先進国のリッチな女性はラグジュアリーな逸品を求めてダイヤモンドに群がる。(ブラックアジア:贅沢品(ラグジュアリーブランド)のワナ。それで自己顕示欲を満たせなくなる理由)
そのまばゆい輝きのダイヤモンドは、しばしば最貧国から採掘される。
たとえば、アンゴラもそのひとつである。アンゴラはアフリカ南西部に位置し、大西洋に面した国である。北はコンゴ民主共和国、東はザンビア、南はナミビアと接している。
首都はルアンダで、豊富なダイヤモンド資源を有するが、貧困問題も抱えている。この国は、長らく続いた内戦の影響でインフラが破壊され、経済の不均衡が拡大してとまらない。
首都ルアンダでは一部に高級住宅街があるのだが、多くの市民はスラムに暮らし、基礎的な医療や教育を受けられないでいる。失業率も高く、2024年第3四半期には30.8%と報告されているが、15~24歳の若年層の失業率を見ると56.6%である。
貧困層は食糧や水へのアクセスも困難で、衛生環境の悪化が健康問題を引き起こしている。また、教育の機会が限られ、低い識字率が貧困の連鎖を強めている。これらの問題は、例によって長年の汚職やガバナンスの欠如とも深く結びついている。
アンゴラでは、首都ルアンダを中心に、多くの女性が生計を立てる手段としてセックスワークに従事している。経済的困窮や高い失業率、そして貧富の格差が背景で、女性たちはそうせざるを得ない。
セックス産業は非公式で散発的な形態を取ることが多い。アンゴラではセックスワークそのものは直ちに犯罪視されるわけではないが、人身売買や強制売春、搾取などの関連犯罪は常々起きて実質的に野放し状態だ。
セックスワーカーは暴力やハラスメント、そして健康リスク(特にHIV感染率の上昇)にさらされることが多く、十分な社会的・医療的支援が届きにくい。そして、そこにはドラッグが蔓延している。そうした絶望的な状況を捉えた写真もある。