CATEGORY 女性問題

◆ほとんどの女性は「女は強くなった」という実感を持っていないのではないか?

キャリアを持った高学歴女性のひとりが「オンナは強くなった」とSNSでつぶやいているのを見たことがある。それに多くの女性が賛同していたのだが、もしかしたらそれは一面的な見方であるかもしれないと私は思った。 私が会ってきた女性は、かならずしも社会的に強い立場であるようには見えなかったからだ。むしろ、痛々しいまでに傷つき、社会的な立場の「弱さ」に苦しんでいた。 風俗や売春の世界で自暴自棄に生きている女性 […]

◆性犯罪めぐる法改正では、一般人の男よりもハイエナのほうが圧倒的に有利な理由

性犯罪めぐる法律が改正されている。3つの改正と2つの新設だ。これまでの知識のバージョンアップが必要だと思うので、それぞれを検証していきたい。まず、新設された3つの法律を見てみたい。以下のものだ。 ・わいせつ目的面会要求罪・映像送信要求罪・性的姿態撮影処罰法 この3つは俗称で「グルーミング罪」と呼ばれているもので、昨今のSNSで問題になっているグルーミング行為を処罰することを想定している。 変質者が […]

◆「飲んで妊娠をやめられる薬」でも、凄惨な光景が中絶の現場で起こる?

「望まぬ妊娠をする」というのは、多くの女性にとっては悲劇をもたらす出来事である。アメリカでは「中絶は殺人である」という認識で絶対に認めないという州もあり、たとえばルイジアナ州では人工妊娠中絶をした女性が殺人罪に問われるような、そういう出来事もあった。 南米ブラジルでもカトリックの影響が強い国では、レイプされて妊娠に至った女性の中絶も認めないということで、10歳の少女がレイプされて妊娠したが裁判所も […]

◆いよいよ顔面タトゥーの風俗嬢が増える環境が日本でも整ったのではないか?

今の日本ではタトゥーに対する思いはまだ複雑だ。それはヤクザを代表する裏社会の人間たちや、半グレやアウトローたちのシンボルのように思われており、その意識はなかなか変わらない。 しかし、許容度は確実に広がっている。普通の人たちがファッションで入れるワンポイントタトゥーも増えて、それが定着するようになってきているからだ。中高年や高齢者の間でも、ここ10年で「ワンポイントくらいならいいじゃないか」という意 […]

◆シングルマザー対象の婚活マッチングアプリが浮き彫りにした醜悪な現実とは?

最近、実業家の前澤友作氏が関わったシングルマザー対象の婚活マッチングアプリが「不測の事態が懸念される」と大批判され、配信停止となる騒ぎがあった。配信された瞬間に炎上してしまった理由はいくつかあるのだが、その「不測の事態」とは何かを見ていくと、この世の闇のようなものを感じて興味深い。 まず最初に大きな問題として浮上したのが「子供への性被害」である。 シングルマザーの婚活と子供の性被害がどのように結び […]

◆女性を思い切り殴りつける動画を見て「男女平等」だと思う男たちが増える理由

腕力のある男性が女性を思い切り殴りつける。それは誰が考えても問答無用に問題のある行為であるというのは誰でも分かる。体格的にも男性は女性よりも大きく、打撃の重さは女性にとっては非常に危険である。 打ちどころが悪かったら女性の生命にかかわる事態にもある。 いくら女性が強くなったとは言っても、体格が平等になったわけではないので、肉体的な差についてはいかんともしようがない。男性は子宮がないし子供が産めない […]

◆女性団体は、売春する少女たちを下らない売名に利用するな

ブラックアジアでは6年前に「身体を売った」から「私たちは買われた」と言い換えさせて、自分が「被害者」であるという立場を強調し、被害者ビジネスにすり替えていた女性団体に憂慮を表明していた。いずれ何らかの問題を起こすと思っていたが、案の定だった……。 2016/10/18の記事 最近、胡散臭い女性団体やその代表が、夜の街にたむろする少女たちを集めて「身体を売った」から「私たちは買われた」と言い換えさせ […]

◆極端な巨大ヒップ崇拝の揺り戻しのために、新たな動きが起きようとしている?

ここ10年、アメリカでは異様なまでに臀部《ヒップ》が大きな体型がずっと持てはやされてきた。 これは、言うまでもなくキム・カーダシアンの影響が大きくて、マスコミが彼女を持てはやせば持てはやすほど、整形手術で彼女のようなヒップを手に入れたいという女性たちで溢れていった。 興味深いことに、東アジア圏の女性にはこの流行はまったく入って来なかったので、欧米や南米の流行のみに留まっていたのだが、この流行に巻き […]

◆「オーバーサイズでも美しい」と手放しで賞賛すべきという時代がやってきた?

