地方公務員は副業できないことになっているのだが、三重県の四日市市で市上下水道局に勤務する30代の女性職員が、名古屋の風俗店で働いていることが発覚して懲戒処分されるという事件があった。2023年12月15日に懲戒処分があって、女性は同日付で依願退職している。
この女性は2021年9月から2023年10月まで名古屋市内の性風俗店2店舗に勤務して、この間に約600万円もの収入を得ていた。彼女は「昼職」として四日市市で勤務していて、土日祭日の休みになると名古屋に向かって風俗嬢になっていた。
「生活費の一部として収入を得るためだった」と彼女は話している。
四日市市と名古屋市は距離にして約30キロくらいだが、東京で言うと新宿から町田に向かうくらいの距離なので、1時間くらい電車に乗って名古屋で働いていたということになるのだろうか。
彼女からしたら三重で地味に働いている女性が、名古屋の風俗店で働いてもバレることはないと考えたのかもしれない。しかし、バレた。今年10月、彼女が「風俗店で勤務している」という匿名の手紙が市に寄せられて、事情を聞くと彼女は白状して「反省している」と述べた。
市は、彼女が副業をしてはいけないという「地方公務員法」と、風俗で働くという「倫理規定違反(信用失墜行為)」の2点によって停職6月の懲戒処分としたのだが、彼女はその日に辞めた。
風俗勤めをしていたというのがバレたら社内で噂になる。公務員というお堅い職場であり、風俗を軽蔑する同僚もいるだろうし、男性からも好奇の目で見られるだろうし、今後はずっと噂が付いて回るだろう。
バレた時点で彼女は辞めざるを得ない状況になっていたはずだ。ちなみに、彼女が風俗で働いていたことを「誰が」発見したのかは分かっていない。ただ、これについて私は思うことがある。