『ブラックアジア:インド・バングラデシュ編』を電子書籍化
本日は『ブラックアジア:インド・バングラデシュ編』を電子書籍化しております。インド編は今まで書籍としてまとめられたことは一度もないので、今回が初の登場です。
『ブラックアジア:インド・バングラデシュ編 売春地帯をさまよい歩いた日々(セルスプリング出版)』
今回のインド編は、それまでのブラックアジアとはまったく雰囲気が違っていたので、リアルタイムでインド編を掲載していた頃は賛否両論だったのですが、こうやってまとまってみると、やはり「売春地帯をさまよい歩いた日々」特有の雰囲気が濃厚に残っていると個人的に感じました。
インド編がそれまでのブラックアジアとまったく雰囲気が違ってしまったのは、私が変わったからではなく、インド売春地帯という環境が東南アジアとはまったく違うハードな地域だったことに理由があります。
資本主義が剥き出しのインド売春地帯は、東南アジアのように甘い享楽的な雰囲気はまったくなく、「女の地獄」であると共に「男の地獄」でもあった場所でした。
何しろ、売春地帯で商売をしている女性の半数がHIV陽性であるとされており、衛生度は世界最悪レベルだったのがインド売春地帯です。そして、そこで出会う女性たちは、男と女の甘い心の交流はほぼゼロに等しく、「金、金、金」と、金に対する執着を剥き出しにした女性たちの群れです。
恐喝、ぼったくり、窃盗は当たり前です。罵ってくる女、怒り狂って私の顔にツバを吐く女、憎々しげに私を殴る女と、東南アジアの売春地帯ではおおよそ考えられないような女たちが登場します。
また、極度に個性的で奇想天外な女性も多く、シヴァに祈る女、踊り狂ってビールを自分の身体にまぶす女も登場します。そのひとりひとりが忘れられないほどエキセントリックで強烈なインパクトでした。
こうした世界をまとめたのが今回の『ブラックアジア:インド・バングラデシュ編』です。『絶対貧困の光景 夢見ることを許されない女たち』と一緒に読んでインドのアンダーグラウンドに浸ってみて下さい。
『ブラックアジア:インド・バングラデシュ編』
収録されているコンテンツ
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精力的に電子化進めておられますね、天候不順の折柄ご自愛くださいませね。
インド•バングラデシュは書籍化(紙)されてなくて残念に思っていましたので電子書籍になってまとめ読みできるのが嬉しいです。
私などは「文」としてしか出会うことのできない世界ですが、他のどこよりインド•バングラデシュのご文が好きなのです。
そりゃあ…きつい内容ではありますが、人の苦しみや悲しみを含めた感情というか情緒というか空気というか、何といいますか、濃く且つ力強い…圧倒的なものを感じます。
ありがとう!
「私がジキジキする!」と言う物乞いの女性の話がとても好きなので復刻して頂いてとても嬉しいです(^^)早速買いました。
早くワクチンが行き届いてまた世界中を回れるようになるといいですね。
ありがとう。
物乞いの女性の話『◆「ジキジキはわたしがする!」と叫んで離さない物乞い』は前半部分が『絶対貧困の光景』に掲載され、後半部分は削除されました。後半部分はブラックアジアにも掲載していませんでした。ブラックアジアから削除したのは7年前です。