フィリピン

東南アジア

フィリピンの巨大財閥LTグループ。創業者ルーシオ・タンの「たばこ帝国」の今後

「Fortune Tobacco」はフィリピンの地場たばこ企業だ。長いあいだ、フィリピンのたばこ産業の中心で存在感を示してきた企業でもある。創業者ルーシオ・タンは1940年代初頭に中国福建省アモイからフィリピンへ移住した中国系移民である。た...
東南アジア

汚職まみれのフィリピンでふたたび「ピープルパワー革命」が起きても驚かない

汚職を温存するシステムが強力に動いているのだから、こんな国が力強く経済成長できるわけがない。国民は萎縮し、政治的な発言や活動を控えるようになっている。「貧困層を守れ」という訴えでさえ「国家に敵対する行為」として扱われるだから、もう完全に腐り...
東南アジア

フィリピンの留守児童。貧困拡大で日本でも「留守児童」が増えてもおかしくない

フィリピンの留守児童は、海外労働に依存する社会の中で必然的に生まれてきた存在である。親が国外で働き、仕送りによって家計を支えるという仕組みが広く定着した結果、数百万規模の子供が親の不在を抱えたまま成長する。これは貧困が広がる社会ではどこでも...
東南アジア

フィリピンを拠点にした詐欺。「年利最大24%の利息」なんかを信じた時点でカモ

フィリピンを拠点に不動産業などを展開していたとされる「S DIVISION HOLDINGS INC.」の関係者たち9人が、無登録で外国社債を販売し、約2,400人からおよそ170億円を集めていたとして逮捕されている。この詐欺師たちが用いた...
東南アジア

離婚が法的に認められていないフィリピン。離婚合法化が成立しない理由とは?

フィリピンは世界で唯一、離婚を法的に認めていない民主主義国家である。背景にはカトリック教会の強い影響力があり、政治が宗教に従属している現実がある。何度も離婚を合法化しようと動いているのだが、それはことごとく潰されている。フィリピンは今後も離...
東南アジア

国籍ロンダリング。フィリピン人に成りすまして市長にまで成り上がった中国人女

フィリピンの首都マニラにある地方裁判所は、バンバン市の元町長アリス・グオについて、「明らかに中国人であり、フィリピン市民としての資格はなかった」とする判断を下した。この女は「単なる不正な市長」ではなく、「国家を侵食するスパイまたは工作員」で...
東南アジア

マニラの排水溝から這い出してきた女性の写真がフィリピンの貧困を浮き彫りに

マニラ首都圏は、人口約1400万人が暮らす巨大都市なのだが、その活気ある都市風景の裏側には、数えきれないほどのホームレスや路上生活者が存在している。最近、フィリピンではひとりの女性が排水溝から這い出してくる際の写真が出まわって人々に自国の貧...
東南アジア

ストリートチルドレン20万人がうごめくフィリピンの惨状は解決できるのか?

低収入世帯は子供に十分な食事や教育を与えることができず、そのまま路上に放り出して「自分で何とかしろ」と育てる。だが、ストリートは危険な場所だ。子供たちはありとあらゆる被害に遭う。フィリピン政府は、ストリートチルドレンの増加を社会問題として認...
東南アジア

フィリピンがいつまでたっても貧困国から脱却できない3つの理由とは?

かつてフィリピンは同じ東南アジアでも経済的に有望視され、シンガポール以上に豊かになる潜在力があるとまで言われた。もはや、そんなことを信じる人もいないだろう。それほどフィリピンは停滞し続けている。それにしても、なぜフィリピンはいつまでたっても...
東南アジア

「大統領を暗殺するように指示した」フィリピンの政治的対立は激化するばかりだ

サラ・ドゥテルテと、ボンボン・マルコスは最初から相性が悪かった。2024年9月には「大統領とは友人でも何でもない。選挙のときに会っただけだ」と発言しているし、10月には「マルコス政権が自分への攻撃をやめなければ、マルコス氏の父の遺骨を西フィ...
東南アジア

トランプ政権の対外支援事業停止。フィリピンにとっては国家存続の危機となる?

2025年1月24日、米国務省は既存の対外支援事業をほぼすべて停止し、新規支援も一時停止するよう、政府関係者や世界各地の米大使館に指示している。アメリカの国益にかなっていないものは、容赦なく切り捨てられるだろう。フィリピンのような同盟国にと...
東南アジア

ジョリビー。フィリピンの国民食を提供する企業は東南アジアでも成功できるか?

フィリピンにおけるジョリビーの存在感は絶対的だ。「ジョリビーこそフィリピン人のソウルフード(国民食)だ」という人もいるくらいだ。それくらいジョリビーはフィリピン人の生活に定着している。最近このジョリビーが台湾やシンガポールにも進出していると...
東南アジア

◆犯罪発生件数は年間約20万件のフィリピン。最近は日本人を狙った強盗も多発

私はフィリピンが好きだが、治安はけっしていいわけではない。特に首都マニラでは、スリや強盗、詐欺などが頻発し、人影のまばらな場所ではピリピリとした緊張感を感じるほどだ。タクシーに乗っても警戒心は解けない。そもそも、タクシーの運転手も信用できる...
LGBT

◆タイに劣るとされていたフィリピンのレディーボーイたちもいよいよ覚醒か?

