災厄

アフリカを揺るがす蝗害(こうがい)。放置すれば深刻度は500倍の規模になる

今、東アフリカを恐怖のどん底に突き落としているのは「サバクトビバッタ」という種類のバッタだ。日本で言うところの「トノサマバッタ」とよく似たバッタだ。群れをなして飛び、視界一面を覆い尽くすこのサバクトビバッタは、現地では「黒い悪魔」とも呼ばれている。(鈴木傾城)

突然の災厄。突然の地獄。突然の死。私たちの日常は薄氷の上に成り立っている

平成以降で最悪の放火事件が京都で起きている。アニメ制作会社「京都アニメーション」で起きた放火事件だ。関東在住の41歳の男が「死ね」と叫びながらガソリン40リットルをまいて建物に放火した。 火は一瞬にして燃え広がり、一階から三階までを焼き尽くした。 事件が起きたこの日、建物内には従業員が約70名いた。何の落ち度もない人たち33名が焼かれて死亡した。30名近くが病院に運ばれているのだが、重傷者も多いこ […]

グレタ・トゥーンベリが大人になる頃、世界は災害まみれで終わっているか?

フィリピンが大変なことになっている。深刻な「水不足」だ。雨が降らず、貯水量も21年ぶりの少なさとなり、100万世帯が3ヶ月の断水となっている。人々は仕事をすることもできず、水を求めて給水車に並んでいる。農作物にも多大な悪影響が出てきている。 インドネシアが大変なことになっている。「洪水」だ。東部パプア州で広範囲が水に覆われて救援活動もできず、すでに50人以上もの人が犠牲になった。まだ水が引かないの […]

◆日本人は、一生の間に一度は生きるか死ぬかの災害に巻き込まれる

地球はすでに自然災害が苛烈化する時代に入っている。火山の噴火、地震、津波、巨大化する台風、凄まじい豪雨、豪雪が次々と世界各国を襲いかかり、巨大な被害をもたらしている。 今のところ多くの被害を局地的に出しながらも、人類は何とか対処している。しかし、いずれ対処できなくなる場所も出てくる。 いろんな災厄が次々と襲いかかって、下手したら人間の社会システムが維持できなくなるのではないかと考える人が多くなって […]

◆やがて高度文明が崩壊し、石器時代に戻るのを繰り返すのか

2017年11月12日、イラクとイランの国境地域でマグニチュード7.3の地震が襲いかかっているのだが、これによって震源地の南側の地盤が最大でおよそ90センチ隆起した。一方で30センチ沈んでいた部分もあった。 アメリカの地質調査所は、これを断層が斜めにずれ動いたことの表れであると指摘した。 この地震の3日後、韓国でもマグニチュード5.4の地震が襲いかかり、さらに5日後の11月20日はニューカレドニア […]

◆津波で死んでいった人たちの、凄惨な地獄絵図に思うこと

閲覧注意 あれからもう11年前になるのか……。スマトラ沖大地震が起きたのは2004年12月26日のことだが、まるで昨日のことのように思い出すことができる。 マグニチュード9.1、死者約22万人。 地震直後はカンボジアにいたのだが、その後バンコクに戻ってからホテルの部屋でいつもはほとんど見ないテレビをずっと見つめてこの凄まじい災害の現場を見つめていた。 インドネシア、タイ、スリランカ……。私の馴染み […]

◆全世界で起きている自然災害の猛威の最後に待っているもの

先日、鬼怒川が決壊して茨城県常総市が大被害に遭ったばかりだが、中国では巨大竜巻、アメリカでは1000年に一度の大洪水、フランスでも豪雨による大洪水に見舞われている。 ハリケーン、モンスーン、サイクロン、台風、各国で起きる暴風雨は、巨大化・凶悪化して、毎年どこかの国で壊滅的被害を与えている。 そのスケールがさらに上がっていく。 海面が上昇して大気に吸い上げられる水蒸気が増えているので、それが降り注ぐ […]

◆大地震で被災し、貧困に堕ちたネパール女性に起きること

あなたはも2015年4月25日に起きた地震のことなど、もう関心がないはずだ。この地震はネパール経済を直撃しており、現地の復興も遅れているばかりか、被災者の救済も遅々として進んでいない。 これはネパールに限った話ではないが、途上国・新興国では、大規模な自然災害が起きると貧困者が一番ワリを食う。 彼らはもともと国から福祉も援助もなく、社会から見捨てられている。災害に襲われて家屋を失うと、文字通り路頭に […]

