鈴木傾城

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◆ヒジュラとインドの奇祭「クーバガム」と、彼女たちのセックス事情

インド人はとにかく祭(フェスティバル)が好きで、インド国内では常にどこかで何らかのフェスティバルが催されている。その中で、異色なもののひとつに「クーバガム」というフェスティバルがある。 「クーバガム」というのは、フェイスティバルの名前でもあり、地名でもある。 インド南部のタミルナード州にある「クーバガム」という村で行われている独特のフェスティバルがあって、それがインド全土に「クーバガム」という名前 […]

中国人でもない私たちも中国政府に個人情報のすべてを盗まれて監視される

今、中国政府が徹底的に隠蔽している情報がある。「六四天安門事件」である。なぜ中国政府はこの事件を隠すのか。それは、政府が「民主化を求める学生や一般市民1万人を大量虐殺した事件」だからだ。 「民主化」 「市民大量虐殺」 「六四」とあるように、天安門事件は6月4日に起きた。1989年のことなので、今年2019年で30周年になる。だから、30年目の6月4日を警戒して中国政府は自らに批判が飛んでこないよう […]

◆バネッサ・エンジェル。インドネシアの有名女優が一晩61万円で売春

2019年1月。インドネシアで何人かの女優やモデルが逮捕された。違法な高級セレブ売春の組織に所属していた女性たちだった。 インターネットの閉鎖的なネットワークの中でビジネスを運営されていたのが分かっている。存在を知っている富裕層しか分からないサイトだった。そして、この売春ビジネスの黒幕が誰なのかは報告されていない。 売春の相手をする女性たちは、美しい現役の女優やモデルたち。所属していたのは45名ほ […]

帝国は勃興し没落するが、アメリカが今すぐ没落するとはまったく思わない

かつて「太陽の沈まない国」と言われていたのは世界各国を植民地にしていたスペインとイギリスだった。 なぜ「太陽の沈まない国」なのか。 この二国は世界中に植民地を持っていたからだ。植民地をも領土と考えると、ある領土で太陽が沈んでも、他の領土で太陽が昇っていた。だから、比喩でも何でもなく、本当に「太陽の沈まない国」であったのだ。 この植民地から略奪した莫大な富と資源を元にして、スペインもイギリスも、あた […]

◆「中絶は絶対に認められない」という考え方は、ただ女性を苦しめるだけ

「性的暴行などの犯罪被害にあった場合でも中絶は認められない」「中絶を行った医師に99年の禁錮刑を科す」 2019年5月15日、アメリカのアラバマ州ではこのような法律が成立した。これは事実上「すべての中絶を禁止する」というものである。そしてその2日後、今度はミズーリ州で「妊娠8週目以降の人工妊娠中絶を禁止し、中絶手術を行った医師には最大で15年の禁錮刑を科す」という法案が可決された。 アメリカでは、 […]

不始末の尻ぬぐいをする善意の行動がアルコール依存者をより深刻化させる

野生動物にエサを与えるようになると狩りを止めてしまい、エサに依存するようになる。ほぼ、すべての動物がそのようになっていく。 依存する方が生きる上で合理的であると思うと、動物は本能的に依存する方を選ぶ。狩りをするよりも、依存する方が楽だからだ。誰かがエサを与えてくれるのであれば、危険でつらい狩りをする必要などない。 しかし、野生動物が依存体質になると最後にどうなるのか。 エサを上げるのをやめても狩り […]

100万種の動植物が絶滅する。今後は人間も生きるのがつらい環境へ

ツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコ、ダイトウオオコウモリ、ハヤブサ、ライチョウ、カンムリワシ、サンショウウオ、ニホンウナギ。日本に棲息するこれらの生物の姿を思い浮かべることができるだろうか。これらの生物には、ある共通点がある。 それは「すべて絶滅の恐れがある」というものだ。 キリン、ライオン、チンパンジー、サイ、コアラ。これらの馴染みの動物もまた個体が激減しており、このままいくと絶滅に向かったとし […]

◆別れ。売春地帯に長くなるとやがて別れた女性の顔が鮮明に浮かび出す

『Angels of Pattaya: Inside the Secret World of Thai Prostitution(パタヤの天使:タイ売春の秘めた世界の内側)』という書籍がある。 白人(ファラン)もタイの売春地帯にどっぷりと浸って、売春する女たちと愛したり別れたりしているのだが、やはり一部の男はタイ女性を愛して離れられなくなったり、タイの女たちの内面を深く知りたいと惹かれていく光景が […]

◆レイプ・ディフェンス。防御のための型を覚えるのは検討に値することだ

インドではレイプ事件が多発することもあって、少女たちに日本のカラテを教える教室が繁盛している。彼女たちは、別に男を打ち負かすつもりでカラテを覚えているわけではない。 男に拳によるダメージを与えることで、レイプする気を萎えさせるのが目的だ。勝たなくても、攻撃をかわして逃げられればそれで目的は達成することができる。顔面などを殴って、男がひるんだ隙に逃げればいい。 しかし、レイプというのは前から襲いかか […]

「史上最強の制裁」を科せられるイラン。中東では新たな戦争が勃発するか?

