一般

ブラックアジア書籍

◆見えない鎖。わざと嫌われることをして孤立するサンティ

自分が好きになった相手を思い浮かべて欲しい。好きになった相手に、自分と同じ「波長」を感じないだろうか。人は、自分と同じ心理・境遇・人生・悩み・欠点を相手から感じると、「同じ匂いがする」とか「波長が同じだ」と表現する。相手のやること、なすこと...
ブラックアジア書籍

美しい長髪のマリーが、鏡の自分を見つめて自己陶酔していた

フィリピン・アンヘレスの狭い安っぽいバーに入ると、踊っていた何人かが振り向いて、ちらりとこちらを見た。彼女たちはすぐに目をそらして踊りに戻ったが、あまりやる気が見られないのは、気の抜けた踊りを見ていると分かる。アンヘレスのバーはバラツキが大...
一般

ストーキングされ続け、最後に酸を投げつけられたインド女性

閲覧注意インド圏では自分の言うがままにならない女性をアシッド・アタック(酸攻撃)するという卑劣な犯罪が、何十年も前から延々と続いている。バングラデシュでも、パキスタンでも、アフガンでも、イランでも、そしてインドでも、莫大な女性が酸を浴びせら...
ブラックアジア書籍

金がすべてだと言わんばかりの態度を剥き出しにした女性

フィリピンのマニラの売春バーに、一人の女性がいた。ひっきりなしにタバコを吸い、いつもイライラしていて、落ち着きのない女性だった。彼女は若い女性を何人も束ねていて、彼女たちを男に斡旋してはリベートを取るビジネスをしている。こういったビジネスを...
ブラックアジア書籍

◆人間の排泄物を両手で集めることを強いられた人たちがいる

想像してみて欲しい。あなたの両親は掃除や死体処理の仕事をしていて、あなたもその仕事しか就けない。あなたは教育を受けられなかった。あなたは字も読めないし計算もできない。あなたはいつも殴られ、いじめに遭って逃れられない。警察もあなたの敵で助けて...
ブラックアジア書籍

◆インド売春地帯を徘徊する暴力団を、身を縮めてやり過ごす

インド・コルカタの売春地帯ムンシガンジ・スラムの一室で窓の外を眺めていると、ギャングの一団が見えた。女性を威圧するような目つきで歩く男たちの姿は、遠くから見ていてもどこか背中が冷たくなるような緊張を覚える。「ほら、ギャングがいる」一緒にいた...
東南アジア

◆大流行しているベッドバグ(トコジラミ)。ホテルに入ったら、まずはここを見よ

インバウンドが再開しているが、これによって再び日本でもベッドバグ(トコジラミ)が問題になりつつある。ベッドバグはかつて「南京虫」と呼ばれたものなのだが、今や全世界のホテルで問題になっているのだ。日本でも止めることができない時がやってくるだろ...
ブラックアジア書籍

◆アドレナリン・セックス。ラクミが暴力で教えてくれたもの

インドの売春地帯に放り込まれた女性は、文字が読めないどころか、まったく教育を受けたこともないことが珍しくない。そんな中で、激しい自己主張を繰り広げ、生きるために信じられないほど荒々しく、粗野になった女性も多い。売春地帯では年中、どこかから女...
ブラックアジア書籍

◆ミミンの匂い。「結婚して、私とあなたの子供を作りましょう」と彼女は言った

人は誰でも自分の人生で、どうしても忘れられない人と出会うことがある。自分の心をときめかせてくれる人がいる。優しくて、一緒にいると安心できて、触れ合うことに喜びを感じることができる人。出会った瞬間に、本当に何の違和感もなく受け入れられて、自分...
ブラックアジア書籍

◆インドの売春地帯で、男が試されるのは「水を飲むとき」だ

売春宿で水を飲むというのはよくあることだ。少なくとも女性は親切で水を差し出してくれる。それは拒絶できない。インドでは相手の差し出す水を飲むことによって、相手のカーストや人を受け入れたという意味がある。もし女性を受け入れたと示したいなら、コッ...
ブラックアジア書籍

◆ガート・コパール。部屋にベッドすらもないスラム売春地帯

インドの売春地帯は本当に荒んでいて、どこを訪ねても晴々とした気持ちになることなどまったくない。それはニューデリーだろうが、コルカタだろうが、ムンバイだろうが、同じだ。荒廃の状況はそれぞれ違うのだが、どうであっても荒廃しているのは間違いない。...
ブラックアジア書籍

◆「よくなかったら、おカネはいらないわ」と言ったリンダ

売春する女性が男を誘う言葉は「彼女は淫乱だ」と世間を錯覚させるに充分なほど直接的かつ刺激的だ。「ボンボン・グッド。ニャムニャム・グッド」「チキチキ・グッド。サービス・グッド」タイ・カンボジア・ベトナムではセックスのことを「ボンボン」と言うと...
ブラックアジア書籍

◆白人が好きだと言って、やがてドイツ人と結婚したディラン

断片的にしか思い出せない女性がいる。覚えていることのひとつひとつは鮮明なのだが、虫食いのように途中の記憶が消えていて、全体像がつかめない。しかし、忘れがたい。ディランという男性名を持つパッポンで知り合った「女性」は、まさにそんな想い出のひと...
ブラックアジア書籍

アンナは、なぜ「コンドームを使わないで」と言ったのか?

