閲覧注意
イスラエルのガザ攻撃が激化し続けている。すでに死者は6000人を超えている。イスラエル側はハマス拠点を重点的に空爆していると報告しているのだが、その拠点は市街地にあるので、状況はほぼ無差別攻撃に近い形となっている。
今回の戦争は、ハマスが仕掛けてきたものである。この攻撃を受けて、全世界はパレスチナを批判し、「ハマスの攻撃は無差別テロであり許しがたい」と述べ、イスラエルとの連携を強調した。
日本もまた「起きているのはハマスによるテロ」であると断定している。「残虐な無差別攻撃は正当化できない」と表明し、アメリカと足並みを揃えてイスラエルを徹底指示する側に回った。
しかし、イスラム諸国は心情的にパレスチナ側についており、レバノンではヒズボラが国境でイスラエル攻撃を行うようになっており、パレスチナ紛争がレバノンに飛び火するかしないかの瀬戸際にある。
イスラエルとパレスチナの衝突は今に始まったことではない。それこそ、1948年にイスラエルが建国宣言してからすぐにイスラム側との紛争が勃発し、そこから延々と現在まで続いているのだ。大きなものだけでも以下のようなものがある。
1948年:第1次中東戦争
1956年:第2次中東戦争
1967年:第3次中東戦争
1973年:第4次中東戦争
1987年:インティファーダ(反イスラエル闘争)
2000年:第2次インティファーダ
2023年:ハマスによる奇襲攻撃
記された年と年の間は平和だったわけではなく、その間もずっと殺害の連鎖が続いていていた。この地区は常に「殺し合い」が続いているのである。
イスラエル側の姿勢は明白で「やられたら数倍にしてやり返す」というものだ。容赦はない。イスラエルは国の存続のために安易な妥協はできない。下手に妥協したら国が滅ぶので、徹底抗戦が総意である。欧米先進国はイスラエルを支持し、大量の資金と共に武器弾薬をイスラエルに提供している。