ダイアナ。「わたし、とてもいやらしいのよ」と言う女性

ダイアナ。「わたし、とてもいやらしいのよ」と言う女性

久しぶりにアンヘレスの退廃に満ちたバー『トレジャー・アイランド』に行った。中に入ると何人かの顔見知りがいたが、誰にも声をかけず、奥に入ったところの空いている席に適当に座った。

相変わらずこのバーの中は大混雑している。その中にまぎれていると、妙な居心地の良さを感じた。ここはアンヘレスでもっとも堕落した人間が集まる場所であり、だからこそ堕ちてしまった人間には自然と足が向く場所でもある。

ママサンをしている女が私に誰かをあてがおうとやって来たが、私が隣にいた女性と熱心に話をしているうちに、やがてママサンは去った。もっとも、こちらはママサンの執拗な勧誘を避けるために隣の女性と話し込んでいるふりをしており、彼女は彼女で別の男を見つかるまでの暇つぶしでそれに応えていた。

彼女が狙っているのは白人だった。彼女の視線の先は、常に白人がいた。

男にはある種の女にこだわりがあるように、女もある種の男にこだわりを持つ。女性にも意思があるし、好みもある。

そして自分の思い描いている人生を実現してくれる男がいないか、つねに探し求めている。金さえ稼げれば人種にこだわらない女もいるが、とにかく白人一本やりの女もフィリピンには多い。

そして、そんな女たちの需要を満たすだけの白人もフィリピンにはいる。

彼女を見ながら、なぜ彼女が……

(インターネットの闇で熱狂的に読み継がれてきた売春地帯の闇、電子書籍『ブラックアジア フィリピン編』にて、全文をお読み下さい)

『ブラックアジア・フィリピン編 売春地帯をさまよい歩いた日々(鈴木 傾城)』

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