CATEGORY 社会問題

◆リストカットという言葉が定義される前から、それは女性の間で行われていた?

著書『病み、闇。ゾンビになる若者、ジョーカーになる若者』を書いてから、リストカットやオーバードーズする女性のことを考えることが多くなった。今も、そうした女性から連絡が来ることもある。 みんな、身体よりもまず心が傷ついている女性でもある。 心が傷ついた女性は、その心の傷に合わせて身体も傷つける。ある女性はそれがリストカットになり、ある女性はそれが大量のタトゥーになり、ある女性はそれがピアスやスプリッ […]

◆コンプライアンス違反でブラックアジアも鈴木傾城も社会的抹殺される日がくる?

芸人が素人の女性に手を出して叩かれているのだが、私自身は事件そのものよりも、社会の変化のほうに関心がある。 すでに時代はキャンセル・カルチャー(集中的な批判を浴びせて対象を表社会から排除する動き)となっている。不品行を攻撃された人間は、下手したら完全に消し去られることになる。 しかし、その程度がどうであれ、人間は長く生きていればいくらでも不品行を経験しているのも事実だ。要するにキャンセル・カルチャ […]

◆学歴・知能・容姿・性格・出身が悪くてもハンディを一瞬で超越させるモノがある

私の知り合った風俗嬢のひとりは、「ある日、ものすごく印象的に残ったことがあった」と私に話してくれた。 「だいぶ前なんだけど、あるお客さんがついたんですよ。めちゃくちゃ早口の中年のおじさんだったんですけど、私から何も聞いてないのに、僕は東大卒業だとか言い出して学歴自慢する人だったんです。仕事でストレスいっぱいだから風俗で遊んでるんだとか。東大が本当かどうか知らないけど」 「東大卒でも風俗に通うのか… […]

◆国外永住者の増加。日本を見捨てるのは難しいがそれでも見捨てる人が増えている

2022年頃から円安が定着していき、日本円の価値の低下がひしひしと感じるようになってきた。これによって、ドルを握りしめた多くの外国人が日本に「来襲」してきているのだが、もうひとつ考えなければならない動きがある。 それは、日本人も「高い賃金」を求めて海外に出ていく流れである。 オーストラリアなどで働きに出る日本人も大勢いるし、アメリカに行ってしまう日本人も増えた。とくにIT技術系などのホワイトワーカ […]

◆これから日本のアンダーグラウンドで主流になっていくのが「ギャング」である

「多文化共生」みたいな美辞麗句を言っていたら、文化も宗教も伝統も考え方も生活習慣も何もかも違う民族同士が対立し、衝突し、殺し合いになるのは「誰でもわかっている結末」である。 しかし、世界中で「多文化共生」みたいな美辞麗句が謳われて移民を大歓迎した結果、どうなったのかというと、社会がぐちゃぐちゃになって治安が悪化してしまうことになった。 他にもある。「稼ぐが勝ち、稼げない奴はクズ」みたいなことを言っ […]

◆(2016年に書いた憂慮が成就)貧困女性が路上で売春するアメリカの光景は日本の未来だ

(この記事は2016年1月26に書いたものです。鈴木傾城の憂慮は大久保公園に大量の日本人女性が立つようになって成就したのだと思います。改めて読んでみて下さい) *** ニューヨークは超富裕層と極貧層がモザイクのように散らばって住む大都市であり、それはそのままアメリカの凄まじい格差社会を示す光景となっている。 そこでは黒塗りのリムジンが走るわきで、盗んだショッピングカートに汚れた毛布や衣服を入れてよ […]

◆多文化共生は残虐で猟奇的な事件の輸入に他ならない。治安悪化で荒廃する日本

2022年10月16日の午後6時30分、東京・池袋のサンシャイン60の高級フランス料理店で、客同士数十人が突如として大乱闘を始めて店内をぐちゃぐちゃにして逃げ去るという事件が起きた。 後で分かったのだが、この事件を起こしたのは中国人のチンピラ集団「チャイニーズ・ドラゴン」たちであり、彼らが出所祝いで集まったところ、何らかの理由で乱闘になったのだという。 中国人のチンピラが集団でやりたい放題している […]

