女性の性交痛は、男が考えている以上に多い可能性がある。女性の8~22%が生涯のいずれかの時点で経験するというのだが、『第4回ジャパン・セックス・サーベイ2020』によると実態はもっと多いように見える。 調査によると、「セックス(性交渉)のときに痛みを感じることがありますか」という質問に対して、女性の62.4%が「痛い」と回答している。この数字は、8~22%という数字よりもはるかに高い。 性交痛とい […]
私は長らくセックスワーカーと一緒にいることが多かったのだが、歓楽街ではことさら派手な服装をした女性や、極度に性的な格好をしている女性が大勢いて、それが当たり前になっている。 そうした女性と並んで歩いていると、彼女の注目を浴びる視線が尋常ではないものであることが隣にいる私にもわかる。もう、まわりの人たちが全員が全員、じっと彼女を「凝視」するのだ。 それこそ100人から200人ほどが、みんないっせいに […]
1990年代、2000年代は、韓国人・中国人やフィリピン人の女性と結婚を仲介する国際結婚相談所が山ほどあった。1990年代はとくに中国人女性との結婚を斡旋する相談所が派手派手にコマーシャルを出していたのをよく覚えている。 こうした国際結婚斡旋サービスは、その後は下火になりながらもなんとか生きながらえていたのだが、「韓国人女性との結婚」「中国人女性との結婚」というのが減っても、「フィリピン女性との結 […]
2019年9月。ケニアの首都ナイロビ西部にある学校で、チェプンゲノという名前の14歳の女の子が生理で制服のズボンを汚してしまい、女性教師から「汚い」と罵倒されて教室を去るように命じられた。 彼女はそれを強く恥じて家に帰り、母親に何が起きたのかを話したあと、水を汲みに行ったときに自殺してしまった。首吊りだった。彼女はナプキンとして使うものは何も持っていなかった。 ケニアでは彼女のように生理用品を買う […]
夜中にバンコクの歓楽街を歩き回って、熱い身体の女たちに声をかけていくハイエナと化した男たちを、中国人のインフルエンサーは「ここにいる99%の男はふしだら」と軽蔑して吊し上げた。(ブラックアジア:中国人女性がバンコク歓楽街に立って「ここにいる99%の男はふしだら」と述べる) タイ政府は、これを「彼女の認識は間違っている」として摘発したのだが、私に言わせると、実は彼女の認識は全然間違っていない。 私も […]
2023年に入って、インバウンドが完全に復活している。日本政府観光局が発表した2023年10月の訪日外客数は251万6500人で、これはコロナ禍前の2019年10月の水準をも超えているので、いよいよインバウンドが定着したとみることができる。 そして、外国人一人あたりの消費額も爆増している。なぜなら、2023年から円安の影響もあって、日本は「物価が安すぎる国」になったからである。そして、日本の裏側で […]
2023年7月に「不同意性交等罪」が新設されている。これまでの「強制性交罪」や「準強制成功罪」が「不同意性交等罪」に統一された。この「不同意」という言い方が一部で物議を醸している。 言うまでもないが、性行為での同意は、ほとんどは口頭での同意である。 本当に同意したのかどうかをはっきりさせるために「性的同意書」を取り出して、合意事項を互いに確認して記名・捺印するような人はほとんどいない。 しかし、そ […]
2023年11月1日。岡山市で自宅で産んだばかりの新生児を殺害したとして38歳の女性が逮捕されている。彼女は独身で68歳の母親とふたり暮らしだったのだが、その母親がへその緒がついたまま死んでいる赤ん坊の遺体を見て仰天して、119に連絡させて事件が発覚した。 68歳の母親は娘の妊娠に気づいていなかった。同じ屋根の下に暮らして毎日自分の娘を見ているのに、妊娠に気づかないということがあるのだろうかといぶ […]
アメリカの西海岸にある大都市のひとつロサンゼルスでは映画産業・テレビ産業の中心地となっているのだが、ここには多くのセックスワーカーがいることで知られている。その事情についてはブラックアジアでも以前に触れた。(シェリー・ラベン。元ポルノ女優が憂慮するポルノの暴走) この街は物価も高く、ビバリーヒルズを中心とした超富裕層の世界ばかりが喧伝されている。しかし、その陰で貧困層も大量にいる街であり、失業者、 […]