最近、開き直ったかのような「太った人たちの美」が強調されるようになってきている。同時に「オーバーサイズ」という言い方の一般化が試みられている。オーバーサイズは肥満とか過体重の最新の「言い換え」である。 リベラルの人間が積極的に言い換えをしているので、もしかしたら今後は「肥満という言い方は差別」と認定されるかもしれない。それくらいの勢いで肥満・過体重をオーバーサイズという言い方に換える運動が広がって […]

◆裏の男たちは婚活サイトみたいなものを利用しなくても付き合う女には困らない

「傾城さんは婚活サイトを利用したことがあるんですか?」と、何人かの女性に問いかけられたことがある。答えは「ノー」である。私は一度も婚活サイトなるものを利用したことがない。間違いなくこれからもないし、関心もない。 もし関心を持ったとしても、20歳から東南アジアの歓楽街をうろついて、ついに定職を持たずに今日に至った「どこの馬の骨だか分からない男」は普通の女性に選ばれるとも思えない。 「今まで何をしてき […]

◆アメリカで起こっている売春排除の強い動き。それは成功するのか失敗するのか?

最近、アメリカではストリート売春や売春ビジネスそのものを非常に厳しく取り締まる傾向が高まっていている。 昔からアメリカはおとり捜査が当たり前に行われていたのだが、警察官だけでなく一般人がドローンなどを駆使して、売春ビジネスをするセックスワーカーや女性に関わろうとする男性を隠し撮りしている。 隠し撮りするだけでなく、行為が始まった瞬間にカメラを抱えて駆けつけて、「売春は禁止されている。お前たちは何を […]

◆日本は抜本的にシングルマザーの女性の総合的な救済対策を取らなければならない

これまで私は多くのシングルマザーの風俗嬢と出会っているのだが、彼女たちを取り巻く状況は日本の中でもますます悪化しているように見える。 毎年のように、シングルマザーの女性が自分の子供を虐待死させる凄惨な事件も相次いでいるのだが、もうそろそろ日本は抜本的にシングルマザーの女性の総合的な救済対策を取らなければ、どうしようもない。 シングルマザーは全国で約120万以上の世帯があるのだが、彼女たちの相対的貧 […]

◆ルッキズムの下剋上としての美容整形は、必ず成功するとは限らないのが現実

ルッキズム(外見至上主義)に対する風当たりが非常に強くなってきている。「外見で人を判断するのは差別」「美しいというだけで特別扱いするのは時代遅れ」と女性たちは述べる。 しかし、そうやって述べる女性たちも化粧をして、外見を装って、少しでも美しく見えるように「装っている」のは非常に大きな矛盾でもある。 人は誰でも自分を良く見せたいという感情がある。見た目が良ければ評価もいい。好感度が高ければ得すること […]

◆アダルトビデオから女性を救うための規制強化がもっと醜悪な事態を生み出す理由

日本政府は今後、より広い範囲から税金を取りまくりたいので、成人年齢を20歳から18歳に引き下げた。 これによって、アダルトビデオは18歳が違法で出演させられても取り消しできなくなるわけで、多くの女性団体が懸念を表明し、「18歳の少女を守るよう」に政府に嘆願書を出している。 現在、与野党は新成人アダルトビデオ出演強要防止のための法案で協議を重ねているのだが、だいたい以下の内容で法案の骨子がまとめられ […]

◆18歳の女子を成人にして、政府と企業と裏社会の人間が虎視眈々と狙うこと?

私が日本の風俗が「残酷な場所だ」と思うのは、女性たちには何の防御もなく性サービスを強要されており、それが当然のように受け止められているからだ。今後、コロナ禍も収束に向かっていくと、再びインバウンドがうなりを上げて回転していく。 衛生観念や性病に対する予防は国によって差がある。当然、日本よりも衛生観念が甘い国もたくさんあるわけで、そうした国の男性を介して日本人の風俗嬢に予期せぬ性病が広がったりする可 […]

◆邪悪な世界の聖母。不景気の中の物価上昇で追い込まれるシングルマザーのこと

日本は今、賃金が上がらないのに物価が上昇するという局面に入っていて、いよいよ「スタグフレーション(不景気の中の物価上昇)」が起こっているという分析も出てくるようになってきている。 この2年以上におよぶコロナ禍で、非正規雇用者は景気の調整弁として切り捨てられてホームレスになる寸前にまで追い込まれて何とか踏みとどまっている人たちにとっては身を切るような状況になっているのである。 非正規雇用者と言えば、 […]

◆61万6000人の貧困シングルマザーはスタグフレーションの中でどうなるのか?

SNSで相談した相手の家に転がり込んだら598回も売春をさせられて、稼いだ金をすべて搾取された女性は子供を抱えたまま、家賃も払えなくなっていたシングルマザーであった。(ブラックアジア:極悪夫婦に598回に渡って売春を強制されていた女性はなぜ逃げなかったのか?) 彼女は「もう、どうしていいのか分からない」ところで、このようなことになってしまった。598回も売春をさせられた彼女はシングルマザーの苦境の […]

◆生活に追い詰められてしまった女性が風俗嬢になるのは良いのか悪いのか?

