鈴木傾城

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自分の人生に重要ではないものには、決して「継続は力なり」を当てはめるな

「継続は力なり」という言葉がある。これは、目的を達成する前に早々とあきらめる人を戒め、つらくても継続することに意味があると知らしめる格言である。 何でもそうだが、何かを始めたときは最初から目的のものがすんなりと手に入るわけではない。 むしろ、目的を達しようと思えば思うほど、むしろ道は遠ざかるような目に遭う。「良くなる前には悪くなる」という現象がどこの世界にもある。 努力すればするほど成果から遠ざか […]

◆インターセックスもまた「ありのまま」受け入れようとする動きになった

ベルギー出身のモデル、ハンネ・ギャビー・オディールは、自らを「インターセックスである」と明かしたのは2017年1月、29歳の時だった。 インターセックスと言われてもほとんどの人はそれが何か分からないはずだ。かつて「半陽陰」「両性具有」と言われていた男女両方の性器を備えて生まれてきた人たちのことを今では「インターセックス」と呼ぶ。 私たちはほとんどインターセックスの人たちがそうであることを知らない。 […]

「社会の規格に合わない人間」を排除したり病人扱いする現代社会のひずみ

かつて、タイやインドネシアの僻地ですることもなく時間をつぶしていたとき、現地の人々はのんびりしている私以上にのんびりと生きていた。 昼寝している人は、明けても暮れても昼寝したまま過ごしているし、井戸端会議している母親たちは、やはり朝から晩までそうやってのんびり暮らしている。 バングラデシュの郊外をさまよい歩いたとき、ひとりの男が自分の村を案内してくれたのだが、そこでも台所で近所の女性たちが自然に集 […]

◆セックス産業にいた女たちは、予測しないところで過去が暴かれる

一部の女性は生きるためにもがいている。そして人生のどこかで闇に堕ちる。生きるために身体を売り、食べるために荒んだ世界で荒んだ男たちと会う。 やがて何とか最悪期を脱して表社会に戻り、ごく普通の生活を取り戻して社会に羽ばたいて行こうとするとき、「堕ちた過去」が邪魔になっていく。 堕ちた過去はその女性の人生の一部である。その時期は必死で生きていたという証拠でもある。その堕ちた過去があったから生き延びてい […]

◆整形手術が当たり前になると、自分がそれをするかどうかを問う時代に

あなたは美容整形の機会があれば、それを考えるだろうか。そして受けるだろうか? 豊胸手術というのは1950年代から行われてきた手術で、そう考えるともう60年近い歴史がある。アメリカでは胸の大きな女性がモテるので、豊胸手術は圧倒的にアメリカが中心となって流行していった。 顔の形を変えたり、鼻を高くしたりするような手術は1970年代から目立つようになっていたという。鼻を高くする手術は圧倒的にアジア人が多 […]

動物を殺して食べる肉はもう古い? これからは「人工肉」の時代か?

アメリカではマリファナが一般化しつつあり、新しい時代の幕開けに入ろうとしている。マリファナは数年のうちに娯楽用も医療用も産業用も、アメリカの全州で解禁されることになっても不思議ではない。(マネーボイス:大麻ビジネスに乗り遅れる日本、世界はマリファナ巨大市場の誕生でハイになっている=鈴木傾城) ところで、マリファナほど目立たないのだが、アメリカでは「食」についても新たな潮流が始まっている。もし、これ […]

◆歌舞伎町にいた沖縄の女性(2)「寒い」と言いながら東京で必死で働く

彼女は部屋に入って「寒いですねぇ」とゆったりした声で言って、私の顔をまじまじと見つめると「芸能人に似た人を見たことある」と言い出した。「思い出せないけど、似てる人知ってる」と彼女は笑う。 私が芸能人の誰かに似ているというのはない。今まで言われたこともない。だから、彼女の言っているのは、人間関係の距離を詰めるための一種の彼女なりの会話術だったのではないかと私は思った。 アクセントは、よく聞けば少し標 […]

◆歌舞伎町にいた沖縄の女性(1)沖縄出身の女性も当然そこに潜んでいる

野良犬の女たち 以前からずっと気になっていたことがある。「かんなみ新地」にいた沖縄の女たちだ。 兵庫県の尼崎には沖縄の人々がたくさん集まっていて、関西を代表する「ちょんの間」のひとつである「かんなみ新地」にも、沖縄から来た女たちが大勢いた。(ブラックアジア:尼崎(あま)の闇。未だに残るちょんの間「かんなみ新地」) 恐らく沖縄の女性は関西で様々な風俗に潜り込んでいる。その中のひとつに「ちょんの間」が […]

日本でホームレスが減っているのを単純に喜んではいけない理由とは?

日本では1990年のバブル崩壊以後に企業が不良債権を抱えて身動きが取れなくなり、1990年代後半から求人を極度に減らし、非正規雇用をじわじわと増やす動きを加速させていた。 これを加速させたのが小泉政権なのだが、この時期にまともな仕事に就けない若年層が爆発的に増えていき、それが「格差問題」として認識されるようになった。 本来であれば、無収入の彼らは家賃すらも払えないので住所を失うところだったのだが、 […]

◆地獄に堕ちた女たち。ベネズエラで売春さえも成り立たなくなった理由

ベネズエラの無能大統領ニコラス・マドゥロ大統領の独裁が何をどうやっても止まらない。ベネズエラはすでに国家破綻したも同然で、国家は機能停止し、行政も市民生活も止まり、ハイパーインフレは国家を破壊している。 2018年8月の段階でインフレ率は100万%だった。(ブラックアジア:インフレ率は100万%。ベネズエラはもはや国家崩壊したも同然の国だ) しかし、あれから何も変わっておらず、混乱はよりひどくなっ […]

