貧困女性

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◆ブルガリア。ヨーロッパでもっとも貧しい国の女性たちの苦境は他人事ではない

2024年3月、イタリアの南部の街「レッチェ」で人身売買をビジネスにしていた犯罪グループが逮捕されているのだが、逮捕された22人のグループはその大半がブルガリア人の男たちで、売春を強要されていた数十人の女性たちもまた大半がブルガリア人女性だ...
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◆どこの国でも売春は禁止しているのに、だいたいは黙認されている深い理由とは

多くの国で売春は違法である。「売春禁止法」というれっきとした法律があって、それは明確に禁止されている。だが、興味深いことに、このビジネスを徹底的に取り締まって「売春ゼロ」にしている国はいない。ほとんどの国は売春を黙認している。いや、黙認とい...
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◆私は向上心を持った女性よりも、向上心が持てない女性のほうに愛を感じている

「向上心」の真逆の言葉は「向下心」となるのだろう。ただ、不思議なことに、向下心という言葉はない。それは、自分を成長させるのではなく、あえて退化させるような人間は存在しないと思われているからなのかもしれない。だが、私はあえて自分や自分の人生を...
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◆途上国では妊娠したセックスワーカーの自殺が多い。死亡原因の13.5%が自殺

途上国の女性は、日本では想像できないほどの極貧の中でセックスワークに追いやられるのだが、そうした国ではコンドームの使用率も低いし、女性も避妊薬を飲めるわけでもない。その結果、意図せぬ妊娠の確率は非常に高い。食べていけないのでセックスワークを...
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◆トレイラー・トラッシュ。貧困から這い上がれないトレーラーハウスの住民たち

2020年、大統領に就任したジョー・バイデンは「貧困層の生活向上を促進する」と謳って社会的弱者に優しい政策を推し進めるはずだった。最近では「子供の貧困率を半減させた」と再選のためにアピールもしている。本当だろうか? バイデン大統領の時代でア...
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◆売春をする日本人女性を、インバウンドでやってきた外国人の男性が拾う時代に

新宿・歌舞伎町の大久保公園付近では、かつてはネットカフェ難民の女性がひっそりと立っている場所であった。彼女たちは身なりもどことなくくたびれていて、疲れ果てたような顔をしていた。それが今では、ごく普通に見える若い日本人の女性が大量にストリート...
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◆ストリート売春する若い日本女性が日常の光景になっても驚いてはいけない理由

2022年が終わろうとしている。2022年は世界的に見ても成長のない年であった。株式市場も大きく調整し、物価も上昇し、貧困層が拡大して貧困の度合いも深まっていくようなそんな動きが起きていた。では2023年は希望の持てる明るい年になるのかと言...
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◆これが先進国の人間の暮らしか……。人間の住む環境ではない場所で住む女性たち

コロナ禍前の2019年、私は歌舞伎町にあるマンガ喫茶で家さえも借りられなくて、都会の裏側を転々としている若者たちと話をしていた。学歴もなければ長く続く職歴も持たない彼らは、もう安定した生活を送ることもできなくなっていた。マンガ喫茶を根城にす...
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◆「貧困はこのように解決したら良い」と何か解決方法を出しても意味がない理由

私は人生の長い時間を社会の底辺部にいる人たちと付き合ってきて、今もそういう人たちと一緒にいる方が自分に合っていると思う。私自身も社会に出てすぐにドロップアウトした野良犬だし、今も別に社会に迎合しようと思わない。やりたいようにやって、生きたい...
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◆不安定な貧困社会に変質する中、彼女たちの見る夢はどんな夢なのだろうか?

最近、ネットカフェ、サウナ、個室ビデオに定住していた人たちが、少しずつカプセルホテルに移行しているという話を聞いた。何でも、一ヶ月4万円で、風呂が入れて、食事は無料で酒も飲めて、コワークでちょっとした仕事もできる空間になっているのだという。...
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◆2023年、世界は大不況に落ちる。ひとりでも多くの女性に危機感を持って欲しい

2020年、新型コロナウイルスがパンデミックと化してグローバル経済が止まり、世界中で多くの人々が解雇され、世界は大混乱に落ちた。3月に入ると株式市場も大きく下落して「コロナショック」が発生した。このまま放置していると金融市場は一斉崩壊に陥る...
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◆貧困地獄の泥沼化。次々とジョーカーが生まれ、70代や80代の風俗嬢も登場する

安倍首相が殺されたのは陰謀だという話もあるのだが、私はそういう説にはあまり関心を持っていない。今の資本主義社会でうまく生きられず、非正規雇用で社会の底辺にいた男性が、統一教会に家庭をめちゃくちゃにされたことによる恨みで一方的に安倍晋三氏を恨...
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◆今の日本女性は「まだ」貧困のどん底ではない。日本に「この光景」がないから

コロナ禍で多くの非正規雇用者が給料減・雇い止め・リストラに遭って苦しんでいるのだが、その中でも非正規雇用者の多くを占める女性が最も追い詰められている。ワクチン接種は世界中で始まっているのだが、2021年はまだまだコロナ禍が社会を覆い尽くした...
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◆ベラルーシの女は最高に美しいとアンダーグラウンドの男たちは言っている

ベラルーシが今、大混乱に見舞われていることが国際ニュースで報道されている。しかし、「ベラルーシ」と言われても、どんな国なのか、首都はどこなのか、どのような政治状況なのか、すらすら言える日本人はいないだろう。どんな国どころか、そもそもベラルー...
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◆シモーナ。ブルガリアの売春女性はこんなぶっ飛んでいた

ブルガリアは東欧の貧国だ。政治は機能せず、トルコに介入され、ロシアに介入され、貧しいロマが最も貧しいまま暮らしている国。若者の大半は失業中、一人あたりの名目GDPは約6581ドルなので、ルーマニアやベラルーシよりも貧しい国である。首都はソフ...
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◆バルカン・トレイユ。若い女性が売られて通る欧州闇ルート

現在、ギリシャが崩壊の危機に瀕していて、大勢の耳目を集める事態になっている。そこで明るみになっているのは、ヨーロッパとひとことで言ってもドイツ・フランスのような大国があって、ギリシャやスロバキアのような小国があって、その経済格差が並大抵のも...
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◆モルドバから来た娼婦。雨が降ったら、それはお母さんの涙

ひとつの哀しい国がある。モルドバだ。私たちは誰もモルドバという国に興味がない。関心もない。だから、それがどこにある国なのかも知らないし、まして歴史も知らない。私たちは誰も、この国のことを知らない。ただ、闇をさまよってハイエナのように売春女性...