インド・ケーララ州のカサラゴドで、三人の若者が逮捕された。ふたりは21歳、ひとりは18歳だった。
彼らはAIアプリを使って村の女性150人以上のヌード写真を作成して、それを非公開のInstagramのアカウントにアップロードして、他のメンバーに見せていたのだった。要するに村で見かけた若い女性をかたっぱしから写真に撮って、それをAIでヌードにして、その写真を共有していた。
彼らが逮捕されたのは、彼らの友人がたまたまそのAIで作られた写真を発見したことにあった。その写真というのは、自分の親戚の女性だった。さらに、その友人は自分の知り合いの女性の何人かもヌード写真にされているのを見つけた。
彼らがAIで作成したのは明らかだった。その友人はすぐに警察に通報した。
その結果、彼らは警察の聴取を受けて逮捕されることになったのだが、自分たちで撮った女性の写真だけでなく、女性のFacebookなどの写真からも流用してヌードを作成していたことがわかった。
こうしたAIを使ったヌード写真は「ディープヌード」と呼ばれるようになっている。
AI(人工知能)を用いた画像生成ツールは2023年から爆発的に広がっていて、すでにAIヌードは当たり前に流通するようになっている。(ブラックアジア:もはや、とめられない。山のように登場して進化していくAIポルノの現状)
AIはまったく存在しない女性のヌードを作成することもできるのだが、問題は実在の人物の顔でヌードを作成することもできることだ。「知り合いの女性のヌード」を、画像処理の専門家でもない素人がいくらでも作成できるようになっていた。
もはやリベンジポルノどころではない。女性の知らないところで、女性はヌードにされてしまう時代がきたのだ。実際に、ディープヌードのサイトの紹介例の一部を見たら、その危険さがわかる。以下のようなものだ。