普通の家庭で育ち、普通の教育を受け、だけれども運が悪くて非正規雇用の仕事しか見つからなかったので、少ない給料でささやかに慎ましく暮らしている20代半ばの女性がいたとする。 彼女は一生懸命に働いているけれども、ある時、会社の業績が立ちゆかなくなって自分は悪くないのにリストラされる目に遭ってしまう。貯金は数十万円くらいはあるが、それに頼っているとすぐにゼロになって家賃も払えなくなってしまう。 次の仕事 […]

◆ステルシング禁止法。性行為の途中でコンドームを黙って外してしまう男たち

2021年9月7日。世の中がコロナ禍で混乱している中、アメリカのカリフォルニア州議会は「ステルシング(stealthing)」を違法にする法案を満場一致で可決し、10月10日に州知事が署名したことで法律が「ステルシング禁止法」として成立することになった。 この法案を提出したのはクリスティーナ・ガルシア議員だった。彼女はこれを「すべての女性が望んでいたもの」と喜びを隠さなかった。 日本人には「ステル […]

◆中絶数14万5340件の日本。しかし、ほとんどの男はそれに関心がないという現実

2021年12月22日、イギリスの製薬企業ラインファーマが、薬で中絶ができる「経口中絶薬」の使用許可を厚生労働省に申請している。これが通れば、国内初の経口中絶薬となる。薬の名前は「ミフェプリストン」と「ミソプロストール」である。 中絶手術というのは女性の身体に大きな負担をかける。これが認定されると中絶はより安全になるのだが、「お手軽に中絶できる環境を生み出すのは果たしてどうなのか?」「経口中絶薬で […]

◆結婚制度の崩壊の先には何があるのかを、表社会の人間たちは誰も知らない

日本のシングルマザーは約123万2000世帯もいる。(ブラックアジア:なぜ日本のシングルマザーは地獄なのか?約123万2,000世帯の半数が貧困=鈴木傾城) その半数が貧困であることを見ても分かる通り、日本はシングルマザーに対して優しくない。日本では女性がひとりで生きていくというのは並大抵はことではないのだが、シングルマザーに対しても、無関心・無干渉を貫く。 私は日本のアンダーグラウンドで身体や性 […]

◆低賃金化・社会の高度化・性の自由化で不安定になった女性たちが苦しむ

ここ数年で、鈴木傾城は身体を売る女たちと接する機会を増やしている。今でもこの試みは続いている。 そして、以前から統計データで分かっていたことが、女性たちの必死で生きている姿から浮き彫りになっていることに気づいた。それは、学歴の問題だ。彼女たちの中には高学歴の女性もいるにはいるが、高学歴の女性が堕ちるのは主流ではない。 やはり、学歴を持たない女性が堕ちるのが主流だった。彼女たちは高学歴を求める社会か […]

◆セックスの仕事をする女性は、それをいつまで続けるのか

セックスは肉体労働だ。肉体を動かすための動力は筋肉が担っている。その筋肉の働きを調べるには「持久力」「敏捷性」「瞬発力」をそれぞれ見れば分かる。 文部科学省は日本人の基礎体力についてデータを出しているのだが、それによると一般的に筋肉の働きが最もピークに達しているのは以下の年齢だった。 「持久力」の年齢的なピークは15歳。 「敏捷性」の年齢的なピークは18歳。 「瞬発力」の年齢的なピークは19歳。 […]

◆与謝野晶子は売春地帯を廃止せよと叫んだが現実に敗北した

日本は明治・大正・昭和初期までは貧困が広く深く蔓延していたので、女性が「身を売る」というのは決して珍しいことではなかった。 現在、東南アジアや南米やアフリカの貧困国に売春地帯や売春女性が溢れているように、日本も昔は売春女性が溢れていた。教育も資産も仕事もない女性ができることと言えば、それしかないのである。 だから、昔の日本は売春女性を表す言葉が、驚くほど豊富に存在した。 売笑婦、売春婦、酌婦、夜鷹 […]

◆途上国の女たちの成り上がり方法。貧しい彼女たちは「コレ」を真剣に使う?

日本人は英語ができない民族だと言われるが、この日本人をたちまち英語を話せる民族にする方法がひとつある。それは、日本を「世界でも下から数えた方がいいほどの失敗国家」にすることだ。 国が混乱し、経済が崩壊し、国土が荒れ、国民全員が貧困化すれば、日本人の多くは英語が話せるようになる。なぜなら、日本に見切りを付けるため、必死になって語学を学ぶようになるからだ。 2014年3月。タイ・バンコクでアフリカのブ […]

◆ミリー・クーパー96歳。世界でもっとも歳を取った売春女性

女性の美しさを表現するのに「花の命は短い」と昔の人は表現した。まったくその通りだ。花の美しさも、女性の美しさも、急激に失われて消えていく。 だから、女優やモデルは数年でトップが入れ替わり、どんなに美しかった女性も歳に抗えずに消えていく。 これは夜のビジネスをしている女性にも言える。売春ビジネスの世界では特にシビアな弱肉強食の論理が支配していて、歳と共に容姿が衰えていくと、女性の実入りは急激に減って […]