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インド右翼・民族義勇団とイスラム教とで血で血を洗うような暴力闘争が起こるか?

インドのモディ首相はインドの右翼である民族義勇団の出身であり、今も密接なかかわりがある。いよいよ、4月19日からインドの熱く長い選挙の日々が始まるが、モディ首相はここでイスラム排除の闘争を仕掛けている。インドはこれから対立と衝突が激化しそうだ。(鈴木傾城)

バングラデシュで湧き上がる「ボイコット・インディア運動」の裏側に何があるか?

今、バングラデシュでは「ボイコット・インディア運動」が湧き上がっている。この運動はシェイク・ハシナ首相率いるアワミ連盟が4期連続で政権を獲得したことから生まれている。いったい、バングラデシュに何が起きているのか……。(鈴木傾城)

◆バングラデシュの首都ダッカには5000のスラムがあって420万人がそこに住む

2023年3月、バングラデシュのダッカ南部のテジガオン工業地帯にある巨大スラムが火事になって次々と延焼して大規模火災になるという出来事があった。 このスラムには衣料品労働者、人力車の引き手、建設労働者など、多くの低所得者が住んでいる場所で、建物は鉄くず、プラスチック、段ボールで作られており、内部は複雑に入り組んでいた場所だった。 このスラムはバングラデシュでも最大級のスラムだと言われている場所なの […]

インドの経済発展。30年後はもしかしたら日本人がインドに出稼ぎに行っているか?

インドは若者が非常に多い国であり、しかも人口も今年中には中国を抜いていくのは間違いない。インドの人口は14億人となって世界一である。内需が拡大していけば、今度はインドに14億人市場が生まれていくのである。すでにインドは急激に変わりつつある。(鈴木傾城)

インドネシアのコロナ危機。リスクある環境では誰もがワクチン接種を求めている

医療設備は貧弱、ワクチンはない、薬もない、酸素もない、ベッドもない、国家の統治能力は脆弱、行政も福祉も機能していない、衛生観念も悪い、清潔な水も高いか手に入らない、生活環境も病人には配慮がない……。リスクある環境では誰もがワクチンを切に求める。(鈴木傾城)

コロナウイルスがインドで凶暴に変異したことで、インドの女神を思い出した

インドの女神はどんどん凶暴な方に変異する。これが、インド国内に潜り込んだコロナウイルスが凶暴な方に変異する姿にダブった。「コロナウイルスもまたインドに入ったら、インドの女神のように振る舞うのか」と私は思ったのだった。「デルタ」はインド文化を学んだと肩をすくめた。(鈴木傾城)

東南アジア・インドの、それぞれの子供たちの写真を見て懐かしく振りかえる

私は東南アジアのスラムなどをフラフラしていた時期が長かったのだが、私自身はあまり子供たちと積極的に関わったり遊んだりするタイプではないので、自分から子供たちに声をかけるようなことはしない。 しかし私がそうであっても子供たちは違う。子供たちは「見知らぬ外国人」には興味津々だし、ましてひとりでフラフラしている外国人を見ると「新しいオモチャ」みたいな感覚で近づいてくる。 東南アジアの貧しいエリアにひとり […]

イスラム排除。インドもまた「多文化共生」が問題を引き起こすことになるのか?

モディ首相が「1000%正しい法案」と言って上院で可決された「国籍法改正法」は、パキスタン、アフガニスタン、バングラデシュから不法入国してインドに定着した不法移民に対して、インド国籍を与えるという法案だったのだが、これには条件があった。それは、国籍を与えられる不法移民は、ヒンドゥー教徒、シーク教徒、ジャイナ教徒、仏教徒、キリスト教徒を信奉いている人たちのみで「イスラム教だけは排除」というものだった […]

ディワリ。インドが一年で最もロマンチックになる「光の祭り」

インドが最も輝く日、インド人が最も大切にしているお祝い、インドが最も美しくなる日。それが「ディワリ祭」の時である。 2019年は、本日10月27日に開催される。日本では横浜でやっている。(ディワリ・イン・ヨコハマ2019) この祭りは、ヒンドゥー教徒のみならず、シーク教徒やジャイナ教徒たちも祝う特別なものであり、海外のインド人もまた現地でディワリを盛大に祝って各国でよく知られている。 東南アジアで […]

アジアの音。インドのタブラ、中東のダラブッカ、インドネシアのガムラン

音楽の根底は「声を音として自在に扱う」のと同時に、「打って音を出す」というのが最も本能的なものであるように思う。「打つ音」というのは、それだけで精神を高揚させる効用がある。原始の血が燃えるというのだろうか。打ち鳴らされる音やリズムによって陶酔(トランス)がよぎる。 かつてキリスト教は、打楽器で打ち鳴らされる音楽は人々を狂乱に導くことから「悪魔の音楽」だとして禁止したこともある。しかし、結局はそれを […]

2014年にコルカタで撮った写真。インドはまだまだ魅力的だ

ここ最近、あまり国外に出なくなったし、しばらく旅の話も書かなかった。以前は国外で撮った写真もたくさん載せていたが頻度も減った。 今日は久しぶりに、旅で撮った写真のいくつかを載せてみたい。2014年にインドに行っているのだが、その時に撮った写真で、まだブラックアジアにも紹介していないものも大量にある。 どこかの記事で使った写真もあるのだが、すでに大量の記事に埋もれてしまっている。ひとまとめにして掲載 […]

小説『コルカタ売春地帯』。インドの最底辺とその時代背景

アマゾン・キンドルで小説『コルカタ売春地帯』をアップしました。現在「ブラックアジア的小説」として3つ出しておりますが、今回の小説『コルカタ売春地帯 インド最底辺の女たちとハイエナの物語』は新作となります。 アマゾンのページはこちらです。http://amzn.to/2wE0aVY コルカタはインド東部の大都市で旧名は「カルカッタ」として知られている場所で、今回の小説はここが舞台となります。 私はイ […]

  • 2012.08.13

ジーンズの女性には硫酸テロをすると宣言するインド民族主義者

インド圏では女性に硫酸をかけるという事件が多発する場所であることはもうよく知られるようになってきているが、信じがたいニュースを”The times of India”紙が伝えている。 それは、「ジーンズをはいた女性には硫酸を浴びせるテロを行う」というものだ。 他国では単なるいたずらや脅迫で終わるかもしれないが、インドでは女性に硫酸を浴びせるアシッド・アタックが各所で起きて女 […]