今、日本人はアメリカ主導による北朝鮮への経済制裁に注目して、追い込まれていく北朝鮮の行方に注目している。しかし、経済制裁されているのは北朝鮮だけではない。 アメリカは、2019年5月1日よりイランに対して経済制裁をより厳しいものにしている。5月1日に何があったのか。「イラン原油全面禁輸」である。 アメリカは2018年11月からイランに対して原油輸出の制裁を行っているのだが、イランからの石油が全面的 […]

◆真夜中の世界では誰でも稼げるわけではない。適性がなければ地獄に堕ちる

昼間の仕事よりも夜の仕事の方が稼げると思っていないだろうか。昼間の仕事で稼げなくなったら、夜の仕事で稼げばいいと思っていないだろうか。 確かに夜の仕事は昼間の仕事に比べて高収入であるのは間違いない。水商売や風俗は高収入の代表でもある。 しかし、真夜中の世界はうわべだけは華やかだが、そこには「安定」などまったくない。生活の保障もない。 ホストにしても、どこかの店に所属したらすぐに安定的収入が入ってき […]

アジアの音。インドのタブラ、中東のダラブッカ、インドネシアのガムラン

音楽の根底は「声を音として自在に扱う」のと同時に、「打って音を出す」というのが最も本能的なものであるように思う。「打つ音」というのは、それだけで精神を高揚させる効用がある。原始の血が燃えるというのだろうか。打ち鳴らされる音やリズムによって陶酔(トランス)がよぎる。 かつてキリスト教は、打楽器で打ち鳴らされる音楽は人々を狂乱に導くことから「悪魔の音楽」だとして禁止したこともある。しかし、結局はそれを […]

◆それを暴くな。自分の気づかない本音は、今の生活を壊すから隠された

風俗に堕ちている女たちは仕事柄いろんな男に会うことになるのだが、哀しい男の話を聞くこともある。ある人妻風俗に勤める女性が、妻子のいる30代後半の男の話をしてくれたことがあった。 彼女はこの妻子持ちの男にごく普通の性サービスを行ったのだが、男はすっかりのめり込んでしまって、その後、2週間に一度必ず来るようになって、時間もどんどんロングになっていった。 そのうちに、この男は「待ちきれない。もっと会いた […]

◆リベンジポルノが警鐘を鳴らされているのに、逆にこれからも増える理由

日本でも「リベンジポルノ」が増えている。2018年は、1347件の相談件数が警察庁にあった。 リベンジポルノとは、元配偶者や元ボーイフレンドが、女性のプライベートなヌードや性的画像・動画をインターネットにばらまく行為を言う。 その理由はいくつもある。主に、一方的な別れや、振られたことに対する怒り、復縁を拒絶されたことの怒り、カネを貸してくれなかったことの怒り、女性に新しい交際相手が見つかったことに […]

社会に合わないというだけで病気扱いされていく構造は知っておくべきだ

インドネシアもスマートフォンが爆発的に流行している。Oppoのような中国製の安いスマートフォンが売れていて、iPhoneのような高級品も中古で出回っている。インドネシアは日本以上のスマホ社会になりつつある。 そこでインドネシアのいくつかのローカル紙が、「インドネシア人もスピードを重視するようになってイライラする若者が増えた」と指摘するようになっている。 それを読んで「あの、ゆったりのんびり生きてい […]

◆日本人はニュース番組のような「娯楽」を見ているだけで現実を見ていない

閲覧注意 日本人が「社会を知るためにテレビのニュース番組をいつも見ている」と自慢げに言っているのを日常で見聞きするが、私はそれを聞くたびに「それなら、なぜ日本のニュース番組に不満を表明しないのか」といつもぼんやりと思ったりする。 「ニュース番組が好き」と言う日本人には、「本当に好きなのか?」と聞いてみたいとも思ったりする。 日本人はテレビや新聞のニュース番組を見てそれがリアルであると思っているかも […]

◆ファイ・オラプーン。巨乳で売るタイには珍しい美人アダルトモデル

タイ女性は痩せているというよりも、骨が細くてかなり華奢な感じがする女性がたくさんいる。私は、その壊れそうな華奢な感じに惹かれた。女性として魅力的だったというよりも、何かそのもろさの雰囲気が薄幸な感じで私の好みだった。 しかし、ファランはこうした女性を一顧にもせず、グラマーな女たちを追いかけていた。グレースホテルにたむろしている中東から来た男たちはもっとすごくて、もはや「重量級の肥満」としか思えない […]

◆売春や風俗というセックス産業のスタイルは嫌だという男女が求めるもの

若い女はカネを持っていない。しかし「若い肉体」はある。人生に成功した中年以後の男は若さを失った。しかし「カネ」はある。 一方は若い肉体を持っている。一方はカネを持っている。 ここに需要と供給が一致する。「出会いの場」さえあれば、この両者を結びつけることによって、両者は互いに欲しいものを手に入れることができる。互いに自分の持っているものを相手に提供すればいいのだ。 この両者を結びつけるのが、普通は「 […]

