社会

「社会の規格に合わない人間」を排除したり病人扱いする現代社会のひずみ

かつて、タイやインドネシアの僻地ですることもなく時間をつぶしていたとき、現地の人々はのんびりしている私以上にのんびりと生きていた。 昼寝している人は、明けても暮れても昼寝したまま過ごしているし、井戸端会議している母親たちは、やはり朝から晩までそうやってのんびり暮らしている。 バングラデシュの郊外をさまよい歩いたとき、ひとりの男が自分の村を案内してくれたのだが、そこでも台所で近所の女性たちが自然に集 […]

◆「社会の底辺の人とは関わってはいけません」という主張から見える現実

2016年、あるひとつのブログが炎上したことがあった。 普通の主婦がやっていると思われる変哲もないものだったのだが、そこに「社会の底辺の人とは関わってはいけません」というタイトルの文章が掲載されて、大炎上していたのだった。 彼女は私たちの生きている社会には第一階層から第四階層まであって、「関わってはいけない底辺の人」というのは以下の人間から成り立っていると主張しているのだった。 『第4階層 フリー […]

◆死ぬまで働けと強制する社会だからカフェインが私たちの身近にあるのだ

ドラッグには大きく二つに分別するとしたら、アップ系とダウン系に分けられる。アップ系というのは、それを取ると「覚醒」する方向に作用するものだ。ダウン系というのは、それを取ると「鎮静」する方向に作用するものだ。 アップ系の代表的なものは覚醒剤(メス)やコカインであり、ダウン系の代表的なものはヘロインやモルヒネ、アヘン(オピウム)である。 どちらを好むのかは人によって違うのだが、重度のドラッグ依存になる […]

◆多様化を受け入れた私たちは「自由を得る代わりに安定を失う」のだ

日本もいよいよROE経営が当たり前の時代になっている。 この傾向は、すべての日本企業で起こる。終身雇用は事実上、消滅する動きであると言って過言ではない。(ダークネス:ROE経営と年功序列の中での能力主義はリストラのツールとして使われる?) 今の会社を辞めて次の会社に勤めたとしても、すべての会社がリストラや非正規雇用を常態化させているのだから、その新しい会社でもまたリストラされる可能性がある。いや、 […]

◆自分が邪悪になる必要はないが、邪悪の存在を意識しておくのは大切だ

どこかの国で台風や地震や豪雨のような自然災害が起きて、広い範囲が被害に遭い、多くの人たちが傷ついたとき、ほとんどの人は被害に遭った国の人たちに同情し一刻も早く立ち直って欲しいと考える。 自分にできることはないか、募金はどうなのか、ボランティアはどうなのかと考える。基本的に人間は善良であり、困った人たち、泣いている人たち、追い詰められた人たちを見ると、普通は心穏やかではいられない。 「自分にできるこ […]

◆自分の力で生きる能力を持たないと「自分の人生」を生きることができない

日本が1990年のバブル崩壊以後、政府も企業も極めて意図的に若年層を切り捨てるようになった。その経緯は、若年層こそ知っておいた方がいい。(ブラックアジア:1971年〜1974年生まれは、自分たちは過酷な時代に生きる世代だと認識せよ) その結果、日本の社会の底辺では、数十万人ものニートやフリーター、そして1000万人をゆうに超える非正規雇用者が発生した。 彼らは低賃金であるがゆえに結婚が絶望視されて […]

◆「誰かに支配してもらう」と、考えることを止めても生きていける

人間は考えることを止めても生きることができる。どうするのか。誰かに支配してもらうのである。 国に支配してもらい、会社に支配してもらい、親に支配してもらい、言われた通りにする。そうすれば、自分で何か考えたり、決断したり、行動したりしなくてもいい。 独裁国家は考える人間を排除し、考えない人間だけを作り出し、そしてその「無脳集団」を自分の思う通りに動かして独裁を完成させる。(ブラックアジア:独裁者が誕生 […]

◆罵倒や憎悪を浴びせられることに慣れた方が生きやすい世の中になった

インターネットが爆発的大流行し、スマートフォンが普及し、SNSで多くの人たちがつながり、手軽にメッセージを送り合うことができるようになって久しい。人と人がつながることが、人類の歴史上かつてないほど容易になった。 当初、「世界はより密接に相手と分かり合え、手を取り合い、平和な社会が誕生する」と、テクノロジーを信奉する人たちは夢みたいなことを言っていた。 「そんなわけがない」と私は当初から言った。「現 […]

◆私たちは「化け物」なのだが、それを隠して人間として振るまっている

私たちが今住んでいる世界は「異世界」である。そして、私たちは異世界で生きるために「変化=へんげ(メタモルフォーゼ)」している。オカルトの話をしているのではない。現実の話だ。 あなたも、もちろん「メタモルフォーゼ」している。そして、私たちが見ている他人は「現実の人間」ではなく、「メタモルフォーゼした姿」だ。 分かりやすく言うと、私たちは誰も他人に自分の真の姿を見せずに生きており、逆に私たちは他人の真 […]

◆たったひとつの社会的不利が、どんどん人生を悪化させていく仕組み

社会的に不利な状況というのは、同じ境遇の人でない限り、よく理解されないことが多い。 たとえば、健康な人には病気を抱えて生きている人の苦しみは分からない。若者は老人の動作の鈍さに苛立つ。 充分な給料をもらっている人は低所得の人たちを蔑む。仕事のある人は失業者を憐れみ、高学歴者は低学歴者を自業自得と嘲笑う。そして正社員は非正規雇用者を負け組と考える。 社会的に不利な立場にある人は、基本的に理解されない […]

◆知的能力が求められる時代が終わっても驚くに値しない理由

人間の能力を構成する要素はいくつもあるのだが、時代によって「望まれている能力」は違っている。 たとえば石器時代は、誰よりも早く野を駆けて獲物を獲る能力に優れた人間が、最も求められる人間となる。たくさんの獲物を持ち帰る人間で共同体が潤うのだから当然だ。狩猟能力は重要だった。 農耕時代に入ったら、求められた能力は微妙に違っていったはずだ。狩猟能力よりも、長く地道に働ける体力を持った人間の方が農耕に向い […]

◆女性団体は、売春する少女たちを下らない売名に利用するな

最近、胡散臭い女性団体やその代表が、売春する少女たちを集めて「身体を売った」から「私たちは買われた」と言い換えさせる陰湿な運動を日本でしている。 この言い換えは、最終的には少女たちの人生を破壊してしまう可能性が非常に高い。 なぜなら、「買われた」という言い換えは、客観的に見て事実ではないからだ。自分が身体を「売った」から売春という行為が成り立ったのであって、事実は「買われた」のではなく「売った」が […]