貧困

「お前たちはカネを持っているはずだ。奪ってやる」という社会に向かう

嘘でも何でも、カネが取れれば他人を踏みにじってもいいと考える。これは弱肉強食の資本主義の行き着いた姿である。日本の夜の世界ではホストを巡ってこうした度を過ぎた弱肉強食が蔓延しているのが分かっている。 マスコミはホストを囃し立てているのだが、その裏側で彼らの強引であこぎな「営業」の犠牲になって破産したり自殺したりする女性が次々と出ている。今、歌舞伎町では「空から人が降ってくる街」になっている。(ブラ […]

社会環境が悪化するほど「金持ちが長生きして貧困層は早死にする」となる

米ライス大学とコロラド大学ボルダー校の共同研究では、アメリカ人の寿命は1930年代は59.85歳、ざっくり言えば約60歳だったのだが、これが2000年代になると77.1歳になっており、70年で驚異的な寿命の伸びが確認されたという。 しかし、悲しいことがある。 1940年代生まれの富裕層と貧困層の寿命を分けると、貧困層の寿命は圧倒的に短くなっており、最大では富裕層よりも12年も早く亡くなる。 同じ結 […]

◆欧米では女性ホームレスも当たり前。日本だけがそうならないとでも?

2018年。アメリカではドナルド・トランプ大統領が「アメリカ第一」を強力に推し進め、減税効果もあってアメリカの株式市場は10月まで基本的に上昇し続けてきた。 これによって、株式を保有していた富裕層はその資産をますます増やしていき、豊かな人たちはさらに豊かになっていった。 ところが、この中でもアメリカの貧困層の窮状はますます深刻なものとなっている。資産を持たない層は株式市場がいくら上がっても関係ない […]

スラムを撤去しても、貧困問題が解決しない限りインドには未来がない

インドの商業都市ムンバイは、都市中心部を取り囲むように広大なスラムが林立していることで有名だ。 そのスラムは「ダラピ」と呼ばれているのだが、そこは一度入ったらどうやって抜けたらいいのか分からなくなるようなスラムである。 インドは中間層が増えてきて、ショッピングモールで家族で買い物をするような層が増えているのだが、その陰で数十年前と何一つ変わらず極貧の中にあって、スラムで呻吟している家族も膨大に存在 […]

たったひとつの社会的不利が、どんどん人生を悪化させていく仕組み

社会的に不利な状況というのは、同じ境遇の人でない限り、よく理解されないことが多い。 たとえば、健康な人には病気を抱えて生きている人の苦しみは分からない。若者は老人の動作の鈍さに苛立つ。 充分な給料をもらっている人は低所得の人たちを蔑む。仕事のある人は失業者を憐れみ、高学歴者は低学歴者を自業自得と嘲笑う。そして正社員は非正規雇用者を負け組と考える。 社会的に不利な立場にある人は、基本的に理解されない […]

「ネットカフェに日雇い」は、決して消えてなくなったわけではない

就職できない多くの若者は、引きこもりとなって親のスネをかじっている。こうした若者は35歳から統計の対象から消えてしまうのだが、35歳を過ぎて彼らが急に働けるようになるのかと言えばまったくそうではない。 35歳まで働かなかった人間は、もはや自分が働けるという自信が喪失している。 仮に自立しようと考え、勇気を振り絞ってどこかに面接に行っても「今までいったい何をしていたのか」と詰問されて最初から落とされ […]

アンダーグラウンドで最後の最後まで生き残れるのは誰か?

海外をさまよう人間であればあるほど経験することがある。それは「知り合った人から、うまい話が自然と持ちかけられる」という経験だ。 いろんな話がある。 私はタイ・バンコクのパッポンに沈没していた時期があったが、そこでひとりのタイ女性に「パスポートを売ってくれ」という話を持ちかけられたことがある。それだけで金をくれるというのである。 「自分のパスポートを売るのが嫌なら、知り合いの日本人のパスポートを持っ […]

◆地獄に堕ちれば少子化は解決できるかもしれない理由とは

テロや暴動で恒常的に危機に堕ちているアフリカ各国では人口が爆発している。内戦と破壊の中にある中東もまた人口爆発地帯だ。治安の悪化と日常的な暴力の中にある中南米もまた同じく人口増加地帯だ。凄まじい貧困が蔓延するインドもまた人口増加地区だ。 一方で、安全が確保された先進国は少子化に苦しんでいる。 治安が悪化して暴力が吹き荒れる世界では人口が増加する。安全になれば人口は減っていく。安全な国や社会の方が子 […]

先進国の貧困層でも2つの道に進む人間が現れてくるのか?

