◆ネクロサディスト(死体加虐性愛)の根底にあるものと、はじめの一歩になる行為

◆ネクロサディスト(死体加虐性愛)の根底にあるものと、はじめの一歩になる行為

最近、日本で起きた死体損壊の事件で、もっとも有名になったのは2023年7月、札幌・すすきののホテルで、田村瑠奈が起こしたものだろう。彼女はダンスクラブ『X』で62歳の被害者男性と知り合ったのだが、この男にレイプされていた。

そのレイプした男がふたたび連絡を取ってきたので、彼女はすすきのにあるラブホテルで男を刺し殺したあと首を切断し、その首を自宅に持ち帰ったのだった。

この事件では、彼女の両親が彼女の異様な犯罪を手助けしているのだが、瑠奈は超過保護に育てられていて両親は彼女のやることをとめることができなかったようだ。

この事件では、30歳の小柄な女性が男をラブホテルでめった刺ししただけでなく、生首を持ち帰ったというところに異様さがあるのだが、もっと異様だったのは、彼女は殺害する場面も動画に撮って残しており、さらには持ち帰った生首を損壊するところまで動画で撮っていたのだった。

その動画はどうだったのかというと、光文社の週刊紙『Smart FLASH』には、このような記載がされている。

『自宅では頭部から皮膚をはぎ取り、左右の眼球、舌および食道気管を摘出して死体を損壊した。また、同7日に瑠奈被告は、頭部から右眼球を摘出する場面を父親にビデオ撮影させていたという』

なかなか、凄惨な死体損壊である。これを読んだとき、「ああ、なるほど」と私は思ったのだった。ただ、憎悪に駆られているくらいでは、このような殺害はできない。こうした死体損壊は「憎悪以上のもの」がある。

それは何だったのか。

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