◆彼女の幸せのために、セックス・ワークに引きずり込みたくなった

真夜中にうろうろして明け方近くに住処に戻る際、何か簡単に食べるものを見つけようと思ったら24時間開いているコンビニを利用するのが一番てっ取り早い。そのため、ついフラフラと適当なコンビニに寄って何か買って帰ることになる。 先日、明け方の4時過ぎに20代後半くらいの女性店員が、疲労を隠せないような顔で店番をしているのを見た。本当に気分が悪そうで、仕事もやる気がなさそうで、必死で耐えているような感じだっ […]

◆自分のガールフレンドや妻がセックス産業に関わっていたらどうするか?

閲覧注意 もし、自分の付き合っている女性や妻が売春や風俗に関わっていたとすると、普通の男はどう感じるのだろう。 「そうか。いろんな事情があるんだな」と彼女を理解する男は恐らくかなりの少数派であるはずだ。「いったいどういうことだ」と逆上して彼女を問い詰め、即座に別れ話につながっていくのが普通の展開だ。 場合によっては殺人事件が起きることもある。 カンボジアで、あるひとりの若い女性が殺されている。殺し […]

差別を隠れ蓑にして自分の悪徳や自業自得を相手に責任転嫁するサイコパス

差別をするのは良くない。それは当たり前のことだ。しかし、差別を隠れ蓑にして自分の悪徳や自業自得を相手に責任転嫁してなじるのはさらに最悪だ。それこそが新たな軋轢を増幅するものだからである。 たとえば、自分の主張ばかりで他人の話をまったく聞かない人間がいたとする。何でもかんでも「自分は正しい、相手は間違っている」と考え、自分の主張だけを大声を張り上げて押し通す。 そういった人間はやがて孤立して、まわり […]

◆チープスリル。逃れられなくなると売春地帯はもうチープではなくなる

『タイの悪名高いリゾート地パタヤは閉鎖すると宣言されているにも関わらず、ツーリストたちは今もチープスリル(安いスリル)を追い求めている』とイギリスのタブロイド紙『THE SUN』は報じた。 このタブロイド紙は、堕落の街(シン・シティ)パタヤが今もなお売春リゾートとして機能しており、売春地帯は縮小するどころか混乱を増して、ますます多くのハイエナたちを引き寄せている現状を報告している。 そこには100 […]

グローバル化で、いずれテロや戦争という巨大な暴力は日本にも上陸する

日本はすでに第二次世界大戦以降、約70年に渡って国内が戦争に巻き込まれていない。東京大空襲も、広島・長崎の原爆も、もうほとんどの人間が知らない。 だから、テロや戦争で日常がいかにもろく瓦解し、吹っ飛んでいくのかについては、あまり想像力が働かない。 そもそも体験したことがないのだから、爆破テロや砲撃によって建物がどのように破壊されてしまうかも知らないし、激しい破壊の嵐が過ぎ去った後にどのような光景に […]

ヒーローが暴力をふるうと人々は奇妙なことにそれを暴力として認識しない

「正義を強調すればするほど世の中は悪くなる」 このように言えば、驚く人もいるかもしれない。「正義が勝つと世の中は良くなる」という結論以外に何かがあると思っている人はほとんどいない。しかし、本当のことを言えば「正義を強調すればするほど世の中は悪くなる」のだ。 子供の頃から、繰り返し繰り返し「正義のために悪を滅ぼす」ことを強調するマンガやドラマや映画を見てこなかっただろうか。いや、今になっても、そんな […]

◆アグレッシブな男たちはセックスの快楽を倍加させる方法を使っている?

アメリカの現大統領ドナルド・トランプは、セクハラ、不倫、ポルノ女優との関係などで次々とセックス・スキャンダルに巻き込まれているのだが、女性に批判されればその女性を公の場で罵倒するほど攻撃的なタイプだ。 アマゾンの創始者ジェフ・ベゾスは、愛人に自分の下半身の写真を送っていたのをマスコミに暴露されて、妻とは離婚することになった。とは言うものの、ジェフ・ベゾスはさらにビジネスに邁進しており、その姿勢は凄 […]

苦しみたくなければ、食べ物に関しては思想・哲学を持ち込まない方がいい

最近、ヨヴァナ・メンドーサ・アイレスという女性が、魚を食べたということで袋叩きにされる事件があった。 魚くらい世界中どこでも普通に食べられているのだが、なぜ彼女が普通の魚を普通に食べて批判されたのかというと、彼女は「自分がヴィーガンである」と標榜していて、ヴィーガンとして人々を啓蒙する立場だったからだ。 ヴィーガンというのは、卵・牛乳・動物性食品を完全に断つ「完全菜食主義者」のことを指す。(ブラッ […]

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