日本

1/2ページ

◆大久保公園にずっといる「正体不明の女たち」は誰だったのか?

ブラックアジア in ジャパン 青山に用があったので夕方までそこにいたのだが、ふと歌舞伎町に寄りたくなった。電車で新宿まで行き、東口の改札から歌舞伎町に向かってゆっくりと歩いた。 歌舞伎町は相変わらず観光客でいっぱいだ。中国語や韓国語があちこちから聞こえてくる。キャリーバッグを引きずりながら歩いている女性もいる。彼女は家電メーカーの紙袋も抱えているので、すぐに中国人だというのが分かった。 中国人の […]

◆女性のポルノ依存症が増えて出会い系や風俗に向かわせる

アダルトビデオに出演していた女性が「無理やり出演を強制された」として社会問題になっている。こうした事例はブラックアジアでも過去に何度も取り上げた。(ブラックアジア:ストリートからアダルトビデオに堕とされていく女性たち) 「ほしのあすか」という女性も、かつてはアダルトビデオ業界に「囲い込まれていた」と自ら告白したこともあった。彼女はその文章を削除してしまったが、その告白の生々しさは関係者に衝撃を与え […]

産み捨ては、少子高齢化に苦しむ日本社会の暗い闇の側面だ

2017年11月20日。大阪府寝屋川市高柳7丁目に住む斉藤真由美という53歳の女性が交番を訪れて、「子供4人を産み落とした。バケツにコンクリートで埋めて家に置いている」と警察官に伝えた。 寝屋川警察署がこの女性のマンションを調べると、証言通り部屋の押し入れの中には段ボールが4つ置いてあり、それぞれにコンクリートで詰められたバケツが入っていた。このバケツ1つに乳児1人分の白骨死体があった。 この女性 […]

◆大阪・京橋。ヤク中のチンピラも集まる飲み屋の密集地域

インターネットで大量の記事をぼんやりと読んでいると、大阪の繁華街で日曜日の昼間に発砲事件があったというのを目にした。2018年2月18日のことだ。どこの繁華街なのかと地名を見たら「京橋」とあった。 警察官が不審なチンピラもどきの男たちを職務質問しようと声を掛けたら、ひとりの男が突然バタフライナイフを取り出して暴れ出し「撃つなら撃ってみろ」と威嚇した。 東京で「京橋」と言えば一流企業の本社が建ち並ぶ […]

◆女に食わせてもらうためにやっている男たちの手口とは?

この世には、女たちの肉体を食い漁る男とは別に、女たちに寄生して吸血コウモリのように「金」を吸い続ける男たちの存在がある。 あるデリヘル嬢と、こうした男たちのことを話していた時、彼女はこのようなことを言った。 「優しく金を巻き上げるのがホスト、暴力的に金を巻き上げるのがDV男、寄生して金を巻き上げるのがヒモ……」 彼女に言わせれば、この中で一番最悪なのがDV男(家庭内暴力を振るう男)なのだが、「優し […]

◆山谷。かつてのドヤ街の光景から少子高齢化の未来が見える

日本は少子高齢化を放置してきたので、地方からどんどん寂れてしまっている。人口は急激に減少して、地方の僻地どころか、地方都市そのものまで人口が消えてマンションや民家に空白が増えている。 地方のこの惨状は、実際に自分の目で見て見ると「本当に日本はこのままで大丈夫なのだろうか?」と背筋に冷たい汗が流れるような恐怖に駆られる。 以前、広島の人口減で消えていく村や、廃墟になりつつある民家の写真を紹介したこと […]

◆ヨコハマメリー。誰でも自分の輝いていた頃は忘れられない

横浜ニューテアトルで、10月に映画『ヨコハマメリー』を再上映するという情報を聞いた。この映画は2006年に制作されたもので、もうずいぶん昔のドキュメンタリー映画となったが、今でも根強く上映されているというのが感慨深い。 『ヨコハマメリー』については、ブラックアジアでもずいぶん昔に取り上げたことがある。(ヨコハマメリー。日本の戦後が生み出した哀しい女性の物語) ヨコハマメリーは実在の女性である。終戦 […]

◆写真禁止と言っても、どんどん流出していく飛田新地の夜

基本的に売春地帯は「撮ってはいけない」ということになっている。しかし、もう無駄だ。時代が変わった。撮られるのは、絶対に避けられなくなった。 いくら店が恫喝しようが威嚇しようが、約束事を押しつけようが、もう何の意味もなくなった。 今は誰もがスマートフォンを持っているし、そのスマートフォンには一眼レフにも匹敵するような超高性能なカメラ機能が付いている。そして、やってくる男たちの99%はスマートフォンを […]

