大阪

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◆大阪・宗右衛門町。大阪ミナミを代表する巨大な歓楽街の光景

大阪の宗右衛門町は「そうえもんちょう」と呼ぶのが正しいのだそうだが、大阪の人たちは「そえもんちょう」と呼んでいる。 宗右衛門町は大阪ミナミ屈指の観光地である道頓堀・戎橋(えびすばし)から橋を渡った向こう側にある巨大な歓楽街である。東京を代表する歓楽街が新宿・歌舞伎町であるとするならば、大阪を代表する歓楽街はミナミ・宗右衛門町である。 私はそのどちらの雰囲気も好きだ。街の派手さやいかがわしさで言えば […]

◆誰も聞かない京橋の電波女性の預言「日本人同士が殺し合ってね、泣くの」

以前、大阪の京橋駅に佇む奇妙な女性を紹介したことがある。(ブラックアジア:電波系? 大阪・京橋で誰も理解できない主張をしている奇妙な女性) 「換骨奪胎」「勝手に一人で決める」とか「近所。毎日、殺命令ヤマト」などと書いた紙をひたすら書き綴って、それを駅を行き来する人たちに必死で見せて訴えている女性だった。 ウィキペディアで「電波系」という項目を見ると、『2016年10月に大阪府京橋駅付近にて撮影』と […]

◆滝井新地。新地が自然消滅するとすれば、ここが最初かもしれない

大阪には、5大新地(ちょんの間地帯)がまだ残っているというので、これらが時代の波に流されて消えゆく前にすべて見ておきたいと思った。 というのも、関東では「町田・たんぼ」「横浜・黄金町」もすべて政府当局によって叩き潰されており、町田のちょんの間の雰囲気を愛していた私には、少なからずのショックを覚えていたからだ。 町田については、電子書籍の小説『グッドナイト・アイリーン』に書いた。町田ちょんの間の主役 […]

◆電波系? 大阪・京橋で誰も理解できない主張をしている奇妙な女性

大阪の京橋駅は環状線と京阪本線が交差しているのだが、この京橋駅前コンコースには、いつも奇妙な女性がいることが知られている。 年齢は40代か50代あたりだと思われる痩せた女性だ。服は着回しているようだが、ホームレスではないのはホコリや汚れがついていないことや、真新しい靴を履いていることで分かる。 ただ、両腕や指先はまるで重度の日焼けをしたかのようにボロボロになっている。 彼女は午後になると、どこから […]

◆遊郭反対運動に深く関わって日本を変えようとしていた人々の正体

関西には「飛田新地」や「松島新地」という歴史ある売春地帯が今も生き残っている。 こうした地区の歴史を、いまや絶版になったいくつもの書籍を取り寄せて読み耽っていると、遊郭は常に遊郭閉鎖を求める声が巻き上がって何度も何度も存続の危機に陥っていたことが分かる。 そして、この「娼売は悪」「遊郭は許しがたい性の堕落」「風紀の乱れの増長」「遊女は奴隷契約の被害者」と激しく攻撃して遊郭や売春の根絶を訴えていた「 […]

◆今里新地。今里という町の光景と雰囲気と新地の行く末のこと

大阪というのは本当に面白いところで、関東ではほぼ全滅した「ちょんの間」が、今もごろごろと残っている。 ちょんの間とは15分、30分、60分程度で小料理屋の二階でセックスを行う売春施設なのだが、「お上」の黙認の上に1950年代からひっそりと日本の裏側にある裏風俗である。 私は東京の郊外にある町田の「たんぼ」と呼ばれるラブホテル街の一角にあった「ちょんの間」に何度もうろうろしていたこともあった。 その […]

◆関西の暗部「飛田新地」も、いつまでも存在できるわけではない理由とは

大阪には、飛田新地、松島新地、今里新地、信太山新地、滝井新地……といくつもの「ちょんの間」が生き残っている。さらに尼崎にも、かんなみ新地が生き残っている。 この6つの新地を関西人は「6大新地」と呼んでいるのだが、実は、私は滝井新地を除いた5つの新地にはすべて足を運んで見てきている。 関東は町田の通称「田んぼ」や横浜の「黄金町」があったのだが、すでに2005年には壊滅した。いくつもの「ちょんの間」が […]

