日本人が「多文化共生は暴力を増幅する装置である」と気づいた時はもう手遅れ
多文化共生では対立が発生するのは避けられない。にも関わらず、日本政府はまったく「多文化共生」を止めようとしない。それが何をもたらすのか考えることもせず、ひたすら外国人を日本に連れてきて定着させようとしている。日本社会が荒廃するのは避けられない。(鈴木傾城)
多文化共生では対立が発生するのは避けられない。にも関わらず、日本政府はまったく「多文化共生」を止めようとしない。それが何をもたらすのか考えることもせず、ひたすら外国人を日本に連れてきて定着させようとしている。日本社会が荒廃するのは避けられない。(鈴木傾城)
「人とつながる」というのは、良いことばかりではない。なぜなら友達とつながるだけでなく、自分たちの価値観と相容れない敵対者ともつながることを意味しているからだ。敵対者とつながった結果、人は突如としてこの世の中に自分に対する憎しみや憎悪が満ち溢れていることに気づく。(鈴木傾城)
調整型の政治家や協調型の政治家では、左翼・リベラル集団の「お前はレイシスト、極右、差別政治家」という罵倒を恐れて何も手を付けない。妥協する。今までずっとこのパターンにやられてきた。だから、この流れを断ち切るには強硬右派が求められる時代となったのだ。(鈴木傾城)
異民族は自分たちの民族とはまったく違う存在である。相互理解が難しく、ストレスが溜まるケースが多くなり、相手の激しい自己主張に接するようになっていくと、遅かれ早かれ衝突が避けられなくなってしまう。それが欧米の多文化共生の現場で起こっていることだ。(鈴木傾城)
ほとんどの日本人はグローバル化に苦手意識を持っている。グローバル化だと言って国外に出たら、英語を覚えなければならないし、それに加えて現地の言葉や文化も吸収しなければいけないと「思う」からだ。しかしながら、アングロサクソンはまったく違う世界を見ている。(鈴木傾城)
ヨーロッパは偉そうに「多文化共生」など言っているが、流浪の異民族ロマにやっていることはまったく「多文化共生」ではない。いまだにローマ教皇が「ロマとの対話と融和」を訴えていること自体が、多文化共生という机上の空論の「底知れぬ空虚さ」を示している。(鈴木傾城)
日本企業は安い労働者の確保のため、最初は朝鮮人を、次に中国人を、現在はベトナム人を大量に受け入れた。もちろん、これで終わりではない。今後はインド圏の安い労働者、そしてアフリカの黒人も「グローバル化」と「多文化共生」で日本に大量に入り込んで日本に定着する。(鈴木傾城)
標準語が地方の言葉をどんどん乗っ取って消している。言葉も影響力のある「大きな言葉(標準語・国語・公用語)」が、まわりの言葉を乗っ取っていく。方言は標準語に駆逐されている。そして、それは悪いことであるとは思われていない。これは誰かが意図的に行っていることではなくて、自然に起きている現象だ。(鈴木傾城)
外部から外国人を大量に連れてきて、「さあ共生しろ」と国民に強制するやり方がうまくいくわけがない。うまくいくわけがないから、多文化共生はこれほどまで社会を荒廃させているのである。やり方があまりにも乱暴過ぎて狂っているとしか思えない。(鈴木傾城)
1960年代後半から1970年代にかけて広がっていったヒッピー時代を調べていると、道徳破壊の痕跡があちらこちらに残っていて興味深い。ベトナム戦争に反対する若者たちの運動が完全に社会を変えてしまい、その運動の前と後ではまったく違った社会になっていることに今さらながら驚きを隠せない。(鈴木傾城)
長い歴史の中で、白人は確かに間違いなく黒人を奴隷扱いしてきた。それは否定することもできないほど凄まじい人権侵害だった。だからこそ、そうした歴史の中で白人側にも内省が生まれて「人権」が生まれ、「すべての人種は対等である」というスタンスが社会に定着した。「誰もが平等である」という美しいスタンスは現代文明が生み出した最高の概念と理想であるとも言える。しかし、人間の社会と文化は「理想」で動かない。(鈴木傾 […]
新型コロナウイルスの問題が長引けば長引くほど、人々はグローバル化に対しての「警戒心」や「不安感」を強めていくようになる。そして、いろいろなところで無意識にグローバル化に対するブレーキが生まれるのではないか。人々に植え付けられた意識の変化は新しい時代の転換を生み出すかもしれない。そういう目で私は社会の変化を観察している。(鈴木傾城)
イギリスもまた超格差社会である。『今日のイギリスは、先進国の中で最も不平等な国の1つ』と英社会学部教授は指摘する。イギリスでは5人に1人が貧困状態で暮らしている。50万人近くがフードバンクを利用している。女性の中には生理用品が買えないという理由で学校を休んでいる女性もいるほどだ。(鈴木傾城)
人間はさまざまな理由で特定の人間を排除したり差別したりする。人種が違うと言って差別し、国が違うと言って差別し、同郷ではないと言って差別し、文化が違うと言って差別し、知らない人間だと言って差別する。性別が違うと言って差別し、障害があると言って差別し、貧しいと言って差別し、宗教が違うと言って差別し、同性愛だと言って差別する。(鈴木傾城)
ヨーロッパ各国の国民は、移民・難民問題が非常な軋轢を産み出して後戻りできなくなっていることに気がついた。とにかくこのまま放置しておけば、ヨーロッパのキリスト教徒たちが数に負けて追い出されかねない。この対立こそが極右政党の躍進という形で表出しているのだが、2020年以後も大きな衝突や、爆発的な対立となってヨーロッパを震撼させることになる確率は高い。(鈴木傾城)
果たして日本は、多文化共生のような愚策、移民の大量受け入れという取り返しのつかない政策を避けることができるだろうか。もしできないのであれば、日本にもいずれは「ペギーダ」のようなグループが生まれても不思議ではない。(鈴木傾城)