性奴隷・人身売買された女性たち

性奴隷・人身売買された女性たち
人間は、本質的には自分の言うことを何でも聞く「奴隷」を求めていて、人権意識がない過去は未開の地から連れてきた人間を「奴隷」として酷使していた。男尊女卑も基本的には女性を奴隷化させる無意識が裏側にあるし、身分制度も身分の低い人間を奴隷として扱うために作り出されたものである。宗教も、しばしば「異教徒は人間ではない」と断言したりするのだが、人間でなければ人間扱いしなくてもいいと言う理屈にもなり、それが奴隷の正当化にもつながった。さすがに現代はこうした理屈は通じなくなったのだが、そこで生み出されたの...
あなたはも2015年4月25日に起きた地震のことなど、もう関心がないはずだ。この地震はネパール経済を直撃しており、現地の復興も遅れているばかりか、被災者の救済も遅々として進んでいない。これはネパールに限った話ではないが、途上国・新興国では、大規模な自然災害が起きると貧困者が一番ワリを食う。彼らはもともと国から福祉も援助もなく、社会から見捨てられている。災害に襲われて家屋を失うと、文字通り路頭に迷うことになる。大規模な災害ともなると、その直後は支援されるかもしれない。世界中のマスコミが連日それを報じ...
親露派と親欧米派の激しい衝突、ロシアの介入、債務危機、失業と貧困に揺れ、今や国家分裂寸前の危機に陥っているのがウクライナだ。ウクライナは、もう無政府状態になっている。(突如として殺されていく女性。ウクライナの内戦の真実)すでに国民はこの国に見切りを付けており、若い女性たちは外の世界に救いを見出そうとしている。そのため、国際的なインターネットの結婚紹介斡旋サイトにもウクライナ女性が殺到している。さらに出稼ぎの仕事を求めて、怪しいツテを辿っていくうちに人身売買に遭って諸外国で売春ビジネスに堕とさ...
イラク・シリアの広大な土地を暴力で覆い尽くしているISISは、その指導者の半分を失いながらも、組織は壊滅することなく動いている。アメリカの度重なる空爆、トルコやヨルダンの参戦、イランにも軍事支援されるイラク軍、アサド軍、グルド人兵士などが四方からISISを追い詰めていくのだが、そのどれもが決定打に欠けてISISを壊滅させることができない。ISISの暴力主義に惹かれて、世界中の多くの国のムスリム(イスラム教徒)が次々とISISの組織に加わっていく。ISISにはイスラムの大義はない。そこにあるのは殺戮と暴力とレイプであ...
イスラム国(IS)の激しい暴力で、もはや無法地帯と化しているシリアからイラクだが、このシリアの混乱を逃れた女性たちは難民としてレバノンやヨルダンに入っている。シリア難民はすでに2014年8月の時点で300万人を超えている。レバノンには114万人、そしてヨルダンには60万人の難民がなだれ込んでいる。しかし、これらの国に入っても、それで問題は解決するわけではない。ヨルダンもレバノンも、もう難民収容のキャパシティを超えてしまっている。あまりの費用増加のために、難民救済どころか、難民を追い出せという声すらも自国民...
ミャンマーの少数民族ロヒンギャ族は、現在、東南アジアで最も迫害されている民族として知られている。彼らはビルマで殺戮されており、迫害から逃れて多くが国境を越えてミャンマーを去っている。そのルートは海洋ルートと陸上ルートがある。以前はジャングルを越えてミャンマーからタイに入るルートが強かったが、最近はそのルートが軒並み捕捉されて遮断され、海上ルートが増えてきた。しかし、この海上ルートも、タイ・マレーシア・インドネシアのすべての国が上陸を拒絶して追い返しているため、海上で数百人ものロヒンギャ族が内...
2009年に、ユニセフが調査した結果によると、国境を越える人身売買の犠牲者は毎年60万人から80万人ほどいると言われている。そのうちの半分が子供たちだ。子供たちは自分で親から離れたり、国境を越えたりしない。そこには必ず誰かが介在しているのだが、それが人身売買業者である。人身売買と言えば、強面(こわもて)の男が道を歩いている子供をさらってしまうような場面を思い出すかもしれない。ナイジェリアでは、2014年4月に270名近くの女子学生が誘拐されている。そういった事件はアフリカでしばしば起きるので、人々の考える人...
閲覧注意超過激暴力集団「イスラム国(ISIS)」は、その残虐性をシリア・イラク一帯に広げている。複雑な政治対立が渦巻いているのでアラブ諸国はほとんど動けず、アメリカも空爆をしているだけで本格的な壊滅に動いていない。さらに、今の国連はまったく仕事をしない無能組織と化しているので、イスラム国の激しい人権侵害も座視しているばかりである。こんな無能管理組織は珍しいというほど、本当に何もしない。そうやって国際社会がまったくシリア・イラクの暴力を無視している間に、イスラム国は世界中から多くの義勇戦闘員を受け...
