◆そこで娘は貞操を失うが、何とか生き延びられる環境になる

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カンボジアは今でも貧困国だが1990年代はもっと貧困の度合いがひどかった。

原始共産主義を標榜したポルポト政権のめちゃくちゃな政治と大量虐殺で国は崩壊し、その後も内戦が続いて国情は落ち着かなかった。それがカンボジアの貧困を深いものにした。

私がこの国を訪れたのは1990年代の終わりだが、その頃は首都プノンペンですらも信号がなく、どこのホテルもしばしば停電した。舗装された道路は一部で空港から都内に入る道も砂塵が舞っていた。そんな国だった。

この貧困の中で、カンボジアの人々は生きるのに必死だった。

一方でカンボジアの隣国であるタイは1980年代以後は工業化の波に乗り、国はどんどん経済発展していた。タイとカンボジアは陸続きだ。

そうであれば、さっさと隣国タイに移動すれば、その方がうまく生きられるのではないか。私は簡単にそう思ったこともあった。しかし、現実は厳しかった。

自国が崩壊しているからと言って、さっさと治安も良く経済も発展したタイに移れるような人はほとんどいない。

移動する金もなく、パスポートもなく、言葉も違い、仕事もなく、ツテもなく、土地勘もなく、家を借りる金もない。何もない。さらにタイとカンボジアも隣国特有の対立を憎悪を抱えており、民族感情は良くない。(鈴木傾城)

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