◆売春を単なる生計手段とは捉えない「フェミニスト・セックスワーカー」の登場

日本ではフェミニストが売春を否定することが多いのだが、欧米では売春を肯定し、売春をしつつフェミニストでもある、という女性も多い。フェミニストも一様ではなく、非常に多様だ。

売春をしていることを公開しつつ、フェミニストとしての主張をしている女性もいる。たとえば、ロンドン在住の「アンディ」と名乗る女性もそうだ。

彼女は自分を「フェミニストであり、セックスワーカーであり、アーティストです」と自己紹介する。肩書きは複数あるが、その中心にあるのは売春である。興味深いことに、彼女は売春を「単なる生計手段」とは捉えていない。

売春に対して、自分のフェミニズム的な主義主張があって、それに合わせて彼女はライフスタイルを構築している。日本のデリヘル嬢で「セックスワークに自分の主張やフェミニズム的信条を持った女性」は見たことがないが、欧米では珍しくない。

彼女は自分の働き方を自分で決め、誰かに管理されることはない。彼女はストリートで売春するタイプではなく、オンラインで客を受けつけるタイプでもある。

「クライアントのほとんどは、私がプロフィールを載せているウェブサイトを通じて会います。『バックページ』というサイトがあって、そこでセックスワークのサービスを載せています。料金は基本的にロンドンの相場で、だいたい1時間150ポンド(約3万円)。ただし常連客には割引もします」

さらに彼女はセックスワーカー用のXアカウントも持っていて、そこでクライアントを得ることもあるという。

値段に関しては柔軟な対応をしているようだ。単純に定価を掲げるだけではなく、関係性を築いた顧客には別の対応をする。デリヘルで言うと、本指名客に割引するような感じだろうか。

彼女は独立しているので、「客と性交渉をするセックスワーク」だけが彼女の仕事ではないのが興味深い。

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