CATEGORY 格差

私の知り合った女性の多くは「貯金」を持っていなかったがゆえに闇に堕ちた

日本は、かつては終身雇用が保障されていた時代だった。極端な話、日本人は会社に勤めてさえいれば、貯金がなくても何とかなった。貯金がないまま定年退職を迎えても、今度は年金で何とかなった。しかし、今はそのどちらも消え去った。その上、場合によっては明日リストラされるかもしれないし、明日会社がつぶれてなくなるかもしれない。そんな時代だ。そうであるならば、すべての日本人、とりわけ女性が今すぐにしなければならな […]

貧困の連鎖。貧困の子供が「一生」貧困のままで終わる危険性が高い理由とは

日本の識字率は下がりつつあるのではないかと教育現場から声が上がっているのだが、それでも統計的に見ると識字率は100%に近い。日本では非常に教育の行き届いた社会だと言える。しかし逆の見方をすると、日本では「字が読めるくらい」では何の自慢にもならず、もっと高度な教育が必要になるということでもある。実は子供の成績と親の年収は比例するというのは、すでに文部科学省の全国学力調査の結果から明らかにされている。 […]

表社会から裏社会、そしてどん底になればなるほど賃金は「日給」になっていく

昼職と夜職の大きな違いは、昼職は「月給」が基本であり夜職は「日給」が基本であることだ。また昼職は有休なども整備されていて、一定時間働けば賃金が保障される「固定給」なのだが、夜職の多くは「歩合給」である。固定給と歩合給を組み合わせたものや、本人が月給か日給かを選択できる形態のものがあるのだが、基本的に夜職は「日給、歩合制」が普通だ。(鈴木傾城)

最もカネのない貧困層からカネを奪っていくビジネスがこれから横行するのだ

私たちは生活保護費を貧しい人たちに渡していると思っている。社会の「どん底」では、そうではない。生き馬の目を抜くような人間どもが、貧困者を利用して私たちの税金を奪い取っていく。ずいぶん前から、そのような貧困者をターゲットにして行うビジネスが為されるようになっている。(鈴木傾城)

2時間も女性を目の前にして、彼女の腕時計が高級なものだと気づかなかった日

ビジネスクラスやファーストクラスに乗れる人は、わざわざ狭くて窮屈なエコノミークラスに乗らないように、自然と金持ちは高額だが快適なサービスが得られるところに向かうようになる。格差が極度に広がってそれが徹底していくと、富裕層の目の前から完全に貧困層の姿が消えてしまう。(鈴木傾城)

貧困を克服する気持ちは、そうなれるという希望があるうち「だけ」機能する

貧困を克服するとか、貯金をするとか、豊かになりたいという気持ちは、そうなれるという希望があるうち「だけ」機能する。もし、貧困の中で生まれ、学歴もコネもなく、打開策が見つからない中でもがいていると、どうなるのか。(鈴木傾城)

もう政府も、会社も、男性も、誰も女性を守ることに関心を失っている

ハンサムで背も高くて高学歴で金持ちな男性は「どこか」に存在する。しかし、そのような男はかなり稀少動物なので、ごろごろ転がっているわけではない。 それならば「年収600万円稼いでいる男であれば誰でもいい」と婚活を考えている女性が言うと、その「年収600万円を稼ぐ男も少ない、贅沢だ」と批判される世の中になっている。 「愛し合っていても金のない男なら結婚対象にならない。逆に贅沢をさせてくれるなら、どんな […]

生活が破綻すると分かっていても、自滅するかのように仕事をやめる人もいる

私が知り合った女性のひとりは「私、ひとつのことを続けることができない人だから」と自分を評していた。今まで彼女は半年経てば突如として仕事が嫌になって辞めてしまい、職を転々として生きていた。 辞める理由がなくてもやっていることが嫌になるのか、飽きるのか、緊張感が切れるのか、もともとつまらないと思って我慢していたのが耐えられなくなるのか、彼女の場合は「半年」が限界だったようだ。 彼女は特殊なのだろうか。 […]

負のスパイラル。不利な状況が次々と新たな不利を呼び寄せて堕ちていく

社会的に不利な状況というのは、同じ境遇の人でない限り理解されないことが多い。たとえば、健康な人には病気を抱えて生きている人の苦しみは分からない。充実した人生を送っている人には、鬱病で苦しむ人の気持ちが分からない。 仕事のある人は失業者が仕事を見つからない理由が分からない。高学歴者は低学歴者がなぜ学歴を持たないのか分からない。そして正社員は非正規雇用者をなぜ正社員になろうと努力しないのか分からない。 […]

身分証明書も現金も携帯電話も何もかも捨てて家出して生きられるのか?

2018年に起きたありとあらゆる事件の中で、私が最も忘れがたく今でも気になっているのは、福岡県大野城市で起きた事件だ。 取り壊し寸前のボロボロのアパートに2年間放置された女性の遺体があって、70代の内縁の夫が逮捕されたのだが、この夫は妻が何者なのか知らなかった。 彼女は自分が誰なのかを夫にも言わず、病気になっても医者にもかからず、社会の底辺で、静かに、隠れるように生きていた。(ブラックアジア:30 […]

停滞する日本社会で、これから若者が選ばされる「3つの選択肢」とは?

