一般

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プントッマイ。素朴なカンボジア・シアヌークヴィルの夜

カンボジア編カンボジアで海を臨むことができる唯一の場所はコンポンソムだ。別名はシアヌークヴィルという。 ヴィルというのはフランス語の村(ヴィル)を指している。かつて、ここにはシアヌークの別荘があったので、そういう名前になったらしい。 ポル・ポト政権時代には地名が旧名のソム港(コンポンソム)と変えられたが、ポル・ポト政権が瓦解してから再びシアヌークヴィルに戻された。現在ではシアヌークヴィルの方が通り […]

BIBA(ビバ)。シアヌークヴィルの田舎ディスコで……

カンボジア編シアヌークヴィルのプントッマイには「BIBA(ビバ)」というディスコがある。ディスコと呼ぶにはいささか気恥ずかしいこぢんまりとしたところで、入口の手前はテーブル、奥がステージになっている。 空いているテーブルに案内されて席に着くと、一斉にビールガールが自分の所属する会社のビールを飲んでもらおうと売り込み攻勢してくる。 適当に選んでビールを飲んでいると、音楽が変わってみんな輪になって踊る […]

ワイルド・マリー。野良仕事をする女性の手は嫌いではない

カンボジア編70ストリートで、数え切れないほどの女を抱いた。強く印象に残っている女もいれば、もう忘れかけている女もいる。 70ストリートで一番印象に残った女は誰だろうと、ときどき考える。そうすると、ひとりの天真爛漫な娘が脳裏に浮かんでくる。 この砂塵の舞うストリートを入って中ほど、南側の並びのひとつの建物で、ひとりのクメール(カンボジア)娘をホテルに連れて帰った。彼女は自分のことを「マリー」と言っ […]

マティーニに巣食う女郎蜘蛛。図柄で金を判断していた女性

カンボジア編プノンペンの高級ホテル、インターコンチネンタル・ホテルの裏に「マティーニ」という1992年に設立されたディスコ・パブがある。 ガンジャの紫煙が漂う小さなディスコで、一癖ありそうな白人や、なぜかアジアでは居心地悪そうな黒人たちが夜の9時前後になると集っている。 安物のテレビゲームには安物の女がゲームに高じ、疲れたような中国人が色の薄いプロジェクターに映された香港映画に目を泳がせて身動きも […]

ベトナムから来た娘。カンボジアの売春地帯で地獄にあえぐ

カンボジア編カンボジアの売春地帯にはベトナム女性が入り込んでいる。カンボジアで売春地帯をさまようといえば、必ずしもクメール(カンボジア)に出会うということにはならない。むしろ、ベトナム女性に出会うことが多い。 70ストリートでも多数のベトナムから来た女性が売春業に携わっていた。 主流になっている首都プノンペンの売春地帯と言えば63ストリートだが、ここでも多数の女性がベトナムから来ていた。 はじめて […]

◆ガトゥーイ。人は女には生まれない。女になるのだ

タイ・バンコク。胸が悪くなるような排気ガスや、めまいがするほど強烈な太陽はここにはたっぷりある。 バックパックを背負ってこの街を歩いていると、そのうちに倦怠感が襲ってくる。しまいに行き先も分からなくなる。街の中で途方に暮れて突っ立っていると、誰でも焦燥感に駆られる。 二十歳代の前半、体力に任せてこの街を歩き回っていた。タクシーを使って効率良く歩こうなどとは一切考えなかった。バスはよく乗っていたが、 […]

スタンメンチャイ。プノンペン最大の「ゴミ集積場」で思う

フィリピン・マニラ北部に「ここはフィリピンの恥部だ」と同国の大統領に言わしめた不浄の大地がある。インドのカルカッタと並んで東洋最大のスラムと言われ、地図にも載っていない暗黒地帯だ。 3,000家族、約21,000人が集まり、山の斜面一面に大量のゴミが不法投棄され、いつしか人々には「スモーキー・マウンテン」と呼ばれるようになった。 スモーキー・マウンテンの映像を見たことがある。大量のゴミが不法投棄さ […]

ディスコ・ベイビー。変わっていくプノンペンと売春する娘

カンボジア編カンボジアはまだまだ貧しい国だ。しかし、首都プノンペンは徐々に復興しつつあり、先進国と変わりないホテルやスーパーマーケットが建てられるようになっている。 もちろんディスコやバーも存在する。旅行者向けには古くからあったが、地元の若者向けのディスコなどもポツポツと見られるようになってきている。 オキデー・ホテルは入口から見て左わきに地元向けディスコを併設していた。 早い時間にふらっと入って […]

雨の日の夜総会。激しい雨が降りしきる日、ある娘と出会った

カンボジア編熱帯地方のスコールは、思い切り激しく降ってから晴れるというのが一般的だ。 しかし、プノンペンの8月や9月をそう思って行くと、いつまでもやまない雨にイライラすることになる。もちろん激しく降ってさっとやむスコールもあるが、日本の梅雨のような鬱陶しい雨も多い。 これは異常気象というわけではなく、どうやらそういうものらしい。長い雨が続くと、とたんにメコン川などが氾濫してコンポンチャムやプノンペ […]

◆名前も国籍も知らないのに、あなたと結婚したいという女

イサーンの入口と言われているコラート(ナコン・ラチャシーマ)はバンコクから二五〇キロほど離れたところにある。東西に細長い都市で、タオ・スラナリ像を中心として、東側が旧市街、西側が新市街になっている。 バンコクのように高い高層ビルが林立しているわけではないが、それなりに賑やかな商業都市でとても過ごしやすい。 昼間の暑さはバンコクと遜色ないのだが、夜になるとぐっと気温が下がって過ごしやすくなる。ここは […]

◆男をカモにする女。女が計算に弱いとは、誰が言ったのか?