日本人が貧困に堕ちると、その多くは「一生懸命に働く」ことで何とか危機を脱することができると思う。今のところ、一生懸命に働くことで報われることが多い。それは正解である。 ところが、途上国ではうまくいかない。 すでに人々は一生懸命に働いてきた。自分の置かれた環境の中で、私たちの思う以上に途上国の人々は働いている。信じられないほどの安い給料に、信じられないほど劣悪な環境の中で、それこそ地を這って必死で働 […]

◆モルドバ女性はこれからも悲惨な売春地獄から逃れられない

欧州の聞いたこともないような見知らぬ辺鄙な国や地方で、売春ビジネスをする女性が次々と逮捕されている。 イングランドの小さな工場町スウィンドンで2017年3月18日に、2人の女性が逮捕されていた。彼女たちは地元の人間ではなく外国から来た女性たちだった。路上で工員を誘って売春ビジネスをしていた。 彼女たちはどこから来たのか。モルドバだった。 別に珍しい話ではない。ロンドンでもバーミンガムでも売春する外 […]

◆山谷。かつてのドヤ街の光景から少子高齢化の未来が見える

日本は少子高齢化を放置してきたので、地方からどんどん寂れてしまっている。人口は急激に減少して、地方の僻地どころか、地方都市そのものまで人口が消えてマンションや民家に空白が増えている。 地方のこの惨状は、実際に自分の目で見て見ると「本当に日本はこのままで大丈夫なのだろうか?」と背筋に冷たい汗が流れるような恐怖に駆られる。 以前、広島の人口減で消えていく村や、廃墟になりつつある民家の写真を紹介したこと […]

◆アメリカの絶望。ホームレス女性の隠し撮りされた性行為

日本ではあまり中年女性のホームレスを見かけないが、いないわけではない。 あいりん地区では女性のホームレスが道ばたに座って男と酒盛りをしている姿もあるし、東京でも池袋や新宿で女性ホームレスの目撃がある。 数が少ないというのは、女性が貧困に堕ちていないという意味ではない。極貧の中で何とか住処だけは確保して、生きているというのが現状だ。 しかし、アメリカはもはや5000万人以上もの人々が「貧困層」になっ […]

◆片目の白人セックスワーカーがアメリカで逮捕されていた

米国勢調査局が2012年に出しているレポートによると、アメリカ合衆国の50州と首都ワシントンD.C.の中で、住民1人あたりの可処分個人所得が、最も低いのはミシシッピ州であったと言われている。 ミシシッピ州はジャズの本場として知られているが、黒人が多く住んでいて、さしたる産業もなく貧困層が多い。2005年のハリケーン・カトリーナ以後10年経っても復興ができておらず、貧困と過疎が進んで見捨てられた南部 […]

◆インドでは、床に食事をよそわれて食べる貧困女性もいる

インドのアーンドラ・プラデーシュ州はインド大陸の南東部にあってテルグ語を話す人々が住んでいる。 この州はインド屈指のIT産業の地ハイデラバードのある州として知られているのだが、2014年にこのハイデラバードを含むテランガナ地区が独立して新しい州になった。 なぜこの地区は独立したかったのか。それはアーンドラ・プラデーシュ州のほとんどは農業が主体の貧乏州であり、ハイデラバードは完全に異質だったからだ。 […]

◆経済成長しているのに、いっこうに貧困層が消えないインド

インドはとても貧困層が多い国で、たとえばコルカタ(カルカッタ)でも空港に着いてタクシーで市内に入った瞬間、もう路上で粗末な服を着た人が行き倒れになったような姿を見ることができる。 初めてインドに降り立った人は、誰もが驚くはずだ。 私が最初にインドに降り立ったのはコルカタだったのだが、行く前から「インドは貧しい人たちの多い国である」というのはよく知っていた。 私はインドの前に東南アジアのスラム街にず […]

◆実の母と娘がアダルトビデオで共演するという日本の裏側

国に格差が広がって、貧困層が結婚もできないような状態になったとき、多くの国は治安が悪化し、売春ビジネスが盛んになっていくという傾向がある。 日本も2000年以降は格差社会になったのだから、レイプと売春ビジネスがどんどん増えていくと私は予測していた。 ところが、日本だけは他の国とはまったく違った動きになって私を戸惑わせた。待てど暮らせど、日本では売春地帯が生まれなかった。(他国は貧困が売春を生み出す […]

◆実際にネットカフェに泊まって、私が自問自答したこと

「お客様はこの店をご利用されるのは初めてですか?」 そう言われたので私が頷くと、ネットカフェの店員はこの店のシステムをいろいろと説明してくれた。私の目の前に差し出されたメニューには、時間ごとに区切られた料金があった。 3時間、5時間、8時間、12時間、24時間とあり、3時間では900円、24時間では4000円と書いている。また、昼間の料金と夜の料金があって、夜の料金の方が昼間よりも安くなっていた。 […]

◆「私の子供、買ってくれない?」と私に言った母親たち

人身売買というと、日本では非常に希有で異様な犯罪に見えるかもしれないが、途上国に行くとそれが希有でも異様でもなく、ごくありふれた日常であることに驚く。 私はかつては旅人であり、東南アジアで流れるようにして生きていたが、その「流れ者」の私も取引を持ちかけられたことがある。信じられないかもしれないが、一度や二度ではない。 ひとつはタイのヤワラーの安宿にいたとき、廊下をはさんだ向かいに泊まっていた無職の […]

◆スキッド・ロウ。格差社会アメリカで貧困層が集住する場所

アメリカは世界最大の先進国であり自由の国でもあるが、激しい競争社会でもあり格差の国でもある。国民のほとんどは、協調よりも競争をモットーにしている。だから、その結果もまた甘んじて受け入れる。 野心と運と向上心に溢れている人には、アメリカ以上にエキサイティングな国はないのだろう。 才能があれば、どこまでも上り詰めることができる。そして、他の国では考えられないような報酬を受け取ることもできる。 たとえば […]