CATEGORY 東南アジア

◆カンボジアでむき出しの遺体写真が流出したり、ヌードカラオケが存在する理由

閲覧注意いつも懐かしくなってカンボジアの記事を追ったりしているのだが、カンボジアでもけっこう残酷な事件や、滑稽な事件や、貧困を感じさせるような事件などがいつも起こっている。 ときには、日本と違って現場の生々しい写真が裏側で流れてきたりするので、食い入るように見てしまう。 日本では現場写真などが外部に流出したというのは聞いたことがないのだが、途上国ではずさんな管理をしているのか、そういうのがしょっち […]

◆トゥイ・ティエン。美人コンテストの優勝者が次々とスキャンダルに見舞われる

2021年12月4日、バンコクで『ミス・グランド・インターナショナル 2021』という美人コンテストが開催されたのだが、そこで優勝したのはグエン・トゥック・トゥイ・ティエンという1998年生まれ身長171センチの23歳女性だった。 この時期、タイでは風紀の乱れたワチラロンコン国王に対して強い反発が若者を突き動かしていて、反王室のデモが多発していたときだった。(ブラックアジア:コロナで経済苦、政権と […]

◆確実に会えないことが確定した段階で、甘い思い出は甘酸っぱい思い出になる

真夜中にひとりで寝ていると、いつも私は若い頃に知り合った女性たちのことを思い出したり、忘れてしまった彼女たちの顔を思い出そうとしたり、何気ない会話なんかを思い出そうとしたりしている。 最近はひとつ収穫があった。タイの首都バンコクにある歓楽街パッポンに近いホテルで一緒に過ごした女性のことを思い出したのだ。何十年も忘れていた女性だ。一度、思い出してしまうと、今度は「なんでこんな特徴的な女性を忘れていた […]

◆フィリピンの子供たちの地獄。極貧家庭の子供たちは誰に性的虐待されるのか?

フィリピンではコロナ禍が収束するにつれて、ゴーゴーバーも全面的にオープンになって、マニラのエドサ・コンプレックスも、パンパンガ州のアンヘレスも、その他のいくつかのエリアもすべて解禁状態となっている。 再び、歓楽街《シン・シティ》が戻ってきた。 ところで、このフィリピンだが歓楽街とはまったく違った別の違法なダークサイドがコロナ禍で限りなく深く、広く、蔓延してしまったというのは、あまり表社会の人々には […]

◆カンボジアで殺された韓国人の有名インフルエンサー女性。そこで何があったのか?

2023年6月11日。カンボジアの首都プノンペン付近のカンダル州で、韓国人女性の遺体が発見された。遺体は赤い布に包まれた状態で、下水道につながる水たまりの中に無造作に捨てられていた。 警察がこの遺体を調べると、首の骨は折れ、顔面は殴打されて腫れ上がり、明らかに拷問された痕が残っていた。火傷の痕もあった。顔面はあまりにも変形しすぎて原型が分からないほどの損傷であったという。 身体にもあちこちにアザや […]

◆インドネシアの女たちを巡る環境は私が沈没していた頃と何ら変わっていない?

ブラックアジア『売春地帯をさまよい歩いた日々・インドネシア編』は、主にシンガポールに近いリアウ諸島が舞台になっている。なぜ、リアウ諸島だったのか。この島は、まさにハイエナのためにあったような非常に素晴らしいエリアだったからだ。 バタム島、ビンタン島、カリムン島、クンドゥール島……。今でも名前を聞いただけで胸の鼓動が高まる。私の思い出は、この島にいた女たちのことでいっぱいだ。悪い女も、悲しい女も、愛 […]

◆少女の人身売買や強制売春が止まらないフィリピンと、その解決が難しい理由

2022年12月8日、フィリピン政府はひとつの深刻な問題について国連と会談し、その後メディアに向けて何が起きているのかを説明した。 「フィリピンの児童の売買と性的搾取の現状は世界で第一位を占めている。我々は国連に公的な手紙を渡したが、それはマルコス政権がこの問題に対して宣戦布告したという内容が書かれている」 「私たちは世界で最も深刻な児童の性的搾取の問題を抱えており、これはなくすべきだ。マルコス政 […]

◆インドネシアの首都移転で、私が愛した褐色の娘たちは消えてしまうのだろうか?

インドネシアはジャカルタが首都なのだが、このジャカルタはもはや都市としては維持できないところにまで来ている。1050万人の人口を抱えたこの首都は、2050年までに4分の1が水没する。 地下水の汲み上げすぎで毎年沈下しており、ちょっとした雨量でも大浸水してしまうエリアが続出しているのである。さらに気候変動による影響で豪雨も凄まじいスケールとなっており、洪水も毎年のように起きている。 そこに恒常的な大 […]

◆空前のドル高。安い東南アジアで引退生活を送りたいファランたちが増えている

最近、ドル高円安であり、日本人にとっては国外に出るのは経済的には億劫な環境になってしまっているのだが、ドルで稼いでドルで暮らしているファラン(白人)たちにとってはまったく逆の環境だ。 ファランたちは期せずしてドルが「最強」になっていることを知って、嬉々として海外に旅行に出てきている。そのため、コロナ禍では瀕死の経営だった航空会社もあっと言う間に息を吹き返して株価も上昇してきた。 そして、面白い現象 […]

