オーバードーズ

市販薬でオーバードーズしている女性は、その前にのめり込んでいたものがある?

書籍『病み、闇。 ゾンビになる若者、ジョーカーになる若者』では、若者たちのOD(オーバードーズ)について取り上げて、何人もの若者に話を聞いたが、この薬物の過剰摂取は私が想像している以上に若者たちの間で広がっていて恐ろしかった。 この書籍の副題にある「ゾンビになる若者」と言うのは、まさにオーバードーズしてゾンビのようになる若者のことを指している。ちなみにゾンビというのは、取材したオーバードーズの女性 […]

◆坂口杏里も睡眠薬のオーバードーズ。睡眠薬の依存によって精神不安定になる?

書籍『野良犬の女たち ジャパン・ディープナイト』で、「倒れる寸前の女性がやってくるとは」という内容を書いたことがある。最近、場末のデリヘルに所属していたあの女性のことを、再び思い返す機会があった。 理由は2つある。 1つは、先日、歌舞伎町を歩いていたときに、彼女とよく似た女性が虚ろな目をして歌舞伎町を歩いていたからだ。その彼女が「あのとき」の彼女だったのかどうかは分からない。 しかし、雰囲気がよく […]

オーバードーズにリストカット。自らの身体を傷つける女性を突き動かすもの

最近、私たちは「オーバードーズ」という言葉をよく聞くようになった。オーバードーズとは「薬の過剰摂取」を指すのだが、今トー横界隈でも10代の若者が市販薬を過剰に摂取する行為が流行っていて、それが広がっている。 SNSが若者に定着する前は、それぞれの若者たちは孤立していて、オーバードーズしようにもどうやっていいのか分からなかった。たとえば、どのクスリをどれだけ飲めばパキる(クスリが効いた状態になる)の […]

◆病んだ時代に病んだ文化が増殖。メンヘラとオーバードーズが生み出す奇妙な世界

将来に展望を見出せず、やりたいこともなく、何となく空虚に生きていて、親にも理解されず、学校でもいじめられ、落ちこぼれ、行き場を失い、自分が何のために生きているのかを見失う若者たちがいる。 常に挫折感を心に抱き、生きるのがつらく、苦しく、この世に自分の存在感がまったくないように思え、その悲しみから逃れることができない。こうした若者を惹きつけるのがドラッグである。 2020年に相鉄線の瀬谷駅で飛び降り […]