東南アジアには、驚くほど美しい女がいる。カンボジア・プノンペンの薄汚れた置屋にも、ジャカルタの売春窟にも、タイ南部のスンガイコーロクの寂れた置屋にも……。 特に、アジア最大の歓楽街と言われていたパッポンの華やかなゴーゴーバーの一角では、思わず息をのむような美しい女と出会う。しかし美しい薔薇には棘《とげ》があるように、美しい女も棘を持っていることが多い。 バンコクの巨大歓楽地帯『パッポン』は、棘を持 […]

◆ヤワラーの荒んだ旅社で知り合った貧しい女性と赤ん坊

私には数年に渡って体調が悪かった頃があった。 絶え間ない頭痛、吐き気、めまい、聴力低下がずっと続いて良くなるときと悪くなるときが周期的に襲ってきた。 体調が悪くて日本の自室でじっとしていると、どうしても気が滅入って死にたくなってしまう。悩んだ末、症状が小康状態になった頃に無理を承知でバンコクに向かうことに決めた。 タイの歓楽街をうろうろしたいという気持ちはまったくなかった。バンコクでもコラートでも […]

女性に酸を浴びせて顔を損壊させる事件の裏に何があるのか

閲覧注意 10年ほど頃、カンボジア・プノンペンで、タット・マリナという美しい女性が、付き合っていた男の妻から硫酸を浴びせられるという痛ましい事件があった。 ちょうど私がカンボジアをさまよっていた頃に現地で起きた事件だったのでよく覚えている。 それは、顔面から上半身まで体面積の43%が焼けただれる重度の火傷だった。一歩間違えれば死んでいたほどの瀕死の重傷だったが、それでも彼女は何とか生きながらえた。 […]

売春宿の料理風景。カンボジアで見た売春地帯の料理の光景

カンボジアにいたとき、売春宿に泊まり込むことも多かった。シングルベッドに四人の娘が固まって寝るので、残りの娘と一緒に床に転がって眠ったこともある。 朝を迎えた時、娘は目が覚めてすぐに歩き回っていたが、私は肩も背中も硬直してしばらく身体が動かすことすらできなかった。 マットレスや布団の上で寝るということがどれだけ贅沢なことなのかを先進国から来た人間が知る瞬間だ。 床は板を張り合わせただけだから板と板 […]

◆消えた Rififi。それは忘れ去られようとしても、記録に残す

パッポンは老舗のゴーゴーバーが少しずつ姿を消して違う店になっているが、すでにこの場所は単なる観光地みたいなものだから、本来のディープな沈没者には見向きもされなくなった。 別にそこから売春がなくなったわけではないが、純粋な売春地帯というのはあまりにも有名になりすぎてしまった。 このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い ログイン. あなたは会員ですか ? 会員について

アブ・バカル・バシール師。インドネシア・テロの精神的指導者

現在、アジアで安定した政権運営をしているのがインドネシアだが、この国のアキレス腱はイスラム原理主義者が跋扈しているところである。 ユドヨノ大統領はずっと暗殺対象になっているし、国家警察が実行犯を片っ端から逮捕・殺害していっても、その根が潰える様子はほとんどない。

裸になった女性の下半部に、何かが蠢(うごめ)いている

売春地帯。「女の地獄」の生々しい現実は、覆い隠される。多くの男たちはそこに利用価値を見出しているので、誰もが見て見ぬ振りをしている。 それは地獄ではないと心から信じている男もいるが、女の選択権を奪っているのだから、支配者側に立っている人間の思考だ。 そして、「普通の女性」は関わりたくないという生存本能が働くので、知らないでいいのであれば知らないでおこうと無視を決め込む。 途上国の売春地帯の実態は、 […]

◆ティアスの涙。女たちはいかにして骨の髄まで搾取されるか

インドネシア領バタム島ナゴヤの真夜中の向こう側、妖しく灯(とも)るダークサイドをくぐり、退廃の世界に入る。入り口に立つインドネシアの男たちの鋭い目は闇の中では肉食動物のようだ。 そこはインドネシア全土から集められた若い女性たちの「肉体市場」、男たちの天国、女たちの地獄と言われている場所だ。暗闇の中で行われているインドネシアの現実がここにあった。 執拗で粘っこい男たちの視線に追われながらゲートをくぐ […]

◆リリス。お人形のような彼女の血の中に流れているもの

インドネシア領バタム島も緑は多かったが、ビンタン島の緑はバタムよりもはるかに濃いように見えたのは気のせいかもしれない。 激しい雨音で目が覚めて、カーテンを開けると窓から見える外の緑が雨に打たれて揺れていた。 リアウ諸島はよく雨が降る。さすがに熱帯地方だけあって、一度降り出すと雨足は強い。 雨に打たれる木々は枝を激しく揺らして、まるで緑の焔(ほのお)が燃えているかのように見えた。 時は5月。この地域 […]

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