キャリアを持った高学歴女性のひとりが「オンナは強くなった」とSNSでつぶやいているのを見たことがある。それに多くの女性が賛同していたのだが、もしかしたらそれは一面的な見方であるかもしれないと私は思った。 私が会ってきた女性は、かならずしも社会的に強い立場であるようには見えなかったからだ。むしろ、痛々しいまでに傷つき、社会的な立場の「弱さ」に苦しんでいた。 風俗や売春の世界で自暴自棄に生きている女性 […]
性犯罪めぐる法律が改正されている。3つの改正と2つの新設だ。これまでの知識のバージョンアップが必要だと思うので、それぞれを検証していきたい。まず、新設された3つの法律を見てみたい。以下のものだ。 ・わいせつ目的面会要求罪・映像送信要求罪・性的姿態撮影処罰法 この3つは俗称で「グルーミング罪」と呼ばれているもので、昨今のSNSで問題になっているグルーミング行為を処罰することを想定している。 変質者が […]
「望まぬ妊娠をする」というのは、多くの女性にとっては悲劇をもたらす出来事である。アメリカでは「中絶は殺人である」という認識で絶対に認めないという州もあり、たとえばルイジアナ州では人工妊娠中絶をした女性が殺人罪に問われるような、そういう出来事もあった。 南米ブラジルでもカトリックの影響が強い国では、レイプされて妊娠に至った女性の中絶も認めないということで、10歳の少女がレイプされて妊娠したが裁判所も […]
今の日本ではタトゥーに対する思いはまだ複雑だ。それはヤクザを代表する裏社会の人間たちや、半グレやアウトローたちのシンボルのように思われており、その意識はなかなか変わらない。 しかし、許容度は確実に広がっている。普通の人たちがファッションで入れるワンポイントタトゥーも増えて、それが定着するようになってきているからだ。中高年や高齢者の間でも、ここ10年で「ワンポイントくらいならいいじゃないか」という意 […]
最近、実業家の前澤友作氏が関わったシングルマザー対象の婚活マッチングアプリが「不測の事態が懸念される」と大批判され、配信停止となる騒ぎがあった。配信された瞬間に炎上してしまった理由はいくつかあるのだが、その「不測の事態」とは何かを見ていくと、この世の闇のようなものを感じて興味深い。 まず最初に大きな問題として浮上したのが「子供への性被害」である。 シングルマザーの婚活と子供の性被害がどのように結び […]
腕力のある男性が女性を思い切り殴りつける。それは誰が考えても問答無用に問題のある行為であるというのは誰でも分かる。体格的にも男性は女性よりも大きく、打撃の重さは女性にとっては非常に危険である。 打ちどころが悪かったら女性の生命にかかわる事態にもある。 いくら女性が強くなったとは言っても、体格が平等になったわけではないので、肉体的な差についてはいかんともしようがない。男性は子宮がないし子供が産めない […]
ブラックアジアでは6年前に「身体を売った」から「私たちは買われた」と言い換えさせて、自分が「被害者」であるという立場を強調し、被害者ビジネスにすり替えていた女性団体に憂慮を表明していた。いずれ何らかの問題を起こすと思っていたが、案の定だった……。 2016/10/18の記事 最近、胡散臭い女性団体やその代表が、夜の街にたむろする少女たちを集めて「身体を売った」から「私たちは買われた」と言い換えさせ […]
ここ10年、アメリカでは異様なまでに臀部《ヒップ》が大きな体型がずっと持てはやされてきた。 これは、言うまでもなくキム・カーダシアンの影響が大きくて、マスコミが彼女を持てはやせば持てはやすほど、整形手術で彼女のようなヒップを手に入れたいという女性たちで溢れていった。 興味深いことに、東アジア圏の女性にはこの流行はまったく入って来なかったので、欧米や南米の流行のみに留まっていたのだが、この流行に巻き […]
