人類は「破滅がわかっていても、何かが壊れるまで止められない」性質がある?
自然を破壊し続けたら最後には自分にツケが返ってくる。債務が増え続ければ、いずれ債務に押しつぶされる。間違った政治信条で突き進んだら、やがて行き詰まって破滅する。そうした危機を想像できても、うまく対処できるとは限らないのが人間の本性でもある。何かが壊れるまで止められないのだ。(鈴木傾城)
自然を破壊し続けたら最後には自分にツケが返ってくる。債務が増え続ければ、いずれ債務に押しつぶされる。間違った政治信条で突き進んだら、やがて行き詰まって破滅する。そうした危機を想像できても、うまく対処できるとは限らないのが人間の本性でもある。何かが壊れるまで止められないのだ。(鈴木傾城)
リストカット、ピアス、オーバードーズ、タトゥー、瀉血などで、身体を痛め続ける『病み垢界隈』の女性の話を聞いているうちに、ふと自分の身体を破壊したいという自傷衝動を持った女性は、いつ頃から日本に存在しているのか気になった。 自傷というのは、いつから生まれた言葉なのかわからないのだが、これが特別な符号として広がっていったのは最近だと思う。しかし、自傷という言葉が広がる前から自傷する女性がいたわけで、そ […]
今度はインド・ニューデリーのスラムも破壊されたことが報じられている。デリー高等法院は、「今回の取り壊しはその司法判断に基づくもの」と述べて、市有地や国有地を不法占拠しているとする家屋の撤去を命じたのだが、その判決はあまりにも唐突で、かつ強引で容赦がない。(鈴木傾城)
日本のシングルマザーは2021年度の統計で約119.5万2000世帯もいる。そして、このシングルマザーの相対的貧困率は44.5%と非常に高く、OECD加盟国の中でもワースト5位という状況になっている。 これを見てもわかるとおり、日本はシングルマザーに対して優しくない。日本では女性がひとりで生きていくというのは並大抵はことではないのだが、シングルマザーに対しても無関心・無干渉を貫く。 私は日本のアン […]
タイの株式市場は長期チャートを見ても、2018年初頭に100ドル超となったあと、ずるずると下落して現在は50ドル近辺となっている。この7年で株価は半分まで下落した。さらに現在は、政治経験も浅く、力のない首相がトップに立って政治は荒れるばかりだ。しばらくタイには期待しないほうがいい。(鈴木傾城)
2025年6月2日夜、パキスタンの首都イスラマバードで17歳の人気インフルエンサー、サナ・ユサフが自宅で銃撃を受けて死亡した。銃撃したのは、22歳のウマル・ハヤットという男だった。 この男は、一度も会ったこともない彼女に、執拗かつ粘着的に求婚を繰り返し、それを拒否されたことへの怨恨から犯行に及んだことが判明している。 男は防犯カメラに映る映像から身元を特定され、現場から逃走を図ったものの、すぐに確 […]
飛行機事故が起こると、ほぼ全員が死亡する確率が高い。しかし、たった1名だけ生き残るケースもある。生き残るために、彼らが何かをしたわけでもない。また、座席の良し悪しがあったわけではない。すべては偶然だった。私たちは誰でも偶然、生き残るかもしれないし死ぬかもしれない運命にある。(鈴木傾城)
ホストクラブでは女性を騙して借金まみれにさせてカネを巻き上げたあげく、風俗や売春の世界に売り飛ばすためのマニュアルがあって、店側が新人ホストにそれを講習という形で教えている。 このマニュアルでは「昼職に就く20歳以上でホスト経験のない女性」をターゲットと規定して、そういう女性に色恋を仕掛けて金銭を吸い上げる手順を細部まで指示しているようだ。 マッチングアプリで接触し、恋人を演じて警戒心を解く。続い […]
アンダーグラウンドでいろんな人と接していると、頭が良く、かなりIQが高いと思われるのに、社会の底辺に向かって転がり落ちていく人がいることに気づく。IQが高くても成功できない人がいる。最近、こうした人たちの研究から、「非認知能力」がクローズアップされるようになりつつある。(鈴木傾城)
10年前に投稿をもらったのですが、当時は諸般の事情で掲載できなかった投稿があります。これをブラックアジアに掲載したいと思います。舞台は1990年代後半のスワイパーです。 もうすでにスワイパーは、あの時代の「歓喜」と「狂気」を示す闇の歴史になってしまっているのですが、今でもあのスワイパーを経験した男たちは、あの時代を忘れていません。 スワイパーは1990年代後半を象徴する最強の売春地帯であったと言え […]
閲覧注意 2025年6月12日、インド・アーメダバード発ロンドン・ガトウィック行きのエア・インディア171便(AI171便)が、アーメダバード空港を離陸直後に墜落している。搭乗していたのは乗客232名と乗員12名、合計242名。 事故発生は現地時間13時38分ごろ、離陸から1分も経たない高度約190メートルで機体の信号が途絶えた。墜落現場は空港外周の住宅地「メガニナガル」地区で、墜落後は黒煙が立ち […]
深田萌絵さんのチャンネルに出ております。「ギャンブルが正しいこと」「考えないのは正しいこと」になる理由。どういうことだと疑問に思った方は、どうぞご視聴ください!
