CATEGORY 東南アジア

◆インドネシアの首都移転で、私が愛した褐色の娘たちは消えてしまうのだろうか?

インドネシアはジャカルタが首都なのだが、このジャカルタはもはや都市としては維持できないところにまで来ている。1050万人の人口を抱えたこの首都は、2050年までに4分の1が水没する。 地下水の汲み上げすぎで毎年沈下しており、ちょっとした雨量でも大浸水してしまうエリアが続出しているのである。さらに気候変動による影響で豪雨も凄まじいスケールとなっており、洪水も毎年のように起きている。 そこに恒常的な大 […]

◆空前のドル高。安い東南アジアで引退生活を送りたいファランたちが増えている

最近、ドル高円安であり、日本人にとっては国外に出るのは経済的には億劫な環境になってしまっているのだが、ドルで稼いでドルで暮らしているファラン(白人)たちにとってはまったく逆の環境だ。 ファランたちは期せずしてドルが「最強」になっていることを知って、嬉々として海外に旅行に出てきている。そのため、コロナ禍では瀕死の経営だった航空会社もあっと言う間に息を吹き返して株価も上昇してきた。 そして、面白い現象 […]

◆貧困増大と売春の荒廃。2023年にはフィリピン社会もまた悲惨になっていく理由

アメリカのドル高は全世界の貧困層を苦境に陥れている。フィリピンでも2022年10月の消費者物価指数(CPI)は7.7%に上昇し、ただでさえコロナ禍でダメージを受けていた貧困層がますます追い込まれて「このままでは死んでしまう!」と悲鳴を上げている。 フィリピンの法律では一日の最低保証賃金は400ペソ(約826円)である。「一時間」ではない。「一日」だ。しかし、この法律は「あってなきがごとし」であり、 […]

◆とにかく白く塗りたくれ!死者まで出るベトナム女性の美白願望のなれの果て

ベトナム人の「若い女性」は異様なまでに日焼け対策を行っていて、親の敵のように太陽の光を嫌う。どんなに暑かろうが、どんなに汗ばもうが、屋外ではとにかく長袖を着て、帽子をかぶって、それでも飽き足らずに顔まで布で隠したりする。サングラスの女性も多い。 一方で、中年の女性はまるでお構いなしで普通に歩いていたりするので、その落差が面白かったりするのだが、とにかく男性を惹きつけたい女性たちは、まずは第一に「美 […]

◆東南アジアの大国となったタイの真夜中は、これからタイ女性が足抜けしていく?

すでに国際社会から忘れられている存在と化したミャンマーだが国民と政府の反目・対立・衝突・殺し合いは今も相変わらず続いている。そして、こんな未来のない国に絶望して国を離れるミャンマー人も莫大に存在する。 (ブラックアジア:ミャンマーを扱った記事はこちら) 多くのミャンマー人は隣国タイに逃れたいと考える。しかし、タイはミャンマーからの難民が大量にタイに棲みついてタイにミャンマー人居住区ができて最終的に […]

◆今のインドネシア美人はちょっと違う。そこが違っても受け入れる方が良い理由

化粧のやり方にも流行りや廃《すた》りはある。そして、国によって流行はまったく違っている。尖ったファッションは時代の流行だが、その流行は「それが流行っていない国」から見ると違和感があったりする。 今のインドネシア美人はちょっと違うのだが、あとで何が「尖っている」のか少し写真を見てもらおう。 彼女たちが美しいかと問われれば、たぶん大多数の人が「まぁ美しいと思う」と答えるだろう。しかし、彼女たちの流行に […]

◆フィリピンの貧困は今もなお深い。15歳の少女ジョージーの境遇とはどうだったか?

フィリピンは今も絶対貧困の中で人々が暮らしているのだが、そんな中でも日本と違って多くの子供たちが生まれている。貧困層が若くして子供を生み、そしてひとりの女性が5人も6人も子供を産むことも珍しくない。 そして、フィリピンでは貧困層の中で「若すぎる妊娠」も問題になっている。15歳、16歳で子供ができてしまい、そのまま学校を中退して子育てに入ってしまう。 フィリピンでは未成年の女性が年間で約7万8000 […]

◆行方不明者という出来事。自分が行方不明になるのは私にとっては甘美なこと

日本で行方不明者の統計を見ていると、面白いことが分かる。2020年の統計で言うと、行方不明者で最も多いのは10代・20代である。彼らはなぜ「行方不明者」になるのか。国外で言うと犯罪に巻き込まれた確率が高いと誰もが考えるのだが、日本の場合はやや事情が違う。 日本では10代・20代の行方不明の原因は「家出」が最も大きな理由であり、家出の原因は家庭環境にある。 子供に対して激しいアプローチで接する親が一 […]

◆トレジャーハンター。今もマル福金貨を巡って灼熱のジャングルを這い回る人がいる

カンボジアは長らく内戦に明け暮れて、1993年にやっと平和に向けて動き始めた国である。この1993年頃のカンボジアの光景はカメラマン市来豊氏の写真集で見ることができる。(amazon:カンボジア1993写真集) カンボジアは今もなお国土の多くがジャングルに覆われている国なのだが、ここに奇妙な職業の人が蠢いている。 トレジャーハンターである。 このカンボジアにはアンコールワット以外にも多くの遺跡がジ […]

