売春地帯をさまよい歩いた日々:フィリピン編

売春地帯をさまよい歩いた日々:フィリピン編


◆フィリピン女性。当時の日本人は彼女たちをどう見ていたか?
フィリピン編あなたは覚えているだろうか。1980年代から2000年代半ばまで、日本の夜の世界にはフィリピン女性で溢れていたことを……。日本に就業目的でやってくる外国人の60%はフィリピン人だった。外国人「女性」に限れば、なんと日本で働く外国人女性の80%は、フ...
◆フィリピンへの道。2005年3月15日、絆が断ち切られていた
フィリピン編1990年代から2004年まで、日本の夜にはフィリピン女性が席巻していたが、やがて2005年を境に急激に消えて行くことになった。それは、なぜだったのか。2004年6月、あるいは2005年3月15日、日本とフィリピンの「真夜中の絆」を断ち切る出来事が立て続け...
◆LAカフェ。男は、売春地帯にいる女性の80%が見えない
フィリピン編どこでもそうだが、フィリピンの夜の世界でも、そこに潜り込めば、本当にたくさんの女性たちが棲息している。激しいダンス・ミュージックが鳴り響き、嬌声や、怒声が渦巻き、たくさんの男と、たくさんの女性が、お互いに視線を飛び交わしている。しかし...
◆「久しぶり」と声をかけてくれた女性を覚えていなかった
タイ編真夜中だったが、派手な格好をした夜の女と、酔った男たちが大騒ぎしていた。相変わらず、バンコクはにぎやかだった。ソイ・カウボーイを出て、スクンビット通りをふらふらと歩いていく。高架鉄道BTSのアソック駅ができてからだと思うが、この当たりにも女...
◆フィリピンの貧しさ。誰も見ないこの国の貧困の現状と光景
フィリピン編今は昔よりも少しは改善されたのかもしれないが、それでもフィリピンは貧困が目立つ国だ。貧困者の正体は、例に漏れず、周辺の農村から流れ込んできた多くの農業従事者、漁業従事者たちである。絶対貧困者が圧倒的に多い。国民の半分弱は農業や漁業に従...
◆フィリピンのキアポに巣くう女。裏のある女の仕掛けたワナ
フィリピン編夕方の喧噪が続いたまま、夜のとばりを迎えようとしているこの日、フィリピン首都マニラのキアポ地区の喧噪の中をゆっくりと歩いていた。キアポ教会周辺には、おびただしい数の露店、道わきに座り込んで古びた雑貨を売る物売りがいる。 そこを外れると、...
◆アンヘレス。米軍基地が発祥の退廃したフィリピン売春地帯
フィリピン編フィリピンの売春地帯は、とても退廃した世界だ。しかし、そんな売春地帯に、チェリーと呼ばれるとても若い女性たちも普通に働いている。チェリーというのはフィリピンの売春地帯では「処女」を指す。信じられないことかもしれないが、これほど退廃した...
◆売春地帯アンヘレスをドラッグ禍に落とすのは誰なのか?
タイではヤーバーと呼ばれる錠剤型の覚醒剤がパッポンやパタヤといった歓楽街に蔓延しているのだが、フィリピンの歓楽街ではどうなのだろうか。私はフィリピンの歓楽街アンヘレスに何度も行っているのだが、フィリピンでは一度もドラッグを勧められたこともないし、...
◆アンヘレスの幽霊が出るホテル。部屋の片隅で震える裸の女
フィリピン編自分の泊まったホテルの、自分取った部屋の、自分の寝ているベッドで、実は過去に誰かが死んでいたとしたら……。人はホテルに泊まる時、誰もそんなことを考えて寝る人はいない。しかし、ホテルは不特定多数が泊まる空間であり、まさにそのベッドで誰かが...
◆黒い肌のルビー(1)一目惚れ、意気投合、一気呵成に結婚話
フィリピン編まずいことになったとルビーを見てつくづく思った。一番まずいのは、彼女に一目惚れしてしまって、怒濤のようなスピードで結婚の話まで進んでしまったことだった。一目惚れ、意気投合、相思相愛、一気呵成の結婚話。おおよそ、あってはならない展開が目...
◆黒い肌のルビー(2)誰かを好きになってはいけない場所
フィリピン編朝になってルビーが帰って行ったあと、ホテルのオープン・ラウンジで適当な食事を採った。そのときにプール・サイドで一組のカップルが抱擁しあったまま、じっと動かないでいるのを目にした。男はがっしりとした白人、女は華奢なフィリピーナだった。ふ...
◆夜の歓楽街で、真っ先に破滅していく人たちとは誰なのか?
夜の歓楽街は実に刺激の溢れた場所だ。特にアジアの歓楽街はその刺激がとても強い。トロピカルな国の開放的な雰囲気。真夏の国の露出の高い服装。溢れるように提供されるアルコール。心地良い音楽。情に厚い女性たち。すべて揃っている。パタヤやプーケットやコ・サ...
