◆「知らないことの優位性」は語られないが、知らないでいることも生きる知恵だ

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日本には風俗店が山ほどあって、風俗嬢も30万人くらいいる。そして、風俗業界は5兆円規模の市場であるともいわれている。この数字を見ると、かなり風俗嬢とかかわる男は多いような気もする。

正確な統計はないが、風俗嬢とかかわったことのある男は「全体の10%から20%程度ではないか」と述べている統計が多い。20%で算出すると、どれくらいの人数が風俗嬢とかかわっているのか。

総務省統計局の「人口推計(2022年10月1日時点)」によると、20歳から65歳の日本人男性の人口は2,977万人となっている。この中の2割といえば、595万4,000人ということにある。

595万4,000人が風俗嬢とかかわるといえば、相当な人数であるのは間違いないのだが、それでも全体から見ると20%であり、残りの80%は風俗嬢には近寄らないで生きている。

風俗嬢とかかわる男は主流派ではないのだ。世の中を見まわすと、多くの男は「風俗店などを利用したことがないし、風俗嬢とかかわったこともない」ということになる。

風俗業界に対する否定的な見方をしていて、利用することが道徳的・倫理的に正しくないと考える男もいる。性的な関係を金銭と引き換えにすることに対して、違和感や抵抗を感じる男もかなり多い。

性病のリスクや、安全性に対する懸念を持つ男もいる。経済的に余裕がない、またはそのためにお金を使うことに価値を見出せない男もいる。社会的な地位があって、そのような場所に行かないほうが良いと理解している男もいる。

では、彼らは社会勉強のために、風俗嬢とかかわる必要があるのだろうか。アンダーグラウンドの世界を体験して「知る」必要があるだろうか?

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