人身売買

◆パタヤで自殺したキルギス人女性は、ギャング団に売春ビジネスをさせられていた

2022年9月17日。タイの歓楽街であるパタヤで、アナラ・セイタレワという名の30歳の女性がホテルの7階のバルコニーから飛び降りた。地面に叩き付けられた彼女は即死している。 バンラムン地区のタッププラヤー通りに位置するこのホテルの部屋の主はアメリカ人の男性だったが、男性ベヒシュタイン・ハンス・マティアスは警察当局に奇妙な証言をした。 「死んだ女性は私も元彼女のキルギス人で、彼女は助けを求めていた」 […]

◆20年前にバンコクで出会ったロシア女性のこと。あの時、彼女に何があったのか?

プーチン大統領は強硬にウクライナ侵略を進めており、今のところロシアが妥協する様子は見えない。すでに死者は双方合わせて1万人を超える規模となってきており、ロシアやウクライナでの著名人も戦死が伝えられるようになってきている。 無差別に攻撃され、次々と破壊されていく街を見捨ててウクライナ人も多くが近隣諸国へ逃げ出しており、国連の統計によると現時点え153万人超えの難民が発生しているという。その数はさらに […]

日本女性を対象とした人身売買。日本女性が海外に売り飛ばされる日が必ず来る

日本女性が売られる日は来るだろうか。私はこのまま推移していくのであれば、そうなっても不思議ではないと思っている。中国女性も韓国女性もすでに人身売買されているのだから、日本女性もそうなる確率は意外に高いのではないだろうか。舞台は揃いつつある。(鈴木傾城)

巨大な違法取引。極限の暴力と極限の快楽が、底なしの闇を作り出している

極限の暴力と極限の快楽が、人間社会に底なしの闇を作り出しているのは分かっている。では「暴力と快楽」の追求が、人間社会から消える日が来るのだろうか。もちろん、そんな日は来ない。違法取引のビジネスをつぶさに観察すると、私たち人類は愛と平和を求めているわけではないことが分かる。(鈴木傾城)

腐敗した警察官は権力を持った暴力団。そして世界は腐敗で満ちている

警察官は公僕であり、常に犯罪を取り締まるのが仕事であるはずだ。ところが、現実は必ずしもそうなっていない。 カネが絡めば、警察官も腐敗する。警察官という立場を利用してカネを稼ぐのは、実は「造作もないこと」だからだ。具体的に、どうするのか。犯罪者や弱者に向かって、こう言えばいい。 「逮捕されたくなければカネを出せ」 犯罪者や弱者でなくてもいい。普通の人にも何らかの言いがかりを付けて同じことを言える。抵 […]

◆この世の地獄。エイズに罹ったら若い処女を抱けば治る?

未成年のセックスワーカーは厳しく取り締まられて存在しない? 今は法が守られている? そんな話はすべて嘘だ。 未成年の少女は世界中どこでも売春地帯でビジネスをしている。10歳前後の少女から16歳のミドルティーンまで、ペドフィリアたちは好きな年代の少女を手に入れている。 東南アジアではタイが厳しくなっているのだが、ミャンマーでもカンボジアでもフィリピンでも少女売春は「蛇の道は蛇」の男たちには探し出すの […]

◆人身売買から性奴隷にされた女性と死ぬ一歩手前の虐待痕

閲覧注意 ブルガリア出身の20歳の女性が、2016年にひとりの青年と知り合って彼を熱烈に愛するようになった。彼を愛し、彼を信じ、彼にすべてを捧げてもいいと彼女は思った。 ある日、彼は「オランダに旅行に行こう」と彼女に持ちかけた。彼女はロマンチックな提案を喜び、彼の提案を受けた。 ところが、オランダのスキポール空港に着くと、なぜか見知らぬブルガリア人と2人の黒人が待っていて、彼女をオランダに連れて来 […]

◆幼児売買から花嫁売買まで。アジア有数の人身売買国、中国

2015年4月、中国で「幼児」を人身売買している組織が公安の摘発を受けて逮捕された。彼らは四川省から山東省まで、6つの省にまたがって闇ビジネスを行っていた組織だった。 この人身売買に関わっていたのは171人で、このときに保護された赤ん坊は64人いた。 中国では1990年代から人身売買のネットワークが張り巡らされていて、年間で1万人から2万人もの子供たちが闇から闇に消えていく実態がある。今もそれは何 […]

