◆貧困層のセックスワーカーの多くは、苦しみからアルコール依存に堕ちていく
セックスワーカーたちとかかわると、彼女たちがアルコールを常用しているのは誰でも気づく。歓楽街はアルコールとタバコとドラッグが満ちあふれている世界なので、彼女たちがアルコールに染まっても不思議ではない。 研究によれば、セックスワーカーのあいだでアルコール依存症の有病率は一般人口よりも高いことがわかっている。 特に、低・中所得国の女性セックスワーカーを対象とした狭い調査では、セックスワーカーの約41% […]
セックスワーカーたちとかかわると、彼女たちがアルコールを常用しているのは誰でも気づく。歓楽街はアルコールとタバコとドラッグが満ちあふれている世界なので、彼女たちがアルコールに染まっても不思議ではない。 研究によれば、セックスワーカーのあいだでアルコール依存症の有病率は一般人口よりも高いことがわかっている。 特に、低・中所得国の女性セックスワーカーを対象とした狭い調査では、セックスワーカーの約41% […]
先進国のリッチな女性はラグジュアリーな逸品を求めてダイヤモンドに群がる。(ブラックアジア:贅沢品(ラグジュアリーブランド)のワナ。それで自己顕示欲を満たせなくなる理由) そのまばゆい輝きのダイヤモンドは、しばしば最貧国から採掘される。 たとえば、アンゴラもそのひとつである。アンゴラはアフリカ南西部に位置し、大西洋に面した国である。北はコンゴ民主共和国、東はザンビア、南はナミビアと接している。 首都 […]
ウクライナ戦争が続く中、ロシアが占領したウクライナの占領地では、ロシアの女たちが新たな「裏ビジネス」をしているのが、露ローカル紙『Вёрстка』で報道されている。 それは、ロシアの大都市からウクライナの占領地に向かうセックスワーカーたちである。普通なら、戦場から逃げ出すはずの女性が、むしろ積極的に前線近くに向かっているのだ。 なぜか。もちろん、そこに「カネを稼ぐチャンス」があるからだ。 マリウポ […]
2016年、フランスは売春禁止法(性的サービスの購入を違法とする法律)を施行した。男も女も両方罰する。初回の違反には1,500ユーロ以下、再犯の場合は3,750ユーロ以下の罰金を科すとされる。 同時に、セックスワークをおこなう個人を被害者として認識し、非犯罪化した。これにより、セックスワーカーを処罰する以前の法律は無効となった。もし、セックスワーカーが外国人の場合、それ以外の仕事を探すことに同意す […]
途上国の女性は、日本では想像できないほどの極貧の中でセックスワークに追いやられるのだが、そうした国ではコンドームの使用率も低いし、女性も避妊薬を飲めるわけでもない。その結果、意図せぬ妊娠の確率は非常に高い。 食べていけないのでセックスワークをしているのに、妊娠してしまう。それは絶望的な状況であるのは私たちも想像できる。 2024年に発表された研究によると、低・中所得国における妊婦したセックスワーカ […]
https://blackasia.net/?p=48320 (続き) コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について
新宿・歌舞伎町の大久保公園で、中国人らしき若者ふたりがスマートフォンで翻訳アプリみたいなものを使いながら女性と値段交渉をしているのを横目で見ながら、私はブラブラとこの界隈を歩いていく。 ガードレールには「この付近での待ち合わせはやめてください」という注意書きがかけられていたが、若い日本人女性たちはまったく無視で、3メートル間隔くらいで立っている。 黒を基調とした「病み系」ファッションをした女性が多 […]
アメリカには「普通の人はここに立ち寄るな」といわれる危険なエリアがいくつもある。しかし、そういう場所にセックスワーカーたちがいる。 アメリカ・ロサンゼルスのフィゲロア通りの南ロサンゼルス周辺に位置する一部区間は、まさにそうした場所のひとつであり、ここもセックスワーカーが集まる場所として知られている。 このエリアは「The Track」や「The Blade」という通称でも呼ばれており、商業的なセッ […]
