◆パタヤで消息を断った18歳女性。彼女はいったい何に巻き込まれていたのか?
タイの歓楽地パタヤでイギリス人の女性が行方不明になった。彼女は、英国北東部ビリンガムの出身で、18歳だった。彼女は看護学生として日々を送っていたが、イースター休暇がはじまるとすぐに「東南アジアに旅行にいく」と言い出してイギリスを発った。 母親は「タイへ行かないでほしい」と引き留めたが、娘は現地で知り合った友人と会うことを望んだ。家族はその「現地の友人」が誰なのかまったくわからなかったが、娘の交友関 […]
タイの歓楽地パタヤでイギリス人の女性が行方不明になった。彼女は、英国北東部ビリンガムの出身で、18歳だった。彼女は看護学生として日々を送っていたが、イースター休暇がはじまるとすぐに「東南アジアに旅行にいく」と言い出してイギリスを発った。 母親は「タイへ行かないでほしい」と引き留めたが、娘は現地で知り合った友人と会うことを望んだ。家族はその「現地の友人」が誰なのかまったくわからなかったが、娘の交友関 […]
2025年4月下旬、タイの観光都市パタヤで25歳のタイ人トランス女性が殺害され、遺体が損壊される凄惨な事件が発生している。男は中国からの観光客で、傅同源(フー・トンユアン)という42歳の男だった。 何があったのか。 歓楽街パタヤのビーチロードでは、昼間から多くの女性が立っている。2025年4月25日の夜、この中国人の男は、パタヤ南部のビーチ付近で被害者の25歳のレディーボーイと知り合い、連絡先交換 […]
2025年3月25日、タイ・パタヤのウォーキングストリートで、いつものカネ絡みの暴力事件が発生した。21歳のチュニジア人サルメンが、明らかに泥酔した状態でタイ人女性を人質に取り、割れたビール瓶で通行人や周囲の人々を刺した。 事件発生時刻は午前9時頃であり、娯楽施設の閉店後の時間帯であったため、現場には清掃員やバリハイ桟橋へ向かう男など、限られた人々しかいなかった。 目撃者の証言によれば、サルメンは […]
セックスワーカーたちとかかわると、彼女たちがアルコールを常用しているのは誰でも気づく。歓楽街はアルコールとタバコとドラッグが満ちあふれている世界なので、彼女たちがアルコールに染まっても不思議ではない。 研究によれば、セックスワーカーのあいだでアルコール依存症の有病率は一般人口よりも高いことがわかっている。 特に、低・中所得国の女性セックスワーカーを対象とした狭い調査では、セックスワーカーの約41% […]
薄曇りの空が広がっていた12月18日のパタヤは、リゾート地とはいえど、どこか湿っぽい空気に包まれていたという。 その日、パタヤにあるゲストハウスの監視カメラが、ひとりの英国人の年金生活者とタイ人女性の姿を捉えていた。男は北アイルランド出身71歳の年金受給者で、ベアラック・ビータイドといった。 彼の隣を歩くのは、現地のバーで働くセックスワーカーの45歳のタイ女性ドゥアンタだった。防犯カメラでは彼女が […]
2024年11月6日。タイの歓楽地パタヤで、うさんくさい2人の日本人が逮捕されている。日本人が、日本人を恐喝して逮捕されるという事件だった。警察は2人が寝ていたホテルの部屋に踏み込み、どちらもその場で身柄を拘束した。 この事件の詳細を見てみると、ふたりの男はかなり暴力的かつ非人道的なことをしており、容疑者が逮捕されて詳細があきらかになると、地元メディアをも巻き込んで大きな話題となった。 現地のロー […]
タイ・パタヤは巨大な歓楽街として全世界に名がとどろいている場所である。パタヤは、1960年代まで小さな漁村と静かなビーチしかなかった。しかし、ベトナム戦争時に米軍の一時的な中継地として使われるようになって、ビーチ沿いにゴーゴーバーやオープンバーが建つようになった。 ベトナム戦争が終わると、ここには米軍の代わりにリタイアしたファラン(白人)たちがやってくるようになって、彼らだけの歓楽地として機能する […]
タイ・パタヤでとんでもない48歳のイギリス人の男が逮捕されている。イアン・デイという名のこの男はタイでカネを使い果たしたのだが、それでどうしたのかというと、自国に帰るのではなく自分の両親からカネを引き出そうとした。 とりあえず、自分が誘拐されてカネを要求されているということにして、現地で知り合った友だち3人に「俺が誘拐されたことにしてしてくれ」と頼んだ。 57歳のイギリス人と、50歳のフランス人と […]