「人権を守れ」という言葉がある。「守れ」と叫んでいるということは、守られていないということだ。日本人の多くには、すでに人間は誰でも対等な存在であるという意識があるが、日本人がそうだからと言って、全世界がそうだとは決まっていない。先進国には人権意識が定着しているが、先進国とは「先進国首脳会議」がG7と言われているのを見ても分かる通り、ほんの7、8カ国ほどしかない。しかし、全世界で見ると「国」は国連加盟国で見ても193カ国もある。その大半が貧困国なのだが、貧困国の特徴は人権が守られていないということ...
性奴隷を目的に、女性を拉致・監禁するという事件は世界中で起きているのだが、日本でももちろんそういった事例はたくさんある。クズのような男は、日本でもたくさんいるのだ。2000年1月28日に新潟県で保護された女性は、佐藤宣行という男に9年も監禁されて性奴隷にされていた。2002年4月16日には青森県の自宅で20歳の女性を2週間監禁して、首輪を付けて自分を「ご主人様」と呼ぶように強要していた小林泰剛という25歳の男が逮捕されている。2004年にも、同じような事件が兵庫県で起きていて、こちらは18歳の女性が3ヶ月も監禁さ...
ナイジェリアが、混乱した国であることはブラックアジアでは以前からしばしば取り上げてきた。この国では奇妙なブラックマジックが横行して女性の乳房を切り取った死体が発見されたり、赤ん坊の産み捨てや赤ちゃん工場が摘発されたりしている。エイズまみれの売春女性が街で売春ビジネスをしていたり、セックスの仕事も仕事のうちだとつぶやく少女がいたり、はるかイタリアにまで売られて路上で売春している。テロも横行している。ナイジェリアのテロ組織である「ボコ・ハラム」はしばしば凶悪な事件を引き起こしている。ナイジェリア...
中東各国で、相変わらず雇い主が家政婦(メイド)の女性をレイプする事件が多発している。最近では24歳のエチオピア女性がレバノンで雇い主の主人にレイプされて自殺未遂を引き起こしたことを現地のNGO団体が報告している。メイドたちはパスポートを取り上げられて、ほぼ24時間雇い主の家に拘束される。そうやって孤立状態に追い込んだあと、虐待やレイプされている。しかし、それでも貧困国からメイドとしてやってくる女性は後を絶たない。レバノンには、多くの家政婦がやって来るが、その国籍は様々だ。アフリカからは、ナイジェ...
今やロシア系の売春女性は、どこにでもいる存在だ。東南アジアの各国には、電話による売春(コール・ガール)にもロシア系の女性が普通に存在している。シンガポールでは、オーチャード・タワーのディスコに、ロシア系の女性がいる。もちろん、タイでもロシア系の女性の存在が知られている。かつてはロシア女性がスクンビットを歩いていたこともあった。現在でも、ソイ・ナナの「ラジャ・ホテル」でロシア系の女性が売春ビジネスをしているので有名だ。別に隠れているわけではない。10年以上に渡って、堂々と売春ビジネスを続けている...
スーダンの山岳地帯にはヌバ族という民族が暮らしているが、このヌバ族が大虐殺されていることは以前にも取り上げたことがある。誰もヌバ族には関心がない。だから、それをいいことにスーダンのオマル・バシール大統領はヌバ族を徹底的な大虐殺を行っている。また、ジャンジャウィードと呼ばれるアラブ系の民兵がこのオマル・バシールと組んで、ヌバ族の大虐殺、略奪、放火、レイプ、人身売買を行っている。それを糾弾したのは、メンデ・ナーゼルという女性だ。彼女はヌバ族だったが、少女の頃にジャンジャウィードに村を襲撃されてア...
フィリピンは出稼ぎ国であり、国外とのつながりが深い。そうなった理由のひとつに、フィリピン人が流暢に英語を話すという背景がある。英語が話せ、国外とつながりが深い。それは、表側から見ると国際的に活躍できる条件が整っているということだ。場合によっては次世代のフィリピンは誰もが想像できないような飛躍を見せる可能性すらある。しかし、物事には表があれば裏も存在する。現在のこの国は、まさに人身売買の標的になっており、フィリピン国内の人身売買業者のみならず、世界中の人身売買業者が注目する国である。貧困、国際...
1990年代に入ってからキューバの経済状況は最悪の状態になり、このときからキューバ女性の多くが売春に追いやられていったことは以前に書いた。(キューバ。どん底の共産国家で、女性が売春ビジネスに殺到)欧米人のハイエナ(99%は白人)たちは、無法・貧困・売春が揃った地をこよなく愛している。彼らは毎年のように「失敗国家」のリストを眺めて、獲物がどこにいるのかを捜し出し、そして実際に現地に飛ぶ。彼らはビーチも愛しているので、無法・貧困・売春の三拍子が揃ったビーチがあれば、もう涙を流して喜ぶ。アフリカで言えば...
世界中に数限りなく売春地帯があるが、その売春地帯では特定の国家の女性が売春ビジネスをしている現象が多く見られる。ヨーロッパ系 モルドバ女性アジア系 韓国・中国女性アフリカ系 ナイジェリア女性これらの国は、要するに自国の女性を売り飛ばしているということであり、「人間を売る」ノウハウがアンダーグラウンドには存在するということだ。イギリスのBBCニュースは2013年5月10日に、再び「赤ちゃん工場」のことを記事にしている。この「赤ちゃん工場」というのは、女性を監禁して子供を産ませ、その子供を売り飛ばすことで...
