◆道端に野良犬のように捨てられた母と子。少し奇妙で哀しいパタヤの事件を思う

◆道端に野良犬のように捨てられた母と子。少し奇妙で哀しいパタヤの事件を思う

東南アジア・タイで、少し奇妙で哀しい事件が起きていた。

2022年12月の暮れ。タイの歓楽街パタヤの路上で28歳の女性と彼女の6歳の娘が保護された。このは母と子は保護される3日ほど前からずっと路上でホームレスのように寝起きしていたのだった。

この2人が寝起きしていたところは交通量も多く、夜も冷えるので、近所の人が怪訝に思って警察に通報したのだが、6歳の娘は彼女の子供ではあったが明らかに外国人の血が混じったハーフであった。

彼女が警察に話したところ、この子は前夫との間にできた子供で、夫はトルコ人であった。この夫と別れてタイ人の現在の夫となる男と結婚したのだが、数日前に彼女はこの夫に、ここまで連れてこられて野良犬のように捨てられていたのだった。

夫婦の間で激しい口論があったのだが、その後に彼女は車でここまで連れてこられ、有無を言わさず車から降ろされて放置された。彼女にはタイ人の夫との間にも生まれた赤ん坊がいたのだが、この赤ん坊は夫が持っていった。

要するに、前夫の6歳の娘と彼女自身は「もう要らない」ということだったのである。

彼女がこの場所を動かなかったのは、所持金もなく持ち物もなかったこともあるのだが、夫がまた戻ってくるかもしれないという希望があったからだ。しかし、1日待っても、2日待っても、3日待っても、彼女の夫は戻ってこなかった。

そうしているうちに彼女は警察に保護されたのだった。

警察は彼女を保護しようとしたが、最初は彼女はそこから動くのを激しく拒絶した。警察は彼女をなだめすかして署内に連れて行ったが、彼女は住所や夫の名前を言うのは一切拒絶した。

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