タイの歓楽街パタヤでは外国人が飛び降り自殺する事件が多いのは以前からよく知られている。 ブラックアジアでも、外国人の飛び降り自殺に関しては何度も何度も取り上げた。(ブラックアジア:仕事も金も尽きて売春地帯で飛び降り自殺したアメリカ人) パタヤは堕落した街であり、アルコールもセックスも無尽蔵にあるので、堕ちようと思ったらどこまでも堕ちることができる危険な街なのである。 普通の男はだいたい予算を決めて […]
2023年1月21日。カンボジアからタイへ向かう飛行機の中で、カンボジア人の2人の男が日本人男性のバッグを盗んでいった事件があった。この日本人は、プノンペンからバンコクのスワンナプーム空港行きの飛行機に乗っており、日本人と同じ列に座っていた。 飛行の座席の上のコンパートメント(荷物入れ)に日本人はバッグを入れていたのだが、飛行機が離陸した後にカンボジア人2人はこの中身のバッグの1つを勝手に持ってい […]
東南アジア・タイで、少し奇妙で哀しい事件が起きていた。 2022年12月の暮れ。タイの歓楽街パタヤの路上で28歳の女性と彼女の6歳の娘が保護された。このは母と子は保護される3日ほど前からずっと路上でホームレスのように寝起きしていたのだった。 この2人が寝起きしていたところは交通量も多く、夜も冷えるので、近所の人が怪訝に思って警察に通報したのだが、6歳の娘は彼女の子供ではあったが明らかに外国人の血が […]
2022年9月17日。タイの歓楽街であるパタヤで、アナラ・セイタレワという名の30歳の女性がホテルの7階のバルコニーから飛び降りた。地面に叩き付けられた彼女は即死している。 バンラムン地区のタッププラヤー通りに位置するこのホテルの部屋の主はアメリカ人の男性だったが、男性ベヒシュタイン・ハンス・マティアスは警察当局に奇妙な証言をした。 「死んだ女性は私も元彼女のキルギス人で、彼女は助けを求めていた」 […]
2020年より、コロナ禍で世界中のRLD(Red Light District=売春地帯)が閉鎖や縮小に追いやられているのだが、バンコクやパタヤなどに東南アジア最強のRLDを抱えたタイ王国も例外ではない。 日本ではまだ「感染者が……、マスク着用が……」と面倒臭いことを政府も国民も言っているのだが、欧米ではもう「コロナ感染上等」「後遺症が残ったらその時はその時」という割り切りになっていて、彼らが自粛 […]
つい数日前だが、タイの歓楽街であるパタヤで、ひとりのノルウェー人が寝室で自分の腹を自分で刺して自殺を図ったことが報道されていた。場所はサウスパタヤにあるホテルだった。 この54歳の男フランク・ジェスヴォルドは、腹を刺した後にあまりの激痛に耐えられなくなって、咆哮のような叫び声を上げてのたうち回っていた。 叫び声を聞いたホテルのスタッフがドアを何度も叩いて鍵を開けるように言ったのだが男が応じないので […]
パタヤの人種の変遷を見ていると本当に面白い。その時代にどの国の男たちが目立つのかで、その国の経済事情や、衰退や、国際的な立場や、国としての趨勢が分かってしまうからである。 コロナ以前はパタヤの売春地帯は中国人の観光客に席捲されて、呼び込みも「ニーハオ、ニーハオ」ばかりになっていたのだが、中国発のコロナウイルスで中国人の観光客はパタヤからばったり消えた。 そして今も、徐々に外国人観光客が増えつつある […]
日本ではすでに多くの女性が風俗業界に戻ってきており、客も徐々に夜の世界に足を向けるようになっている。しかし、我が愛するタイは依然としてこうした幸運な状況に戻っておらず、今も約6500人近くのコロナ新規感染者を出している。 8月の約2万人から比べると確かに3分の1ほどに減った。しかし、6500人というのは「鎮静化した」というには程遠い。門戸を開放したらコロナの感染者は増えるのか減るのかと言われたら、 […]
7月22日に、タイが1日1万人規模のコロナ感染者を出して「地獄のような様相を呈している」と書いた。(ブラックアジア:絶望的なタイ歓楽街。デルタ型コロナでロックダウンを余儀なくされるパタヤ) タイもまた日本と同様に感染力が強いデルタ株の猛威に為す術がない状態となっており、厳しいロックダウンの最中にある。このロックダウンでコロナの新規感染者が収まってくれることを願っていたのだが希望は打ち砕かれている。 […]
