◆ほとんどのハイエナは身動きできないままだが、死んでいるわけではない

◆ほとんどのハイエナは身動きできないままだが、死んでいるわけではない

観光地としてのパタヤはコロナによって壊滅的ダメージを受けており、多くのゴーゴーバーやオープンバーが開店休業に追いやられている。

そんな中でも、わずかに残った長期滞在組のファラン(白人)を目当てにして、開いているバーもあったりする。しかし、客の絶対数が少ないためにパタヤはかつての姿には到底戻れない。

タイでも「国内旅行をしよう」というキャンペーンが2020年7月15日から行われて、パタヤにもタイ人観光客がビーチ目的でやってくる姿もある。

このタイ版の「GO TO」では、「1泊あたり上限約1万円が補助されるほか、航空運賃や旅行先での食事なども政府が一部を負担」というので、何とか旅行産業を温存したいと考えているタイ政府の本気度が見て取れる。

しかしながら、ゴーゴーバーやオープンバーがこれによって救済されるわけでもないので、パタヤではかなりのゴーゴーバー、オープンバー、ゲストハウス、一般店舗、不動産が売りに出されている。

今となっては、ギリギリまで粘った経営者よりも2月から3月の時点で見切りを付けて店を売りに出した経営者の方が判断が正しかったということになるのだが、コロナの問題が「いつ」収束するのかなど誰にも分からない話だった。

私自身も2月の時点で不穏なものを感じて、2月の国内の旅、3月の東南アジアの旅はすぐにキャンセルしたのだが、まさかコロナ騒動が7月になってもまだ収束しないとは想定していなかった。

コロナなど人類の英知で数ヶ月で抑え込まれ、7月か8月には通常の生活に戻っていると考えていたので、そのあたりから中止した国外の旅を再開しようと思っていたくらいだ。

今、思えば実に楽観的な見通しだったが、2月の時点では誰もコロナがこんなに凄まじいことになるとは思ってもいなかった。

「中国人を排除するより、共に手洗いをしよう」などと馬鹿げたことを書いている新聞もあったのだ。

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