政府は外部から外国人を大量に連れてきて、共生を強制して社会を荒廃させる

政府は外部から外国人を大量に連れてきて、共生を強制して社会を荒廃させる

外部から外国人を大量に連れてきて、「さあ共生しろ」と国民に強制するやり方がうまくいくわけがない。うまくいくわけがないから、多文化共生はこれほどまで社会を荒廃させているのである。やり方があまりにも乱暴過ぎて狂っているとしか思えない。(鈴木傾城)


プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)

作家、アルファブロガー。まぐまぐ大賞2019、2020年2連覇で『マネーボイス賞』1位。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、投資をテーマにしたブログ「フルインベスト」を運営している。「鈴木傾城のダークネス・メルマガ編」を発行、マネーボイスにも寄稿している。(連絡先:bllackz@gmail.com)

外国人を大量に連れてきて「さあ共生しろ」と強制

コロナ禍によって東アジア出身者が欧米で暴力の対象になっている。(ブラックアジア:コロナ禍の中で起こっているアジア人への差別に「突き飛ばし」が多い理由

ワクチン接種によってコロナ禍が収束するにつれてこうした暴力は減っていくことになるはずだが、過激化したBLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動を見ても分かる通り、どれだけ時代が経ってもまったく国や人種や民族や宗教で人々が対立するのは止まらないというのが分かる。

これが現実なのだ。

EU(欧州連合)は為政者(グローバリスト)が勝手に多文化共生を押し進めた結果として反グローバリズム・反移民・反エスタブリッシュメント・反EUの気運が爆発的に高まって、どんどん国が分裂していく流れと化した。

EUのすべての地域で多文化共生を進めたら逆に軋轢と対立と衝突が先鋭化し、社会は暴力的になって荒れたのだ。多文化共生は「理想」だ。この多文化共生を押しつけると逆に社会が荒れて国家破壊になるという「現実」をまだ人々は受け入れていない。

多文化共生は、それぞれ人種や宗教や国家がきちんと分離されている中で、国と国が友好的な関係を保つことで成り立つ。私自身はそのように考えている。

今の多文化共生はひとつの国に人種を坩堝《るつぼ》にして共生させようとするものである。そうではなく、それぞれの国や民族が培っていたその地域の歴史を変えることなく、国民同士がそれぞれ相手の国を侵すことなく共存すれば、それが多文化共生になるのである。

外部から外国人を大量に連れてきて、「さあ共生しろ」と国民に強制するやり方がうまくいくわけがない。うまくいくわけがないから、多文化共生はこれほどまで社会を荒廃させているのである。

やり方があまりにも乱暴過ぎて狂っているとしか思えない。

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国家内で「文明の衝突」が発生し、民族対立が激化

これからどうなるのか。今のやり方を続けるのであれば、多文化共生の強制で民族憎悪がより鮮明になっていき、やがてはそれが暴力衝突につながり、大規模な殺し合いに向かっていく流れになる。

多文化共生こそが民族憎悪を掻き立てる元凶になる。民族間で対立し、殺し合う社会が生まれる。

現に今、多文化共生を受け入れたあちこちの国で激しい対立と憎悪と暴力が起きている。ドイツでも、フランスでも、オランダでも、ベルギーでも、イタリアでも、そしてアメリカでも、日本でも、「多文化共生=社会の荒廃」という結末になった。

「多文化共生=社会の荒廃」はすでに現実化している。

それもそうだ。多文化共生は異質な民族を無理やり遭遇させて一緒にさせるものなのである。結局、多文化共生は民族間を緊張させる。多文化共生は民族間を戦わせる。

その結果、後戻りできないほどの対立が生まれ育ち、国家内で分裂が始まる。違う言い方をすると、国家内で「文明の衝突」が発生し、民族対立が激化する。要するに、多文化共生は国家内分裂なのだ。

言うまでもないが、多文化共生は「みんな仲良く共生する」という机上の理論から生まれている。これは、リベラルが夢見る現実無視の理想主義なのだ。現実は理想主義で動いていない。

どんな民族でも人々は他国の文化よりも自国の文化の方が大事だと思うし、自国に対しては深い思い入れがある。だから、異質が隣同士になると自国の文化を無意識に守ろうという動きになって互いに反撥や排斥が起きる。