◆先進国で生きているつもりの多くの日本人は嘆き悲しみ、苦しむことになる

当たり前の話だが、一個人がどのような権力を持ったとしても、それで社会を自分の思い通りに変えられるわけではない。 プーチン大統領がウクライナを占領したいと思ってもうまくいかないのは見ての通りだし、逆に言えばバイデン大統領がロシアを何とかしたいと思っても戦争を止めることすらもできない。 社会は独裁的な地位を持った権力者ですらも「何ともならない」ものなのである。 まして、独裁者でも何でもない個人が社会を […]

◆バンコクの名前が「クルンテープマハナコン」に変わる。時代も移ろいでいく

タイの首都バンコクが「クルンテープマハナコン」に変わることが決定したのだという。かなり唐突な話だが、ロイヤルアカデミー(旧王立研究所)から名称変更の提案があり、2022年2月15日の閣議でそれが決まったのだという。 タイでは王室の意向は絶対である。もしかしたらワチラロンコン国王の意向が裏にあったのかもしれないと推測する。もう決まったことなので、今後は粛々と名称が変わっていき、いずれバンコクという名 […]

◆ミス・ユニバースで優勝したインド女性ハーナ・サンドゥと「美人の原石」の闇

2021年12月12日。世界4大ミス・コンテストのひとつ『ミス・ユニバース』では21年ぶりにインド女性が選出されて、いまインド中が優勝したハーナ・サンドゥの話題で持ちきりになっている。 彼女はアイシュワリア・ライやプリヤンカ・チョプラに連なるインド正統派の美人である。その美しさは超絶的なものがある。 こんな美しい女性をボリウッド映画界が放置するわけではないので、これからはハーナ・サンドゥがインド映 […]

◆タイ女性もどんどん肌が白くなって、もう昔のイメージではなくなってしまった

東南アジアでは今も昔も一貫して「美白」が中心になっていて「褐色の美」というのはあったとしてもあまり評価されない傾向にあった。どんなに美しい顔立ち、美しいスタイルでも、肌が黒いというだけで「あれは駄目だ」という話になってしまったのである。 だから、「肌の色は重要じゃなくて顔やスタイルが重要」とか「褐色の肌をした女性がむしろエキゾチックでいい」と思っている白人《ファラン》や私のような考え方をする人間は […]

◆タイで続出するセクシー屋台売り。巨乳と露出で売上倍増、これが新しい潮流か?

長らくタイに行っていないのだが、2022年の春以降はコロナ禍もかなり収まっていると思う(願っている)ので、来年こそはタイに向かおうと考えている。 バンコクやパタヤはもはや既存の店が全閉鎖に追い込まれてしまったのだが、ここまで来ると私はあまり心配していない。 来年になればファイザーやモデルナのワクチンもあれば、メルクやファイザーの飲み薬も登場すれば、カクテル治療も開発されて治療治癒が進む。コロナはイ […]

◆貧困の中では「家族の絆」という美しい概念が、美しくない現実を生み出す

「家族の絆」はとても美しい概念だ。親は子供を愛し、子供は親を愛し、いつまでも理屈を越えた愛でお互いを支え合う。冷酷無情の犯罪者ですらも、自らの家族を愛する姿勢を持つ。 日本もかつては家族の絆がとても重視された社会だった。 しかし、それはもう過去の話となった。戦後の日本はアメリカ風の個人主義が浸透していき、「家」や「家族」を重視するのは古くさい考え方とされ、大家族も解体されて核家族が普通となっていっ […]

◆バングラデシュで生まれているロヒンギャ女性の売春地獄

ミャンマーのラカイン州北部で起きたロヒンギャ族に対する対立と暴力と迫害は今年の夏から過激なものになっている。この地区に住むロヒンギャ族は、地理的に北上してバングラデシュに逃げるしかない。 彼らが目指すのが国境を越えたバングラデシュの難民キャンプであるクトゥパロンとバルカリである。 この3ヶ月で約58万人近いロヒンギャ族がジャングルを這い回り、泥水を飲み、小動物や昆虫を食べながらボロボロになってバン […]

◆人類を殺し合いに向かわせる対立がミャンマーを覆い尽くす

ミャンマーで地獄が出現している。イスラム少数民族ロヒンギャ族による衝突と弾圧の話だ。 仏教国ミャンマーで、隣国バングラデシュから流れて定着したロヒンギャ族はイスラム教徒である上に肌の色が黒く明らかに異質な民族であった。 2012年、西部ラカイン州でこのロヒンギャの若者がミャンマー人の女性をレイプしたことから端を発した対立と衝突はどんどんエスカレートして、政府が非常事態宣言を発令する騒ぎとなった。( […]

