インドネシア

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◆インドネシアの女たちを巡る環境は私が沈没していた頃と何ら変わっていない?

ブラックアジア『売春地帯をさまよい歩いた日々・インドネシア編』は、主にシンガポールに近いリアウ諸島が舞台になっている。なぜ、リアウ諸島だったのか。この島は、まさにハイエナのためにあったような非常に素晴らしいエリアだったからだ。 バタム島、ビンタン島、カリムン島、クンドゥール島……。今でも名前を聞いただけで胸の鼓動が高まる。私の思い出は、この島にいた女たちのことでいっぱいだ。悪い女も、悲しい女も、愛 […]

◆インドネシアの首都移転で、私が愛した褐色の娘たちは消えてしまうのだろうか?

インドネシアはジャカルタが首都なのだが、このジャカルタはもはや都市としては維持できないところにまで来ている。1050万人の人口を抱えたこの首都は、2050年までに4分の1が水没する。 地下水の汲み上げすぎで毎年沈下しており、ちょっとした雨量でも大浸水してしまうエリアが続出しているのである。さらに気候変動による影響で豪雨も凄まじいスケールとなっており、洪水も毎年のように起きている。 そこに恒常的な大 […]

◆今のインドネシア美人はちょっと違う。そこが違っても受け入れる方が良い理由

化粧のやり方にも流行りや廃《すた》りはある。そして、国によって流行はまったく違っている。尖ったファッションは時代の流行だが、その流行は「それが流行っていない国」から見ると違和感があったりする。 今のインドネシア美人はちょっと違うのだが、あとで何が「尖っている」のか少し写真を見てもらおう。 彼女たちが美しいかと問われれば、たぶん大多数の人が「まぁ美しいと思う」と答えるだろう。しかし、彼女たちの流行に […]

インドネシアのコロナ危機。リスクある環境では誰もがワクチン接種を求めている

医療設備は貧弱、ワクチンはない、薬もない、酸素もない、ベッドもない、国家の統治能力は脆弱、行政も福祉も機能していない、衛生観念も悪い、清潔な水も高いか手に入らない、生活環境も病人には配慮がない……。リスクある環境では誰もがワクチンを切に求める。(鈴木傾城)

◆食べて行けない女たち。極端な都市封鎖はインドネシアでも限界に来ている

今、インドネシアで予期せぬベビーブームが起きるのではないかと懸念されている。「予定していなかった妊娠」に至る可能性がある女性が40万人以上いるというので凄まじい。 何が起きているのか。コロナによる警戒で4月10日から各主要都市の都市封鎖(ロックダウン)によって避妊具が手に入らなくなっている。これによって避妊の失敗が増えるというのである。 インドネシアだけでなく、世界的に「コロナベビーブーム」が起き […]

外国人女性の名前。なぜか記憶しやすい名前と何度聞いても忘れる名前がある

外国人女性の名前は、覚えにくい名前と覚えやすい名前がある。名前の長い短いが問題ではなく、馴染みがあるかどうかも問題ではない。自分の記憶からみて相性が良い名前と悪い名前というのが確かにある。タイ女性のチューレンは覚えやすい。カンボジア女性の名前は独特だ。インドネシア女性の名前は可愛らしい。インド女性の名前は何度聞いても頭に定着しない。(鈴木傾城) コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 […]

人類が2050年に崩壊する前に、自然と共存できる文明の「再構築」が急がれる

シンクタンクの報告書に拠らなくても、自然が破壊され続けると、いずれかの地点で、人間は自然に復讐されると私たちは誰でも常識的に考えて思うはずだ。世界のどこかで起きている自然破壊と異常現象は、単にそのエリアだけで収まるものではなく、周辺国を通して全世界に広がっていき、やがては地球全体が環境破壊の影響で苦しむことになる。(鈴木傾城)

◆バネッサ・エンジェル。インドネシアの有名女優が一晩61万円で売春

2019年1月。インドネシアで何人かの女優やモデルが逮捕された。違法な高級セレブ売春の組織に所属していた女性たちだった。 インターネットの閉鎖的なネットワークの中でビジネスを運営されていたのが分かっている。存在を知っている富裕層しか分からないサイトだった。そして、この売春ビジネスの黒幕が誰なのかは報告されていない。 売春の相手をする女性たちは、美しい現役の女優やモデルたち。所属していたのは45名ほ […]

アジアの音。インドのタブラ、中東のダラブッカ、インドネシアのガムラン

音楽の根底は「声を音として自在に扱う」のと同時に、「打って音を出す」というのが最も本能的なものであるように思う。「打つ音」というのは、それだけで精神を高揚させる効用がある。原始の血が燃えるというのだろうか。打ち鳴らされる音やリズムによって陶酔(トランス)がよぎる。 かつてキリスト教は、打楽器で打ち鳴らされる音楽は人々を狂乱に導くことから「悪魔の音楽」だとして禁止したこともある。しかし、結局はそれを […]

社会に合わないというだけで病気扱いされていく構造は知っておくべきだ

インドネシアもスマートフォンが爆発的に流行している。Oppoのような中国製の安いスマートフォンが売れていて、iPhoneのような高級品も中古で出回っている。インドネシアは日本以上のスマホ社会になりつつある。 そこでインドネシアのいくつかのローカル紙が、「インドネシア人もスピードを重視するようになってイライラする若者が増えた」と指摘するようになっている。 それを読んで「あの、ゆったりのんびり生きてい […]

◆インドネシアの「線路沿いの売春地帯」を取り巻く厳しい現状とは?