「誰でもできる仕事」をやっているのだとしたら、それは危険なことなのだ

日本ではバブル崩壊以後に非正規雇用が急拡大し、働いても働いても生活が楽にならずに追い込まれる人が増えてきた。2000年以後、こうした非正規雇用で働く若年層の経済格差が社会問題化した。 その次代の流れの中で何があったのかはこちらに書いた。(ダークネス:1971年〜1974年生まれは、自分たちは過酷な時代に生きる世代だと認識せよ) 非正規雇用の若年層は必死で働いているのだが、低賃金なので生活を支えるこ […]

◆マリサ・パーペン。バチカン・ヌードで逮捕された女性の裏側にあるもの

2018年12月17日。ひとりの女性がバチカンで逮捕されている。彼女はプレイボーイのモデルにもなったベルギー最強のヌードモデル、マリサ・パーペンと言った。 彼女は撮影のために写真家の仲間と共に12月13日にイタリアに入り、AirBNBで予約したホテルに泊まり、そして4泊の予定でそこにいた。バチカンから15分の距離の場所だった。そこで、彼女たちはどのように撮影するのかを綿密に計画した。 翌日、彼女た […]

家族から逃げた18歳のサウジの少女は、送り返されたら確実に殺されていた

2019年1月6日。バンコクのスワンナプーム空港で、18歳のサウジアラビア人女性ラハフ・ムハンマド・クヌンという女性が、タイへの入国を拒否されて身柄を拘束されるという事件があった。 何があったのか。 彼女は家族から虐待を受けており、家族旅行でクウェートに訪問中に逃げ出してオーストラリアで亡命申請する予定だった。 しかし、うまくいかなかった。彼女が逃げ出したことで彼女の後見人がサウジアラビア政府に通 […]

◆セックス産業は女性にとって救いなのだろうか。搾取なのだろうか?

あなたは、カネの使い方がうまくなくて莫大なカードローンを抱えた女性と恋人になったり結婚したいと思うだろうか。別に気にならないという男もいるだろうが、表で生きる多くの男はそうした女性をパートナーとして見ない。一般的にそのような傾向がある。 あなたは、学歴もなく深く考えることもなく計算もできない女性と恋人になったり結婚したいと思うだろうか。彼女が空前絶後の美しさを持っていれば話は変わるかもしれないが、 […]

グローバル化社会というのは、グローバルで自分を嫌う人が見つかる社会

なるべく嫌われないようにして生きるスタイルは、これからどんどん難しくなる。なぜなら、現在はグローバル化にして高度情報化社会で、会ったこともない人間からもグローバルに憎悪され、それがインターネットで可視化される社会だからだ。 人間には人それぞれ意見や立場や主張がある。それは今までも対立や衝突を生み出してきた。 今と昔とが違うのは、今の時代はグローバル化とインターネットの定着で、対立や衝突がグローバル […]

◆四国に潜む流れ者の女(2)彼女は東京で何をやってしまったのか?

四国・松山は夏目漱石の小説『坊っちゃん』で有名な道後(どうご)温泉を抱えているのだが、この道後温泉は道後温泉本館で入れるようになっていて、この建物が重要文化財になっている。 しかし、最近の若い人たちは小説『坊っちゃん』よりも、2001年に公開されたアニメーション映画『千と千尋の神隠し』のモデルになったのが道後温泉本館だったというので関心を持つのだという。 松山に行く前に「道後温泉というのは、そうい […]

◆四国に潜む流れ者の女(1)女たちの出稼ぎ先「松山」に行ってみた

野良犬の女たち 日本のアンダーグラウンドには「流れ者」の女がいる。風俗の「寮完備」の店を転々として日本の歓楽街を這い回ってソープランドやデリヘルやその他風俗の仕事に就き、決して一箇所に定着しない。 普通、女性は各所を転々とする流れ者的なライフスタイルは好まないと言われているのだが、そうではない女性もいたのだ。風俗の女たちの話を聞いているうちに、そうした女たちが大量にいることを知って、私は深い関心を […]

2019年01月ブラックアジア有料メンバー募集のお知らせ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 2018年は皆様にとってどんな年だったでしょうか。 今はもう読者の70%以上、時間によっては80%以上がスマートフォン経由になっています。しかし、以前のブラックアジアのデザインはスマートフォンに完全対応ではありませんでした。 そのため、2018年1月にブラックアジアをフレキシブル・デザインに変更しようと試みたのですがフラウザのひとつでど […]

◆フラッカ。ゾンビ・ドラッグと呼ばれる超危険ドラッグの依存者の姿

閲覧注意 日本を一歩出ると、ドラッグはどこにでもある。信じられないかも知れないが、所持しているだけで終身刑になるようなものが、本当にそこいらに蔓延している。それを、いろんな人が気軽に手を出したり勧めてきたりする。 東南アジアでも例外ではない。タイでもカンボジアでもフィリピンでもインドネシアでも、マリファナやマジック・マッシュルームくらいならビーチで寄ってきた男女に囁くだけで数分後には手に入っている […]

梅毒と奈良の大仏と始皇帝とニュートンの錯乱を結びつけるものとは?

かつて「過去の性病」と思われた梅毒は、日本に多くの中国人が流れ込むことによって20代の風俗嬢を中心に爆発的な流行を見ることになった。このまま放置しているのであれば、梅毒はもっと蔓延して日本のアンダーグラウンドを覆い尽くす。 日本の風俗は異常だ。風俗嬢は梅毒から逃れられない。 なぜ風俗嬢が助からないのかは、こちらのシリーズに記した。(ブラックアジア:【シリーズ】日本の女たちは性病まみれになっていくの […]

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