CATEGORY 貧困・格差

【特別寄稿】将来、是正不可能な円安がきたとき、はたして日本人は正気でいられるだろうか?

この記事は『鈴木傾城のダークネス・メルマガ編』のコンテンツなのですが、一部日本のアンダーグラウンドにも触れているので、今回のみ【特別寄稿】ということで、ブラックアジアの会員読者にも提供します。(鈴木傾城) * * * 円安が進行している。円安をとめるのは簡単だ。ただ単に、日銀が金利を上げれば万事解決だ。しかし、日銀の仕事は為替相場を操作することではなくて、国内の好景気・不景気を金利で調整することで […]

◆ハイチが完全なる「修羅の国」に。国全体が大混乱に陥ってマッドマックス状態

治安が崩壊し、完全に無法地帯と化した国がある。カリブ海の島国ハイチだ。国の8割はギャングが支配し、もはや政治・経済は完全に崩壊してしまった。 ハイチはもともと貧しい国であったが、その貧しさに拍車をかけたのが2010年1月12日に起きた大地震である。マグニチュード7.0で、街は完全に倒壊し、最終的には31万6000人が死亡するという壮絶な災害でもあった。 このときの略奪・暴力・殺人が横行するハイチの […]

◆外こもりをする男たちが困窮し、私が困窮しなかったのは「ここ」が違った?

2005年頃、安田誠というペンネームを使って『外こもりのススメ – 海外のほほん生活』という本を書いたのは、33歳の棚橋貴秀氏だった。 この「外こもり」というのは「引きこもり」の対比として作者は使っていて、「日本で引きこもりをするなら、海外で引きこもりをしたほうが楽しく暮らせる」という主旨で使われた。 この当時はFX(為替証拠金取引)が大流行していた時代で、この作者もFXをやっていて、 […]

◆東南アジアの歓楽街に沈んできた鈴木傾城の経済観念は果たしてどうだったのか?

アメリカ人の最近の若者の意識を調査したところ、パートナーは「回答者の3分の1以上が身体的な相性や知的な相性よりも、経済的な相性の方が重要だ」と答えているのだと言う。 とくに、1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代では顕著で、49%が「身体的な相性よりも、精神的な相性よりも、経済的な相性が大事だ」と答えているようだ。 要するに、ほぼ半数が「経済的な相性」が合わないとパートナーにはなれない […]

◆貧しさから抜けられない貧困層は、いずれ「2つの悪」によって下剋上しようとする

日本人は貧困に落ちると、その多くは「一生懸命に働く」ことで何とか生活苦から脱することができると思う。今のところ、日本では一生懸命に働くことで報われることが多い。だから「一生懸命に働く」は、まだ正解と言える。 ところが、途上国ではうまくいかない。 すでに人々は一生懸命に働いてきた。自分の置かれた環境の中で、私たちの思う以上に途上国の人々は働いている。信じられないほどの安い給料に、信じられないほど劣悪 […]

◆アメリカのどん底。そこで起きていることは日本でも起こり得ることを忘れるな

アメリカが世界最大の覇権国家であるのは誰もが知っている。しかし、そこに住む国民の全員が映画のセレブたちのように派手に暮らしているわけではない。 2023年になってからアメリカはホームレスの数が前年比で11%も増えているのだが、フードスタンプに頼る人たちは4000万人以上、さらにラテン系や黒人たちの貧困層も拡大しており、成功者や勝ち組と言われる層はほんの少ししかいない。 フードスタンプとは、アメリカ […]

◆タイのゴミまみれ住居。大量の虫が湧く中で、家族はなぜそれを受容したのか?

大阪のドヤ街である西成区あいりん地区で、ひたすら集めている生活保護の人に会ったことがある。 彼はいつ会ってもたくさんのビニール袋やズタ袋を手にしていて、街で不要品を拾っては部屋《ドヤ》に持って帰っていた。そのため、彼の部屋はゴミでいっぱいになって本人すら入れないような状態になった。 見かねた相談員が新しい部屋を用意すると、そちらもゴミまみれにしてしまう。この人と話をしてみると、やや論理的ではない話 […]

◆インド。改善されない貧富の差と腐敗、縁故主義が経済成長を阻害する

2018年11月30日。日本経済新聞は『インド7.1%成長、消費・投資ともに堅調』というタイトルで、インド経済が好調であることを伝えている。7.1%とは大した伸びだと、感慨深くインドを思った。 しかし、私はインドに関しては、やや懐疑的なスタンスを崩していない。 私はシンガポールでインド系の女性と知り合ったあと、南アジアに興味を持って、インド・バングラデシュ・パキスタン・スリランカと立て続けに訪れた […]

◆スキッド・ロウ。格差社会アメリカで貧困層が集住する場所

アメリカは世界最大の先進国であり自由の国でもあるが、激しい競争社会でもあり格差の国でもある。国民のほとんどは、協調よりも競争をモットーにしている。だから、その結果もまた甘んじて受け入れる。 野心と運と向上心に溢れている人には、アメリカ以上にエキサイティングな国はないのだろう。 才能があれば、どこまでも上り詰めることができる。そして、他の国では考えられないような報酬を受け取ることもできる。 たとえば […]

◆ハイチの女性。追い詰められている「褐色の肌」の女性たち

ハイチで巨大地震が起きて国そのものが壊滅したのは2010年1月13日だった。倒壊した建物の下敷きになったり、その混乱の中で死んでいった人たちは約31万人にもなった。 地震直後からハイチは略奪都市となった。(略奪の都市となったハイチ。無法地帯に略奪者が闊歩する) さらに、その地震のあとにはコレラが蔓延して、せっかく地震を生き延びた人々も次々と死んでいった。そのとき、街で裸の女性が放置されたまま誰も助 […]

◆ハイチ奴隷児童。見えないところで奴隷化されている子供

ハイチは2010年1月12日にマグニチュード7.0の壊滅的な地震に見舞われた。 倒壊、暴動、略奪、路上射殺と、ハイチは一瞬にして、暴力的な事態となり、その後、コレラも蔓延し、分かっているだけでも23万人以上がこの地震の関連で亡くなっている。 両親と死別した子供たちの人身売買も発生していることが明らかになっている。アメリカのみならず、すでにヨーロッパにも売られている。 非合法な人身売買もあるが、合法 […]

◆カンボジアにも、いよいよ埋めがたい格差問題が生まれてきた

バンコクのカオサン・ロードで、知り合った日本人の友人たちと、けだるい会話を楽しんでいたことがあった。まだ、20代だった頃だ。 そのとき、ひとりの女性の物乞いが目の前に立った。 今でも彼女の出で立ちを鮮明に思い出す。何日も着替えていないようなボロをまとって、頭には薄汚れた赤い布を巻いていた。 日焼けして黒くなったカサカサの肌、すがるような瞳。喜捨を求めて差し出された掌は垢だらけだった。 30歳過ぎく […]