真夜中の歓楽街で国境を越えてセックスワーカーを追い求める男たちのことを「ハイエナ」と呼ぶ。 日本では非正規雇用が増えて男性が低賃金となった上に、30年以上も国を成長させることができない愚鈍な政治家が国力を低下させ、円の価値も下げてしまったので、国境を越えて女たちを追いかける日本人のハイエナは減った。 しかし、欧米先進国は違う。LCC(格安航空会社)が全世界を結ぶようになった今、欧米のハイエナはかつ […]
南アフリカは「世界最悪のレイプ多発国家」と称されることもあるのだが、この治安の悪い国で、2022年に逮捕された19歳の少年がいる。 シフィソ・ムクワナジという名前の男だったのだが、この男は2022年4月から10月の7か月間で、わかっているだけで6人のセックスワーカーを父親の経営する板金工場に誘い込んでは縛り上げ、レイプし、首を絞めて殺害していたのだった。 ムクワナジは殺した女性の遺体を板金工場の庭 […]
イギリスの『ザ・ガーディアン紙』のソニア・ソーダという女性コラムニストが8月25日に、イギリスではセックスワークという「性的搾取」が蔓延していると述べ、G7では「今後10年で女性と少女に対する男性の暴力を半減させることを宣言すべきではないか」と述べている。 そして、ソニア・ソーダはこのように書く。 「セックスワーカーは、他の女性よりも何倍も殺される可能性が高い」「セックスワーカーは他の女性よりも価 […]
タイの歓楽街では、ふたたびHIV・エイズ感染者が増えてきている。政府当局は「未成年がコンドームを使わない性行為をするようになったのが原因」と述べているのだが、アンダーグラウンドの男たちが使っているサイトをのぞいてみると、彼らは別の要因を噂している。 今、タイの歓楽街にはアフリカからきたセックスワーカーが、かなり目立つようになってきているのだが、もしかしたら彼女たちも感染拡大の要因のひとつとして上げ […]
日本には風俗店が山ほどあって、風俗嬢も30万人くらいいる。そして、風俗業界は5兆円規模の市場であるともいわれている。この数字を見ると、かなり風俗嬢とかかわる男は多いような気もする。 正確な統計はないが、風俗嬢とかかわったことのある男は「全体の10%から20%程度ではないか」と述べている統計が多い。20%で算出すると、どれくらいの人数が風俗嬢とかかわっているのか。 総務省統計局の「人口推計(2022 […]
閲覧注意 アメリカには全米性的搾取対策センター(National Center on Sexual Exploitation)という団体がある。 この団体は、セックスワーカーがいかに暴力を受けやすいのかを報告しているのだが、それによると、「アメリカのセックスワーカーは、45〜75%が性的暴力を受ける」という結果となっていた。 セックスワークといっても室内のものから、路上に立って客引きをするものまで […]
私は長らくセックスワーカーと一緒にいることが多かったのだが、歓楽街ではことさら派手な服装をした女性や、極度に性的な格好をしている女性が大勢いて、それが当たり前になっている。 そうした女性と並んで歩いていると、彼女の注目を浴びる視線が尋常ではないものであることが隣にいる私にもわかる。もう、まわりの人たちが全員が全員、じっと彼女を「凝視」するのだ。 それこそ100人から200人ほどが、みんないっせいに […]
バンコクポスト紙に『危険にさらされるセックスワーカー』という、興味深い記事が掲載されていた。 タイでは今もセックスワークが真夜中の世界を彩っており、最近では中国人女性が「ここにいる99%の男はふしだら」とSNSで流して国際問題になったのも記憶に新しい。(ブラックアジア:中国人女性がバンコク歓楽街に立って「ここにいる99%の男はふしだら」と述べる) タイの首都バンコクは1980年代あたりから背徳の街 […]
セックスワーカーにとって、ストーキングしてくる男たちの問題は深刻だ。吉原のソープランドでもトップランカーの女性が殺されるという事件があったし、ガールズバーの女性もめった刺しされて殺される事件もあった。 夜の女性がこれらのニュースが他人事ではないのは、彼女たちにとってはストーキングされるのは日常であり、実にありふれたことであるからだ。 女性たちは接客の一環として接しているのだが、一部の男たちはそれを […]
