鈴木傾城

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◆風俗や売春の現場では、誰の子供かわからない子供を妊娠する可能性は常にある

先日、千葉の栄町で働く現役のソープ嬢と話していると、彼女の知り合いのソープ嬢が「客の子を妊娠して大騒ぎしてる」と言った。 「客の子」と言っても、どの客の子なのかはわからない。予想外の妊娠で、相手もわからないのだから、もう堕ろすしかない。しかし、ソープで働いているにもかかわらず、買い物依存症でまったくカネがない。 「それで、病院行かないといけないし、しばらく働けないし、あれこれ借金もあるから、私にも […]

◆これから日本のアンダーグラウンドで主流になっていくのが「ギャング」である

「多文化共生」みたいな美辞麗句を言っていたら、文化も宗教も伝統も考え方も生活習慣も何もかも違う民族同士が対立し、衝突し、殺し合いになるのは「誰でもわかっている結末」である。 しかし、世界中で「多文化共生」みたいな美辞麗句が謳われて移民を大歓迎した結果、どうなったのかというと、社会がぐちゃぐちゃになって治安が悪化してしまうことになった。 他にもある。「稼ぐが勝ち、稼げない奴はクズ」みたいなことを言っ […]

◆ロサンゼルス23歳のセックスワーカーに顔面タトゥーが入った衝撃の理由とは

アメリカの西海岸にある大都市のひとつロサンゼルスでは映画産業・テレビ産業の中心地となっているのだが、ここには多くのセックスワーカーがいることで知られている。その事情についてはブラックアジアでも以前に触れた。(シェリー・ラベン。元ポルノ女優が憂慮するポルノの暴走) この街は物価も高く、ビバリーヒルズを中心とした超富裕層の世界ばかりが喧伝されている。しかし、その陰で貧困層も大量にいる街であり、失業者、 […]

◆自殺念慮。下手なことをしていると「アレ」で自殺したい気分に誘導される?

一般人はほとんど使わないし知らない言葉に「自殺念慮《じさつねんりょ》」がある。「自殺を想像する」ことや、「自殺について真剣に考える」こと、あるいは「自殺を計画する」ような感情をまとめた精神医学専門の言葉である。 この言葉を知っている一般人は、精神科でそのような言葉を知った当事者なのかもしれない。自殺というよりも、「死」そのものについて真剣に考え、想像し、計画するのを「希死念慮《きしねんりょ》」と言 […]

◆確実に会えないことが確定した段階で、甘い思い出は甘酸っぱい思い出になる

真夜中にひとりで寝ていると、いつも私は若い頃に知り合った女性たちのことを思い出したり、忘れてしまった彼女たちの顔を思い出そうとしたり、何気ない会話なんかを思い出そうとしたりしている。 最近はひとつ収穫があった。タイの首都バンコクにある歓楽街パッポンに近いホテルで一緒に過ごした女性のことを思い出したのだ。何十年も忘れていた女性だ。一度、思い出してしまうと、今度は「なんでこんな特徴的な女性を忘れていた […]

◆爆発的に増える梅毒。しかし対策は取られないので日本は性病汚染地区と化す

2023年は、梅毒の感染者数が「統計を取り始めてから、もっとも速いペースで1万人を超えた」と国立感染症研究所が報道している。2023年の3日までに梅毒の感染者は1万0110人で、昨年と比べて1.24倍であった。 梅毒の感染者はさらに増えていくのは100%避けられない。今年がこのペースで感染者が増えるのであれば、3年連続で過去最多となる。さらに言えば、来年も再来年も梅毒の感染者は増え続ける一方となる […]

◆持続化給付金2000万円詐取してタイに高飛びし、警察車両で逃走した日本人の逮捕

タイ・パタヤで35歳の日本人が逮捕されている。この男はタイの首都バンコクで収容先の入管施設から警察車両を奪って逃走するという前代未聞の事件を起こしていた。 逮捕時にふてぶてしく笑っている映像が報道されていて「大きな事件で逮捕されているのに、何をニヤニヤ笑っているのか」とSNSでちょっとした話題になった。 この男の名前は八木佑樹(やぎ・ゆうき)と言う。この男は日本で新型コロナウイルス対策の持続化給付 […]

◆坂口杏里も睡眠薬のオーバードーズ。睡眠薬の依存によって精神不安定になる?