◆大阪・京橋。ヤク中のチンピラも集まる飲み屋の密集地域

インターネットで大量の記事をぼんやりと読んでいると、大阪の繁華街で日曜日の昼間に発砲事件があったというのを目にした。2018年2月18日のことだ。どこの繁華街なのかと地名を見たら「京橋」とあった。 警察官が不審なチンピラもどきの男たちを職務質問しようと声を掛けたら、ひとりの男が突然バタフライナイフを取り出して暴れ出し「撃つなら撃ってみろ」と威嚇した。 東京で「京橋」と言えば一流企業の本社が建ち並ぶ […]

◆写真禁止と言っても、どんどん流出していく飛田新地の夜

基本的に売春地帯は「撮ってはいけない」ということになっている。しかし、もう無駄だ。時代が変わった。撮られるのは、絶対に避けられなくなった。 いくら店が恫喝しようが威嚇しようが、約束事を押しつけようが、もう何の意味もなくなった。 今は誰もがスマートフォンを持っているし、そのスマートフォンには一眼レフにも匹敵するような超高性能なカメラ機能が付いている。そして、やってくる男たちの99%はスマートフォンを […]

◆午前3時の大阪道頓堀を野良犬のようにさまよい歩いてみた

二十歳の頃に東南アジアの売春地帯を知ってから、私は真夜中の住民となった。以来、私は夜に起きてひとりでうろうろ街をさまよう生活を好むようになった。 どこでも真夜中をうろついている。東南アジアでもインドでもスリランカでも、果てはニューヨークでもメキシコでも、私は誰もいない真夜中のストリートをさまよい歩いて来た。 今でも、真夜中の街をうろつくのが止められない。 繁華街でも住宅街でも工場跡でも貧困スラムで […]

◆尼崎の「かんなみ新地」に沖縄出身者が多いのはなぜか?

兵庫県尼崎にある「かんなみ新地」は、東京町田にあった「たんぼ」とよく似ているので、そこを歩いていると建物の古さも相まって、妙に郷愁を感じてしまう場所だ。 かんなみ新地は戦後のどさくさの中で自然発生的にできた「ちょんの間」が、そのまま廃れずに定着したのだと言われている。戦後のどさくさに生まれたというのは、町田「たんぼ」とまったく同じである。 戦後の混乱期、大空襲と敗戦で焼土と化した日本列島では、おに […]

◆尼崎(あま)の闇。未だに残るちょんの間「かんなみ新地」

関東のちょんの間は、黄金町も町田もすべて閉鎖されて久しい。これらの小さな売春地帯は、数十年に渡って夜の闇の中で続いていた。 ここで働いていたのは、日本人女性ではない。そのほとんどが外国人のセックスワーカーたちであり、タイ女性、コロンビア等の南米の女性、韓国女性、中国女性、フィリピン女性で占められていた。 しかし、2004年から2005年までの警察の摘発は徹底的で、ただの一店も生き残ることはできなか […]

◆尼崎に潜伏。目的は2つありますが、まずは街の様子から

兵庫県尼崎におります。尼崎市は現地の人たちは親しみを込めて尼(アマ)と言っていますが、街の人の愛着とは裏腹に対外的なイメージはあまりよくありません。 その理由は、この街はかつて名だたる工業地帯で、各所から素性のよく分からない体力勝負の荒くれ男たちが仕事を求めてやってきたからだと言われております。 尼崎市南部を歩くと、今でも多くの工場が建ち並んでいることに気付きますが、こうしたところで働く荒くれ男た […]

大阪のドヤ街「あいりん地区」はどんな光景だったのか?