インドネシアの首都ジャカルタには、いくつかの売春地帯があるのだが、最近はその中でも「線路沿いの売春地帯」がよく話題になっている。 ブラックアジアでも、この売春地帯は取り上げた。(ブラックアジア:ジャカルタの線路沿いの売春宿がこんな風になっていたとは) この売春地帯にはブラックアジアの読者も複数人が訪れており、生々しい写真と共にレポートも頂いている。 ・ジャカルタにある「線路沿い売春宿」は生き残って […]

◆キレる男と関わったら、殺されてダンボールに詰められることもある

閲覧注意 普通の人は、人生において一度たりとも「逮捕されたことがない」のが普通だ。 しかし、中には本当にどうでもいいようなことでキレて警察沙汰になり、何度も刑務所とシャバを行き来して生きている人間もいる。 些細なことでキレる人間は、キレるまでは普通なので性格に異常性があるように見えない。そのため、普通の人であると思って途中まで接することになる。つまり、「関わってしまう」ことになる。 インドネシア・ […]

◆若い肉体が宗教を破壊すると、この国は東南アジアで一番面白い国になる

インドネシア政府、宗教家、作家などが必死になってインドネシア女性の「自撮り」を戒めているのだが、インドネシアの若者たちはまったく耳を貸さない。 著名な作家が「自撮り写真は神に対する罪にあたる」と激しく若者たちを糾弾しても馬耳東風だ。 「自撮り写真のために、最も見映えのいいポーズをふるいにかけて選び、そして自分を賞賛し、自分に感動している。これをうぬぼれと呼ぶのだ」 しかし、インドネシアの女性は戒律 […]

◆ジャカルタにある「線路沿い売春宿」は生き残っていた2

【ブラックアジア投稿:ガウ氏】 ブラックアジアで最初に線路沿いの売春地帯を紹介したのは2013年だった。(ジャカルタの線路沿いの売春宿がこんな風になっていたとは) この翌年からインドネシアではジョコ・ウィドド氏が大統領に就任したのだが、この大統領は潔白なところがあって、風紀を糺すために有名な売春地帯のあちこちをシャットダウン(強制閉鎖)させるようになっていた。 歴史的に有名な売春地帯も閉鎖の憂き目 […]

◆ジャカルタにある「線路沿い売春宿」は生き残っていた1

【ブラックアジア投稿:ガウ氏】 インドネシアは、社会派のジョコ・ウィドド大統領になってから、目に見えて経済成長するようになり、政治的にも安定感を増すようになった。 しかし、ジョコ大統領は清廉であるがゆえに、社会の底辺に蔓延っている売春ビジネスをあまり好ましく思っておらず、政権に就いてからすぐにインドネシア中にある売春地帯や売春宿を閉鎖するように区政に働きかけている。 その結果、インドネシア・スラバ […]

◆津波で死んでいった人たちの、凄惨な地獄絵図に思うこと

閲覧注意 あれからもう11年前になるのか……。スマトラ沖大地震が起きたのは2004年12月26日のことだが、まるで昨日のことのように思い出すことができる。 マグニチュード9.1、死者約22万人。 地震直後はカンボジアにいたのだが、その後バンコクに戻ってからホテルの部屋でいつもはほとんど見ないテレビをずっと見つめてこの凄まじい災害の現場を見つめていた。 インドネシア、タイ、スリランカ……。私の馴染み […]

◆インドネシアで最も有名なヌード流出被害者「タラ」とは?

タラ・ナディラ・ヒンデルサ。彼女は首都ジャカルタの名門ビナ・ヌサンタラ大学に通う頭が良く、明るく、とても活動的な女性だった。 タラはボランティア活動団体「フォーチルドレン」で貧しい子供たちの支援をする活動も行っていて、みんなに好かれていた。彼女はキュートで、笑顔が素敵で、彼女の前途は洋々に見えた。 しかし、彼女は2つのミスをした。 ひとつは悪い男をボーイフレンドにしてしまったこと。もうひとつはその […]