書籍『野良犬の女たち ジャパン・ディープナイト』で、「倒れる寸前の女性がやってくるとは」という内容を書いたことがある。最近、場末のデリヘルに所属していたあの女性のことを、再び思い返す機会があった。 理由は2つある。 1つは、先日、歌舞伎町を歩いていたときに、彼女とよく似た女性が虚ろな目をして歌舞伎町を歩いていたからだ。その彼女が「あのとき」の彼女だったのかどうかは分からない。 しかし、雰囲気がよく […]

超巨大災害で大都市は丸ごとインフェルノ(地獄)になってしまう可能性もある

今年の「夏」は統計データが残っている1898年以来のどの年よりも気温が高く「観測史上もっとも暑い夏」と気象庁は発表した。たしかに今年は尋常ではなかった。9月も半ばに入った今も暑さが続いている。この異様な暑さは毎年続く。いずれ大都市は地獄になるのではないか?(鈴木傾城)

◆あなたが心の性と身体の性が一致しない場合、どうしたらいいのだろうか?

2023年、自民党はアメリカに圧力をかけられてLGBT法案を無理やり通してしまったのだが、これについては当のLGBTからも「よけいなことをするな」と批判の声が上がる始末で、今まで岩盤保守と言われていた層もこれで自民党を見限った。 「日本はこんな法案を通してLGBTの権利を守らなくても、彼らが迫害されたり殺されたりすることはなく、あからさまに差別を受けることもない国だ。こういう法案を通すことでLGB […]

◆貢ぎ体質の女たち。自らを不幸にしてしまう貢ぎ体質は治すことができるのか?

大久保公園に立っている女性たちの中には、特定のホストに莫大な金を貢いでいる女性がいる。あるいはトー横界隈の未成年の女子の中にも、好きになった男の子にカネを渡すために身体を売ることが普通にある。 それだけではない。芸能人の追っかけなどで、旅費やコンサート代やグッズ代をありったけ貢ぐ女性もいれば、ヒモとなった男を甲斐甲斐しく養う女性もいる。知り合いの風俗嬢は、こうした女性を「貢ぎ体質」という言い方をし […]

吉原高級ソープ嬢に聞く【後編】〜ハードな業界で自分を壊さずに稼ぎ続けるたった1つの方法=鈴木傾城

吉原高級ソープ嬢に聞く【前編】では、吉原高級ソープ嬢の本田きくさんに業界の女性の「仕事を取り巻く状況」についてお伺いした。 そこでは「高級店は稼げるのは誤解」「生き残る秘訣は何か?」「女の子が風俗で賢く稼ぐための戦略」「ソープ嬢として働くのに必要な大前提」「吉原ブランドはほかの歓楽街と何が違う?」など、興味深いお話を聞かせてもらった。 今回は「ハードな業界でいかに自分を消耗させずに生き残るか?」を […]

◆リベリアの売春は暴力と表裏一体。なぜこの国の売春は少女売春がデフォルトか?

われわれ日本人にとってアフリカ大陸は非常に遠いところなのだが、そのアフリカ大陸の中で「リベリア」という国があると言われても、それがどこにあるのか、どういう国なのかはまったく無知のはずだ。 リベリアはアフリカの北西にある国で、日本から行くとなると約30時間はかかるような国である。 非常に歴史ある古い国なのはいいが、例によって戦争と虐殺にまみれた国で、現在もアフリカどころか世界で最も開発の遅れている最 […]

◆売春カーストの女たち。伝統が彼女たちを縛る以上に経済が彼女たちを縛っている

インドはいよいよ人口ボーナス期を迎えて、これから高度成長期に入ることが確実視されている国である。私は資産のほんの一部をインドに振り分けて今後の成長を自分の資産でも少し享受したいと思っている(主力は米国株)。 しかし、この経済成長する中で変わりつつあるインドでも、都市部を離れると相変わらず閉鎖的かつ因習的な文化と伝統が人々を縛っており、その中で苦しんでいる人々も多い。 ドイツのメディアがインドの売春 […]

◆明らかに様子がおかしい24歳のデリヘル嬢の話。彼女のおかしさの理由とは?

世界中どこでもそうだが、セックス産業には少なからずの軽度知的障害者や軽度精神障害者が混じっている。さすがに重度ともなると客の方が異常を感じて臆してしまうのだが、軽度だと客は気づかないことも多い。 先日、ある30代の男性から「明らかに様子がおかしい24歳の女の子がいました」という趣旨のメールをもらったのだが、本人の許可を得て、ここに掲載したいと思う。店名やプライバシーに関わる部分については私のほうで […]

9月2日はブラックアジアのオフ会でした。参加された皆さま、お疲れ様です

昨日はブラックアジアのオフ会でたいへん盛り上がりました。参加された皆さま、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。みなさん、ひとり残らず楽しい人ばかりで、ブラックアジア会員の結束が強まりました。 ブラックアジア・オフ会は堅苦しい話はなしにして、「ろくでもない話をする会」にしようと思っていたのですが、皆さん想像以上に私の意図を汲んでくださって、ろくでもない話に終始して最高でした。 いろんな話 […]

◆表社会は彼らにオーバードーズをやめさせたいが、私はつい違うことを思う?