最近、開き直ったかのような「太った人たちの美」が強調されるようになってきている。同時に「オーバーサイズ」という言い方の一般化が試みられている。オーバーサイズは肥満とか過体重の最新の「言い換え」である。 リベラルの人間が積極的に言い換えをしているので、もしかしたら今後は「肥満という言い方は差別」と認定されるかもしれない。それくらいの勢いで肥満・過体重をオーバーサイズという言い方に換える運動が広がって […]
「傾城さんは婚活サイトを利用したことがあるんですか?」と、何人かの女性に問いかけられたことがある。答えは「ノー」である。私は一度も婚活サイトなるものを利用したことがない。間違いなくこれからもないし、関心もない。 もし関心を持ったとしても、20歳から東南アジアの歓楽街をうろついて、ついに定職を持たずに今日に至った「どこの馬の骨だか分からない男」は普通の女性に選ばれるとも思えない。 「今まで何をしてき […]
最近、アメリカではストリート売春や売春ビジネスそのものを非常に厳しく取り締まる傾向が高まっていている。 昔からアメリカはおとり捜査が当たり前に行われていたのだが、警察官だけでなく一般人がドローンなどを駆使して、売春ビジネスをするセックスワーカーや女性に関わろうとする男性を隠し撮りしている。 隠し撮りするだけでなく、行為が始まった瞬間にカメラを抱えて駆けつけて、「売春は禁止されている。お前たちは何を […]
これまで私は多くのシングルマザーの風俗嬢と出会っているのだが、彼女たちを取り巻く状況は日本の中でもますます悪化しているように見える。 毎年のように、シングルマザーの女性が自分の子供を虐待死させる凄惨な事件も相次いでいるのだが、もうそろそろ日本は抜本的にシングルマザーの女性の総合的な救済対策を取らなければ、どうしようもない。 シングルマザーは全国で約120万以上の世帯があるのだが、彼女たちの相対的貧 […]
ルッキズム(外見至上主義)に対する風当たりが非常に強くなってきている。「外見で人を判断するのは差別」「美しいというだけで特別扱いするのは時代遅れ」と女性たちは述べる。 しかし、そうやって述べる女性たちも化粧をして、外見を装って、少しでも美しく見えるように「装っている」のは非常に大きな矛盾でもある。 人は誰でも自分を良く見せたいという感情がある。見た目が良ければ評価もいい。好感度が高ければ得すること […]
日本政府は今後、より広い範囲から税金を取りまくりたいので、成人年齢を20歳から18歳に引き下げた。 これによって、アダルトビデオは18歳が違法で出演させられても取り消しできなくなるわけで、多くの女性団体が懸念を表明し、「18歳の少女を守るよう」に政府に嘆願書を出している。 現在、与野党は新成人アダルトビデオ出演強要防止のための法案で協議を重ねているのだが、だいたい以下の内容で法案の骨子がまとめられ […]
私が日本の風俗が「残酷な場所だ」と思うのは、女性たちには何の防御もなく性サービスを強要されており、それが当然のように受け止められているからだ。今後、コロナ禍も収束に向かっていくと、再びインバウンドがうなりを上げて回転していく。 衛生観念や性病に対する予防は国によって差がある。当然、日本よりも衛生観念が甘い国もたくさんあるわけで、そうした国の男性を介して日本人の風俗嬢に予期せぬ性病が広がったりする可 […]
日本は今、賃金が上がらないのに物価が上昇するという局面に入っていて、いよいよ「スタグフレーション(不景気の中の物価上昇)」が起こっているという分析も出てくるようになってきている。 この2年以上におよぶコロナ禍で、非正規雇用者は景気の調整弁として切り捨てられてホームレスになる寸前にまで追い込まれて何とか踏みとどまっている人たちにとっては身を切るような状況になっているのである。 非正規雇用者と言えば、 […]
SNSで相談した相手の家に転がり込んだら598回も売春をさせられて、稼いだ金をすべて搾取された女性は子供を抱えたまま、家賃も払えなくなっていたシングルマザーであった。(ブラックアジア:極悪夫婦に598回に渡って売春を強制されていた女性はなぜ逃げなかったのか?) 彼女は「もう、どうしていいのか分からない」ところで、このようなことになってしまった。598回も売春をさせられた彼女はシングルマザーの苦境の […]