◆バンコクは黒人のセックスワーカーだらけだったが、日本もそうなっていくか?

◆バンコクは黒人のセックスワーカーだらけだったが、日本もそうなっていくか?

2019年頃、私がタイの首都バンコク(クルンテープマハーナコーン)のスクンビット通りを歩いていた時、多くのアフリカ系女性がたむろしている一角があって、興味深かったことがある。

中には、アフリカ人特有のファッションセンスでバンコクの誰よりも目立っている女性もストリート(Soi7)に立っていたりして驚いたものだった。

東南アジアなのに、アフリカ系の女性が街の一角を占拠していて、彼女たちが英語でもタイ語でもない言葉を話しながら自由気ままに振る舞って売春の相手を探しているのだ。

スクンビット通りのグレースホテル界隈はアラブ人街になっているのだが、そのせいでこの一角はアラブ人がタイ人よりも目立つようなエリアである。そこにアラブ人に混じったインド人と白人(ファラン)が紛れ込む。

そして、アフリカの黒人女性が多国籍な男たちを相手に売春ビジネスをしているのだから、その人種のサラダボールぶりは驚くしかない。

タイ当局は外国人の売春ビジネスを非常に嫌っており、彼女たちは何度も何度も摘発されて強制送還されているのだが、それでも数は減るどころか増え続けていたのが現状だった。

アフリカ人女性だけではない。アフリカ人の男性もまたこのエリアで増え続けており、「このままいけばアラブ人街の隣にアフリカ人街ができるな」と私は思ったものだった。

それこそ、2000年からのコロナ禍がなかったら、私は『ブラックアジア・アフリカ女性編』を書いていたかもしれない。

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