グローバル化と多文化共生は最後に何をもたらすのか? 衝撃の結末を理解せよ

グローバル化と多文化共生は最後に何をもたらすのか? 衝撃の結末を理解せよ

「グローバル化」というのは何かというと、企業が安い労働力を求めて外国に出ていくことである。「多文化共生」というのは何かというと、企業が安い労働力を外国から連れてくることである。安い労働力が満ち溢れる国は貧困が満ち溢れる国である。最後には悲劇が待っている。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

いつの間にかグローバル化、いつの間にか多文化共生

「グローバル化」というのは何かというと、企業が安い労働力を求めて外国に出ていくことである。「多文化共生」というのは何かというと、企業が安い労働力を外国から連れてくることである。

それぞれの企業の経営者は別に、国家や文化や伝統や国民のことを考えて何かやっているわけではない。ただ、利益を最大限に上げることに邁進しているだけであり、その結果として「安い労働力」を外に求めたり、外から連れて来たりしているだけだ。

多文化共生だとか多様化だとかダイバーシティだとか、そういうのは安い労働力を連れてきたら発生する問題を美名で誤魔化しているだけである。

途上国から若い若者を連れて来て奴隷のような労働をさせて搾取しながら多文化共生などと言っているのだから吐き気がする現実だ。

しかし、日本人のほとんどはそうした構図が分かっていない。

いつの間にかグローバル化と言われ、いつの間にか多文化共生と言われ、「なぜ、こんなことに外国人が日本に住んでいるんだろうか?」と不思議に思いながら、何となくそれを受け入れるようになっている。

企業はグローバル化と多文化共生で安い労働力を確保したということは、逆に言えば高い賃金と好待遇を要求する日本人の労働者は不要になったということである。

だから若者が非正規雇用者となって安い賃金でこき使われて不景気になったら切り捨てられ、終身雇用が崩壊して中高年が放り出され、生活保護を受けるしかない高齢者が続出する社会となっている。

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強制労働の問題は、決して解決することがない

かつて、労働基準法を無視するような働かせ方は、「強制労働」と昔は言っていた。しかし、今はこの言葉を誰も使わなくなっている。私はもう一度「強制労働」という言葉を日本人は意識して使うべきだと考えている。

ブラック企業がやっているブラック労働の押し付けはまさに強制労働だし、多文化共生で連れてきた途上国の若者を過酷な労働現場に押しやるのもやはり強制労働だからである。

悪質な経営者が経営する企業で働くというのは、すなわち「強制労働させられる」ということなのだ。日本では今、社会のどん底《ボトム》で強制労働が根付いて広がっている社会となっている。

これは日本のローカルの問題ではない。世界中で起きている現象であると捉えなければならない。企業は従業員をとにかく安い労働力に置き換えて利益を確保する方向に舵を切ったのだから、もう企業に生活の安定を期待するのは難しい。

グローバル化(安い労働力を外に求める)と、多文化共生(安い労働力を外から連れてくる)という現象がとまらない限り、労働者の賃金の劣化はどんどん悪化していく。

このため、若年層の失業問題や強制労働の問題は決して解決することがない。分かりやすく言うと、この問題はさらにエスカレートしていく。10年後はもっと悪化している。

政府は何をしているのか。政府は国民に、消費税、所得税、住民税、固定資産税、国民年金、介護保険料、復興税、自動車税、ガソリン税、酒税、タバコ税、贈与税、相続税……等々、ありとあらゆる税金を国民に課して搾取にかかっている。

政府は増え続ける貧困層と高齢者を社会保障費で対応しているが、その社会保障費の原資は私たちの税金である。分配の前に、私たちから搾取している。

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資産家はすさまじい資産を手にして貧困層は極貧に

1. 先進国の労働者の賃金は高い。
2. 企業は安い労働力を外に求めた。(グローバル化)
3. 企業は安い労働力を外から連れてきた(多文化共生)
4. 企業は先進国の労働者を雇わなくなった。
5. 先進国の労働者も安い賃金で働かざるを得なくなった。

こういうことが起こっている。だから、先進国の労働者が貧困層になる。これは必然である。先進国で生まれたらから豊かに暮らせるわけではなくなった。ほとんどの人は、先進国の貧困層になる。

国中に貧困層が溢れると、最後はどうなるのか。当然、その国はもう先進国ではなくなっていく。つまり、先進国という状態が消滅する。今の現象が生み出しているのは「先進国が消える」動きだった。

日本人は多文化共生が目の前で進んでいても、それが何をもたらすのか理解していないので、為す術もなく日本は多民族国家になっているだろう。

多民族は安い労働力のために連れて来られた人間なので、日本人もやがて外から連れてこられた外国人と同じ低賃金となっていく。日本国内は貧困層で満ち溢れていき、それを日本の国富で養うという現象も起こる。

「多民族国家=貧困増大国家」なのである。

だから、日本は最後に先進国という状態から脱落する。しかし一部の資産家は、資産膨張現象によってますます金持ちになっていく。すでに世界のトップランクの金持ちは資産10兆円、20兆円の世界に入っている。

資産家はすさまじい資産を手にして貧困層は極貧になっていくのが、グローバル化・多文化共生の社会である。今、私たちは先進国で暮らしていると思っているかもしれないが、10年後もそういう意識でいられるかどうかは分からない。

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もっと凶悪でもっと悪質な事件が起きて日常になる

かつては、たとえばインドと日本を比べて、日本の方が先進国だから「先進国で生まれて良かった」と単純に言える社会だった。しかし、もうそのような牧歌的な社会は終わった。

国を見て豊かかどうかを推し量るのではなく、人を見て豊かかどうかを推し量る時代になったのだ。インドで生まれても富裕層は猛烈な金持ちだ。日本で生まれても貧困層は途上国並みの貧困だ。

これからは、もっとその傾向が顕著になっていき、もう先進国で生まれたからと言って、自動的に富裕層の一員になることはない。

先進国で生きている人であっても豊かであるとは限らなくなるので、もう先進国で生まれたから恵まれているということにはならない。今後は先進国という概念すらも崩壊して消えていく。

まだ先進国という概念が消失していないということは、まだまだ最終型に到達していないということでもある。時間の問題だ。

すでに社会のどん底《ボトム》は凄まじい貧困が広がっていて、もう自暴自棄が蔓延していることに気づかなければならない。

最近、何も持たない若者たちが電車内や路上で無差別殺人や衝動殺人を引き起こすケースが増えてきているのだが、これからもっと凶悪でもっと悪質な事件も起きて日常になっていくだろう。

それと同時に、日本での搾取労働から脱落してギャング化した外国人が日本社会を犯罪で荒らし回る現象も起きているが、これもいずれ日本を震撼させる大事件が起きて日本社会の荒廃を示すことになるだろう。

これが私たちの向かっている未来である。ほとんどの人は何をやっても貧困層に堕ち、犯罪が横行し、先進国という概念は消滅し、一部の富裕層だけがその上に君臨する。吐き気を催すような衝撃的な未来だと思わないだろうか?

どん底に落ちた養分たち
『どん底に落ちた養分たち パチンコ依存者はいかに破滅していくか?』

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