年金制度の改悪に激しく抗議するフランス人。しかし何をされても黙っている日本人
フランス人は数百万人以上が抗議デモの中で「我々は従順な羊ではない」と叫んで政府に反旗を翻した。ところが日本人はデモひとつ起こさない。政府が何をやっても従順な羊のように従う。フランスのやり方が良いと言っているわけではないが、日本人はあまりにも従順すぎるのではないか。(鈴木傾城)
フランス人は数百万人以上が抗議デモの中で「我々は従順な羊ではない」と叫んで政府に反旗を翻した。ところが日本人はデモひとつ起こさない。政府が何をやっても従順な羊のように従う。フランスのやり方が良いと言っているわけではないが、日本人はあまりにも従順すぎるのではないか。(鈴木傾城)
日本政府は国連から「昆虫食をやれ」と言われて、まるでワンマン社長に命令された社畜のごとく、まったく何も考えることもなく、右から左に昆虫食を日本に持ってきて、コオロギの養殖などに補助金を出して日本人にコオロギを食わせようとしている。反対が起きてもおかしくなかった。(鈴木傾城)
気象学者もこれらの激甚化する一方の自然環境の悪化を止める術《すべ》を持っていない。だからこそ、全人類が「SDGs(持続可能な開発目標)」を意識して自然破壊を抑制しようとしているのだが、果たして効果があるのか疑問だ。人類が意識を変えたくらいで止められるのか……。(鈴木傾城)
もし余裕があるのなら、安全なうちに安全な場所に移っておくというのは最大の防御である。通常、巨大な災害が発生した時、最初から助からない人は「危険だ」と言われても何の準備もせず、まったく逃げようとしない人である。なぜ逃げないのか。その心理には理由がある。(鈴木傾城)
私たちは今、新型コロナウイルスに急襲されているのだが、こうした伝染病以外にも、環境破壊、巨大化する天災、食糧問題、戦争、天変地異……ありとあらゆる環境の激変が人口バブルを崩壊させる要因となり得る。場合によっては複合的な要因が同時進行で襲いかかるかもしれない。すべての人類にとって、これは他人事ではない。何が起きるのか分からないというのは新型コロナウイルスの経緯を見ても明らかだ。(鈴木傾城)
今、東アフリカを恐怖のどん底に突き落としているのは「サバクトビバッタ」という種類のバッタだ。日本で言うところの「トノサマバッタ」とよく似たバッタだ。群れをなして飛び、視界一面を覆い尽くすこのサバクトビバッタは、現地では「黒い悪魔」とも呼ばれている。(鈴木傾城)
人類は「見えない脅威」に何度も苦しめられてきたし、これからも苦しめられることになる。「見えない脅威」と言えば、ウイルス・細菌による脅威ばかりが思い浮かぶが、それだけが「見えない脅威」ではない。現代社会は生物兵器や核兵器の問題もあったりするが、このどちらも「見えない脅威」なのである。人類はすでに3つの脅威を自ら作り出すことができるし、意図的にばらまくことも可能になっている。(鈴木傾城)
これからも巨大災害は次々と引き起こされるが、この気候の変化は地球の活動が自律的に変化しているものなのか、それとも人間の経済活動が引き起こしている人災なのかが激しく議論されている。もし、巨大災害の原因が人災であったら人類は自然破壊を止めるだろうか。それは期待できそうにない。(鈴木傾城)
シンクタンクの報告書に拠らなくても、自然が破壊され続けると、いずれかの地点で、人間は自然に復讐されると私たちは誰でも常識的に考えて思うはずだ。世界のどこかで起きている自然破壊と異常現象は、単にそのエリアだけで収まるものではなく、周辺国を通して全世界に広がっていき、やがては地球全体が環境破壊の影響で苦しむことになる。(鈴木傾城)
ティッピングポイントというのは『物事がある一定の閾値を超えると一気に全体に広まっていく際の閾値やその時期、時点のこと』と説明されている。 人間は自然破壊の上に文明が成り立っていることを十分に認識している。そして、自然破壊が続くと、いつか「ティッピングポイント」を踏み越えるであろうことも意識している。 自然はどんなに破壊しても必ず修復するわけではない。もはや回復できない地点があるのだ。しかし、人間は […]