼女は身体を売って生きているバー・ガールだった。 普通の世界に生きて普通に暮らして、世間のことは何も知らなかった私にとって、世界中の男を相手にして生きている彼女はとても輝いているように見えたし、自分よりもずっと大人に感じて感銘を受けた。 彼女を前にして、強い尊敬の念を感じた。違う世界に生きている彼女がまぶしかった。好 […]
アンダーグラウンドで働くデリヘル嬢と会い続けて見えてくるのは、そのめくるめく多様性だ。電子書籍『暗部に生きる女たち。デリヘル嬢という真夜中のカレイドスコープ)』はこの多様な女性たちのことを取り上げている。 アマゾンのページはこちらです。『暗部に生きる女たち。デリヘル嬢という真夜中のカレイドスコープ)』 サブタイトルに「カレイドスコープ」とありますが、カレイドスコープとはもちろん「万華鏡」のことです […]
バンコクの売春地帯に沈没していたとき、あるゴーゴーバーで、カモシカのように脚の長い痩身《スキニー》な女性がいた。 名前は忘れてしまった。 それほど美人ではなかったが、彼女はとても人気があった。美しい女が他に山ほどいたのだが、それでも彼女の人気は大したものだったと思う。 あるとき、彼女がバーでファランの客と楽しく談笑している中で、後からやってきた別のファランが彼女の前に仁王立ちになり、突如として男は […]
ブラックアジアのルーツ! ブラックアジアのすべてはここから始まりました。東南アジアの闇をさまよっていた男たちを熱狂させた伝説のコンテンツ。『ブラックアジア 売春地帯をさまよい歩いた日々』の全編が、ペーパーバック(紙の書籍)と電子書籍で蘇りました。 東南アジアの売春地帯とはどんなところだったのか。貧困と社会の無理解の中で、女性たちはどのように生きていたのか。鈴木傾城が関わってきた女たちの出会いと別れ […]
1999年前後、プノンペン南部にある「ブディン」を初めて見たとき、「こんな廃墟のビルに人が住めるのか」と驚いたものだった。 ブディンは今でこそ廃墟のビルだけを指している。しかし1999年当時のブディンは、この廃墟ビルの前と後ろは広大なバラック小屋のスラムがびっしりと密集していて、そのすべてを指してブディンと言っていた。 ブディンはプノンペンでひどく治安が悪い場所だった。それは今も変わっていないのか […]
カンボジア・プノンペンの136ストリートには、今や数多くのガールズ・バーがひしめいており、それがプノンペンの歓楽街の中心となっている。 それぞれの店が女性を常時10人から20人ほど用意して中には24時間営業で女性をシフトさせながら営業している店もあって、それぞれに欧米人の客が入っている。 どこの店も店頭に数人の女性が客寄せしており、その声に釣られて店の中に入ると、大勢の女性が顔見せにやってくる。 […]
タイのパッポンやナナやソイ・カウボーイは派手な女たちで彩られている。その裏側でヤワラーやルンピニー公園の暗闇でひっそりと立つ女たちの存在もある。売春ビジネスの世界の表と裏だ。 プノンペンもまた、売春ビジネスに表側と裏側を作り出しているように見える。 現代のプノンペンの売春ビジネスはリバーサイドのガールズ・バーが制したのだというのは、プノンペンに来て一日目ですぐに分かった。 もはや売春する女性を、荒 […]
スリランカ・コロンボはコルカタやダッカから行くと、信じられないほど発展した大都会のように見えた。特にフォート地区などはそうだ。高層ビルが立ち並び、本当に都会という感じがする。 私は事前調査も何もしないで知らない国へ行くことが多いので、最初にフォート地区の高層ビル街を見たとき、間違えて別の国に行ってしまったのかと心配になったほどだった。 シンガポールで知り合ったスリランカ女性から聞かされていたスリラ […]
かつて、アメリカの基地があったフィリピン・パンパンガ州のアンヘレスには、アメリカ軍兵士の男たちが現地の女性に産ませて捨てた子供たちがたくさんいる。 このクラーク基地は、一九〇三年にはすでに基地として存在し、一九九一年にピナツボ火山が噴火するまでアメリカ軍のアジアでの最重要拠点として存在していた。 実際、一九六〇年代から一九七〇年代のベトナム戦争でも、このクラーク基地は重要な出撃地となっている。基地 […]