◆なぜ人身売買の使い古された手口がいつまでも通用するのか

ここ最近、タイの国内でラオス人の少女が売られて現地の男たちが集う売春宿に放り込まれているという事例が相次いでいて、次々と摘発されている。 2015年1月15日にもバンコクから見て北西の位置にあるスパンブリー県で、ラオス人女性72人が救出されるという事件があった。このラオス人少女たちは、カラオケ店で売春させられていたのだが、何歳だったかご存知だろうか。 13歳から15歳だった。 ラオスはカンボジアと […]

◆「私の子供、買ってくれない?」と私に言った母親たち

人身売買というと、日本では非常に希有で異様な犯罪に見えるかもしれないが、途上国に行くとそれが希有でも異様でもなく、ごくありふれた日常であることに驚く。 私はかつては旅人であり、東南アジアで流れるようにして生きていたが、その「流れ者」の私も取引を持ちかけられたことがある。信じられないかもしれないが、一度や二度ではない。 ひとつはタイのヤワラーの安宿にいたとき、廊下をはさんだ向かいに泊まっていた無職の […]

◆インドは、815もの犯罪組織が子供を誘拐して売りさばく国だ

インドは女性にとっては非常に危険で生きにくい国なのだが、子供たちにとっても同じだ。2013年3月6日、インド政府はインド国内でここ3年間で23万6000人の子供が行方不明になったことを報告している。 そのうち、7万5000人の子供の行方は現在も所在が分からず、未解決事件になっているのだという。 2012年10月には、AFP通信は年間5万人と報告しているが、いずれにしても、インドの子供の行方不明は桁 […]

◆インドでは「1ヶ月のレンタル妻」以上に衝撃的な闇がある

2013年3月。スーダンのナイル石油に勤務する45歳のある男がインドのハイデラバードで17歳のインドの女性と結婚する決意をした。最底辺のカーストの未成年の娘だった。 ただし、この男は彼女と一生を添い遂げるつもりはまったくなく、「1ヶ月だけでいい」と言った。 彼女は結婚する意思はまったくなく、そして彼女の両親も最初は消極的だったが、スーダンからやってきたこの男は1万ルピーをこの両親に支払う約束をする […]

◆ハイチ奴隷児童。見えないところで奴隷化されている子供

ハイチは2010年1月12日にマグニチュード7.0の壊滅的な地震に見舞われた。 倒壊、暴動、略奪、路上射殺と、ハイチは一瞬にして、暴力的な事態となり、その後、コレラも蔓延し、分かっているだけでも23万人以上がこの地震の関連で亡くなっている。 両親と死別した子供たちの人身売買も発生していることが明らかになっている。アメリカのみならず、すでにヨーロッパにも売られている。 非合法な人身売買もあるが、合法 […]

◆途上国の貧困者が絶賛支持する「良い人身売買業者」とは?

シンガポール編 人身売買というのは、「人間を売り飛ばす」のだから、そんなものはすべて悪いに決まっている。そして、人身売買のビジネスをするような業者はすべて叩きつぶさなければならない……。 これが先進国に住む、普通の人たちの感覚である。 もちろん途上国でも女性を売り飛ばすような業者は「悪い人身売買業者」であり、関係者は根こそぎ逮捕しなければならないと考えている。 人間は売り物ではなく、いかなる理由が […]

◆安くて従順な子供を、朝から晩までこき使う資本主義の裏の顔

グローバル経済の中で「人件費を下げる」「コストを下げる」というのは非常に重要な部分である。 コストを下げるために、企業は何でもする。そうしなければ、競争に打ち勝つことができないからだ。 消費者は、品質よりも安さを求めることが多く、他人よりも安く買えれば「得した」と満足を得て、高ければ「企業努力が足りない」と悪態をつく。 ぼったくられて高い値段を払うのは誰でも苦痛だ。自分の給料や資産にも限りがあるの […]

◆人身売買から性奴隷まで。売られた赤ん坊が辿る7つの末路

子供たちが売られている。世界中のあちこちで当事者が逮捕されているが、実態が明るみになっているとはとても言えない状況だ。すべてが氷山の一角である。 売る側も、買った側も決して口を割らないし、売買の際には身分を隠す。 そして、売られている当事者の子供たちは世の中がどうなっているのか分からないから声を上げることもない。人身売買の目的が臓器摘出であれば、子供たちは声を上げる前に死ぬ。 コンテンツの残りを閲 […]