◆ガート・コパール。部屋にベッドすらもないスラム売春地帯

◆ガート・コパール。部屋にベッドすらもないスラム売春地帯

インドの売春地帯は本当に荒んでいて、どこを訪ねても晴々とした気持ちになることなどまったくない。それはニューデリーだろうが、コルカタだろうが、ムンバイだろうが、同じだ。荒廃の状況はそれぞれ違うのだが、どうであっても荒廃しているのは間違いない。

ムンバイ郊外にあるガート・コパールも同様だ。

この売春地帯はインドの列車が通る線路脇に作られたスラムから派生した売春地帯である。建物は強い豪雨でも来れば吹き飛んでしまいそうな粗末なバラック小屋が建ち並び、列車が通るたびに地震のように揺れた。

過去に何度か放火されたと言われているから、いずれまた放火されるはずだ。そんな場所が売春地帯になっていた。

ムンバイにはいくつかの売春地帯がある。郊外のガート・コパール駅近くにある売春宿群は、典型的なスラム売春地帯だろう。駅を降りて南側に歩いていくと線路沿いに入る小さな小路がある。

そこでは線路に沿って荒んだ建物が密集し、バラック小屋の入口に女性たちが物憂げな顔をして立っている。昼間からそうだ。荒廃した建物と、女性のサリーの色のコントラストが鮮烈だ。

ここは通勤途上の小径がそのまま売春通りに……

(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきた売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア インド・バングラデシュ編』にて、全文をお読み下さい)

『ブラックアジア・インド・バングラデシュ編 売春地帯をさまよい歩いた日々(鈴木 傾城)』

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