◆バンコクのアラブ人街や、インドネシア人女性のことを思う

2014年の10月にたまたまシンガポールでインドネシア女性の集団を見かけたのだが、みんなジルバブをかぶっていてとても美しいと思った。 この時の写真はこちらにアップしている。(ジルバブをつけたインドネシアの女性たちはとても華やか) どこの国でも女性が集まると本当に華やかになるが、イスラムの女性であってもそれは変わらない。むしろ、華やかなジルバブの色が熱帯の太陽に映えて、シンガポール女性よりも輝いて見 […]

◆「女たちの肖像」インドネシア編・素朴さを秘めた女たち

東南アジアの闇の奥には多くの売春地帯が潜んでいるが、旅の中で夜をさまよい歩く男たちが、いつしか売春地帯に紛れ込み、そして多くの女たちと知り合うことになる。 かつて、ブラックアジアの読者は100%、売春地帯をさまよい歩いて、迷子になっていた男たちだった。ブラックアジアには東南アジアの夜の女たちの吐息と、彼女たちに夢中になる男たちの熱い情念で満ちていた。 ブラックアジアの中で、多くの男たちが、自分たち […]

◆シンガポールからインドネシア領バタム島へ向かったが……

9月30日、10月1日の2日はインドネシア領リアウ諸島バタム島にいた。 インドネシア領と言っても、バタム島はシンガポールからフェリーで1時間もしないうちに着く。それでもバタム島はインドネシアであり、島民のほとんどがインドネシア人である。 ここは「ブラックアジア第二部」の舞台となった島でもあり、私も懐かしさでいっぱいでこのバタム島を訪れた。 本当は、あと数日インドネシアにいたかったのだが、今日10月 […]

◆ドリー。「売春婦は出て行け」と叫ぶ人々の抗議デモの姿

売春ビジネスは、決して地域住民の理解を得ることはない。 それには多くの理由があるが、真っ先に上げられるのは、売春ビジネスそのものが「道徳に反している」からだ。 欧米先進国でさえも、そのような理由で売春ビジネスは地域住民の理解は得られることができない。 日本でも風俗は一部の地域に押し込められて、普通の人々が暮らす地域には進出できないようにされ、実際、風営法で厳しく管理されている。 これが宗教の強いイ […]

◆インドネシア・スラバヤの大規模な売春地帯が閉鎖の危機

インドネシアはイスラム教国家にも関わらず、大規模な売春地帯が各所に存在するという非常に希有な国である。 私がタイ、カンボジアの売春地帯を経て、次にメインに据えて流浪したのがインドネシアだった。(売春地帯をさまよい歩いた日々「ブラックアジア第二部」) インドネシアは島嶼国家で、東西に広がる無数の島々を連なってひとつの国となっている。この国はあまりにも広く、すべてを制覇するのは難しい。 私は、リアウ諸 […]

◆売春地帯に生きる女性の、どこか不器用で不幸な姿に考える

「わたしも日本人に生まれたかったわ」 インドネシアで知り合ったある女性に、しみじみとそう言われたのは今でも忘れられない。彼女の真意はこうだった。 「日本は豊かで清潔でとても良い国で、あなたはそこで生まれたのだから、幸せなはず。わたしもそこで生まれたかった」 彼女は貧しくて、生活に苦しんでいたので、日本は夢のような国に見えたに違いない。貧しい人が先進国に憧れるというのは、よくある話だ。 では、日本人 […]

◆インドネシアの人懐っこい人たちや、豊かな自然を思い出す

インドネシアは、多くの島々が寄り集まってできた国だ。 ジャワ島を中心にして、その東西に多くの島々が連なり、西はアチェのあるアジア大陸の東南から東はオーストラリア大陸の北東まで、その広大な国のスケールは類を見ない。 島々には独特の文化と言語がある。 ジャカルタは東京と変わらないような大都会なのに、僻地の島に行くと裸族のような暮らしをしている人たちもいる。 これらの島々を取り囲むものが海であり、インド […]

◆インドネシア・バリ島の性的退廃は暴いてはいけないもの

インドネシアはイスラム国家で、性的道徳には厳しいところだ。しかし、インドネシアは様々な宗教が共存しており、キリスト教も、ヒンドゥー教も共存している。 そこで、性的道徳を巡って、「表の顔」と「裏の顔」が絶えずせめぎ合って、道徳は厳しくなったり緩くなったりする。 バリ島は、そんな性的道徳のせめぎ合いの最前線となってきた特殊な場所だ。 世界中の女性がバリ島で現地の男たちを買うという行為は以前からよく知ら […]

◆ジャカルタの線路沿いの売春宿がこんな風になっていたとは

以前、ジャカルタにいたときは、コタの街があまりにも面白くて、メンテンも線路沿いの売春宿も、存在は知っていたが、一度も訪れることなく帰国した。 そのメンテンについては以前にも書いたことがある。(半世紀以上も前から、メンテン近郊は多くの売春女性がいる) 最近になって、その線路沿いの売春地帯の方の写真が上がってきている。 ジャカルタでも他の国と同じく、線路沿いに市場やスラムがあって、その一部が売春地帯に […]