想像してみて欲しい。あなたの両親は掃除や死体処理の仕事をしていて、あなたもその仕事しか就けない。あなたは教育を受けられなかった。あなたは字も読めないし計算もできない。
あなたはいつも殴られ、いじめに遭って逃れられない。警察もあなたの敵で助けてくれない。あなたが女性なら、知らない男にレイプされても泣き寝入りするしかない。
反抗すると虐待される。たとえば、人糞を食べさせられるかもしれない。灯油をかけられて燃やされるかもしれない。自分だけでなく、家族まで巻き添えになって殺されるかもしれない。
そんな境遇にいたら、どう生きればいいのか。まさか、この世にそんな地獄のような人生を強いられている人がいるはずがない……。先進国の人間であれば誰でも思う。しかし、そのような人生を送っている人たちがいる。
インドの低カースト、あるいはダリット(不可触民)は、今でもそのような境遇の中にある。ブラーミン(高カースト)の牛の世話をしていた少女が、あまりの喉の渇きに牛用の水を飲んだら、それが原因で虫けらのように殺された事件があった。
ブラーミンにとっては、ダリットの少女よりも自分の牛の方が大切だったということだ。牛に飲ませる水を飲むなど許せなかったようだ。
マディヤプラデシュ州ではブラーミンの男がダリットの女性をレイプした。彼女がレイプされたことを訴えると言うと、男は彼女に灯油をかけて焼き殺そうとした。
彼女は一命を取り留めたが身体の90パーセントが焼けただれて瀕死の状態になった。今でも起きている「どこにでもある」事件だ。実際に焼き殺された人もいる。
灯油をかけて焼き殺そうとするような凄惨なリンチは、日本では大ニュースになって歴史に残るほどの極悪事件である。しかし、インドではこんなことは日常茶飯事に起きており、せいぜい記事になっても三面記事くらいにしかならない。
インド人(特にダリット)は黒い肌を持った人が多いが、第三度以上の火傷で真皮が溶けると白に近い肌色になって非常に目立つ。ちなみに、売春地帯でちらほらと火傷の女を見るのは……
(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきた売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア インド・バングラデシュ編』にて、全文をお読み下さい)
つい先日、自分の娘がレイプされて傷つけられ、悲嘆のあまり自殺したダリットの父親のニュースがありました。さらにその前はやはりアシッド・アタックされたダリットの女性のニュースがありました。
いまだ、ダリットの人たちを取り巻く環境は厳しいようです。
【鈴木傾城】
インドのカースト制、ダリッドの人々にまつわるご記事を読むたびに、言いようのない怒り、嫌悪感、恐怖のようなものを感じ、わーっと叫び出したい気分になります。
我が国の全人口より多い1億6000万以上のダリッド人口があるらしいですが、バンギーのような低カーストの人々を合わせると、虐げられた人々の数はもっと多いはず、ブラーミンだかの高位カーストが「彼らは人に非ず」と言ったところで、彼らはインドという国を形づくっている一員、まぎれもないインド国民です。
彼らはこんな中でインドを「わが国」として愛せるのでしょうか?私なら、愛する筋合いも護る必要もない、滅びてしまえと呪いさえするかも知れない。
インドは全体からして「一部」の高位カーストの人々の、高位カーストの人々による、高位カーストの人々のための国というこの現状では、REPUBLICの称号を戴くことまかりならんと私は思います。aurore
日本の学校はこうした世界の裏事情を教えるべき。日本人はとかくこうした事に目をそらす悪い癖のある人種です。 子供に自分の興味のあることだけを教えるのが教育ではない。生涯の中で唯一強制的に学びを子供たちに教えられるのは学校教育でのみだだ。日本のいじめ問題にもある共通点が見出せるはずでこうした議題を元に児童や学生にディベートさせる事で個人の成長を図ってゆくことが日本の将来に繋がるはずと考えます。私個人はこうした中に生まれたらどうするか? まぁ、家族や仲間以外は決して信じない暴力団を興すでしょうね。