今、トー横界隈などにいる日本の若者はアルコールと市販のドラッグでなんとか陶酔感を得ようとしているのだが、市販のドラッグは大量にオーバードーズしなければならないわけで、経済的にも身体的にも非常に負荷がかかっている。 もし私がまだ10代後半だとか20代前半で、トー横界隈の若者たちのように世間から爪弾きされた状態でドラッグに溺れるとしたら、彼らのように市販の薬でオーバードーズするようになっていたのだろう […]

◆1ヶ月に100万円も稼ぐことができるのにいつまで経っても金欠のままの無間地獄

新宿・歌舞伎町の大久保公園には摘発されても摘発されても新たな女性が立ってストリート売春を行っている。最近はネットカフェから出てきて、スーツケースを横に置いたままストリート売春をしている女性すらもいる。 こうした女性に道ゆく男たちが声をかけて彼女たちを近くのホテルに連れて行く。彼女たちが連れ込まれるのはホテルというよりもレンタルルームとも言うべき薄汚れた場所であるが、そこで性行為をしてカネをもらい、 […]

◆土曜日に倒れてしまいましたが、今日からまた普通の生活に戻します

X(旧Twitter)にも書きましたが、土曜日に新宿・歌舞伎町にいたとき、急に気分が悪くなって救急車で運ばれてしまいました。この余波もあって、何人かの方にはたいへんご迷惑をおかけしました。体調は戻ったので今日からまた普通に戻したいと思います。(鈴木傾城) コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について

◆タイのゴミまみれ住居。大量の虫が湧く中で、家族はなぜそれを受容したのか?

大阪のドヤ街である西成区あいりん地区で、ひたすら集めている生活保護の人に会ったことがある。 彼はいつ会ってもたくさんのビニール袋やズタ袋を手にしていて、街で不要品を拾っては部屋《ドヤ》に持って帰っていた。そのため、彼の部屋はゴミでいっぱいになって本人すら入れないような状態になった。 見かねた相談員が新しい部屋を用意すると、そちらもゴミまみれにしてしまう。この人と話をしてみると、やや論理的ではない話 […]

◆男を色恋で騙して金を得る「頂き女子・りり」は、どんな男を騙したのか?

(2021年7月17日に書いた記事ですが、「頂き女子・りり」も詐欺罪で逮捕されたようだ。彼女の手口に関わった女性も逮捕だろうか……) まともに生きていれば絶対に出会わないが、真夜中の世界で生きていたら毎日出会うタイプの女性がいる。色恋で男を騙して金を貢がせる女性である。 こういうタイプの女性は恐らく資本主義が誕生したその瞬間から存在していたと言えるが、「女ペテン師」だの「女詐欺師」だの「貢がせ女」 […]

日本人は民度が高い? いや、日本でも社会への怒りは、暴動・略奪・放火になる

気づいていると思うが、すでに日本ではこの10年から20年の間に極度の格差が容認される社会に変質している。金持ちは超金持ちになり、貧困層は極貧となり、そんな姿が当たり前だと誰もが思うようになっている。貧困層は政治の無策によってますます増えて、怒りはやがて暴走する。(鈴木傾城)

◆14年間1000回以上にも渡って犯され続けて性奴隷にされていた女性もいる世界

世界のアンダーグラウンドで起きているニュースを見ていると、少なくない頻度で目にするのが「女性監禁」「性奴隷」の報道である。気に入った女性を自室に監禁して、ひたすら性奴隷として酷使する男がいるのだ。 この事実は女性にとっては悪夢以外の何者でもない。ところが、そのような事件がしばしば起こる。それだけ強烈なまでの性欲に支配された男が世の中にいるということであり、それは無視できないリアルな現実の世界でもあ […]

◆ほとんどの女性は「女は強くなった」という実感を持っていないのではないか?

キャリアを持った高学歴女性のひとりが「オンナは強くなった」とSNSでつぶやいているのを見たことがある。それに多くの女性が賛同していたのだが、もしかしたらそれは一面的な見方であるかもしれないと私は思った。 私が会ってきた女性は、かならずしも社会的に強い立場であるようには見えなかったからだ。むしろ、痛々しいまでに傷つき、社会的な立場の「弱さ」に苦しんでいた。 風俗や売春の世界で自暴自棄に生きている女性 […]

◆アメリカで広がる自殺と事故死の衝撃的な裏側と、これから日本で起こること

世界最強の資本主義国家であるアメリカでは、自殺者の増加が問題になっている。 2022年は過去最高の4万9449人、ほぼ5万人に近い自殺者が出て、バイデン大統領が慌てて自殺者対策に追われる状況になった。 「アメリカ人の10人に9人がメンタルヘルスの危機に直面している」と政府関係者も述べているが、自殺者は2001年から比べると30%以上の増加であり、アメリカの資本主義が国民を豊かにしていないことが窺え […]

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