シーリング・ファンをじっと見つめる癖のある、静かな女性と知り合った。彼女の名前はアンナと言った。サバン・ビーチで出会った女性だった。サバン・ビーチには五つほどゴーゴーバーがある。回遊するサメのように毎日バーを巡り歩いていると、そのうちにどこ...
インド

ジーンズの女性には硫酸テロをすると宣言するインド民族主義者

インド圏では女性に硫酸をかけるという事件が多発する場所であることはもうよく知られるようになってきているが、信じがたいニュースを"The times of India"紙が伝えている。それは、「ジーンズをはいた女性には硫酸を浴びせるテロを行う...
ブラックアジア書籍

ミンドロ島プエルトガレラには、「裏の顔」が存在している

ある年の五月二十三日、乗客七十名を乗せたフェリーが転覆して十二人の乗客が死亡したが、その中には五十七歳の日本人も含まれていた。彼らはバタンガスを出発して、ミンドロ島のプエルトガレラに向かっていた。フィリピンのミンドロ島は小さくて美しい島だ。...
ブラックアジア書籍

◆まぶたに描いた目。卑猥な踊り。奇妙で予測不能のインド女性

インドをさまようようになると、さまざまな人間に会い、さまざまな光景に遭遇する。ストリート・ピンプ。道に立つ原色の売春女性。彼女たちの子供。彼女たちの客。屋台で働く男。身体の一部が変形した奇形者。麻薬中毒患者。そして性的な倒錯者ヒジュラ……。...
ブラックアジア書籍

ファミリーを持ちたいと願って叶わなかったサバン・ビーチのサリー

サバン・ビーチはとても美しいところで、小高い山に登って遠景を見ると紺碧《こんぺき》の海が広がっていて思わず息を飲む。私はこの光景が好きで、プエルトガレラにいるときは、たまに山に登ってはひとりで海を見つめていた。心地良い風の中で、ミネラルウォ...
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◆彼らに付きまとわれたら最後、地獄の底まで追いかけられる

食うに食えない、命がけの男たちの切羽詰まった血走った目。必死の表情。そして逃げても逃げても追いかけてくるゾンビのような執念深さ。それはストリート・ピンプの姿だ。ストーカーに追い詰められている女性が世の中にはいる。彼女は、監視され、どこまでも...
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レイテ島から来たマイカの寝顔を見つめながら思ったこと

売春地帯『サバン・ビーチ』では何人もの女性と知り合った。すべてゴーゴーバーの女たちだが、彼女たちはフィリピンのありとあらゆる場所からやってきていて、中には「レイテ島から来た」という女性もいた。レイテ島と言えば日本では太平洋戦争で日本軍とアメ...
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◆未成熟な性器が壊されないよう、神に祈るしかないアンジェラ

インド・コルカタの売春窟ソナガシはコルカタ最大の売春地帯であり、エイズや性病の蔓延する汚染地帯でもある。アンジェラという女性が、このソナガシの中ほどの建物の三階に、息を殺すようにひっそりと生きていた。彼女のいたこの売春窟は、異様な雰囲気が漂...
ブラックアジア書籍

ウィナ。大人の顔に子供の身体がついているように見えた

もし彼女と同じ境遇だったとき、耐えられるだろうか、と考えることがよくある。ウィナのときもそうだった。来る日も来る日も、夜になると、熱帯のどんよりと湿った空気の中で立ち続け、道ゆく男たちの好奇の目にさらされ続けなければならない。体調が悪くても...
ブラックアジア書籍

◆なぜハビーは性行為の進行はこうだと頑なに思い込んだか?

性行為の「一連の動き」を厳格に決めている女性がいたとしたら、あなたはどう思うだろうか。最初は、騎乗位、次は正常位、動きのスピードはこれくらい、と決められていて、それから外れると殴られる。まるで流れ作業のように進行させられ、それから外れること...
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エドサの出来事。事件を引き起こしそうな男は、確かにいる

フィリピンでは、一年間に必ず五人から六人ほどの日本人が殺される。殺される日本人というのはだいたい傾向がある。真っ先に上げられる特徴は「日本人の中年男性が被害者」であることだろう。そして、この被害者というのが普通の日本人ではないことが多い。だ...
ブラックアジア書籍

ダイアナ。「わたし、とてもいやらしいのよ」と言う女性

久しぶりにアンヘレスの退廃に満ちたバー『トレジャー・アイランド』に行った。中に入ると何人かの顔見知りがいたが、誰にも声をかけず、奥に入ったところの空いている席に適当に座った。相変わらずこのバーの中は大混雑している。その中にまぎれていると、妙...
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◆フォークランド通り。現地の男も恐れる荒くれの女たちの巣

世の中には行ってもいい売春地帯と行ってはいけない売春地帯がある。インド圏の売春地帯は行ってはいけない売春地帯の筆頭である。インドは、どこも地獄だ。女性の50%はエイズ。場所によっては80%がエイズ。淋病、梅毒、尖圭コンジローマ、パピローマ・...