◆何かを隠し続ける女。疲れた彼女が見せてくれたものは……
タイ編パタヤは比較的安全な「欲望の街」だ。しかし、夜のビーチ通りにいる女は危険だから近寄らない方がいいとよく言われている。言われるまでもなく、よく事件の現場になっている。歳を取った女、美しくない女が多いというのもある。睡眠薬強盗を働く娼婦も、病気...
◆ダイアナ。「わたし、とてもいやらしいのよ」と言う女性
フィリピン編真夜中のシングルバーにふらりと入り、一見すると普通の容姿、普通の平凡な顔をした女性が隣にいて話しかけてみる。よくあるシチュエーションだ。しかし、その平凡に見える女性が「わたし、とてもいやらしいのよ」と突然言い出したら誰でも驚くはずだ。...
◆エドサの出来事。事件を引き起こしそうな男は、確かにいる
フィリピン編フィリピンでは、1年間に必ず5人〜6人ほど日本人が殺される。殺される日本人というのはだいたい傾向がある。真っ先に上げられる特徴は「日本人の中年男性が被害者」であることだろう。そして、この被害者というのが普通の日本人ではないことが多い。...
◆もし、あなたが追われて高飛びするなら、どこの国ですか?
フィリピン編犯罪者が高飛びをすると言えば、アメリカ人ならメキシコ、イギリス人ならバンコク、台湾人ならカンボジア、日本人ならフィリピンとはよく言われていることだ。特に、日本人の犯罪者は本当にフィリピンを愛しているようだ。多額の借金を背負った生活破綻...
◆売春地帯に来る男はみんな奥さんがいないの、と皮肉った女性
フィリピン編フィリピンの女性の特質は何か。それは、とても「ファミリー」を大切にするということだ。「ファミリー」に対しての熱い思いは、もちろん世界中どこでも同じだ。しかし、フィリピン女性はとりわけ「ファミリー」の持つ意味を非常に重視しているように見...
◆旧友に似た女性に誘われ、なぜ強いうずきを感じたのか?
フィリピン編堕落と退廃の極み、フィリピン・アンヘレスのフィールズ通りをぶらぶらと歩いているときだった。横からひとりのドア・ガールが声をかけてきた。"Where are you going? Come in!"(どこに行くの? 中に入りなさいよ)人なつっこい目だった。優...
◆真夜中の女性の重い静かな吐息は、とても怨念に満ちている
真夜中の歓楽街は、耳をつんざくような音楽と、けたたましい嬌声と、酔った男たちの怒声が溢れる場所だ。とても賑やかで、華々しい。しかし、夜は街全体が活動しているわけではない。騒乱状態になっているのは、歓楽街だけである。真夜中は、多くの人たちにとって単...
◆真夜中の空港で、入国できないのではないかと不安に思う時
どこかの国の空港に着くと、不安を感じることはないだろうか。入国審査で並んでいるとき、ふと「この国に入れてもらえなくて追い出されるのではないだろうか?」と思うことはないだろうか?特に悪いことをしているわけでもなく、まずい物を持っているわけでもない。...
◆理不尽に金を失う夜の街で、スリや強盗よりも危険なのは?
タイ編バンコクのソイ・カウボーイに、バカラ( Baccara )という店がある。あまり好きではないが、たまに趣向を変えようと数年ぶりに行ってみた。昔と変わらず、見上げると天井がガラス張りになっており、そこにスカートをはいたダンサーが踊っている。相変わらず日...
◆ミンドロ島プエルトガレラには、「裏の顔」が存在している
フィリピン編2009年5月23日、乗客70名を乗せたフェリーが転覆して12人の乗客が死亡したが、その中には57歳の日本人も含まれていた。彼らはバタンガスを出発して、ミンドロ島のプエルトガレラに向かっていた。フィリピンのミンドロ島は小さくて美しい島だ。マニラか...
◆アンナは、なぜ「コンドームを使わないで」と言ったのか?
フィリピン編売春する女性にとってコンドームを使うことはビジネスの基本中の基本だ。たとえ、ピルを飲んで避妊を薬でコントロールしていたとしても、それでも多くの売春女性はコンドームを使う。なぜなら、それによって性病を防ぐことができるし、ピルを飲んでいた...
◆海外に高飛びした犯罪者と、売春地帯をさまよう男の共通点
東南アジアは各国の犯罪者がさまよい歩く。詐欺で逃げ回っている男も、強盗で逃げ回っている男も、殺人で逃げ回っている男も、みんな東南アジアにいる。2008年にロシアのマフィアが逮捕されたのはパタヤのサービス・アパートだった。イギリスのロリコン犯罪者が捕ま...
◆カネがすべてだと言わんばかりの態度を剥き出しにした女性
フィリピン編フィリピンのマニラの売春バーに、ひとりの女性がいた。ひっきりなしにタバコを吸い、いつもイライラしていて、落ち着きのない女性だった。彼女は若い女性を何人も束ねていて、彼女たちを男に斡旋してはリベートを取るビジネスをしている。こういったビ...
◆美しい長髪のマリーが、鏡の自分を見つめて自己陶酔していた
フィリピン編長く、サラサラで、鏡のような光沢を持った、本当に美しい黒髪を持った女性がいる。あの、シャンプーのコマーシャルに出てくる女性が見せる髪を本当に持っている女性がいる。フィリピン・アンヘレスにいたマリーという女性は、そんな女性だった。そんな...