東欧の貧国モルドバの女性が人身売買されるとき、たとえばイスラエルに彼女を送り込もうとするときは、飛行機に乗せて一直線にイスラエルに連れて行くわけではない。モルドバの若い女性が飛行機に乗ってイスラエルに入ると、それだけで売春絡みだと察知されるので、わざと北アフリカ経由で砂漠を経由させてエジプト側から入国させる。実は、それには他にも「ある理由」が隠されている。インド売春地帯には多くのネパール女性が売られてムンバイやコルカタの貧民街のスラム売春地帯に堕とされていくが、やはり一直線にそこに連れて行く...
イスラエルにも外国からやってきた売春女性は多い。そのほとんどは旧ソ連の女性たちで、待遇は監禁・性奴隷に等しいものであると言われている。現在、イスラエル国内でも人身売買への取り組みが活発化するようになった。彼女たちの境遇がイスラエル国内でドキュメンタリー映画として報道されたり、テルアビブの売春宿に監禁された女性が火事で逃げられなくて死亡した事件がきっかけになった。しかし、売春が根絶されたという話は聞かない。むしろ、連れてこられる女性が旧ソ連の女性たちだけでなく、アフリカ女性にまで広がっている。...
かつて日本では、貧困故に親が娘を売り飛ばすという闇の歴史があった。日本が豊かになった今、この悪習は消えた。しかし、親が「娘を売り飛ばす」というのは、東南アジアや南アジアでは未だに続いている悪習だ。1980年代まではタイでも当たり前のように起きていたし、1990年代でもカンボジアで起きていた。そして、2000年に入ってもインドネシアで起きているし、現代の「ベトナム人花嫁」もまた、現代版の「娘を売り飛ばす」形態のひとつであると言うことができる。過去に、こういった話をたくさん見聞きしたし、実際にそうやって売り...
『フレッシュ』というドキュメンタリー映画がある。NPOが製作したものだ。アメリカの小資本で製作されたドキュメンタリー映画だから商業サイドには乗っていない。恐らく日本には恐らく入ってこないし、話題にもならないものだと思う。扱っているのはロスの人身売買(売春)だ。ロサンゼルスのダウンタウンはアメリカという大国の大都市にも関わらず、その底辺の貧困は驚くほど悲惨な様相になっている。フレッシュ・ザ・ムービー同じアメリカ人でも絶対に危険なダウンタウンには入らないという人も多い。麻薬・ギャング・売春が横行して...
最近、北朝鮮では20代の美女を国家が結婚仲介という形で人身売買をするようになった。つまり、北朝鮮の女性を国家から買うことが可能になった。ひとり370万円で北朝鮮でビジネスをすることが条件だ。これについてはダークネスの「北朝鮮が女性の売買を開始。20代美女370万円、追徴で8000万円」で書いた。まさに、「国が崩壊していけば、女性に人権などない」。足元を見れば、底辺ではもうとっくの前に北朝鮮の女性は「売買」されていて、中国の奥地へ奥地へと売り飛ばされている。そのほとんどは嫁不足にあえぐ貧村であり、女性は強制...
2011年9月。中国の河南省洛陽市で、ひとりの女性が警察に「性の奴隷にされていた」と駆け込んで奇妙な事件が発覚した。彼女以外にも3人の女性が未だ地下室に監禁されていて、他に2人が殺されて埋められたという。この通報に仰天した洛陽市警察はただちに特別捜査隊を設置して、通報の2日後、女性を監禁していた男の身柄を拘束し、「性の奴隷」3人を救出した。彼女たちは、地下室のさらに下の地下室に隠されて、長い者で2年以上も監禁・奴隷状態でいた。団地の地下に秘密の地下室彼女たちはナイトクラブで働くホステス、あるいは...
インド編インドでは警察が異様なまでに腐敗していて、警察を相手取った告訴が毎年約6万件もある。そのうちで逮捕される警察官は20人や30人でしかない。告訴の半数以上は「根拠がない」という理由で却下されている。どういうことか。警察官が行ったダリットに対する拷問や、暴力、不当な鞭打ち、レイプは、闇から闇へと葬られているということだ。警察官はブラーミンと結託しており、ダリットがブラーミンを訴えると、訴えたダリット自身が二次被害に遭う。ブラーミンに対する告訴を取り下げないと殺すと伝える傲慢な警察官も多いとい...
少し、恐ろしい話をしたい。数字が大きくて信じられない話だが、今起きていることだ。アメリカでは行方不明者が年間60万人以上もいる。これはあくまでも届け出のあった行方不明者をカウントしたものだが、それでも60万人とは恐ろしい数字だ。1997年は98万人を超えていた。届け出のない行方不明者を入れると100万人を超えた可能性があった。そして、2000年代はほとんど80万人をキープしており、2011年では若干数字が下がって67万人に減った。しかし、67万人である。これだけの人間が、忽然と姿を消して見つからない。NCIC(The National...

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