詐欺

◆出会い系アプリで「お父さんくらいの年齢に憧れます」に釣られた男たちの末路

私のいた東南アジアの歓楽街というのは、身体を使って男から徹底的に金をむしり取るタイプの女たちが山ほどいる世界だった。 彼女たちが、あれこれ理由をつけて「お金を貸して」「あれを買って」「これを買って」と言い出したら、「仕掛けてきたな」と察知して関係を切る。それしか、自分の身を守る方法はないからだ。 しかし、ごく普通に暮らしてきた男は、色恋を仕掛けてきた女性に深くのめり込んでしまって、簡単に関係を切る […]

◆持続化給付金2000万円詐取してタイに高飛びし、警察車両で逃走した日本人の逮捕

タイ・パタヤで35歳の日本人が逮捕されている。この男はタイの首都バンコクで収容先の入管施設から警察車両を奪って逃走するという前代未聞の事件を起こしていた。 逮捕時にふてぶてしく笑っている映像が報道されていて「大きな事件で逮捕されているのに、何をニヤニヤ笑っているのか」とSNSでちょっとした話題になった。 この男の名前は八木佑樹(やぎ・ゆうき)と言う。この男は日本で新型コロナウイルス対策の持続化給付 […]

◆詐欺やカモにされないためにどうしたらいいのか。最も効果的に訓練する方法

高齢者が増えていくと、高齢者を狙った詐欺が激増する。それは今の日本社会で起こっていることであり、オレオレ詐欺・振り込め詐欺などはもはや日本に定着した「ありふれた詐欺」になってしまった。 問題は、詐欺師が高齢者相手に騙しの手口を磨いていくと、それはやがて全世代が騙しの対象になっていくということだ。詐欺の手口が磨かれると、対象が広がっていくのである。 セミナー詐欺やネットワーク商法詐欺や霊感商法詐欺な […]

◆ホストに狂って詐欺をしまくって逃亡、懸賞金までかけられる女性も出てきた

新宿歌舞伎町の大久保公園付近にはストリート売春する日本人の女性たちが立つようになっていて、そこに中国人女性も混じったりしてカオスな様相になっている。 日本社会がこれだけ若い女性を非正規雇用で使い捨てして、日本政府もコロナ禍で何度も意味もない緊急事態宣言などを出したりして女性を追い込んだので、いまやストリートに立つ女性は増えてきても不思議でも何でもない。予期されたことである。 さらに、そうした女性た […]

◆男をハメて大金を貢がせる危険な女性は、過去に女に騙された男をまた騙すのだ

男をハメて大金を貢がせる危険な女性は、同じことをやっている他の女性から「詐欺に引っかかった男」を教えてもらって、騙された経験のある人にアプローチをかける。「あの男は騙せたわよ」というのを聞くと、その男のところに行って同じような手口を仕掛けるのだ。 普通に考えると「女に騙されて大金を持っていかれた男というのは、用心深くなって次は騙されないように気をつけるはずだ」と思う。それなのに、なぜ「騙された男を […]

◆夜の女に仕掛けられても最後の最後にカモにされることから逃れる方法もある

2022年3月2日、風俗店に勤めていた山口千春という28歳の女性が逮捕されている。彼女は知り合った何人もの客にさまざまな口実を付けて金を引き出しては連絡を断って消えるという手口を繰り返していた。 逮捕時の写真を見ると、黒髪で目立った感じではなく、本当に素朴で平凡などこにでもいる感じの女性である。いかにも男を騙しそうな裏のありそうな「夜の女」には見えない。もしかしたら、「だからこそ」関わった男たちは […]

◆多文化共生。今後、騙しのプロが大量にやってくるが、見抜けないならどうするか?

最近、ロマンス詐欺が爆発的に増えていて、日本人女性もSNSで知り合いになった外国人男性に言葉巧みに騙されている。コロナ禍でアンダーグラウンドの人間たちも必死になっているのかもしれない。 「結婚しよう。会いに行きたいが飛行機代を工面して欲しい」「君に荷物を送りたいのだが、悪いが関税分を出しておいてくれないか。会った時に払う」「家族が病気になった。治療費を立て替えてくれ」「あなたに会いに行く途中の空港 […]

「誰とでも仲良く」は、あり得ない。きれいごとよりも現実を見よ

相手をハメて精神的に苦しめ、自分は被害者様になって要求をエスカレート、とことん相手を苦しめながら金を引き出させる。それが「被害者ビジネス」である。犯罪者は永遠に被害者の立場で威張り散らす。始末が悪く、陰湿で卑劣な犯罪である。性善説の日本人はこれに弱い。(鈴木傾城)

犯罪者が社会保障費を食い尽くしていけば、私たちに残るカネなど1円もない

ニセの弱者は、巧妙に弱者になりすますことによって世間から同情される。弱者であると主張することによって批判されにくくなる。批判どころか、人々を騙して同情すらされる。よりによって世の中で最もタチの悪い人間が、無垢で純真な人たちに保護され、守られる。(鈴木傾城)