2019年10月から消費税が現行の8%から10%になる。これに伴い、2019年5月14日の経済財政諮問会議で話し合われたのは「消費が減退しないように最低賃金の引き上げを企業に働きかけること」だった。 しかし、当然のことだが、賃金を引き上げるかどうかという問題は、企業がきちんと売上と利益を確保できるかという部分にかかっている。 誰が考えても分かるが、普通は消費税を引き上げて景気が上向くことはない。む […]

社会の底辺で増えていく家賃滞納。分相応のところで暮らして住所を守れ

衣食住の中で、最も調整が利かないのは「住」である。つまり、経済的にピンチになった時、着るものや食べるものは我慢することで調整できるのだが、家賃だけは自分の意志では調整できない。 そのため、分相応に過大な家賃のところに住んでいたり、過大な住宅ローンを組んでいたりすると、生活が破綻すると同時に「住」も失ってしまう。 カネを失った上に、住むところも失う。それは、まさに人生のどん底だというのは誰しもが思う […]

生活保護の財源不足や年金大幅減額が起きると絶対貧困は一挙に姿を現す

ある日の夜中。新宿にある目立たないネットカフェに寄ってしばらくそこにいた。 今のネットカフェは、仕事が見付からず、アパートすらも借りられない人たちが孤独の中で流転しながら一夜を過ごす場所になっている。 特に深夜ともなると、切羽詰まったような、疲れ果てたような顔をした若い男女がひっそりとやって来ては小さな個室に消えていく。そして、暗い顔をした女たちもいる。デリヘルの待機場としてネットカフェを使ってい […]

資産数兆円のインド富裕層の結婚と、貧困にあえぐ売春地帯の娘のこと

2018年12月12日。インドのあるカップルが結婚した。花婿の方はアナンド・ピラマル。花嫁の方はイシャ・アンバニ。「ピラマル」だとか「アンバニ」だとか言われても、日本人はまるでピンと来ない。 しかし、このふたりはインド有数、いやアジア有数の「超」富裕層の一族の子息子女である。 イシャ・アンバニの父親は、インド最大のコングロマリット「リライアンス・インダストリーズ」の創始者ムケシュ・アンバニ氏であり […]

「何もしない、できない」人は、今後は家庭からも社会からも見捨てられる

世の中には、誰から何も言われなくても自分から努力して成り上がれる人もいる。彼らは「継続は力なり」のような言葉を座右の銘にして、よく考え、よく働き、着々とキャリアを積み上げて社会の頂点に向けて動いていく。 しかし、そんな人ばかりではないのは事実だ。遺伝的に、性格的に、気質的に、どうしても努力できない人がいる。 努力すれば何とかなる局面でも、努力しないのでなし崩しに落ちぶれていく。そして、必然的に社会 […]

ホームレスではないが、限りなくそれに近いギリギリの一線にいる人たち

日本はバブルが崩壊した1990年代から底辺で貧困層が増え始め、自殺も3万人超えが普通になっていた。しかし、1990年代は「まだ日本は経済大国である」という自負もあったせいか、ほとんどの人は底辺の異常に気付かなかった。 この頃、「貧困」は日本人の意識外だったのだ。 その忘れられていた「貧困」が意識されるようになっていったのは2000年以降だが、ちょうどこの頃から製造業でも非正規雇用が取り入れられて拡 […]

多くの人間を貧困に固定化させ、飼い殺しするのが貧困ビジネスの神髄?

大阪のあいりん地区で働く労働者たちは「日雇い」の仕事を探し、手配師や斡旋屋や雇用主から「ピンハネ」されながら暮らしている。 多くの日本人は、それはあいりん地区や山谷のようなどん底の労働者だけで起きていることであり、一般社会には関係ないと思っていた。しかし、資本主義が暴走するにつれて、時代は「日雇い」や「ピンハネ」が横行する社会に変質しつつある。 「いい仕事」に就いている人でも、いったん会社を辞める […]

日本でホームレスが減っているのを単純に喜んではいけない理由とは?

日本では1990年のバブル崩壊以後に企業が不良債権を抱えて身動きが取れなくなり、1990年代後半から求人を極度に減らし、非正規雇用をじわじわと増やす動きを加速させていた。 これを加速させたのが小泉政権なのだが、この時期にまともな仕事に就けない若年層が爆発的に増えていき、それが「格差問題」として認識されるようになった。 本来であれば、無収入の彼らは家賃すらも払えないので住所を失うところだったのだが、 […]

「誰でもできる仕事」をやっているのだとしたら、それは危険なことなのだ

日本ではバブル崩壊以後に非正規雇用が急拡大し、働いても働いても生活が楽にならずに追い込まれる人が増えてきた。2000年以後、こうした非正規雇用で働く若年層の経済格差が社会問題化した。 その次代の流れの中で何があったのかはこちらに書いた。(ダークネス:1971年〜1974年生まれは、自分たちは過酷な時代に生きる世代だと認識せよ) 非正規雇用の若年層は必死で働いているのだが、低賃金なので生活を支えるこ […]