◆アウンサンスーチーはミャンマーの救世主か、それとも……

ミャンマーは1990年の選挙でアウンサンスーチーが率いる国民民主連盟(NLD)が勝利したが、軍がそれを抑えこんで政権移譲を拒否、それから20年に渡ってアウンサンスーチーを自宅軟禁に追いやってきた。 選挙の結果を拒否して民主化への道を閉ざした結果、ミャンマーは東南アジアではもっとも未発展で貧しい国へと転がり落ちてしまった。 こうした軍の鎖国政策によって時代に遅れていくことを危惧したミャンマーの人々の […]

◆アウンサンスーチーの時代とミャンマー利権を狙う欧米諸国

2015年11月8日、ミャンマーで実施された総選挙で、アウンサンスーチー氏が率いるNLD(国民民主連盟)が圧倒的な勝利を手にした。これにより事実上のアウンサンスーチー政権が成立した。 今後、アウンサンスーチーによって、この国はグローバル社会に飛び込んでいく。いよいよミャンマーの歴史が大きく動き出すことになる。 ミャンマーは、かつてイギリスとの戦争に敗れて100年近くイギリスの植民地にあった。 この […]

◆カンボジアの虐殺の洞窟(キリングケイブ)を訪ねたときの話

カンボジアは1975年から1979年まで、民族大虐殺が引き起こされた国だ。この間、カンボジアの経済は崩壊するに任せられて、国土は死体の山になっていた。 その後も、ポルポト派は西部パイリン省のジャングルに拠点を構えて1985年あたりまでずっと武装闘争を行っていた。 やっとポルポト派との停戦が行われてからも、フン・セン派やラナリット派の闘争などが行われて政情不安は続いたままだった。 何とか国家運営がま […]

◆大混乱と殺戮に見舞われる。民主化してミャンマーが大混乱に

ミャンマーが民主化の動きを加速している。しかし、それと同時に国内で民族対立・宗教対立が激化し、ミャンマーの将来に暗雲を投げかけている。 ミャンマーの民族問題と言えば、地方や山岳地帯に私兵を構えて中央政府と対立する少数民族問題もあれば、ロヒンギャ族の問題もある。 そして、宗教問題と言えば、大多数の仏教徒に混じった少数派のイスラム教徒の問題もある。 2013年3月20日、ミャンマーでは中部・南部で仏教 […]

◆隠されている麻薬地帯。ミャンマー・中国の国境地帯の地獄

かつて、ミャンマーはタイとラオスの国境でケシを生産していて、それをクン・サーが元締めになって世界中に販売していたという歴史がある。 アメリカのレーガン政権はこのクン・サーを世界最悪の麻薬王として糾弾したが、その実、裏ではしっかりつながっていてCIAと取引があったことが知られている。 このクン・サーは自らをの出生を語らなかったので、諸説があって評価が分かれている。 中国国民党の残党とミャンマーの少数 […]

◆インドネシアがインドネシア人の国というのは大きな誤解だ

インドネシア編 インドネシアはインドネシア人の国だと思っている人がいる。実はとても大きな間違いだ。 インドネシアはインドネシア人のための国ではない。 たとえば、スハルト時代、スハルト一族は稀に見る資本独占に成功して「スハルトは金に狂った男だった」とワヒド元大統領に言わしめた。 一時、インドネシアは「スハルト一族の持ち物」だった。しかし、スハルトが去って、時代は変わった。インドネシアはインドネシア人 […]

バイオレンス。カンボジアに渦巻く暴力の裏に何があるのか

閲覧注意夜の売春地帯に行けば、カンボジアには暴力が剥き出しのまま転がっていることがよく分かる。 たとえば、70ストリートで、銃を持った兵士複数が酔っ払って若いベトナム女性を取り囲み、小突いているのを見たことがある。 誰が彼女を助けられるというのだろう。仲裁に入ろうと思っても、酔っ払った兵士たちは銃を持っている。その銃はこけおどしではなく、本物だ。兵士は気が向くままそれを連射することができる。 Yo […]

◆ミャンマーで一人旅をしていた邦人女性が首を締められ死亡

2011年9月28日、ミャンマーの中部バガンでバイクタクシーに乗っていた白松千晴さん(30歳)が首を締められて殺されたのがニュースになっていた。 宿に戻る途中で、バイクタクシーの男にレイプされそうになり、抵抗しているところを殺されてしまったのだろう。 農婦がたまたま目撃して警察を呼んだという状況が書かれているが、農婦しか目撃していないので逆に言えば人里離れたところに連れて行かれて襲われたと推測でき […]

◆質素で素朴な北ベトナム・ミャンマーの少数民族を写した光景

私は都会でも田舎でもどちらでも暮らしていけるタイプで、頻繁にその両方を行き来している。ところが、最近は健康を害した上に、インターネットの依存度が日増しに高まっているので、田舎に引きこもるというのができなくなった。 しかし、インターネットがなければ困るのかと言われれば、実はそれほど困ることもない。そういえば、今年も数ヶ月の「音信不通」の間はインターネットには縁がなかった。(それで問題がなかった) Y […]