◆人類は、今まで何度も天変地異で文明の断絶を経験している

今、あなたの手元にはスマートフォンがあるはずだ。 この小さなスマートフォンが壊れた時、あなたは自分で修理できるだろうか。あるいは、あなたの家族や友人で修理ができる人はいるだろうか。 スマートフォンの修理工場に勤めている人でもない限り、それが修理できるという人はほとんどいない。 そもそも、これをどうやって分解するのか、99%の人はそれすらも分からない。それを乗り越えて分解できたとしても、基盤を見て何 […]

◆人口・資源・食料。次世代は飢えと乾きと略奪の時代になる

「気候変動と国際犯罪は、相関関係にある」 そのように言ったのは国連だ。2013年6月2日、国連はアフリカ開発会議の中で、気候変動と国際犯罪が相関関係にあることを述べて、懸念を示している。分かりやすく言うと、以下のような事態が起きている。 (1)気候変動・異常気象が起きる。 (2)干魃になり、農作物が収穫できなくなる。 (3)食糧不足になる。 (4)それが政情不安を生み出す。 (5)政情不安が過激派 […]

◆フィリピンの甚大な台風被害で生まれる2つの地獄とは?

2013年のフィリピンの台風被害は思った以上にひどく、略奪も発生していたり、救援物資の不足から殺人事件が起きる可能性があることが指摘されている。 数千人の遺体は、がれきと共に放置されていたり、いろんなものが腐ったり泥まみれになったりしているので、衛生的にも非常に問題がある。 私たちの想像以上に、フィリピンは大変なことになっている。(フィリピンに襲いかかった超凶悪な台風と、凄惨な現場写真) ハイチで […]

◆フィリピンに襲いかかった超凶悪な台風と、凄惨な現場写真

フィリピン・タクロバンに超強力な台風が襲いかかって、未だに現地では情報遮断状態になっていて、死体が転がったまま放置されているという。 フィリピンはいつも台風に直撃されているのだが、さすがに現地でもこれほどの被害を受けたことはないというほどの惨状になっている。 台風が引き寄せた高潮は荒れ狂う津波のようになって押し寄せ、すべてをなぎ倒して破壊した。 画像を見ると、浜に近い小さな家は跡形もなく破壊されて […]

◆文明の終わりは、遠い未来の話ではなかったのかもしれない

フィリピンに超強力な台風が襲いかかっていて、いまだ情報が錯綜しているが、死者はなんと1万人に到達するかもしれないとも言われている。 台風の直撃を受けたレイテ島のタクロバンでは分かっているだけでも死者は150名、隣のサマール島では300人の遺体が見つかり、さらに2000人以上が行方不明になっているという。 避難住民は40万人を超え、被災者は170万人にも及ぶとも言われている。まさに、国家非常事態であ […]

◆マニラ首都圏の沈没。2009年と同じ最悪規模になりつつある

モンスーンの季節に入ったアジアで、激しい豪雨の被害が相次いで起きている。 フィリピンでも7月から降り始めた雨が8月に入って脅威を増しており、8月3日には台風の直撃もあり、マニラ首都圏を中心に尋常ではない被害を出し始めている。 2009年、2010年にフィリピンはやはり首都機能が麻痺するほどの被害を受けた。2011年にはミンダナオで集中豪雨、土砂災害、そして2012年はまたマニラ首都圏に豪雨が戻って […]

◆2011年10月。タイで未曾有の洪水災害。過去最悪の災害か?

ちょうど一年前の2010年10月、タイでここ数十年で最悪の洪水が訪れたと大きなニュースになったのは、もう覚えている人もいないかもしれない。 ここ数年、アジアは天変地異のオンパレードで、インドも、フィリピンも、パキスタンも、かつてない「数十年に一度」の災害が続々と国家に襲いかかっている。 そして、先月からタイは降り止まないスコールによって、去年を超える規模で洪水被害が出ている。 このコンテンツを閲覧 […]

◆略奪の都市となったハイチ。無法地帯に略奪者が闊歩する

壊滅的な大地震に見舞われたハイチ。首都ポルトープランスはその翌日から数百人の略奪者集団がうろつく無法地帯と化した。 徘徊しているのは窃盗者や暴徒である。彼らは崩壊した建物の中にある商店を物色して、使用可能な物品を手当たり次第に持ち去っていく。 警戒にあたる警察官や兵士らの姿はほとんどいない。店の人間が民兵となって銃を略奪者に向けているが、それでも暴徒の方が多く効果が上がっていない。 このコンテンツ […]