◆シミ、シワ、年齢。女性の欠点を消し去る、売春地帯の方法
フィリピン編人間の目は正確ではない。正確だと思っているのは本人だけで、実は人間の目はいろいろなものを見ながら、足りない部分を「補間」してしまうのである。だから、売春地帯ではそんな人間の目の錯覚を利用して、いろいろな方法で女性を10歳や20歳、場合によ...
◆ジーナ(1)中東に出稼ぎに行き、虐待されていたメイド
フィリピン編日本でメイドの恰好をするのが流行っていた頃、私はフィリピンで本物のメイド出身の女性と知り合っていた。中東でメイドをやっていた女性だ。メイドというのは、他人の家に住み込み、料理を作ったり後片付けをしたり、部屋を片付けたりする仕事である。...
◆ジーナ(2)頼りなげな女性でも出稼ぎに行かざるを得ない
フィリピン編(前編はこちら)もっと話を聞きたいという気持ちはあったが、もうこの件に触れるのはやめた。中東での経験は彼女に深い心の傷を与えていることがその表情で分かったし、すでに彼女は身体を硬くしていた。その態度で察するものがあった。(性的ないやが...
◆欠点を持った女性の、男の怒りを削いで同情される戦略を見た
フィリピン編人間は誰でも欠点を持っている。そして、欠点を抱えながら生きていく。しかし、どうしても隠せない欠点もある。たとえば、肌が湿疹だらけ、にきびだらけの女性がいる。体質的に、そうなってしまう女性は一定数いて、本人がいくら努力しても治せないこと...
◆もう十字架にはうんざりだと堕落の地アンヘレスに逃げた日
フィリピン編この不快感は、いったい何だろう……。タイからフィリピンに入って、エルミタ地区のホテルでぼろぼろに疲れた身体を休めていた。そのとき、フィリピンに入ってから、なぜか不快感を感じ、ずっと気が晴れないと思った。最初はどうもその不快感の正体がよく...
◆アンヘレス再訪。現地のバスを使ってアンヘレスに行く
かつて、フィリピンのアンヘレスにはしばしば訪れていたが、身体を壊してから海外にほとんど行かなくなってしまった。行くとしても1年に1度か2度、ほんの1週間ほど海外にいるくらいで、かつてのように現地に着いたら、一日中歩きまわるようなこともなくなった。...
◆貧困を這い回っても自殺しないフィリピン女性の生き方
マリエルが私のホテルに居ついて帰らない。よほど、ホテルのエアコンとベッドが気に入ったようだ。(アンヘレス再訪(3)アメリカ兵が捨てた娘が売春地帯に)マリエルはほぼ一日中全裸で、スマートフォンで誰かとメッセージのやりとりをして、のんびりと過ごす。た...
◆2015年アンヘレス。変わった街の光景を見てのんびり過ごす
久しぶりのフィリピンだったが、やはり1週間と言えども海外の空気を吸っていると、かつて旅から旅へとさまよっていた時代を思い出して懐かしい気持ちになる。フィリピン・アンヘレスはずいぶん開発されて、ゴーゴー・バーも一見さんを効率よく回して集客する「バー...
◆「竹の塚」のリトル・マニラ。フィリピン女性は今もいる
東京都足立区の東武伊勢崎線に「竹の塚」という駅がある。公団住宅や都営住宅が建ち並ぶこの界隈は、2005年ほどまでは「リトル・マニラ」と呼ばれていた場所だった。フィリピン女性は1980年代から年間8万人以上もの規模で日本のアンダーグラウンドに入り込んでいて...
◆フィリピンの甚大な台風被害で生まれる2つの地獄とは?
2013年のフィリピンの台風被害は思った以上にひどく、略奪も発生していたり、救援物資の不足から殺人事件が起きる可能性があることが指摘されている。数千人の遺体は、がれきと共に放置されていたり、いろんなものが腐ったり泥まみれになったりしているので、衛生的...
◆夢を見ないジャニス(1)他人を拒絶するような態度と性格
フィリピン編フィリピン女性は誰もがラテン系で、明るく楽しく陽気だというイメージがある。しかし、もちろんそうでない女性もいる。ジャニスは、まさにそうだった。真夜中の世界で生きているのに、男に見つめられているのを分かっていて無視したり、自分が相手を見...
◆夢を見ないジャニス(2)凍えるほど寒い部屋、教育、貧困
フィリピン編アルコール。ドラッグ。セックス。ありとあらゆる享楽にまみれた堕落の地に堕ちると、人は誰でも堕落に染まっていくものだろうか。どうも、そうではないようだ。単純に、そう言い切れない。朱に交わって赤くなる人もいるが、頑なに自分のポリシーを持っ...
◆夢を見ないジャニス(3)「ひとりぼっちで、とても悲しい」
フィリピン編ジャニスは将来コンピュータを扱う仕事をしたいと言った。キーボードを打ったり、メールを書いたりすることはできるのだという。彼女は私にメールを送りたいというので、私たちはメールアドレスを交換した。「私は日本で働くことができるかしら?」「た...

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