かつて、フィリピンのレディーボーイ(バクラ)は美的な評価において、タイのレディーボーイに比べて「劣る」といわれていた。それもしかたがなかったかもしれない。タイは、長年にわたってレディーボーイ文化の中心として確立されていた歴史がある。整形技術...
東南アジア

ドゥテルテ元大統領。暗殺部隊を指揮して1万2,000人を殺したダーティー・ヒーロー

ドゥテルテ氏は、ドラッグが社会に及ぼす悪影響を懸念し、その撲滅を目指した。彼の意図は国民の安全を守ることにあった。 悪人をかたっぱしから抹殺するのは問題だったが、逆にそれが一部の市民からは支持を得ていた点も事実である。「正義の殺人」は悪だっ...
東南アジア

フィリピンの貧困層のあいだでも糖尿病が増えているが、その改善は非常に難しい

私も長らく東南アジアの貧困地区に沈没していたせいか、ジャンクフードばかり食べ、飲むものも激甘なものばかりだ。東南アジアにいた人はわかると思うが、どこの国でも出てくる飲み物は異常なまでに甘い。私もそれに馴染んだ。フィリピンで糖尿病が増えるのも...
東南アジア

とまらない覚醒剤汚染。フィリピンで覚醒剤は何と呼ばれているか知っているか?

前ドゥテルテ政権下では、約6,000人以上が薬物関連の取り締まりで命を落とし、数十万人のドラッグ使用者が逮捕された。ところが、現在も覚醒剤はフィリピンの各地で依然として流通している。残念ながら、現政権も現状を根底から変えることはできそうにな...
東南アジア

ボンボン・マルコス政権になっても一向に解決が見えないフィリピンの貧困の光景

日々流れてくるフィリピンの貧困の報道に接していると「ボンボン・マルコスに変わったところで何が変わったわけでもない。歴代の政権と同じくフィリピンの貧困は放置されたままだ」と私も感じる。私自身はまだ同国の投資に対しては懐疑的であり続けている。(...
東南アジア

◆セックスワーカーが生んだ子供たちからDNAサンプルを採集して父親を特定する?

真夜中の歓楽街で国境を越えてセックスワーカーを追い求める男たちのことを「ハイエナ」と呼ぶ。日本では非正規雇用が増えて男性が低賃金となった上に、30年以上も国を成長させることができない愚鈍な政治家が国力を低下させ、円の価値も下げてしまったので...
東南アジア

レッドタグ。共産主義者排除のためのフィリピン政府による仕組みは維持されるか?

フィリピン政府は共産主義者を明確に「国家の敵」と定義し、国家の安全保障に対する脅威と見なしている。そこで、こうした危険な共産主義者を社会的に排除するための動きとして、システム化されたのが「レッドタグ」である。共産主義者をピンポイントで排除し...
東南アジア

◆フィリピンの子供たちの地獄。極貧家庭の子供たちは誰に性的虐待されるのか?

フィリピンではコロナ禍が収束するにつれて、ゴーゴーバーも全面的にオープンになって、マニラのエドサ・コンプレックスも、パンパンガ州のアンヘレスも、その他のいくつかのエリアもすべて解禁状態となっている。再び、歓楽街《シン・シティ》が戻ってきた。...
東南アジア

◆少女の人身売買や強制売春が止まらないフィリピンと、その解決が難しい理由

2022年12月8日、フィリピン政府はひとつの深刻な問題について国連と会談し、その後メディアに向けて何が起きているのかを説明した。「フィリピンの児童の売買と性的搾取の現状は世界で第一位を占めている。我々は国連に公的な手紙を渡したが、それはマ...
東南アジア

◆貧困増大と売春の荒廃。2023年にはフィリピン社会もまた悲惨になっていく理由

アメリカのドル高は全世界の貧困層を苦境に陥れている。フィリピンでも2022年10月の消費者物価指数(CPI)は7.7%に上昇し、ただでさえコロナ禍でダメージを受けていた貧困層がますます追い込まれて「このままでは死んでしまう!」と悲鳴を上げて...
東南アジア

◆フィリピンの貧困は今もなお深い。15歳の少女ジョージーの境遇とはどうだったか?

フィリピンは今も絶対貧困の中で人々が暮らしているのだが、そんな中でも日本と違って多くの子供たちが生まれている。貧困層が若くして子供を生み、そしてひとりの女性が5人も6人も子供を産むことも珍しくない。そして、フィリピンでは貧困層の中で「若すぎ...
東南アジア

トレジャーハンター。今もマル福金貨を巡って灼熱のジャングルを這い回る人がいる

カンボジアは長らく内戦に明け暮れて、1993年にやっと平和に向けて動き始めた国である。この1993年頃のカンボジアの光景はカメラマン市来豊氏の写真集で見ることができる。(amazon:カンボジア1993写真集)カンボジアは今もなお国土の多く...
東南アジア

◆貧困の中では「家族の絆」という美しい概念が、美しくない現実を生み出す

「家族の絆」はとても美しい概念だ。親は子供を愛し、子供は親を愛し、いつまでも理屈を越えた愛でお互いを支え合う。冷酷無情の犯罪者ですらも、自らの家族を愛する姿勢を持つ。日本もかつては家族の絆がとても重視された社会だった。しかし、それはもう過去...