◆欧米では女性ホームレスも当たり前。日本もまた女性ホームレスが目立っていく

アメリカは貧富の差が非常に激しい国であり、だからこそホームレスがストリートに溢れ、ドラッグ依存者がゾンビのようにさまよい、暴動が起きて略奪が起きて乱射事件も起こるのである。 しかしながら、アメリカは資本主義の総本山でもあり、成功者はどこまでも成功して、一代で1000億円どころか、1兆円だとか10兆円の資産を持った事業家もゴロゴロと生まれるような、そういう世界である。 また、事業家だけではなく、ごく […]

◆日本女性の絶頂期だったバブル。しかし、彼女たちは頂点から転がり堕ちて……

日本の婚姻件数は2000年代に入ってからずっと減少しているのだが、2020年の婚姻件数は52万5490人で、2019年の59万9007人から12.3%も減少してしまっている。コロナ禍によって出会いが制限されてこのような結果になってしまっているのだが、人口の減少はさらに続いていく。 では、コロナ禍が落ち着いたら婚姻件数はどんどん上昇する局面に入るのだろうか。 コロナ禍は特殊要因なので、多少は婚姻件数 […]

◆円の価値の喪失は、日本が日本女性を失うひとつの兆候と気づいている人はいない

私が最後にタイにいたのは2019年なのだが、この頃のレートは1万円が2900〜3000バーツだった。 かつては1万円が4000バーツの時代もあったので、それを考えると3000バーツあたりは、「ずいぶんタイのバーツの価値も上がった。いや、円の価値が下がったのか……」と複雑な心境になったのだったが、今はもっとひどいことになってしまっている。 円は今年2022年に入ってから、あらゆる通貨で価値を落として […]

◆銀行口座が持てない……。日本もアンダーバンクドの人たちが増えると思う理由

途上国のセックス産業に堕ちていく女性たちには、共通して欠けているものが一つあった。それは貯金である。 日本ではカードを持たないという女性はたくさんいるが、途上国の貧しい女性は、生まれてこの方、カードどころか銀行通帳すらも作ったことがないという女性もいたのだ。あまりにも貧困過ぎて、生まれながらにして銀行と接点がなかった。 銀行口座を持っていない人たちのことを「アンダーバンクド(underbanked […]

◆人間社会は、順応できない人間をどのように淘汰するのか?

元々、自分勝手で粗暴でうまく生きられない人間がいる。人の言うことは一切聞かず、無理に押さえ付けると激しく怒りを吐き出して暴れる人間がいる。 他人に指図されるのが心底嫌いで、しかも自分以外の人間を人間とも思わない。そのため、平気で暴力をふるい、暴言を吐き、裏切り、足蹴にする。約束も守らない。気に入らないとすぐに相手を恫喝する。 態度も悪く、口の利き方も横柄で、わざと相手を怒らせたり、物を壊したりする […]

◆祖母も母親も娘も売春で生きる光景は他人事ではなくなる

いったん閉鎖され、取り壊され、そこで働いていた人たちを追い出したら、その売春地帯が復活するのは絶望的だ。しかし、時には奇跡も起こることがある。 「穢れた女たちはすぐにここから立ち去れ!」と地元の力ある宗教指導者が信者を連れて売春地帯を破壊して回ったのが、バングラデシュのタンガイルだった。(つぶせ、追い出せ、奪え。バングラデシュ売春地帯の終焉) 私はバングラデシュにいるとき、この売春地帯を訪れている […]

◆「ただで分け与えるくらいなら捨てる」のが資本主義の論理

インドでは道ばたで朽ち落ちたように餓死して死んでいく貧困層もいる。 ユニセフが子供たちの環境について調査した結果を記した「プログレス・フォー・チルドレン」によると、インドの5歳未満児に占める発育障害の割合は46%もいるという。 発育障害は言ってみれば長期的な発育不良で体重が基準に満たない子供たちを指すのだが、その理由は栄養が足りないことに原因があることが多い。 そのため、病気にも罹りやすく運動機能 […]

◆知能指数がいくら高くても、社会的に成功するわけではない

マルコム・グラッドウェルの著書『天才!』によると、いくら知能指数が良くても、社会的に成功できなかった天才は山ほどいるという。 730人のIQ(知能指数)の高い天才の記録を調べた結果、天才であってもその後の人生は3つのグループに分かれた。 (A)社会的に成功しているグループ。 (B)まずまずうまくやっているグループ。 (C)社会的に成功できていないグループ。 私たちはIQの高い人間は全員がその知能ゆ […]