ウェブメディア『ナゾロジー』で、「早漏は亀頭の大きさと関連していると判明」という記事があった。「生涯の早漏(LLPE)」という言葉があるのをはじめて知ったが、興味深い。(https://nazology.net/archives/150492) 早漏に関しては、セックスワーカーたちから「一瞬で終わる男がいる」というのをしばしば聞いている。 セックスワーカーにとっては、仕事がすぐに終わるので楽な客だ […]
2023年の暮れ頃までは大久保病院周辺で外国人のセックスワーカーが大量にいて、彼女たちがストリート売春をしていたのだが、以後はかなり大規模な摘発が繰り返されて全滅してしまった。 折しも彼女たちが連れ込み宿として使っていた場所も一部が工事されてオフィスビルのような建物が建ってしまったので、ストリート売春がやりにくくなったのか、外国人のセックスワーカーたちの姿は今のところ見かけない。 ただ、面白いこと […]
統計があるわけでもないし、こうした調査が行われた形跡もないのだが、欧米では性的虐待やレイプされた女性がセックスワーカーになるケースは経験則としてかなり多いことが知られている。 ポルノ女優、ヌードモデルも、インタビューでの告白などを読むと、決まって性的虐待の過去があることが記されている。 父親に性的虐待された、兄弟に性的虐待された、ボーイフレンドに性的虐待された、近所の知り合いに性的虐待された……と […]
アメリカの西海岸にある大都市のひとつロサンゼルスでは映画産業・テレビ産業の中心地となっているのだが、ここには多くのセックスワーカーがいることで知られている。その事情についてはブラックアジアでも以前に触れた。(シェリー・ラベン。元ポルノ女優が憂慮するポルノの暴走) この街は物価も高く、ビバリーヒルズを中心とした超富裕層の世界ばかりが喧伝されている。しかし、その陰で貧困層も大量にいる街であり、失業者、 […]
数日前、トー横界隈で摘発があった。それと同時に大久保公園でもストリート売春をしている女性も何人か補導されている。 警察はもう定期的にこのエリアを摘発するようになっており、盗撮魔から炎上系のYouTuberまでが撮影でやってきている。 こんなところで女性とかかわるのは馬鹿げているので、馬鹿げていることはやらないほうがいいとブラックアジアでは前もって述べている通りだ。(大久保公園のストリート売春に関わ […]
日本では警察官は曲がりなりにも「正義の味方」であるが、日本から一歩出るとそれがそうではなくなってしまうことが往々にしてある。特に途上国では、警察官というのは「制服を着たチンピラ」扱いされていることもある。 ムガベ独裁や超ハイパーインフレで有名なアフリカのジンバブエもまた、警察官は同様だった。 2023年2月1日。ジンバブエ女性議会幹部会にて、何人かの匿名セックスワーカーが「警察官が無料のセックスを […]
東南アジア・タイで、少し奇妙で哀しい事件が起きていた。 2022年12月の暮れ。タイの歓楽街パタヤの路上で28歳の女性と彼女の6歳の娘が保護された。このは母と子は保護される3日ほど前からずっと路上でホームレスのように寝起きしていたのだった。 この2人が寝起きしていたところは交通量も多く、夜も冷えるので、近所の人が怪訝に思って警察に通報したのだが、6歳の娘は彼女の子供ではあったが明らかに外国人の血が […]
2019年頃、私がタイの首都バンコク(クルンテープマハーナコーン)のスクンビット通りを歩いていた時、多くのアフリカ系女性がたむろしている一角があって、興味深かったことがある。 中には、アフリカ人特有のファッションセンスでバンコクの誰よりも目立っている女性もストリート(Soi7)に立っていたりして驚いたものだった。 東南アジアなのに、アフリカ系の女性が街の一角を占拠していて、彼女たちが英語でもタイ語 […]
今、武漢(ウーハン)から始まった新型コロナウイルスの蔓延が世界を震撼させているのだが、私はずっと思っているのは、武漢のセックスワーカーたちはどうしているのだろうか、という疑問だった。 武漢は人口1100万都市なのだが、これだけの莫大な人口があればもちろん売春宿も存在する。これだけ新型コロナウイルスが蔓延したら、セックスワーカーたちの感染者もかなりいるはずだ。 しかし、武漢の売春宿やセックスワーカー […]