◆一晩で960万円を請求する歌舞伎町「第六トーアビル」のホストクラブの闇

また極悪非道のクズなホストが逮捕されている。荻野嵩貴という32歳の男だ。この男は飛び降り自殺で悪名高い新宿・歌舞伎町のホストクラブビル「第六トーアビル」の102号室にある「CLUB ASH」という店に勤めていた。 この「ASH」は歌舞伎町界隈でも路上でしつこく女性に絡んで店に連れていくゲスなホストが大勢いることで有名な極悪店だった。そのゲスなホストの中でも、最もゲスだったのが荻野嵩貴という男だった […]

私はこれからも他人の嘘や相手の本当の性格を見抜くことはできないだろう

騙される前提で物事を組み立てるというのは、ある意味「人を見る目がない」という非力を認めるようなものだ。「これだけ人生経験をして人を見抜けないのか」と言われれば、まったくその通りなので情けない部分はある。しかし、現実に人が見抜けないのであれば、これは仕方がない対処だ。私はこれからも他人の嘘や相手の本当の性格を見抜くことはできないだろう。(鈴木傾城)

「人を信じるのは美しい」と言っている人は、詐欺師でも悪人に見えない

詐欺師ほど「人を疑うな」「友情、友好、友愛」と他人を諭す。人を信じさせれば、詐欺師の自分も信じてもらえて騙しやすくなるからだ。暴力団ほど「暴力反対」と他人に言う。他人に暴力を放棄させれば自分が暴力を振るえるからだ。 カルトの教祖ほど「神を信じろ」と他人に説教する。他人が神を信じたら「自分こそが神だ」と宣言すれば相手は自分の思うとおりになるからだ。 「一見、良いことを言っているように見えて、実は裏に […]

◆学歴も職歴も何もない裏の人間が、一撃必殺で信用されるための手口とは?

アンダーグラウンドに生きている人間の中には、「一瞬にして勝機をつかむ」「一瞬にして場を支配する」「一瞬にして相手よりも優位に立つ」ことに長けている人がいる。 彼らはみんな胡散臭い経歴だ。私生活はめちゃくちゃ、性格もめちゃくちゃだ。 学歴もなければ、基礎的な教育もないことが多い。常識もなく、考えも浅いことが多い。場合によっては、すでに逮捕歴もあるかもしれない。 ところが、そんな人間が「一瞬にして」、 […]

◆タイで続出する詐欺。そんな中で「うまく立ち回る」ための方法とは?

最近、プレジデント・オンラインに興味深い記事が載っている。「タイで高級レストランを経営する」という投資話に出資させて、その金を毟り取っていく手口で100件以上もの被害が出ているというのだ。手口はこのようなものだ。 (1)タイの起業家のセミナーが開かれる。 (2)タイで日本食が流行っていると説明される。 (3)タイのレストラン投資を持ちかけられる。 (4)出資する。 (5)その金をとことん毟られる。 […]

◆「騙しの基礎」を知りたいだろうか? それは体系立てられているのだ

元々、日本人は「正直」が行動の土台となっている。これは日本人の特徴でもあり、美徳でもある。 「正直である、正直でありたい」という心があったからこそ、日本は世界でも類を見ないまでの安全で優しい社会を作り上げることが可能だったとも言える。しかし、正直というのは、教育や文化で培われるものである。 それは、人間が最初から持ち合わせているものではない。そして、すべての国が正直を尊んでいるわけではない。当たり […]

◆快楽が渦巻く世界で、この10パターンに当てはまっていると自滅してしまう

最近、タイのオープンバーに勤めていた女性に、有り金をすべて巻き上げられた挙げ句「俺はもう何も持っていない」と絶望して自殺した男のことを書いた。(ブラックアジア:「お前にすべてを与えた。俺はもう何もない!」と死んだ男) この記事を書いて「デジャヴーのように感じた」と感想を書いてくれた読者もいるのだが、歓楽街では同じようなパターンで男が次々と破綻していく姿がある。長くこの世界にいると、自滅する男のタイ […]

◆ガールフレンドを虐待する動画をフェイスブックでライブ

閲覧注意 2018年4月22日、「グローバルFXインベストメント・ライブ」というチャンネルを運営していたチャイチャナ・シリチャートというタイ人の男がフェイスブックで生の動画を配信した。 それは、自分のガールフレンドをめちゃくちゃに殴りつける虐待動画だった。 この男は普段、FXのトレードの方法を動画配信していて、その世界では知られた顔だった。普段の配信の状況はまだ消されていないのでこちらで見られる。 […]

