◆理解されない苦しさを抱えている人は、放置したり耐え忍ぶ以外の方法がある

◆理解されない苦しさを抱えている人は、放置したり耐え忍ぶ以外の方法がある

世の中には遺伝的に性的に普通から外れてしまった人たちがいる。LGBT(レズ・ゲイ・バイ・トランス)などは、まさにそうだ。

「普通と違うのは個性」と開き直る人は多いし、社会もそうした個性を許容する方向にあるのだが、そうは言っても「違う」というのは往々にして無理解と直面するので「理解されない苦しさ」を抱えることになる。

LGBTの人々の自殺率が普通の人たちの自殺率よりも高いことは、NPOの調査でも分かっており、東京新聞の2022年10月の記事では「3.8倍にもなる」と述べられていた。

10代のLGBTQ(Qはクィア)で自殺を考えた人は48%、自殺未遂は14%というので、この数字を見ると相当高いことになっている。他にもさまざまな団体が調査を行っており、やはりLGBTの希死念慮が高いことが判明している。

理解されないというのは、いじめの対象にもなる。また劣等感の対象にもなる。さらに他人から好奇の目で見られたり、変質的な目で見られたりする。そのために、カミングアウトできず、ひたすら隠し続けるLGBTも多い。

しかし、隠しても現れてくるのが「本当の自分」である。

それが無理解でいじめにつながっていく。教師や両親に相談しても、彼らすらも「性の異質さ」は理解できない。だから、「自分はおかしいので、このままでは社会に受け入れられない」という気持ちに追い込まれていくようだ。

社会に受け入れられていない、理解されないというのは、想像以上に苦しいことだ。だから自殺が選択肢になってしまうこともある。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ブラックアジア会員登録はこちら

CTA-IMAGE ブラックアジアでは有料会員を募集しています。表記事を読んで関心を持たれた方は、よりディープな世界へお越し下さい。膨大な過去記事、新着記事がすべて読めます。売春、暴力、殺人、狂気。決して表に出てこない社会の強烈なアンダーグラウンドがあります。

心理カテゴリの最新記事