風俗嬢をウォッチしていると、「出戻り」の女性が珍しくないことがわかる。「伝説の姫が復帰!」だとか「期間限定で復帰」だとか「あのランカーの女性が戻ってきた!」とか、そういう紹介をしているパネルも多い。これらはすべて、出戻り嬢の紹介だ。 あるいは「かつて、どこそこの店ではナンバーワンだった」とか、「かつてはAV女優だったが風俗で復帰」だとか、そういう紹介がある。これらも、やはり「出戻り嬢」である。 私 […]
深田萌絵さんのチャンネルに出ております。「ひたすら増えている梅毒の原因はなんだったのか?」と疑問に思った方は、どうぞご視聴ください!
覚醒剤は「キング・オブ・ドラッグ」と言ってもいい。どんなに禁止されても、世の中から絶対になくならない。東南アジアでも覚醒剤汚染はひどいが、日本においても覚醒剤は、現在も深刻な社会問題である。 2024年の薬物事犯検挙者数は13,462人であり、前年より増加していた。中でも覚醒剤関連の検挙者数は6,124人と、前年の5,914人から10年ぶりに増加へと転じた。 かつて平成9年には約2万人の検挙者があ […]
「今までと変わらず普通に暮らしているのに、どういうわけか最近は生きにくい」というのは、時代に取り残されてしまったところに原因があることも多い。「自分の立ち位置」が時代に合うかどうかだけで人生は180度違ってくる。定期的に自分の立ち位置を考えるのはとても重要なことだ。(鈴木傾城)
オーバードーズをしている女の子たちを食い物にする大人が大勢いるというので、彼女たちを支援する団体を作ってボランティアをしていて、マスコミから脚光を浴びていたハウル・カラシニコフという男がいた。 蓋を開けてみたら、実はこの男も未成年の女の子を自室に連れ帰って性行為をしていたクズだというのがわかって、逮捕されて、拘置所で死んでいった。正義づらしたこのクズのことは、私の著書『病み、闇。ゾンビになる若者、 […]
ローンオフェンダー(単独犯罪者)の起こす事件は、「自分は社会から受け入れられていない」「自分は価値のない存在だ」といった被害妄想や劣等感が裏にある。そうした感情が心の中で鬱積し、内面で怒りが増幅して最後に爆発する。すべての人間に対する敵意、極度の絶望からくる破壊衝動がそこにある。(鈴木傾城)
以前からリベンジポルノや性的なプライベート画像の流出は社会問題となってきた。それが近年のAI技術の急速な進歩によって、その被害はさらに拡大している。 とくにAIによるディープフェイクが深刻だ。(ブラックアジア:もはや、とめられない。山のように登場して進化していくAIポルノの現状) 一般人にも容易に利用できるようになったことで、誰もが偽造画像の被害者となるリスクが日常化した。 そんな中、2025年5 […]
マニラ首都圏は、人口約1400万人が暮らす巨大都市なのだが、その活気ある都市風景の裏側には、数えきれないほどのホームレスや路上生活者が存在している。最近、フィリピンではひとりの女性が排水溝から這い出してくる際の写真が出まわって人々に自国の貧困の深刻さを再確認させた。(鈴木傾城)
多くの国で売春は違法である。「売春禁止法」というれっきとした法律があって、それは明確に禁止されている。だが、興味深いことに、このビジネスを徹底的に取り締まって「売春ゼロ」にしている国はいない。 ほとんどの国は売春を黙認している。いや、黙認という言い方は甘いかもしれない。ほとんどの国は売春を放置している。それくらい、売春は「禁止されているのに一般的」なビジネスである。 どこの国でも売春で生きている女 […]
深田萌絵さんのチャンネルに出ております。「オーバードーズは健康志向?」と疑問に思った方は、どうぞご視聴ください!
最近、日本の風俗に大きな変動が起きているという。ソープ嬢が確保できず、経営が傾いているハコが増えているという。特に、地方では閉鎖してしまったソープも出てきている。 「このままでは、ソープはもう持たない。みんなつぶれる」という声もある。 いったい何が起きているのか? スカウトグループ『アクセス』が摘発されてから、すべての流れが変わったと、この業界の関係者は述べる。スカウトについては、以前にもブラック […]
ブラックアジア✕シックスサマナ同窓会 いよいよ明日です。皆さんにお目にかかれるのを楽しみにしております! 『ブラックアジア』『ダークネス』でおなじみの鈴木傾城。『ルポ西成』『ルポ路上生活』『ルポ歌舞伎町』等、実体験系ルポライター國友公司。人生再インストールマガジン『シックスサマナ』発行人、クーロン黒沢の三名が、暗くじめじめしたアジアの思い出を語る夜。(申し込みはこちらから)あまり話したくないことま […]
近藤倫子さんの動画に出ております。『病み、闇。』の内容の話をしております。ご覧下さい。
2025年5月、タイ・ペッチャブーン県で、親が自らの子供たちを使ってポルノを製造し、オンラインで販売していた事件が発覚している。34歳の母親とその夫が、自分の9人の子供たちのうちの6人を使っていた。 家族は経済的困窮にあったので、手っ取り早くカネを儲けるために子供たちを使ったポルノ製作に乗り出していた。その中心になっていたのは、こともあろうか母親だった。子供たちに性的行為を教え、強要し、その様子を […]