◆貧困増大と売春の荒廃。2023年にはフィリピン社会もまた悲惨になっていく理由

アメリカのドル高は全世界の貧困層を苦境に陥れている。フィリピンでも2022年10月の消費者物価指数(CPI)は7.7%に上昇し、ただでさえコロナ禍でダメージを受けていた貧困層がますます追い込まれて「このままでは死んでしまう!」と悲鳴を上げている。 フィリピンの法律では一日の最低保証賃金は400ペソ(約826円)である。「一時間」ではない。「一日」だ。しかし、この法律は「あってなきがごとし」であり、 […]

◆とにかく白く塗りたくれ!死者まで出るベトナム女性の美白願望のなれの果て

ベトナム人の「若い女性」は異様なまでに日焼け対策を行っていて、親の敵のように太陽の光を嫌う。どんなに暑かろうが、どんなに汗ばもうが、屋外ではとにかく長袖を着て、帽子をかぶって、それでも飽き足らずに顔まで布で隠したりする。サングラスの女性も多い。 一方で、中年の女性はまるでお構いなしで普通に歩いていたりするので、その落差が面白かったりするのだが、とにかく男性を惹きつけたい女性たちは、まずは第一に「美 […]

◆東南アジアの大国となったタイの真夜中は、これからタイ女性が足抜けしていく?

すでに国際社会から忘れられている存在と化したミャンマーだが国民と政府の反目・対立・衝突・殺し合いは今も相変わらず続いている。そして、こんな未来のない国に絶望して国を離れるミャンマー人も莫大に存在する。 (ブラックアジア:ミャンマーを扱った記事はこちら) 多くのミャンマー人は隣国タイに逃れたいと考える。しかし、タイはミャンマーからの難民が大量にタイに棲みついてタイにミャンマー人居住区ができて最終的に […]

◆今のインドネシア美人はちょっと違う。そこが違っても受け入れる方が良い理由

化粧のやり方にも流行りや廃《すた》りはある。そして、国によって流行はまったく違っている。尖ったファッションは時代の流行だが、その流行は「それが流行っていない国」から見ると違和感があったりする。 今のインドネシア美人はちょっと違うのだが、あとで何が「尖っている」のか少し写真を見てもらおう。 彼女たちが美しいかと問われれば、たぶん大多数の人が「まぁ美しいと思う」と答えるだろう。しかし、彼女たちの流行に […]

◆フィリピンの貧困は今もなお深い。15歳の少女ジョージーの境遇とはどうだったか?

フィリピンは今も絶対貧困の中で人々が暮らしているのだが、そんな中でも日本と違って多くの子供たちが生まれている。貧困層が若くして子供を生み、そしてひとりの女性が5人も6人も子供を産むことも珍しくない。 そして、フィリピンでは貧困層の中で「若すぎる妊娠」も問題になっている。15歳、16歳で子供ができてしまい、そのまま学校を中退して子育てに入ってしまう。 フィリピンでは未成年の女性が年間で約7万8000 […]

◆行方不明者という出来事。自分が行方不明になるのは私にとっては甘美なこと

日本で行方不明者の統計を見ていると、面白いことが分かる。2020年の統計で言うと、行方不明者で最も多いのは10代・20代である。彼らはなぜ「行方不明者」になるのか。国外で言うと犯罪に巻き込まれた確率が高いと誰もが考えるのだが、日本の場合はやや事情が違う。 日本では10代・20代の行方不明の原因は「家出」が最も大きな理由であり、家出の原因は家庭環境にある。 子供に対して激しいアプローチで接する親が一 […]

◆トレジャーハンター。今もマル福金貨を巡って灼熱のジャングルを這い回る人がいる

カンボジアは長らく内戦に明け暮れて、1993年にやっと平和に向けて動き始めた国である。この1993年頃のカンボジアの光景はカメラマン市来豊氏の写真集で見ることができる。(amazon:カンボジア1993写真集) カンボジアは今もなお国土の多くがジャングルに覆われている国なのだが、ここに奇妙な職業の人が蠢いている。 トレジャーハンターである。 このカンボジアにはアンコールワット以外にも多くの遺跡がジ […]

◆先進国で生きているつもりの多くの日本人は嘆き悲しみ、苦しむことになる

当たり前の話だが、一個人がどのような権力を持ったとしても、それで社会を自分の思い通りに変えられるわけではない。 プーチン大統領がウクライナを占領したいと思ってもうまくいかないのは見ての通りだし、逆に言えばバイデン大統領がロシアを何とかしたいと思っても戦争を止めることすらもできない。 社会は独裁的な地位を持った権力者ですらも「何ともならない」ものなのである。 まして、独裁者でも何でもない個人が社会を […]