ワクチン接種が始まって、このままコロナは静かに収束してくれるのかと思ったが、インドから広がったデルタ型の変異種が瞬く間に東南アジアに広がって収束は完全に遠のいた。 東南アジアの悲惨な状況はこちらにも書いた。私自身はもう今年も東南アジア行きはあきらめた。(ブラックアジア:まだ一年は半分残っているが、私自身はもう今年も東南アジア行きはあきらめた) 東南アジアは多くの国が中国製のワクチンを打ったのだが、 […]
(2021年4月10日。バンコクの歓楽街が、再び強制閉鎖に入っている。パタヤだけでなく、41都県が対象になり、期間は少なくとも2週間となる。歓楽街の多くのバーで感染者が確認されていることもあるのだが、タイは4月10日からソンクラーン(水かけ祭り)に入り、これが感染拡大を招きかねないと当局は判断している。ワクチン接種はタイでも始まっているのだが、状況の改善にはまだ時間がかかりそうだ) 観光立国である […]
タイは2020年11月まで中国発コロナウイルスをうまく抑え込んでいたのだが、12月に入ってからバンコク近郊の国内最大の海産物市場・マハーチャイ市場で感染者が発生して、一瞬にして数百名の感染者が確認される事態となった。 以後、新規感染者は大きく上下に乱高下しながら全体的に見るとじわじわと拡大している状況になっている。これを受けてタイ政府は2020年12月30日から再び、ほぼすべての事業が閉鎖されるこ […]
2020年はタイにとってもコロナ禍で散々な目に遭った年でもある。タイは観光立国なので、今回のように観光が危機に陥ったら貧困層の多くが窮地に落ちる。タイ国内の貧困層は今までずっと減り続けていたのだが、2020年は反転した。 コロナによって月収2710バーツ(約9000円)を下回る貧困人口は670万人を超える状態になる可能性が指摘されている。タイは日本と違ってセーフティーネットが非常に脆弱であり、いっ […]
アメリカは2000年代にアフガニスタン・イラクで戦争をしたのだが、そこで私がずっと注目していたのは、中東のどこかで新しい売春地帯が生まれるのではないか、ということだった。 しかし、イスラム圏は売春ビジネスが非常に厳しく制限されていたので、新しい売春地帯が生まれなかった。 もしこれがアジア・南米・アフリカ・インド圏の戦争であったら、間違いなくゴーゴーバー、オープンバー、シングルバー等を主体としたアメ […]
2020年は中国発コロナウイルスによって全世界で国境封鎖されているも同然なので、売春する女たちを追いかけるハイエナたちも、それぞれが自国に押し込められている。では、自国の女たちを追いかけられるかというと、それも感染を避ける意味では不可能である。 そのため、ほとんどのハイエナは何もできないまま無為に過ごしているはずだ。 東南アジアのハイエナの聖地であるパタヤも、ソイ・ブアカオのような長期滞在者の居つ […]
観光地としてのパタヤはコロナによって壊滅的ダメージを受けており、多くのゴーゴーバーやオープンバーが開店休業に追いやられている。 そんな中でも、わずかに残った長期滞在組のファラン(白人)を目当てにして、開いているバーもあったりする。しかし、客の絶対数が少ないためにパタヤはかつての姿には到底戻れない。 タイでも「国内旅行をしよう」というキャンペーンが2020年7月15日から行われて、パタヤにもタイ人観 […]
新型コロナウイルスが蔓延しつつある中で、タイの歓楽街では客のみならず、女性たちがかなり少なくなっているというのは報告されていた。 さらに、パタヤでも「Soi6」などの売春ストリートで「感染者が出た」という噂が立って大騒ぎになったこともあった。(ブラックアジア:ハイエナたちは今日もパタヤで不特定多数の女たちと濃厚接触を楽しんでいる) タイ当局は「ただのインフルエンザで新型コロナウイルスではない」と言 […]
タイの首都バンコクから数時間で到達する堕落したリゾート地であるパタヤは、ベトナム戦争時代にアメリカ軍の駐屯基地として使われていた。 そのため、バンコクのパッポンと同じく、この地区にはアメリカ軍兵士を当てにしたゴーゴーバーが林立した。そして、1974年にベトナム戦争が終結した後は、堕落した売春リゾート地としてアメリカの退役軍人や観光客を集めるようになった。 私がこのパタヤに初めて足を踏み入れたのは1 […]