◆『親なるもの断崖』遊郭に沈んだ女性たちを描いた物語

曽根富美子著『親なるもの断崖』というマンガ作品がある。読者に勧められてこの作品を読んでみた。断崖というのは、北海道室蘭の「地球岬(ポロ・チケウ)」を指している。 酷寒と強風の中、人を寄せ付けないような断崖絶壁。この断崖は作中で何度も何度も登場し、重要な役割を果たしている。その断崖が象徴しているのは「断絶」だ。 遊郭に堕ちていく女性たちの表社会との断絶。 生きる希望を失った女性たちの生からの断絶。 […]

◆「竹の塚」のリトル・マニラ。フィリピン女性は今もいる

東京都足立区の東武伊勢崎線に「竹の塚」という駅がある。公団住宅や都営住宅が建ち並ぶこの界隈は、2005年ほどまでは「リトル・マニラ」と呼ばれていた場所だった。 フィリピン女性は1980年代から年間8万人以上もの規模で日本のアンダーグラウンドに入り込んでいて、彼女たちは1990年代には「じゃぱゆきさん」と言われるようになっていたのは記憶にある人もいるかもしれない。 足立区は2005年まで大量のフィリ […]

◆からゆきさん(6)彼女たちの優しさはどこから来たのか?

明治・大正・昭和と連綿と続く日本の近代史の闇で、貧困のあまり国外で身体を売る女たちがいた。「からゆきさん」と呼ばれた女たちだ。 彼女たちは長崎県南島原にある口之津港(くちのつこう)から密航して東南アジアや東アジアに流れていったことが記録されている。 明治35年から明治44年までの福岡日日(にちにち)新聞の10年間の記事を統計した著述家の森崎和江は、その多くが長崎県島原地方の女性と、熊本県天草地方の […]

◆かつて売春地帯だった新大久保を、12年ぶりに訪ねてみた

日本がまだ貧しかった明治・大正・昭和初期にかけて、「からゆきさん」という海外出稼ぎに向かう女性たちがいた。これについては、ブラックアジアでも取り上げた。以下のものだ。 ■ からゆきさん  (1)シンガポール史の裏面に、明治の女性の影  (2)日本人墓地に記されたからゆきさんのこと  (3)セックスに対する爆発的な需要があった  (4)二木多賀次郎と、村岡伊平治について  (5)400年の歴史を持つ […]

◆からゆきさん(5)400年の歴史を持つ傾城局はやがて国辱に

日本はかつて「赤線地帯」や「遊郭」という名の売春地帯が存在していたが、この政府黙認の売春地帯というのは、いつから存在していたのだろうか。 歴史をずっと辿っていくと、実は鎌倉幕府に行き着くのだが、時の政府が公式に売春ビジネスを許可して税金を取ったというのは、1521年の足利幕府の時代ではないかと言われている。 足利幕府12代将軍であった足利義晴(あしかが・よしはる)は、増え続ける売春ビジネスを見て、 […]

◆「あの子が欲しい」花いちもんめ、という子供の唄の哀しさ

日本人は高度成長期を迎えてから現在まで、後進国や新興国から見ると、過剰なまでの豊かさを享受してきた。多くの人はこの時代しか知らないので、日本は昔から豊かだったと思い込んでいるが、本当はそうではない。 実感として知りたければ、1950年から1960年代の日本映画を観ればいいかもしれない。 この頃に作られた映画は、どの映画を観ても、そういった貧困だった頃の日本をきちんと映し出している。 もともと日本は […]

◆からゆきさん(4)二木多賀次郎と、村岡伊平治について

シンガポールのシンボルは「ライオン」だ。だから、マー・ライオンがシンガポールの観光名所になっている。しかし、シンガポールにはライオンがいたわけではない。シンガポールにいたのは「虎」のほうだ。 1870年頃のシンガポールは重要な港町ではあったが、それでもシンガポール全体が都市だったのかというと、まったくそうではなかったようだ。 「付近はまだ草茫々としていて、虎も折々出て人をさらひ、鰐は少しも珍しくな […]

◆からゆきさん(3)セックスに対する爆発的な需要があった

シンガポールは1819年にイギリスの領土となっている。 そして、イギリス人のトーマス・ラッフルズのインドと中国を見据えた自由貿易政策が行われて、当時の企業が続々とそこに拠点を構えるようになっていった。 この頃のシンガポールは、アジアでも有数の港町として名を轟かせていた。 活況に沸き、次から次へと植民地労働の出稼ぎの男たちが流れて来るようになっていた。 出稼ぎの多くの男たちは、まずはシンガポールに上 […]