◆バンコクの名前が「クルンテープマハナコン」に変わる。時代も移ろいでいく

タイの首都バンコクが「クルンテープマハナコン」に変わることが決定したのだという。かなり唐突な話だが、ロイヤルアカデミー(旧王立研究所)から名称変更の提案があり、2022年2月15日の閣議でそれが決まったのだという。 タイでは王室の意向は絶対である。もしかしたらワチラロンコン国王の意向が裏にあったのかもしれないと推測する。もう決まったことなので、今後は粛々と名称が変わっていき、いずれバンコクという名 […]

◆タイ女性もどんどん肌が白くなって、もう昔のイメージではなくなってしまった

東南アジアでは今も昔も一貫して「美白」が中心になっていて「褐色の美」というのはあったとしてもあまり評価されない傾向にあった。どんなに美しい顔立ち、美しいスタイルでも、肌が黒いというだけで「あれは駄目だ」という話になってしまったのである。 だから、「肌の色は重要じゃなくて顔やスタイルが重要」とか「褐色の肌をした女性がむしろエキゾチックでいい」と思っている白人《ファラン》や私のような考え方をする人間は […]

◆タイで続出するセクシー屋台売り。巨乳と露出で売上倍増、これが新しい潮流か?

バンコクやパタヤはもはや既存の店が全閉鎖に追い込まれてしまったのだが、ここまで来ると私はあまり心配していない。そのうち、コロナはインフルエンザ的な季節病にダウングレードされるはずだ。 大ダメージを受けたタイ歓楽街も、やがて新しい芽も吹き出て一気に乱痴気パーティー時代に入るというのを私は確信している。 それは来年の春以降かもしれないし、あるいは秋以降かもしれない。時期は何とも言えないが、アフターコロ […]

◆貧困の中では「家族の絆」という美しい概念が、美しくない現実を生み出す

「家族の絆」はとても美しい概念だ。親は子供を愛し、子供は親を愛し、いつまでも理屈を越えた愛でお互いを支え合う。冷酷無情の犯罪者ですらも、自らの家族を愛する姿勢を持つ。 日本もかつては家族の絆がとても重視された社会だった。 しかし、それはもう過去の話となった。戦後の日本はアメリカ風の個人主義が浸透していき、「家」や「家族」を重視するのは古くさい考え方とされ、大家族も解体されて核家族が普通となっていっ […]

◆不法滞在していた男を見聞きして、自分だったらと考える日

ドナルド・トランプが大統領に就任してから、メキシコ人の密入国者が次々と摘発されて強制送還されている流れがある。 実はこの「不法滞在者の摘発」はメキシコ人に限って行われているわけではなく、すべての人種が標的だ。 まさか日本人は不法滞在での強制送還は関係ないだろうと思っていると、実は日本人の不法滞在者はアメリカがダントツに多く、約3万人近くの日本人が強制送還されるのではないかと怯えている。 また学生ビ […]

◆「自分だけ大丈夫」という思い込みは被害に遭って醒める?

東南アジアに行ったら、絶対に気をつけなければならないことがある。それは交通事故だ。日本では無謀な運転が減って交通事故は減少傾向にある。 ところが東南アジアは違う。特にタイだ。交通事故がやたらと増えている。あまり知られていないが、タイは東南アジアで最も交通事故が多い国なのである。 いや、東南アジアどころか、世界全体で見ても交通事故の多さは突出していて、堂々たる世界2位だ。ちなみに1位はリビアである。 […]

◆バングラデシュで生まれているロヒンギャ女性の売春地獄

ミャンマーのラカイン州北部で起きたロヒンギャ族に対する対立と暴力と迫害は今年の夏から過激なものになっている。この地区に住むロヒンギャ族は、地理的に北上してバングラデシュに逃げるしかない。 彼らが目指すのが国境を越えたバングラデシュの難民キャンプであるクトゥパロンとバルカリである。 この3ヶ月で約58万人近いロヒンギャ族がジャングルを這い回り、泥水を飲み、小動物や昆虫を食べながらボロボロになってバン […]

◆人類を殺し合いに向かわせる対立がミャンマーを覆い尽くす

ミャンマーで地獄が出現している。イスラム少数民族ロヒンギャ族による衝突と弾圧の話だ。 仏教国ミャンマーで、隣国バングラデシュから流れて定着したロヒンギャ族はイスラム教徒である上に肌の色が黒く明らかに異質な民族であった。 2012年、西部ラカイン州でこのロヒンギャの若者がミャンマー人の女性をレイプしたことから端を発した対立と衝突はどんどんエスカレートして、政府が非常事態宣言を発令する騒ぎとなった。( […]

◆さようならプノンペン。私は再びカンボジアを取り戻した

東南アジアに乗り込む時は気分も高揚していて幸せに満ち溢れているのだが、帰る頃になると後ろ髪を引かれる思いで寂しい気持ちが抜けなくなる。 13年ぶりのカンボジアはもちろん以前とはまったく違う光景もあったが、逆に以前と変わらない雰囲気や光景もまた残されており、懐かしさが止まらなかった。 来て良かったと思う。逆に、どうして13年もカンボジアを無視し続けて来たのかと悔やんでしまう。 2001年はカンボジア […]