貧困

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無能な政治で「貧困化させられる」社会になったので考えなければならないこと

貧困は静かに人々の人生を破壊する「がん」のような存在でもある。悪いことに、今の日本では慢性的に貧困が広がり、経済格差が拡大していこうとしている。社会の分断も進む。無能な国会議員に期待しても助けてくれない。彼らが国民を貧困化している元凶なので期待するだけ無駄だ。(鈴木傾城)

カネがないからカネを借りるのに、カネがない人間ほど高い金利を科せられる現実

消費者金融でカネを借りている人の利用目的で多いのは「生活費の補填」だった。消費者金融で借りれば、年間にして18%近く、あるいはそれ以上の金利が乗せられる。カネがないからカネを借りるのに、皮肉なことにカネがない人間ほど高い金利を科せられる。厳しい現実だ。(鈴木傾城)

高学歴のホームレス。学歴は安定を保証せず、誰でもホームレスになるのが現実

ホームレスは低学歴な人だけだと考えている人も多い。たしかに、そうした傾向は統計でも示されている。しかし、ホームレス状態にある人たちの中には、高学歴な人も存在する。学歴は安定を保証しない。時代が悪かったり、心身に問題を抱えたりすると高学歴であってもホームレス化する。悲しい現実だ。(鈴木傾城)

違法酒カシップ。スリランカの貧困層が作り貧困層が飲む酒。下手したら失明する

スリランカでは違法酒カシップが蔓延している。衛生観念無視の場所で作っているので製造過程で不純物が混入することが多く、場合によってはメタノールなどの有害物質が生成される。それでも、スリランカの貧困の人々はこれを飲み続ける。そこには大きな理由があった。(鈴木傾城)

ネットカフェで暮らす貧困層と億超えマンションで暮らす上級国民が生み出す分断

平均所得が最も高い区である港区は平均所得1023万円だが、足立区は335万円である。これくらいの差ならまだ何とか分断は起きないだろうが、これが10倍も20倍も違ってくるようになると、暮らしも違ってくるし、感覚も違ってくる。日本社会は階層で分断してしまうのだ。(鈴木傾城)

金持ちが貧困に生きている人々よりも他者への共感能力が低いのは理由があった

弱肉強食の資本主義は、富裕層と貧困層の経済的な格差をどんどん広げている。そんな中で心理学の分野では、富や権力が個人の認知や行動に影響を与えていることを証明してきた。経済的な格差は、単に資産の有無に留まらず、精神的な乖離をも生み出すことを示していたのだ。(鈴木傾城)

ストリートチルドレン20万人がうごめくフィリピンの惨状は解決できるのか?

低収入世帯は子供に十分な食事や教育を与えることができず、そのまま路上に放り出して「自分で何とかしろ」と育てる。だが、ストリートは危険な場所だ。子供たちはありとあらゆる被害に遭う。フィリピン政府は、ストリートチルドレンの増加を社会問題として認識しているが、この惨状を解決できるのか?(鈴木傾城)

◆日本女性が外国人優先で結婚を考え、日本から出ていくことを夢見る日がくる?

日本は、今のままではいずれ若い女性に愛想を尽かされ、出て行かれるような国になってしまうのかもしれない。日本女性が日本を捨てる日がいずれ当たり前になるような日がくるのかもしれない。 女性を対等に見ない文化、女性の非正規雇用の多用、女性の貧困の放置。政治も、社会も、日本人の男たちも、日本女性に冷たい社会であるように私は思える。それが、とても寂しく感じる。 今のままでは、日本の女性たちはますます追いつめ […]

フィリピンがいつまでたっても貧困国から脱却できない3つの理由とは?