◆騙される女たち。アンソニー・シモノーが狙った日本女性

最近、アメリカ人のジェイメス・シュルテという男が、日本・台湾・中国・インドネシア・タイの女性たちとセックス盗撮動画を撮りまくって、それをポルノサイトにアップしているのが台湾の新聞に報じされて大騒ぎになった。 この事件が報じられてから、ジェイメス・シュルテは証拠隠滅に動き、画像も動画をすべて削除したので動画サイトには何も残っていない。 しかし、この男がアップした写真には数百名ものアジア女性が映ってお […]

◆旅慣れた人も事件に巻き込まれるのは、人は見抜けないから

タイのパッポンやスクンビット界隈では、片足がない男が観光地で地面を這って物乞いをしていることがある。服はドロドロになって、顔面も泥にまみれている。 同情した多くの観光客がこの男が片手に持つカップに次々と金を恵んでいく。 しかしこの男は、物乞いの仕事が終わると物陰でズボンを脱ぎ、片足を縛っていた紐をほどいて両足で歩きながら帰路につく。本物もいるのだが、そうでない人間も混じっている。騙される旅人はとて […]

◆山辺節子。色仕掛けの限界が彼女の限界となって人生破滅に

2017年4月19日、山辺節子という62歳の女性がタイから日本に強制送還されて逮捕されている。 彼女は何をやったのか。 高利を約束して50人近くから違法に約7億円近い資金を集め、それを私的に流用してタイに逃亡していた。「東芝、シャープ、ソニー等々につなぎ融資をする」という名目で出資者を騙して、本人は「つなぎ融資の女王」と自称していた。 「つなぎ融資」とは通常は、たとえば不動産の購入の際に現金の都合 […]

◆軍人が友達申請。いよいよ日本人女性の被害者も増えている

「国際ロマンス詐欺」というものがある。最近、日本女性がこの手の詐欺に引っかかることが多くなって、「国際ロマンス詐欺サポート協会」というものも立ち上がっているという。(国際ロマンス詐欺サポート協会) 詐欺師の多くは、ナイジェリアの詐欺集団であると言われている。ナイジェリアはインターネット詐欺の本拠地として世界各国に悪名を垂れ流している国だ。この実態を知らないのは日本人だけかもしれない。 ナイジェリア […]

◆タイ女性100人以上が騙された「ロマンス詐欺」とは何か?

インターネットでは、男性の「属性」を検索して相手を探すというのがいかに危険なのかは、こちらに書いた。(人間の「属性」だけで相手を選ぶと失敗する7つ理由とは) 属性は、当てにならないばかりか、アンダーグラウンドの人間がそれを利用して裏でワナを仕掛けていることもある。経歴も、すべてめちゃくちゃだ。そうやって女性を騙して、身体を奪い、そして金を奪う。 しかし、実際にそんな被害に遭う女性がいるのだろうか。 […]

◆なぜタイの詐欺師は日本人を10年も騙し続けられたのか?

2015年1月28日、タイ・バンコクで日本人を標的にして金を騙し取っていた39歳(40歳という報道もある)のウタイ・ナンタカン容疑者が逮捕されている。 シンガポール人だとか韓国人を自称していたが、れっきとしたタイ人だった。女装していたが、レディーボーイである。 これは、以前にもブラックアジアのどこかで取り上げたことがある。彼女の犯罪は、何度も何度も報告されている。日本大使館の注意勧告でも登場したの […]

◆「詐欺に騙されない」と言い切る自信は、私にはまったくない

あなたはカネをタカられて盗られたり、知らない間に盗まれていたり、詐欺に遭ったりしたことはあるだろうか。 私は日本では一度も騙されたことはないが、海外に出ると、毎度のごとく小金をタカられ、盗まれ、ありとあらゆる手口に引っ掛かってきた。 治安の悪い真夜中をさまよっていることや、スラムにいることや、もともと国全体の治安が崩壊しているような場所にいることもあって仕方がないのだが、それにしても呆れるほど、カ […]

◆男から数千万円のカネをむしり取るための「5段階の手口」

フィリピン女性と結婚して、老後の資金をすべて貢がせられた挙げ句に捨てられた男がいた。 2011年7月7日、朝日新聞が報じていた例は悲惨だ。 49歳の元警察官が、フィリピン・パブで知り合った女性と結婚した。フィリピンに移住してしばらくして、高級住宅を買うのだが、それを女性に勝手に売られた。 さらに、手持ちの現金・貴金属すべてを持ち逃げされ、総額1億6000万円を失うという壮絶な例だった。 実は「外国 […]

◆これが騙しのテクニック。夜の世界で使われている12のワナ

夜の世界をさまよっていると、遅かれ早かれ、誰もが危険な目に遭う。男は女に騙され、女は男に騙される。誰もが誰かにやられる。 どんなに気をつけても慎重になっても悪意は見抜けない。さまざまな応用テクニックと、何重もの罠がそこに待っている。そして、時には長期戦でかかってくるから、対応すらもできない。 仕掛けられているという直感すら働かない場合もある。思いも寄らない手口で罠を仕掛けてくるので、最後まで気がつ […]