中国発コロナウイルスによって2020年は国外との行き来が全面停止となったのだが、これによって日本国内に取り残された外国人もいる。
11月10日、東京都荒川区のデリヘル店『美・ワンダフル』が摘発されているのだが、ここで働いていたのは技能実習や留学目的で来日したが、帰国できない上に日本で生活苦に落ちていたベトナム人女性だった。
この店は鶯谷を中心に女性を派遣していたのだが、在籍しているベトナム女性は総勢30人近くいた。
報道では「ベトナム人の女3人を風俗店で働かせた疑い」とあるのだが、現場に踏み込んだら、たまたま待機していた女性が3人だったというだけで、3人しかいなかったというわけではない。
逮捕された経営者は「川口宣之(48)」と「張維君(34)」ということなのだが、女性は中国人のように思える。男性はもしかしたら、雇われ店長で黒幕は他にいることも考えられる。
日本にはいくつもの「アジアン・デリヘル」というのがあって、韓国人女性、中国人女性、タイ女性が主に働いている。中国人女性はデリヘルよりも「チャイナエステ」や路上のキャッチ売春で稼いでいることが多い。
「アジアン・デリヘル」の主流は韓国人女性なのだが、なぜか韓国人を扱うデリヘルは公然とやっているにも関わらず、ほとんど警察の摘発が入ることがない。なぜ警察が韓国デリヘルだけ摘発しないのか私にはまったく理由が分からない。
しかし、タイ女性などを扱ったデリヘル店はよく摘発されている。ここ数年では『新宿マナザ』、『タイガール』などが摘発されて消えていった。
ブラックアジアでは『新宿マナザ』について、こちらで扱った。(ブラックアジア:なぜ「タイ人女性専門店のデリヘル」が摘発されると私は思ったのか?)
『タイガール』については、こちらで扱った。(ブラックアジア:「タイ女性専門デリヘル店」が再び摘発されたが、その裏側にある特殊な事情)