本日、やっと『ブラックアジア・カンボジア編』を準備
ブラックアジアの「タイ・カンボジア編」は、2013年に出版社『ラピュータ』で出版されていました。しかし、残念ながらこの『ラピュータ』が出版不況の中で力尽きてしまい、出版物の販売が途絶えました。
これについては、こちらに記した通りです。(ブラックアジア:ブラックアジアの出版元である「ラピュータ」が力尽きてしまったこと)
ただ、時代は電子書籍に移り変わっており、私自身もすでに新刊はすべて電子書籍で買うようにしています。
そんなわけで、ラピュータで出していた書籍4冊は出版社が事業停止してしまった時から電子書籍にする予定ではありました。ところが、私が多忙すぎてなかなか果たせず今に至っている状態です。
コロナ禍の中で外をうろうろする機会が減ったにも関わらず、他にやることが多すぎて手が回りませんでした。しかし、先月あたりからやっとまとまった時間が取れるようになりました。
このまとまった時間で、一心不乱に電子書籍化の作業を行っていました。そして本日、やっと『ブラックアジア・カンボジア編』が準備できました。
『ブラックアジア・カンボジア編』は、ブラックアジア初期のコンテンツです。言ってみれば「鈴木傾城の原点」でもあります。
舞台となった70ストリートも、スワイパーも、63ストリートも、すべて消え去っています。時代の流れの早さと残酷さを感じるところではあります。ところが、カンボジアの貧困は今もなお残っており、社会の構図はまったく変わっていません。
変化があるとすれば、かつてはカンボジアの国民のほとんど全員が貧しかったのに、今は豊かになった者と貧しいままの者がくっきりと二分化されて、カンボジアにも格差が生まれていることでしょうか……。
貧困、スラム、売春、暴力、愛。こうした社会の状況は今も十分に通用します。こんな中で、この書籍が電子書籍で発刊できることを嬉しく思っています。ご関心のある方、どうぞお読み下さい。
『ブラックアジア・カンボジア編 売春地帯をさまよい歩いた日々』
ちなみに、この「Sell Spring Publishing」は鈴木傾城のプライベート出版です。「Spring」はもちろん「春」を意味しています。「Sell」は「売る」です。
「春を売る出版社なんて、鈴木傾城にしてはロマンチックだ」と思われる人も多いかもしれませんね。なぜ、こんな名前が浮かんだのか私も分かりません。深層心理が「これにしろ」と訴えて来ましたので、これにしました。
『ブラックアジア・カンボジア編 売春地帯をさまよい歩いた日々』、まだ読んだことがない方、再読したい方は是非、アマゾンで購読して下さい。
>「春を売る出版社なんて、鈴木傾城にしてはロマンチックだ」
そうですねー
春を売る、売春、あっ!
私の深層心理を一瞬で解析して下さって、ありがとうございます。(笑)
電子書籍版出版、お祝い申し上げます!
電子書籍化の作業って大変そうですね、でもこうして章ごとに分冊して購入購読できるのは紙の本にはできにくいことで、新しいですね。写真とかもデータから直に再現されるんだろうと思いますので(違う?)紙に印刷したのより良いんじゃないでしょうか。
一方で、手元にある紙の本はますます大事にいたそうと思います。私室の棚に並んでますよ〜傾城さんの本。
これに限らず様々の仕事や作業は尽きぬと拝察いたしますが、あまり根をつめすぎられませんよう、お体にはお気をつけてくださいませね。
ありがとうございます。
電子書籍の作業は、実は大好きなんです。時間があればどんどんやっていきたいのですが、その時間が問題なのですね。今回のブラックアジアは写真はまったく載っておりません。というのも、過去のデジカメで撮った多くの写真は、解像度が非常に低すぎて書籍に載せられないレベルなんです。時代の流れを感じますね。(笑)
紙の書籍、大切に保管して頂ければとても嬉しいです。
今後とも、よろしくお願いいたします。
ごめんなさい、分冊でなくて各章試し読み機能でしたのね。ホント、私ったら粗忽者というかアワテモノというかで、すみませんでした。
でも、ちょっとづつ買える式もいいかも…