かつてフィリピンは同じ東南アジアでも経済的に有望視され、シンガポール以上に豊かになる潜在力があるとまで言われた。もはや、そんなことを信じる人もいないだろう。それほどフィリピンは停滞し続けている。それにしても、なぜフィリピンはいつまでたっても貧困国から脱却できないのか?(鈴木傾城)

女性の貧困。女性は「こんな国で生きていてもしょうがない」と思いはじめている

先進国におけるパートタイム労働者の約70%が女性であるというデータがある。日本においても、非正規雇用労働者の大半を女性が占めており、とくにパートタイムの労働市場においてはその割合が非常に高い。そして、このパートタイム労働が女性の貧困化を加速させている要因にもなっている。(鈴木傾城)

政治が無能なので、日本はひたすら社会的劣化を繰り返して回復不能な国と化す

馬鹿な政治家がこれからも馬鹿な政治を続けていくのであれば、日本という国はひたすら社会的劣化を繰り返しながら貧しくなっていき、どこかで先進国から脱落してしまうはずだ。今の日本が向かっているのは、そういう世界であることを私たちは理解しておく必要がある。(鈴木傾城)

◆途上国では妊娠したセックスワーカーの自殺が多い。死亡原因の13.5%が自殺

途上国の女性は、日本では想像できないほどの極貧の中でセックスワークに追いやられるのだが、そうした国ではコンドームの使用率も低いし、女性も避妊薬を飲めるわけでもない。その結果、意図せぬ妊娠の確率は非常に高い。 食べていけないのでセックスワークをしているのに、妊娠してしまう。それは絶望的な状況であるのは私たちも想像できる。 2024年に発表された研究によると、低・中所得国における妊婦したセックスワーカ […]

日本が機能不全に陥るのは2040年。日本の単身高齢女性の貧困はもっと深刻になる

高齢単身女性の貧困率は44.1%に達する。ざっくりいうと、2人にひとりの高齢単身女性は貧困ということになる。これは、30年以上も日本を成長させることができなかった馬鹿な政治家どもが作り出した結果でもある。強調しておくが、今の政治家はこの問題を対処することはない。(鈴木傾城)

反出生主義という「くだらない考えかた」が蔓延するほど日本は絶望の国になった

反出生主義というのは、「出生=生まれてくること」に反対する考えかたで、もっと端的にいうと「人間は生まれてこないほうがいい」とする主義である。これが日本で広がっている。「こんな日本で子供を生んだら子供がかわいそうだ。だから生まない」となっている。(鈴木傾城)

とめどなく凋落していく日本の中では、「この意識」を持つことが最強なのか?

日本でいえば、世帯所得は300万円未満の人々は、昨今の物価上昇分を収入でカバーできていないケースが多く、食費を削ったり、光熱費節約で体調を崩すような無理を続けている。おそらく、今年の冬も暖房が使えなくて凍死してしまう困窮者が出てくるだろう。(鈴木傾城)

貧困の不安と恐怖というのは、無関係の第三者にも伝播するほど強力なもの

貧困層における不安障害やうつ病の発症率は、一般層と比較して約2.5倍高いというデータが存在する。それもそうだ。つねに不安と恐怖を感じて生活していたら、心が疲弊し、日常生活すらままならなくなる。精神的な不調が長期化しやすく、生活の質がますます悪化していく。負の連鎖。(鈴木傾城)

国民の24.3%が貧困ライン以下。パキスタンの貧困が永遠に解決できない理由とは

パキスタンでは上位10%の富裕層が国の富の約45%を占めているという推計もあり、貧富の差が極めて大きい。かつてからの地主がどんどん富を蓄積していく一方で、貧困層は貧しいまま取り残されている。このパキスタンの経済格差は改善することができない理由がある。(鈴木傾城)

日本でも「カネがない」という理由で貧困層が医療を受けられない光景が現れる

日本では非正規雇用の貧困が深刻になっているのだが、彼らもまた生活不安から精神的に深刻な状況になりやすい。また、多少の体調の悪化も治療せずに無理するので、よけいに病状がひどくなってしまう。貧困層が増えれば、深刻な状況になる人も増えていく。(鈴木傾城)