かつて労働者の街と呼ばれた大阪のドヤ街「釜ヶ崎」は今では「あいりん地区」と呼ばれるようになっているのだが、名前が変わったのと同様に、街の性質もまた変わっている。 この街はもう労働者の街ではなく、福祉の街である。福祉の街というのは、福祉が行き届いた街という意味ではなく、年老いた労働者が生活保護や年金を搾取されながら暮らす街になったということだ。 生活保護を受給するためには、そうした交渉に慣れた人間が […]

◆鈴木傾城、あいりん地区で1泊1000円のタコ部屋に沈む

大阪のあいりん地区は、かつては「釜ヶ崎」と呼ばれた場所で、東京の山谷と共に日本を代表する「ドヤ街」である。ドヤ街とは「宿(やど)」を逆さに言った言葉である。 裏社会の人間は、自分たちが「裏側」であるという意識があるので、表側の人間が「やど」と言えば裏側の彼らは「どや」、「おんな」を「なおん」、「がくせい」を「せいがく」と逆に言って隠語にしてしまうのが好きだ。 そんなわけで、あいりん地区は宿街ではな […]

◆大阪・十三(じゅうそう)は今でも歓楽街の空気が濃い街だ

東京で風俗や水商売がひしめく猥雑でいかがわしい歓楽街と言えば「新宿・歌舞伎町」がすぐに思い浮かぶ。しかし、もちろん東京の歓楽街は歌舞伎町だけでなく、池袋も渋谷も銀座も歓楽街と言えば歓楽街だろう。 他にもソープランドが立ち並ぶ吉原だとか、ホテル街のある新大久保だとか鶯谷だとか、特色のある街が点在している。 大阪もまったく同じなのだが、猥雑さから言うと東京よりも大阪の方がはるかにディープで面白い。 大 […]

◆かつて巨大遊郭地帯だった大阪「松島新地」を歩いてみた

昭和32年(1957年)に売春防止法が施行されて日本から消え去ったのが赤線地帯と呼ばれる特殊な地域である。 こうした場所は、今で言うところの売春地帯だが、こうした売春地帯が日本に存在するのは「恥」だとして歴史から消されていった。 東京では吉原遊郭、大阪では松島遊郭、京都では島原遊郭が有名だったが、この中で松島新地は「大郭(おおくるわ)」として一時期は吉原をも凌いで日本最大の規模を誇っていた場所であ […]

◆中国人の「爆買い」に占拠された大阪・道頓堀を歩いてみた

ここ数年前から中国人による「爆買い」が目立つようになって、日本のメガシティを抱える東京、大阪、福岡は中国人だらけになってしまった。 「爆買い」とは今さら説明するまでもなく、中国人による大量消費である。彼らがイナゴの大群の如く日本にやってきて、薬から日用品から電化製品からトイレの便座まで、買って買って買いまくる。 もちろん、これは日本経済に寄与する。そのため、多くの店がこの爆買いを呼び込もうとして看 […]

◆あいりん地区の男たちの戸籍を買い取る闇業者の所業とは

大阪西成区あいりん地区。ここは、かつてドヤ街と言われる地区だったが、今ではドヤが鉄筋コンクリートの安ホテルと化して、ここに多くの高齢者が住み込んでいる。 この高齢者はかつてはドヤで日雇い労働をする男たちだったが、今では高齢で仕事もできなくなってこうした安ホテルに泊まって暮らしている。 その安ホテルに泊まる金はどうしているのか。安ホテルの関係者が彼らに生活保護を受給させて、それをピンハネして利益を得 […]

◆釜ヶ崎(あいりん地区)はいつから貧困地区になったのか

大阪の「釜ヶ崎(あいりん地区)」は、東京の山谷と並んで、今でも西日本最大のドヤとして名を馳せている。 2014年7月にこのあいりん地区を歩いたところ、昔のようにバラック小屋が並んでいた猥雑なエリアというドヤ街を思わせる姿はすっかり姿を消していた。(大阪。あいりん地区と、新田新町に寄ったので歩いてみた) 「ドヤ」と呼ばれたバラック小屋は、今やビル化して安ホテルに変身していた。 そして、そこに時代に取 […]