自分や仲間のため、信条(社会概念を変えてゆくという)殺人もいとわない闇の集団を構築するしかないでしょうね。その中でも裏切りなどもあるでしょうが。 今、我々にできること、それは世間に鈴木さんのように事実を世間に知らしめることも大事な事だと考えます。
ずっと昔
シンガポールで換金しようとした際に窓口にインド人男がいて
レートが良くないので去ろうとすると
歯をむき出しにするような仕草と何かを叩いくような
振る舞いをされました
阿保かしらと睨みつつそこを出ました
インド人とは自分の言いなりにさせたい、優位に立ちたいという
本来誰でも持つような一つ一つが尋常ではないのかも
犯罪(焼き殺す、レイプなど)無くならないし当然のように
警察も同じようにするのであれば
おそらくほとんどの国民がこうした意識が強くあるのでしょう
時どき日本で見かけるインド系の男性がじろじろと
見てくると気分が悪いですね 笑
まるで苦手になってしまいました
先日、動物病院で真っ白な子猫を持ってらっしゃる方とお話ししました。「先生はアルビノではないって」うん、それは目の色を見ればわかりますよ(その子は青い目だから)・・と思いました。アルビノなら赤い目になるはずだから。しかし、インド人のアルビノの人は青い目・金髪になり、その家に幸運を呼ぶんだそうですって、とその人(男性)に話したら、へえーと言っていました。実はその方、中東のある2か国に住んでいたことがあるそうなのです。顔立ちもなんとなく中東っぽいから、ハーフですか?と聞いたら、いや、純粋日本人とおっしゃりました。それからインドの話になったのですが、インドのカースト制はひどいですよねえ・・という話になり、「カーストにすら入れてもらえない人がいるのをしっていますか?」と言ったら「ああ、なんていったっけ・・ダルリード?」
「あ、そうです、ダリッドです。ひどいんですよねえ」という話をしあっていました。あちらでは少し発音が違うみたいです。でもその方も、なんとなく知っていたそうです。
それにしても、一握りの優秀な人材を抱くこの国家がこんな制度で人々を迫害しているなんて、本当にどうかしています。宗教は宗教、政治は政治、仕事も教育も自由で平等にならないのでしょうか。
人間の本質、動物の本質でしょうか。力のあるものにはへりくだり、ないものには、容赦ない。インドの問題、日本のいじめの問題、ひいては、どの国の国政もていどの多少はあっても、このような問題は未来永劫なくならないのでしょう。
日本の江戸時代の身分制度は徳川や支配層にいいように使われていましたが、明治維新でそれが撤廃されたとき、それに結構反発したのはなんと「農民」の人々だったそうです。これについては私見ですが、自分たちより下の身分の者がいなくなるから優位性が保てない、はけ口がなくなる、等の理由からではないでしょうか。しかし、昔、非人の仕事であった、肉の解体・皮革の製造・歌舞伎・人形浄瑠璃・猿回し・墓守などの仕事は、現在でも必要な、重要な仕事ではないでしょうか。一部は高尚な文芸とさえされ、受け継がれています。インドでは・・ヒンドゥーと一体のカーストがなくならず世襲的に仕事をさせるのであれば、もっと衛生的な作業にして、国家の直轄(公務員とか)業務とし、もっと高額なそれなりの賃金を払えばいいのではないのでしょうか。それができないのでしょうか。一部特権層や上位カーストの人たちは儲けているではないですか!!累進課税にして、彼らからたくさん税金を徴収して、低カーストの人の仕事を国家の仕事として確立してあげる、という策はとれないのでしょうか。
もちろん、上位カーストが低カーストやダリッドの女をレイプしたりしたら、ちゃんと取締り、刑罰を与えるように法を変えて、法治国家になるべきです。ほんとに、もう・・・既得権益にすがりきる上位カーストの人々の心根がいやしすぎます。現状をもっと直視し、何が正しいか教育で変えていくべきです。
読んでて背筋が凍りました。いまだにこんなことが起きてるって信じられないくらいですね。鈴木さんのコメントの
>自分の娘がレイプされて傷つけられ、悲嘆のあまり自殺
これもすごく悲惨です。いつ起きた事件で、どんな状況だったのでしょうか。やっぱりひどかったんでしょうか?
低カーストから圧制者に反逆する気骨のある者が多数出てくる必要がありますね。