元からその国に生きていた人々は、「移民や難民は勝手にこの国にやってきて、福祉にただ乗りし、自分たちの文化を侵略してきている」と主張する。

移民は移民で敵意剥き出しで自分たちの権利を主張する。また、仕事でも、賃金でも、住む場所でも、あらゆる点で差別を受けていると叫ぶ。

移民も少数であれば社会も吸収できるが、それが大多数となると、吸収しきれない。そして、いつしか互いの権利が衝突して、憎悪と対立に発展するのである。

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多文化共生から自国文化を守ろうとする文化防衛

それでも、現在の世界の欧米の政治指導者は完全に多文化共生推進主義なので、無理やり多文化共生による共生を国民に押しつける。

さらに、元からそこに住んでいて、自分たちの国の文化を愛している国民が移民に反撥したら、すぐに「歪んだナショナリズム」「差別主義者」「排外主義者」「極右」とレッテルを張って、無理やり犯罪者扱いする。

それでも、世界各国で、それぞれの国民が自然発生的に底辺から愛国保守的な政党が立ち上がっていく。これは、国民が多文化共生から自国文化を守ろうとする動きであり、一種の文化防衛である。

多文化共生が推し進められれば進められるほど、強制されればされるほど、逆にそれぞれの国民が自国の文化を守ろうとなりふり構わない防衛に入る。それが大きな動きになっていく。

しかし、それは多文化共生を推進するエスタブリッシュメントにとってそれはマズい動きなので、絶対に彼らを主流にさせられないと考える。だから、彼らは必ず文化防衛を行う人々を「極右」だとか「レイシスト」等の極端なレッテル貼りをして激しくおとしめる方法を取るのである。

多文化共生を推進する為政者は社会のトップに立っている人々であり、権力も資力もあり、影響力も強い。だから底辺がどんなに多文化共生に反対してもそれを押し込めると考えている。

しかし今の世界を見ても分かる通り、どんなに押し込もうとしても「反」多文化共生の流れが止められなくなっている。それでも無理やり抑え込んでいると、いずれ国が真っ二つに割れて民族と民族がひとつの国家の中で内戦状態に入る。

多文化共生の押し付けによる社会の荒廃は遅かれ早かれ最悪の結果をもたらす。暴力衝突は必ず始まる。

もちろん最初は言葉の暴力だけだ。しかしいったん暴力が生み出されると、互いに報復が始まるのは確実なのでストリートで血みどろの殺し合いになっていく。

常に「敵が目の前にいる」のだから、より憎悪を掻き立てられやすい状況になっている。憎悪は間違いなく暴力を生み出す。

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国民に気付かれないように隠れ移民政策を推し進める

多文化共生がもたらす民族間の溝は終わらない。憎悪は強い感情であり、しかも憎悪は伝染するからだ。憎悪は殺意を生み殺意は必ず実行される。だから、殺し合いは避けられない。

多文化共生によってそうなる。

それを避けたいのであれば、多文化共生がいかに問題のある動きなのかをきちんと理解し、それが逆に人類を血まみれにしてしまう間違った政策であることに危機感を持って反対するしかない。

そもそも、国家を変容させてしまうこの多文化共生という社会体制をどこの国も国民に問いかけることもなく勝手に進められているということに人々は疑問を持つべきなのである。

国家の存続を左右する体制が、国民の同意なく進められているのだ。

なぜ、どこの国も多文化共生を国民投票にかけることなく勝手に進めてしまっているのか。それは、それを問うと必ず国民は反対するからだ。頓挫してしまうからだ。

それもそうだ。「今までの歴史を消し去り、外から異民族を大量に連れてきて国を人種の坩堝にします。同意しますか?」と言われて「はい、同意します」という国民など少数派だと分かりきっているからだ。

多文化共生政策は勝手に進められている。日本政府は「移民を入れます」と言って入れているのではない。次の4つの「隠れ移民政策」によってどんどん多文化共生の強制を行っている。

  • 留学生受け入れ(隠れた移民政策)
  • 技術研修生受け入れ(隠れた移民政策)
  • 単純労働者受け入れ(隠れた移民政策)
  • インバウンド受け入れ=短期移民(隠れた移民政策)

私も最近までインバウンドまでは「隠れた移民政策」とは考えなかった。しかし、よくよく考えて見ると中国人は日本に観光にくる名目で15日〜30日間は日本に居ることができるのだ。

彼らは観光名目でやってきて裏で違法であっても働くこともできる。確かにインバウンドは「短期移民」であり、紛れもなく「隠れた移民政策」だったことに気付いた。

日本政府は日本国民に気付かれないように、どんどん隠れ移民政策を推し進め、日本人が気付かないうちに多文化共生社会に仕立て上げている。つまり、日本でもより深刻な「多文化共生=社会の荒廃」が起こり得るということである。

亡国トラップ─多文化共生─
『亡国トラップ─多文化共生─ 隠れ移民政策が引き起こす地獄の未来(鈴木 傾城)』

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