◆貧しい女性に人生を教えてもらった私は、贅沢して生きるような生活は選べない

私が社会に出てからしばらくすると、時代はバブルに入った。振り返って思うと、それは異様な時代でもあった。 まわりでも、カネをばらまくように使ったり、旅行でも高級ホテルに泊まったり、ショッピングでブランド物を買い漁ったり、三ツ星ランクのレストランで食事したり、高級車を買ったりして、それを誇示するような人が大勢いた。 私自身は、ごたぶんに漏れず、バブルのさなかには投機的な株式投資をしていて、すでに同世代 […]

フィリピンの貧困層のあいだでも糖尿病が増えているが、その改善は非常に難しい

私も長らく東南アジアの貧困地区に沈没していたせいか、ジャンクフードばかり食べ、飲むものも激甘なものばかりだ。東南アジアにいた人はわかると思うが、どこの国でも出てくる飲み物は異常なまでに甘い。私もそれに馴染んだ。フィリピンで糖尿病が増えるのもわかる。(鈴木傾城)

◆アメリカの底辺でストリート売春に生きる黒人女性の人生とはどういうものか?

アメリカで長らく売春で生きてきた女性がインタビューに答えたりしているのだが、そうした女性たちの話を見聞きするのはとても興味深い。アメリカの黒人女性で、12歳からストリート売春をしていたという女性はどういう人生だったのだろうか。 ある女性がロングインタビューに答えている。 彼女はロニーという名前だった。カリフォルニア州ロングビーチの北側で生まれた彼女は「5人兄弟の末っ子として育った」と述べる。一見、 […]

カンボジアの貧困と高利貸し《アングリョル》は切っても切れない深刻な問題だ

農村にいても貧困、都会に働きに出ても貧困。いずれにしても、カンボジアの低賃金層は非常に苦しい立場に追いやられている。とくにカンボジア女性の貧困の凄絶さは今も続いている。農村にいても、繊維工場で働いても、高利貸し《アングリョル》が追ってくる。(鈴木傾城)

もうとまらない。弱者が弱肉強食の社会から非人道的に切り捨てられる10の理由

社会環境は悪化しており、誰もが生きにくい社会と化している。これは政権が変わったら解決するわけではない。これからもずっと弱者が切り捨てられる傾向が続いていく。場合によっては、非人道的なまでに弱者が切り捨てられる社会となる。弱者が苦しむ社会が続いていく。(鈴木傾城)

◆アメリカのアンダーグラウンド。LAフィゲロア通りのセックスワーカーたち

アメリカには「普通の人はここに立ち寄るな」といわれる危険なエリアがいくつもある。しかし、そういう場所にセックスワーカーたちがいる。 アメリカ・ロサンゼルスのフィゲロア通りの南ロサンゼルス周辺に位置する一部区間は、まさにそうした場所のひとつであり、ここもセックスワーカーが集まる場所として知られている。 このエリアは「The Track」や「The Blade」という通称でも呼ばれており、商業的なセッ […]

ボンボン・マルコス政権になっても一向に解決が見えないフィリピンの貧困の光景

日々流れてくるフィリピンの貧困の報道に接していると「ボンボン・マルコスに変わったところで何が変わったわけでもない。歴代の政権と同じくフィリピンの貧困は放置されたままだ」と私も感じる。私自身はまだ同国の投資に対しては懐疑的であり続けている。(鈴木傾城)

闇バイトによる強盗。貧困層を増やし続けて治安が保てると政治家は思ってるのか?

「闇バイト」による犯罪が多発し、関東広域で強盗が続出している。貧困層の増加とそれに伴う犯罪の増加は、社会全体の基盤を揺るがす。このまま愚鈍な政治が続くのであれば、貧困層の絶望はさらに深まり、闇バイトは定着し、治安の崩壊は進んでいくばかりと化す。(鈴木傾城)

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